水窪町

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水窪町(みさくぼちょう)は、かつて静岡県磐田郡にあった町。読み方は「みずくぼ」ではない。現在は浜松市天竜区の一部で市の北端に所在する。

歴史[編集]

  • 1889年(明治22年)10月1日 - 周智郡地頭方村・山住村・相月村・奥領家村が合併して奥山村が発足。
  • 1925年(大正14年)5月10日 - 周智郡奥山村が町制施行して水窪町が発足。
  • 1951年(昭和26年)7月1日 - 周智郡から磐田郡に所属替え。
  • 2005年(平成17年)7月1日 - 水窪町が浜松市へ編入されて消滅。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - 浜松市の政令都市化により浜松市天竜区の一部となる。

施設[編集]

中村館

水窪町奥領家3362-2にある旅館。天竜川佐久間ダム建設に伴い、1954年(昭和29年)に磐田郡佐久間村から水窪町に移転し、同年10月に水窪町で開業した。
かつては鯉料理で知られた。現在は鹿料理や猪料理で知られる。魚介類は三河湾に面した愛知県豊橋市から仕入れている。料金プランは朝夜二食付きで大人7350円、高校生以下6500円(税込)。部屋数は5部屋(1人~5人)であり、大広間(~30人)もある。

八幡屋製菓舗

水窪町奥領家2725にある和菓子舗。1911年(明治44年)創業。名称は八幡神社(はちまんじんじゃ)に因んでいる。現在は「やわたや」と読むが、かつては「はちまんや」とも読んでいた。売上ランキングは「栃もち」、「生クリーム大福」、「季節の大福」の順である。水窪町は栃もちが名物であり、水窪町産の栃の実を使用している。看板には「水窪もなか」「とちもち」と書かれている。

小松屋製菓

水窪町奥領家3263-4にある和菓子舗。水窪町でロケが行われた土屋太鳳主演の映画『果てぬ村のミナ』に着想を得て開発された最中クッキー「天音」などがある。水窪町は栃もちが名物であり、水窪町産の栃の実・くるみ・きびなどを使用している。

交通[編集]

鉄道

飯田線向市場駅 - 水窪駅 - 大嵐駅 - 小和田駅

幹線バス

北遠本線(JR東海バス遠州鉄道バス→市自主運行バス〔水窪タクシーに委託〕):城下通西鹿島駅方面

年中行事[編集]

  • ぎおん (祇園) - 6月14、15日。一年にこの2日だけ花火が解禁される日。

参考文献[編集]

  • 『みさくる 水窪ガイドブック』2018年

外部リンク[編集]