JR参宮線
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東海旅客鉄道 参宮線 | |
---|---|
キハ11時代の参宮線 | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 三重県 |
種類 | 普通鉄道(在来線・地方交通線) |
起点 | 多気駅[1] |
終点 | 鳥羽駅[1] |
駅数 | 10駅 |
電報略号 | サクセ |
開業 | 1893年12月31日 |
全通 | 1911年7月21日[1] |
区間縮小 | 1959年7月15日 |
所有者 | 東海旅客鉄道 |
運営者 | 東海旅客鉄道 |
使用車両 | 使用車両の節を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 29.1 km |
軌間 | 1,067 mm |
線路数 | 全線単線 |
電化方式 | 全線非電化 |
閉塞方式 | 自動閉塞式(特殊) |
保安装置 | ATS-PT |
最高速度 | 100 km/h |
参宮線(さんぐうせん)は、三重県多気郡多気町の多気駅から鳥羽市の鳥羽駅を結ぶ東海旅客鉄道(JR東海)の鉄道路線(地方交通線)である。
概要[編集]
全線が東海鉄道事業本部の管轄となっている。
ICカード乗車券TOICAの対象エリアには含まれないため、伊勢市駅のみに設置されている自動改札機において、交通系ICカードはJR利用に原則対応していない。
松阪、伊勢市、鳥羽の3駅相互間および対名古屋では近鉄と競合するが、沿線自体は近鉄の駅勢圏とはかち合わない。
歴史[編集]
国有化から亀山起点で、戦前は神都宇治山田と東京や京都と直通する路線として複線区間[注 1]が存在し、戦中から1959年末の近鉄名古屋線改軌までは名古屋と伊勢志摩を直通する唯一の路線の地位を保っていた。
1959年(昭和34年)7月に紀勢本線が全通すると、参宮線の起点は現在の多気に移動した。
しかし、1966年に近鉄が京伊特急の運転を開始し、1970年(昭和45年)に鳥羽線が全通して伊勢市 - 鳥羽間でも鉄道輸送の独占が崩れると、関西方面からも近鉄利用が主となり、1968年以降にかろうじて残った京都発着草津線経由の急行「志摩」も国鉄分割民営化前の1986年11月に廃止された。
JR化後も、草津線経由の修学旅行臨を姫路・神戸 - 伊勢市間で運行していたが、2010年に終了した[2]。
駅一覧[編集]
- 停車駅
- 普通…すべての駅に停車
- 快速「みえ」… :全列車停車、x:一部停車、詳細は表の下に記載。みえ (列車)#停車駅も参照
- 線路(全線単線[注 1]) … ◇・∨・∧:列車交換可、|:列車交換不可
- 全駅三重県内に所在
駅名 | 駅間 営業キロ |
累計 営業キロ |
快速 | 接続路線 | 線路 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|---|
多気駅 | - | 0.0 | 東海旅客鉄道:紀勢本線(松阪方面へ直通あり) | ∨ | 多気郡 多気町 | |
外城田駅 | 3.3 | 3.3 | c | | | ||
田丸駅 | 3.7 | 7.0 | b | ◇ | 度会郡 玉城町 | |
宮川駅 | 4.0 | 11.0 | b | ◇ | 伊勢市 | |
山田上口駅 | 2.2 | 13.2 | c | | | ||
伊勢市駅 | 1.8 | 15.0 | 近畿日本鉄道:M73 山田線 | ◇ | ||
五十鈴ケ丘駅 | 2.9 | 17.9 | a | | | ||
二見浦駅 | 3.5 | 21.4 | ◇ | |||
松下駅 | 2.3 | 23.7 | a | | | ||
鳥羽駅 | 5.4 | 29.1 | 近畿日本鉄道:M78 鳥羽線・M78 志摩線 | ∧ | 鳥羽市 |
- a: 朝と夕方停車
- b: 伊勢市発着列車、および朝の西行1便のみ停車
- c: 伊勢市発着列車のみ停車
線内の有人駅は多気駅・伊勢市駅のみとなっている(共に直営駅。二見浦駅の簡易委託は2011年〈平成23年〉3月31日、田丸駅の業務委託は2012年〈平成24年〉9月30日、鳥羽駅の業務委託は2020年〈令和2年〉3月17日をもってそれぞれ終了)。自動改札機は伊勢市駅にのみ設置されている。
- 過去の接続駅
- 伊勢市 - 三重交通神都線伊勢市駅前停留場
- 二見浦 - 三重交通神都線二見停留場
- ※ 五十鈴ケ丘駅は三重交通神都線廃止後の開業
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 参宮線 - JR東海
脚注[編集]
- 注
- 出典
- ↑ a b c 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』25号 23頁
- ↑ キハ181系による修学旅行臨が終了 - 2010年6月30日 鉄道ファン
JR東海の鉄道路線 |