本佐倉城
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本佐倉城(もとさくらじょう)とは、現在の千葉県印旛郡酒々井町本佐倉にかつては存在した日本の城である。千葉氏古城、根古屋城、将門城などの別名がある。
概要[編集]
酒々井町の西、佐倉市との境界に近い通称・将門山にあった城である。その名の通り、平安時代中期に関東で朝廷に対して反乱を起こした平将門が居館を構えたところとする説がある。
室町時代中期の康正元年(1455年)、千葉氏の第13代当主・千葉胤直が一族の馬加康胤と家臣の原胤房の反乱にあって千葉城を追われて自殺する。そのため、康胤が千葉氏の名跡を継いで馬加城を居城としたが、翌年には東常縁に攻められて上総八幡で戦死する。このとき、康胤の遺児である千葉孝胤は逃れ、文明年間(1469年 - 1487年)に本佐倉城を築城してここを居城としたと伝わっている。
以後、馬加千葉氏は本佐倉城を居城として、千葉勝胤・千葉昌胤・千葉利胤・千葉親胤・千葉胤富・千葉邦胤と代を経て、千葉重胤の時に天正18年(1590年)に豊臣秀吉による小田原征伐を受け、後北条氏に属したために没落し、本佐倉城は廃城となった。
現在は城跡に深い堀跡の一部が残るほか、大部分は畑や山林になっているが、数段に分かれた郭跡なども確認できる。付近には、平将門の愛人といわれる桔梗を葬ったという桔梗塚、将門と佐倉宗吾の霊を合祀する口之宮神社がある。
アクセス[編集]
外部リンク[編集]
- 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 本佐倉城跡(市民が選んだ佐倉の景観)(佐倉市公式Webサイト)
- Q&A;本佐倉城跡について知りたいが?(酒々井町公式Webサイト)
- まちネット佐倉:本佐倉城(まちづくり支援ネットワーク佐倉公式Webサイト)