苗木城
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苗木城(なえぎじょう)とは、現在の岐阜県中津川市苗木にかつて存在した日本の城である。別名を霞城(かすみじょう)、赤壁城(あかかべじょう)とも言う。現在は国の史跡に指定されている。
概要[編集]
木曽川沿いの巌山に存在した山城である。南北朝時代に遠山景長によって築城され、その後は遠山氏の歴代当主の居城となった。戦国時代の弘治元年(1555年)に美濃国岩村城主・遠山景前の弟の直廉が織田信長の命令で入城し、以後は織田氏の属城となった。天正11年(1583年)、遠山友政が兼山城主・森長可に敗れて城を放棄して遠江国の徳川家康の下に逃れた。後に友政は関ヶ原の戦いで東軍に属したことから、家康より功績を認められて苗木城主として返り咲いた。以後、遠山氏の居城として明治維新まで続いた。
この城は霞城、赤壁城ともいわれている。これは城壁が赤く塗られていたことからだといわれており、この城の守護神である木曽川の竜が白という色を嫌い、壁を白くすると一夜のうちに壁を泥土で汚してしまうからだという伝説によるものだという。
アクセス[編集]
- 中津川ICから車で10分(城山大橋を渡ってすぐ右折)。