石垣山城
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石垣山城(いしがきやまじょう)とは、神奈川県小田原市に存在した日本の城。石垣山一夜城とも呼ばれる。小田原征伐の折に82日間という短時間で造築された総石垣の近世城郭で、陣城の為征伐が終わると即時廃城となった。
概要[編集]
位置的には小田原市の郊外に位置している。
天正18年(1590年)の小田原征伐で、小田原北条氏の当主である北条氏直は小田原城に籠城していた。大坂城より出陣した関白豊臣秀吉は、小田原城より2.5km離れている笠懸山山頂に伊豆半島より持ち出した石を加工して曲輪などの本格的な近世城郭を築城した。圧倒的な高石垣の城に驚かされた氏直は小田原城を無血開城し、降伏した。
三之丸・二之丸・本丸に分かれており、複数の曲輪が存在し、本丸には天守閣を備えている。中でも二之丸曲輪より東に位置する井戸曲輪は、谷を石塁で塞ぎ井戸を下に造ったもので、淀殿が化粧に使ったとも言われている。
アクセス[編集]
JR早川駅より徒歩約50分、箱根登山鉄道入生田駅より徒歩約1時間。