1301年
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1301年(せんさんびゃくいちねん)は、1300年代の1年目のことであり、日本の元号では正安3年である。日本の天皇は第93代天皇・後伏見天皇であったが譲位して第94代天皇・後二条天皇が即位する。鎌倉幕府の征夷大将軍は第8代将軍・久明親王である。執権は第9代執権の北条貞時であったが隠居して第10代執権・北条師時が就任した。
日本の出来事[編集]
- 1月 - 亀山法皇の使者が鎌倉から帰洛して譲位のことを伝える。幕府の使者が上洛して譲位のことを伝える。これにより、持明院統の後伏見天皇は譲位し、大覚寺統の後二条天皇(亀山法皇の孫)が践祚する。
- 2月 - 北条顕時が武蔵称名寺の鐘を改鋳する。
- 3月 - 北条顕時が死去(54歳)。
- 4月 - 山城日野法界堂が焼失する。
- 5月 - 持明院統の伏見上皇・後伏見上皇が長講堂に御幸する。大覚寺統の亀山法皇と後宇多法皇が新日吉小五月会に御幸する。
- 8月 - 鷹司兼忠が死去(40歳)。明空が『宴曲集』・『究百集』などを編する。伏見上皇の皇子である富仁親王が皇太子に立てられる。第9代執権・北条貞時が隠居し、従弟の北条師時が第10代執権に就任する。
- 11月 - 北条政顕が九州探題に任命される。鎌倉で大火が起こる。『新後撰和歌集』の撰が開始される。
- 月不明 - 『釈日本紀』が撰される。