富山地方鉄道富山軌道線

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
T100形.jpg

富山軌道線(とやまきどうせん)は、富山地方鉄道が運営、経営する路面電車である。市内電車や、富山市内軌道線とも案内される。

概要[編集]

1943年の富山地方鉄道成立の際、富山市営電車を合併して成立。戦時交通統合では唯一の市営電車の私鉄合併となった。

かつては新富山から射水線へ直通する電車もあった。南富山駅電停では笹津線と接続していたが、1980年代に廃止されてしまった。

市内線は複数の支線を有したが、支線は廃止され続け、南富山〜富山駅前(電鉄富山駅前)〜球場前だけ残った。2009年に環状線が復活した。

2015年に富山駅南駅舎改築が完了した。駅舎の中には富山駅電停が設置され、当初は平日朝の1本を除く全ての電車が乗り入れていた。その構造上、電車は当電停にて方向転換を強いられる。2016年、平日朝の1本も富山駅に乗り入れるようになった。2020年3月に南北連絡線が全面開業し、その前月に富山ライトレールを合併。地鉄の富山港線となり、1943年6月の富岩線の戦時国有化以来、約76年ぶりに富山〜岩瀬浜間の路線が富山地方鉄道所属となった。

富山大学は、現在終点となっている球場前電停からL字に曲げ、大学敷地を通い工学部へ至る路線の延伸を要望している。上滝線経由で岩峅寺への直通も検討されているが、上滝線の架線電圧を600Vに降圧してデ7000車で試運転したところ勾配登坂に弱いことが判明したことから急の実施は見送られ、実現の目処は立っていない[1]

路線[編集]

  • 富山市街環状線
環状線といっても丸ノ内から総曲輪の近くを通って西町まで至る単線一方通行路線である。モータリゼーションの進行により一旦廃線となったが、富山市のコンパクトシティ化施策によって2009年に復活した。
  • 富山駅南北接続線
2015年3月14日に富山駅南口前信号場から富山駅までの200mが開通する。計画では 富山駅南口前信号場から富山駅中を経て富山ライトレールの奥田中に至る。
  • 富山市内線
南富山から富山駅前にある信号場を経て県営球場に至る。
旧JR富山港線の大部分を譲受した富山ライトレールを2020年2月に併合。富山市内線の既存区間への乗入が行われている。

廃止区間[編集]

  • (山室線→)不二越線
西町と不二越駅前の路線。

料金[編集]

全区間均一運賃であり、富山港線合併前の2019年現在、大人200円、子供100円である。

車両[編集]

1993年頃に8000形電車が投入されて以来、当線の車両の空調装備率は100%になった。

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. 福井鉄道が元名鉄の複電圧車880形を地鉄に譲渡すれば、実現に一歩近づくだろうが、福鉄は乗り気でないようだ。