西区 (神戸市)
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概要[編集]
元は兵庫県明石郡→神戸市垂水区の一部。ポートアイランド、六甲アイランドの埋立土砂を削り取った地に宅地開発がされて神戸市営地下鉄西神・山手線が通じ、1982年に垂水区から分区。2020年現在、神戸市の9行政区で最多の人口である。
地理[編集]
神戸市の西部に位置する。明石川流域を中心とする区で、区の範囲は明石川の流域と概ね一致している。区の東部が六甲山地につながる丘陵地帯で、南西部が明石市街につながる平野部、北西部が稲美町などにつながる台地(印南野台地)となっている。
隣接している自治体[編集]
歴史[編集]
古代の律令制以来、区の全域が、南隣の明石市や垂水区と同じく播磨国明石郡に属していた。江戸時代も、全域が明石藩の領内であった。そのため、神戸市に編入される1947年まで明石市との繋がりの強い地域であり、現在もその影響が強い。
沿革[編集]
- 藩政期は、数十個の村に分かれていた。
- 1889年:明治の大合併で、これらの村がそれぞれ合併し、神出、岩岡、玉津、平野、押部谷、櫨谷、伊川谷の7村に整理された。
- 1947年:神戸市垂水区に編入。
- 1982年:旧7村の区域をもって、西区が設置される。
地域[編集]
概ね旧町村毎に分かれている。
- 神出町(旧神出村)
- 西区の北部、印南野台地上に位置する。東部に、雌崗山、雄崗山の2つの山が並んでいる。国道175号線が南北に貫通するが、市街地化はあまり進んでいない。
- 岩岡町(旧岩岡村)
- 西区の西端、印南野台地上、瀬戸川上流域に位置する。明石市でも、大久保町や魚住町など西部との繋がりが強く、JR大久保駅を起点にバス路線が設定されている他、第二神明道路の大久保インターチェンジも明石市との境に設置されている。
- 玉津町(旧玉津村)
- 西区の南西端、明石川下流で、櫨谷川、伊川が合流する平野部に位置する。西区を構成する旧7町村で最も面積が小さい。明石市の中心街に近く、特に明石市との一体感が強い地域で、西区内で最も早くから市街地化が進んだ地域である。西区役所が設置されているが、西神ニュータウンへの移転が予定されている。
- 平野町(旧平野村)
- 西区の中央部、明石川中流域に位置する。国道175号線沿いで西神ニュータウンと隣接しているが、市街地化しておらず、農村が広がっている。
- 押部谷町(旧押部谷村)
- 西区の北東部、明石川上流域に位置する。神戸方面から神戸電鉄粟生線が伸びているため、玉津町と並んで市街地化が早く、主に丘陵部に住宅地が多い。
- 櫨谷町(旧櫨谷村)
- 西区の東部、明石川支流の櫨谷川流域に位置する。西神ニュータウンと西神南ニュータウンに挟まれているが、市街地化しておらず、農村が広がっている。
- 伊川谷町(旧伊川谷村)
- 西区の南東部、明石川支流の伊川流域に位置する。西区を構成する旧7町村で最も面積が大きい。明石市の中心街に近い潤和・有瀬・別府・池上あたりが主に市街地化されていて、玉津町同様明石市との一体感が強い。他の地域は主に農村地帯だが、学園都市駅周辺にはニュータウンがある。神戸市営地下鉄西神山手線の駅が設置されている。
- 西神ニュータウン
- 櫨谷町・平野町・押部谷町の境界付近の丘陵と、櫨谷町・伊川谷町の境界付近の丘陵に造成されたニュータウン。新興住宅地で、人口密度も高い。神戸市営地下鉄西神山手線がこれらのニュータウンと、須磨区の須磨ニュータウンを結んでいる。
交通[編集]
空港[編集]
空港は設置されていない。神戸空港が最寄。
鉄道路線[編集]
- 中心となる駅:西神中央駅。ただし明石市にある明石駅も、西区の中心駅としての機能を持っている。
- 神戸電鉄粟生線
- 市営地下鉄西神・山手線
- JR山陽新幹線
- 駅は設置されていないが、西区内を貫通する。
- その他
バス[編集]
停留所の一覧は神戸市西区のバス停一覧を参照。
道路[編集]
- 高速道路
- 一般国道