明星 (列車)
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明星
MYŌJYŌ
MYŌJYŌ
583系による寝台特急明星。 | |
種別 | 特急 |
運行事業者 | 国鉄 |
走行路線 | 東海道本線 山陽本線 日豊本線 鹿児島本線 |
起点駅 | 新大阪駅 |
終着駅 | 博多駅 熊本駅 西鹿児島駅 |
使用車両 | 583系 24系 20系 |
運行開始年 | 1968年 |
廃止年 | 1986年 |
明星 (みょうじょう)は、日本国有鉄道が、新大阪駅、大阪駅と博多駅、熊本駅、西鹿児島駅とを結んでいた夜行の特別急行列車の愛称である。
概要[編集]
もともとは東京駅発着の東海道本線の夜行急行列車の愛称であったが、1968年改正で銀河に一本化され、九州方面の電車寝台特急として再登場した。7往復を誇った時期もあったが、他の関西発列車と同じく1970年代後半から一気に衰退し、JR化直前の1986年に臨時格下げされた。
夜行特急ながら、山陽新幹線開通前は定期で「月光」、「金星」と共に20系客車の使用実績がない珍しい存在だった。
沿革[編集]
- 昭和43年10月1日日本国有鉄道ダイヤ改正 - 「月光」に続く国鉄583系電車を使用した新大阪 - 熊本間の寝台列車として登場。
- 1970年 - 3月頃に食堂車を休止し、10月に1往復増発⇒2往復。
- 1972年(山陽新幹線岡山開業) - 新大阪 - 博多間の「月光」を吸収⇒3往復。山陽新幹線博多開業までは専ら博多・熊本発着の電車特急専用の愛称として用いられた。
- 1975年(山陽新幹線全線開業) - 客車寝台特急「あかつき」の西鹿児島発着編成、電車寝台特急「きりしま」や急行「天草」格上げ分を吸収し、筑豊本線経由1往復を新設。⇒7往復(電車3往復、客車4往復)。
- 昭和53年10月2日日本国有鉄道ダイヤ改正 - あかつき併結の2往復と季節列車を廃止。筑豊本線経由は「あかつき」に振り替え。⇒4往復(電車2往復、客車2往復)。
- 昭和55年10月1日日本国有鉄道ダイヤ改正 - 1往復廃止⇒3往復(電車1往復、客車2往復)。
- 1982年 - 583系1往復を含む2往復廃止⇒1往復(客車)。
- 昭和59年2月1日日本国有鉄道ダイヤ改正 - 「あかつき」との併結開始。
- 昭和61年11月1日日本国有鉄道ダイヤ改正 - 国鉄20系客車を使用した臨時列車に格下げされた。さらに1990年夏に急行「霧島」に格下げされ、「明星」の愛称は消えた。
主要駅時刻表[編集]
1982年11月改正[編集]
類似・関連列車[編集]
あかつき、なはや金星もそうだが、ここでは取り扱わない。
- 急行「つくし」
- 1975年3月9日まで、寝台編成と座席編成で役割を分け合う。なお、昭和55年10月1日日本国有鉄道ダイヤ改正時の大阪対九州急行全廃の際、ファンの一部で復活要望があった。
- 急行「阿蘇」
- 「つくし」と同じく、1975年3月9日まで、寝台編成と座席編成で「金星」と役割を分け合う。1975年3月10日から大阪発着の座席夜行急行となるが、当初は全車指定席で不評だった。1978年10日に大分発着の「くにさき」と併結となるも利用不振で1980年9月30日に廃止された。
- 急行「天草」
- 1975年3月9日まで、京都 - 熊本間を筑豊本線経由で結んだ列車。1975年3月10日から格上げされ、大阪発着の「明星」を1往復筑豊本線経由で設定した。
- 急行「しろやま」→「屋久島」
- 1975年3月9日まで、寝台編成と座席編成で「あかつき」や「きりしま」と役割を分け合う。夜行区間が鹿児島本線に偏った長距離急行だったので、山陽区間で昼行利用が可能だった。
関連項目[編集]
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