鳥越城
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鳥越城(とりごえじょう)とは、現在の石川県白山市三坂町坂にかつて存在した日本の城である。
概要[編集]
三坂大橋を渡って正面に見える小さな丘陵、標高にして312メートルの頂上部に存在した山城である。
加賀国は蓮如以来、守護大名の富樫政親を滅ぼした後は「百姓の持ちたる国」となっていたが、織田信長が勢力を拡大するとその勢いが加賀にまで達した。信長は重臣の柴田勝家に加賀一向一揆の殲滅を命じ、勝家はそれを受けて鎮圧に当たる。鳥越城は門徒が団結して戦った最後の砦であったが、天正8年(1580年)に織田軍の攻撃を受けて落城した。
現在の遺構は落城した当時のままの姿をほとんどそのまま残しているため、国の史跡に指定されている。調査によると枡形門があったこと、そこには石段、石垣、門楚石があったことなどが明らかになっており、かなり堅固な城だった可能性がある。
1985年(昭和60年)9月3日に国の史跡に指定された[1]。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
- 史跡鳥越城跡附二曲城跡 - 白山市