継体天皇
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継体天皇(けいたいてんのう 450年 允恭天皇7年 - 531年 継体天皇25年2月7日)は第26代天皇。応神天皇の五世孫にあたる[1]。
概要[編集]
武烈天皇には春日郎子[読 1]という皇后がいたが跡継ぎがいなかった。また、王族の中から後継者を指名すること無く武烈天皇が崩御したため、後継者問題が発生した。
このため、重臣である大伴金村らは、当初丹波に住んでいた仲哀天皇の五世孫を擁立しようとしたが断られてしまう[1]。次に越前から応神天皇の五世孫である男大迹尊[読 2]を迎え入れることにした[注 1]。当初、男大迹尊は固辞したが重臣達の再三懇願したため大阪府枚方市樟葉の樟葉宮にて即位する。
継体天皇については出自を証明する系図等は無く、また、即位後も大和入りするまでに20年の期間を要しているのも疑問である。このため、継体天皇は大和朝廷とは別系統の越前、近江の地方豪族出身で大和朝廷と20年にわたり抗争を重ねた末に政権を奪い新王朝を設立したのでは無いかという説が有る[2]。また、都から遠隔地の越前から五世孫という血のつながりが薄い王を招いたのかという疑問が残るが、李氏朝鮮においても、第26代国王の高宗が九世孫から即位した事例がある。
平成以降の皇位継承者確保問題で先例として取り上げられることもある。
脚注[編集]
読み方[編集]
注釈[編集]
- ↑ 男大迹尊は日本書紀の記述。古事記では袁本杼命と記されている。
出典等[編集]
参考・引用等[編集]
- 竹田恒泰 『現代語古事記 ポケット版』 学研プラス、2016年6月28日 発行、初版。ISBN 978-4-05-406454-6。
- 小田部雄次 『肖像で見る歴代天皇125代』K-136、KADOKAWA〈角川新書〉、2017年4月10日、初版。ISBN 978-4-04-082117-7。
- 不二龍彦 『完全版歴代天皇FILE』 学習研究社、2009年6月2日 発行、初版。ISBN 978-4-05-404154-7。
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