鹿児島市
鹿児島市(かごしまし)は、鹿児島県にある市。鹿児島県の県庁所在地である。人口は約60万人。中核市に指定されている。
概要[編集]
鹿児島湾を挟んで対岸の桜島の存在がよく知られており、鹿児島市同様に近隣に火山を有するイタリア・ナポリと姉妹都市であり、それになぞらえて「東洋のナポリ」の異名を持つ。
鹿児島市街地では、夏季を中心に桜島から絶えず火山灰が降り注いでおり、市民は火山灰専用ごみ袋「克灰袋」(こくはいぶくろ)で火山灰を処理している。火山灰はかばんや自動車にも積もるほか、火山灰が多い日に洗濯物を屋外に干してしまうと大惨事となる。このため市民は「天気」と同じくらい「風向き」を気にして生活している。
地理[編集]
九州では政令指定都市の福岡市、北九州市、熊本市に次いで4番目の人口を有し、鹿児島県と宮崎県からなる南九州最大の都市である。
市の中心繁華街は、市内電車の天文館電停付近にある[注 1]。
隣接自治体[編集]
- ※ 垂水市は海上だけでなく陸上でも隣接する。
沿革[編集]
鎌倉時代に日向国に下った惟宗氏が勢力を拡大して島津氏となり、中世から南九州を支配。秀吉の天下統一や関ヶ原後の徳川家の覇権拡大も切り抜け、近世には薩摩藩90万石の中心地となり、島津家が治める城下町として栄えた。
安政の改革やその後の公武合体論で重要な役割を果たし、生麦事件後の薩英戦争で鹿児島城下は被害を受けたが、薩長同盟で切り抜けて明治維新を主導し、大政奉還後の戊辰戦争での西郷隆盛の活躍によって、明治政府の地位が確立された。
- 1871年:廃藩置県で鹿児島県庁が置かれる。この際、藩国父島津久光は抗議の花火を打ち上げる。
- 1877年:西南戦争が起きる。西郷隆盛自決。
- 1889年:市制施行
- 1995年:特急「にちりん」の系統分割に伴い、大分市へ鉄道で乗換無しで移動することができなくなる。
- 1997年:寝台特急「はやぶさ」の区間短縮に伴い、名古屋以東へ鉄道で乗換無しで移動することができなくなる。
教育[編集]
- 大学
この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!
交通[編集]
鉄道[編集]
九州新幹線と山陽新幹線によって、九州内の3政令市と結ばれており、また大阪市、神戸市、岡山市、広島市に直通する新幹線の列車もある。他方、3政令市以外で鉄道の直通がある九州の県庁所在地は宮崎市のみである。
この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!
空港[編集]
1972年3月までは、市内鴨池に空港があったが、現在地(霧島市)に移転後は市内と空港リムジンバスで連絡している。
道路[編集]
この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!
注[編集]
- ↑ JR線は鹿児島本線の城山トンネルの東側になるため、駅は設けられていない。