フランス
République française
国旗 | |
政治体制 | 共和制 |
首都 | パリ |
最大都市 | パリ |
公用語 | フランス語 |
建国年月日 | 1958年10月4日 |
通貨 | ユーロ |
通貨コード | EUR |
面積 | 551,500km2 |
水面積率 | 0.2% |
ISO 3166-1 | FR / FRA |
国歌 | La Marseillaise(フランス語) ラ・マルセイエーズ |
国際電話番号 | 33 |
ccTLD | .fr |
元首等氏名 | エマニュエル・マクロン(大統領) |
首相等氏名 | ガブリエル・アタル(首相) |
フランス共和国(フランスきょうわこく、フランス語: République française、英語: French Republic)は、ヨーロッパ西部の共和国。首都はパリ。漢字ではフランスは仏蘭西と表記される。略称の場合は仏国。尊称はおフランス。通称はフランス(英語: France)
概要[編集]
公用語はフランス語。面積は632,759km²。
ベルギー王国、ルクセンブルク大公国、ドイツ連邦共和国、スイス連邦、イタリア共和国、モナコ公国、アンドラ公国、スペインと国境を接している。また、イギリスとは英仏海峡で接している。
かつてはイギリスと並ぶ世界の強国であり、自然科学で様々な発見をし、フランス革命によって王政を倒し、人権宣言を発表するなど、世界史をリードする国家であった。しかし、軍事面でイギリスにリードされ、20世紀に入って、第一次世界大戦、第二次世界大戦で大きな被害を受け、さらにアメリカ合衆国とソビエト連邦の台頭によってフランスの地位は低下した。
国際連合安全保障理事会の5大国のうちの1つである。しかし、超大国のアメリカ合衆国や、かつては超大国であったロシア(ソビエト連邦)及びイギリス、13億人の人口を擁する中華人民共和国らに比べると存在感が薄い。人口も5大国の中では最も少なく、ドイツや日本より少ない。
政治[編集]
行政[編集]
国家元首はフランス共和国大統領である。大統領は直接選挙で選ばれ、任期は5年である[1][2]。連続した任期は10年(2期)までである。大統領権限は次のものがある。
- 軍の指揮権
- 外交権
- 首相の任免権
- 国民議会(下院)の解散権
- 法律案や条約批准の承認を国民投票にかける非常大権。
- 議会が可決した法律案の再審議要求
- 反逆罪以外で責任追及されない。
大統領が辞職または死亡したときは、上院議長が職務を代行する。
大統領の立候補には、国会議員や市町村長ら500人以上の推薦が必要で、第1回投票で過半数を得票した候補がいない場合には上位2人で決選投票を行う。1958年からのフランス第5共和政において、初代大統領のドゴールによって1962年に国民投票を経て直接投票制を導入した。
立法[編集]
議会は、元老院(上院)とフランス国民議会(下院)の二院制。国民議会はブルボン宮殿を議事堂とする。任期は6年。元老院の議席は3年ごとに半数が改選される。下院とは独立した議会で、権限はほぼ同等とされる。
司法[編集]
二元的裁判制度であり、司法裁判所と行政裁判所がある。さらにどちらにも属さない憲法院がある。
政党[編集]
経済[編集]
EUに加盟。かつての通貨はフランであったが、現在はユーロとなっている。
外交[編集]
軍事[編集]
フランス革命によって徴兵制を採用し、近年まで続けていたが、期間を短縮してきた。NATOに加盟。外人部隊を持っている。
教育[編集]
交通[編集]
鉄道[編集]
主要路線は標準軌1435mmを採用している。周辺各国との間に路線が繋がっており、国際列車が運転されている。国内には路線が広がっている。
航空路線[編集]
主要都市に空港がある。世界各国に国際線で結ばれているほか、国内にも数多くの路線がある。
歴史[編集]
ローマのガリア征服以降、ローマ人が住む地となった。中世に、ドイツ北西部発祥のフランク族に支配され、それ以降フランスと呼ばれる様になる。フランク王国は現在のオランダやドイツも含む国であったが、東西に分裂。西フランク王国が、現在のフランスとなった。東フランク王国は、フランケン地方やフランクフルトなど、ドイツの地域名・都市名として名前が残っている。
文化[編集]
フランス料理は世界三大料理に数えられるが、万人が高く評価するのはミシュラン星付きレストランくらいであり、庶民が毎日食べている料理の質の高さには賛否両論ある。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
欧州連合加盟国 |