斉明天皇
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斉明天皇(さいめいてんのう、594年(推古2年) - 661年(斉明7年7月24日))は、日本の第37代天皇(在位は斉明元年(655年)1月3日 - 斉明7年(661年)7月24日)。斉明天皇は重祚したときの諡号であり、それ以前は皇極天皇(こうぎょくてんのう)として、日本の第35代天皇の地位にあった(在位は皇極元年(642年)1月15日 - 皇極4年(645年)6月14日)。
略歴[編集]
皇極天皇として[編集]
641年(舒明天皇13年)10月に舒明天皇が崩御した。弔辞は中大兄皇子がよんだが、このとき16歳で即位が見送られた。皇位継承争い回避するためとも言われている。をこのため、皇后の宝皇女が皇位を継ぎ、皇極天皇となった。
政治の実権は完全に蘇我氏が握っており、蘇我氏の専横が著しかったため中大兄皇子と中臣鎌足による乙巳の変が起こり、皇極天皇は退位し同母弟の軽皇子(孝徳天皇)に譲位した。
斉明天皇として[編集]
孝徳天皇が在位10年で崩御したため、重祚して斉明天皇となる。政治の実権は既に中大兄皇子が握っており、斉明天皇は祭り上げられた天皇に過ぎなかった。斉明天皇の時代に百済が唐・新羅連合軍によって滅ぼされている。
系譜[編集]
- 父
- 茅渟王(ちぬのおおきみ)
- 母
- 吉備姫王(きびひめのおおきみ)
- 夫
- 舒明天皇
- 子
参考・引用等[編集]
- 笠原秀彦 『歴代天皇総覧 皇位はどう継承されたか』1617、中央公論社〈中公新書〉、2013年5月10日、27th。ISBN 4-12-101617-3。
- 尾崎克之 栗原加奈夫 岡林秀明 常井宏平 『完全保存版 天皇125代』2128、宝島社〈別冊宝島〉、2014年2月23日、1st。ISBN 978-4-8002-2156-8。
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