静岡鉄道清水市内線
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静岡鉄道清水市内線(しずおかてつどうしみずしないせん)は、過去において静岡県清水市に存在した軌道線である。
概要[編集]
旧清水市の港橋と横砂の間を、清水駅前、新清水経由で結ぶ路線だった。
起点の港橋は清水港の埠頭近く、横砂は東海道本線の清水と興津の間の庵原川の東岸にあった。
歴史[編集]
- 1928年に当時の静岡電気鉄道によって開業。
- 1974年に七夕豪雨という水害に遭遇。さくらももこの漫画『ちびまる子ちゃん』にも描かれていたこの水害。当時の被害は甚大だった。
- 1975年に廃線になった[1]。
車両[編集]
長らく富山県で静態保存されていた清水市内線の電車65号が、8月の上旬に静岡県に戻って来た。受け入れ先は「清水鉄道遺産保存会」で、自費で私有地に保存し、修復作業を始めている[1]。
廃線後[編集]
廃線後は静岡鉄道(現・静鉄バス)の路線バスに実質代替された。並行路線として清水港線と東海道本線があったが、清水港線は沿線の高校生の登下校時のみの運転で、東海道本線も袖師駅が常設駅にならなかったため、代替交通になり得なかった。
脚注[編集]
- ↑ a b あなたの静岡新聞 帰ってきた路面電車「清水市内線65号」 最後の現存車両 富山から移送、本格修復へ2023年10月7日閲覧。