日吉ダム
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日吉ダム(ひよしダム)とは、京都府南丹市の桂川に建設されたダムである。
概要[編集]
治水・利水を目的に、1961年(昭和36年)に宮村ダム計画としてスタートし、1997年に完成。ダムを利用した町興しに取り組んでおり、今ではダム周辺が京都府屈指の一大レジャースポットとして人気を博している。
なお日吉ダムの上流には1951年に関西電力が建設した発電専用ダムの世木ダムがある。世木ダムは高さ35.5mの重力式コンクリートダムで、下流の新庄発電所へと水を送っていた。しかし日吉ダムの完成で全体の8割以上が水面下に没することになり、通常は機能を廃止して貯砂ダムにすることが多いが、世木ダムは上部にあったゲートを撤去して自然越流式へと改め、発電機能をそのまま維持している。このような水没ダムが機能を維持している例は神奈川県の沼本ダムなど少なく、非常に珍しい。