ムーンライトながら
ムーンライトながら Moonlight-Nagara | |
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過去の使用車両373系 | |
概要 | |
種別 | 快速(夜行) |
列車番号 | 390M(東京行き) 391M(大垣行き) |
運行開始 | 1996年 |
運行終了 | 2009年(定期) 2020年(すべての便が廃止) |
運行事業者 | 東日本旅客鉄道 東海旅客鉄道 |
路線 | |
走行路線 | 東海道本線 |
起点 | 東京駅 |
終点 | 大垣駅 |
その他 | |
使用車両 | 373系→185系電車 |
両数 | 10両 - 2009年までは9両→6両 |
備考 | 大垣夜行の現代版だった |
ムーンライトながらは、東日本旅客鉄道 (JR東日本) と東海旅客鉄道 (JR東海) が東海道本線東京駅と大垣駅の間で運行していた夜行快速列車。臨時列車に格下げ後は主にJRグループの企画乗車券である「青春18きっぷ」 が使用できる期間に運行されていた。
概要[編集]
日本では数少ない夜行列車のひとつであった。
利用実態[編集]
青春18きっぷでは、原則として新幹線および在来線急行列車[注 1]の利用ができないことになっている。しかし、この列車は全車指定席ではあるが快速列車[注 2]にあたり、乗車券のほかに一席520円の指定席券を購入して乗車できた。
なお、青春18きっぷを利用して、東京駅から岐阜駅まで行く場合はきっぷを2回分消費することになった[注 3]ため、下りは日付が変わった最初の停車駅である小田原駅まで他の乗車券を利用したり、小田急小田原線を利用して移動したりする利用者も見受けられた。上りも同様に日付が変わった最初の停車駅である豊橋駅まで他の乗車券、または名鉄名古屋本線を利用して移動する利用者も見受けられた。
歴史[編集]
かつて東京 - 大垣駅間で運行されていた夜行普通列車(大垣夜行)を置き換えるかたちで1996年3月13日に運行開始。2009年まで定期列車で運行されていた。2021年2月にJR両社から春臨で設定しない旨の発表がされた[1]。
使用車両[編集]
- 最終
- JR東日本所属 185系電車 (10両)
評価[編集]
指定席券の代金が一席520円と薄価で利用できるため、関東圏~中京圏間を移動する青春18きっぷユーザーのみならず、新設当時はまだ健在だったワイド・ミニ周遊券利用者にとっても[注 5]高い人気だった。乗車1か月前の10時に予約を入れても指定席券が取れないことがあったほど、人気が高かった。
2021年2月のJRからのプレスリリースは多くの鉄道ファンには寝耳に水に近かった。
185系の廃車の噂が出回った頃、快適さが増すE257系もしくはニートレイン同然だった215系にカーペットカー改造が施されることによる置き換えを期待する向きもあったが、JR東海対応の保安装置を追加しなかったことや乗務員コスト削減の都合もあり、叶わぬ夢となった。なお、この列車の消滅とほぼ同時に215系は無残にも廃車解体されてしまった。
停車駅と停車時刻[編集]
末期[編集]
2018年春期の運行をもとに記載。JR時刻表2018年4月号出典。
停車駅 | 東京駅 | 品川駅 | 横浜駅 | 小田原駅 | 沼津駅 | 静岡駅 | 浜松駅 | 豊橋駅 | 名古屋駅 | 岐阜駅 | 大垣駅 |
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下り | 23:10発 | 23:18発 | 23:35着 23:36発 |
0:30着 0:31発 |
1:07着 1:08発 |
1:48着 1:50発 |
2:46着 3:15発 |
→ | 5:19着 5:21発 |
5:40着 5:41発 |
5:50着 |
上り | 5:05着 | 4:57着 | 4:40着 4:41発 |
← | 3:05着 3:19発 |
1:52着 1:53発 |
0:46着 0:55発 |
0:15着 0:18発 |
23:18着 23:20発 |
22:58着 22:59発 |
22:48発 |
過去の停車駅[編集]
設定当初、下りは小田原以西で一部自由席となり、豊橋以西で三河塩津と尾頭橋以外の各駅に停車していた[注 6]。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- 注
- ↑ JRグループの旅客営業規則上の急行列車は、列車種別での急行列車および特急列車にあたる。
- ↑ JRグループの旅客営業規則では普通列車に分類される。
- ↑ 青春18きっぷは通常の乗車券とは違い、日付を超えて利用する際は2回分消費することになる。
- ↑ 下り列車は名古屋駅で3両が切り離され、特急「伊那路」運用編成となり、名古屋駅 - 大垣駅間は6両編成で運行された。
- ↑ 当時、東阪間を運行していた臨時「銀河」が全車座席指定席でワイド・ミニ周遊券ならタダだった急行自由席と違い急行料金が必要だったためである。
- ↑ 一方、大垣夜行では停車していた高塚 - 二川間の各駅は通過となり、飯田線豊橋発初発に接続した利便が失われた。
- 出典
☆彡夜行列車☆彡 |