北陸鉄道松金線
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北陸鉄道松金線(ほくりくてつどうしょうきんせん)は、かつて北陸鉄道が運行していた鉄道路線である。石川県金沢市の野町駅前駅と松任市の松任駅間の8.4kmを結んでいた。
概要[編集]
路線名は前身の松金電車鉄道に由来する。また金沢市と石川郡松任町(後の松任市、現在の白山市)を結んでいたことにもよる。
野町駅前駅で金沢市内線と、松任駅で国鉄(現在はJR西日本)松任駅と接続していたが、1944年(昭和19年)4月18日に野町駅前駅 - 野々市駅間が区間廃止された。戦時体制下の不要不急路線の撤去の可能性がある。野々市駅で石川線と接続していたことから、区間廃止後も石川線を利用して野町駅まで運行されていた。残存区間の野々市駅 - 松任駅間も並行する旧国道8号(現在は国道157号、石川県道291号三日市松任線)などの道路の拡幅計画や北陸鉄道の経営合理化といった理由により1955年(昭和30年)11月15日に全線廃止された。廃止後は路線バスに転換された。
駅[編集]
- 野町駅前 - 八幡裏 - 泉 - 泉新町 - 有松 - 二万堂 - 米泉 - 押野丸木 - 野々市 - 中野々市 - 野々市西口 - 太平寺 - 稲荷 - 三日市 - 田中 - 本田中 - 番匠 - 徳丸 - 八ツ矢 - 東町 - 松任
※ 1930年の地図によれば、有松、二万堂、大平寺、稲荷の各駅が併用軌道上にあることが分かる[1]。
脚注[編集]
外部リンク[編集]