JR中央線 (木曽地区)
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東海旅客鉄道 CF中央西線(塩尻 - 中津川間) | |
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当区間の主力車両313系。 | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 長野県、岐阜県 |
種類 | 普通鉄道(在来線) |
起点 | 名古屋 |
電報略号 | チウホセ |
所有者 | 東海旅客鉄道 |
運営者 | 東海旅客鉄道 |
使用車両 | 使用車両を参照 |
路線諸元 | |
軌間 | 1,067 mm |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
最大勾配 | 28 ‰ |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | 路線データ参照 |
最高速度 | 130 km/h |
中央線 (木曽地区)とは、JR東海が運行する塩尻から中津川までの区間である。
路線の紹介[編集]
- 沿線は多くが山間部。まだ若い渓谷地帯でもある。当区間の多くは木曽川や奈良井川の上流域にあたり、水流に削られた僅かな平地を縫うように進む。沿線には寝覚の床などの観光地もある。
- 沿線はほぼ中山道(現国道19号)が並行して宿場町が点在。奈良井宿など現在も宿泊できる旅籠が多い。しかし、落合宿や著名な馬籠宿、妻籠宿は勾配の関係で避けられ、本山宿のように近傍に線路が通じていながら鉄道駅のないところもある。
- 塩尻駅からは東海旅客鉄道 (JR東海) が管轄する区間のため、駅名標などもJR東海の仕様になっている。そのため 、一般的には「中央西線」 と呼ばれることもある。松本駅方面へ篠ノ井線に直通する列車が多く、塩尻駅折り返し列車は少ない。特急「しなの」を毎時1本運行している。
- 普通列車の本数は、塩尻〜南木曽間で2時間に1本程度。長野駅などからJR東日本車の211系を使用し中津川駅まで乗り入れる運用も存在する。なお、中津川以西(名古屋方)との直通は特急を除き2022年3月ダイヤ改正で消滅した。乗務員はJR東海。
駅一覧[編集]
便宜上、ほぼすべての列車が乗り入れる篠ノ井線松本駅までを松本起点で掲載する。なお、中央西線は塩尻から見て名古屋行きが上り列車となる。
- 線路 … ∥:複線区間、◇:単線区間(列車交換可能)、|:単線区間(列車交換不可能)、∨:ここより下は単線、∧:ここより下は複線
- 標高の単位は m(メートル)
- 停車駅
- 普通…すべての駅に停車
- 南木曽・坂下から名古屋方面へ直通する快速も下表の区間内では全駅に停車。ただし、臨時快速「ナイスホリデー木曽路」は、この区間では南木曽、上松、木曽福島、薮原、奈良井、木曽平沢、塩尻に停車する。
- 特急…下表に記載。詳細は「しなの (列車)」参照
- 普通…すべての駅に停車
- 駅番号は2018年3月より導入。
所属会社 | 路線名 | 駅番号 | 駅名 | 累計営業キロ | 標高 | しなの | 接続路線・備考 | 線路 | 所在地 | |||||
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駅間 | 名古屋 から |
東京・塩尻 から | ||||||||||||
JR東日本 | 篠ノ井線 | - | 松本駅 | - | 188.1 | 塩尻 から 13.3 |
586.0 | ● | 東日本旅客鉄道:■大糸線 (塩尻方面との直通運転あり) アルピコ交通:AK上高地線 (AK01) |
∨ | 長野県 | 松本市 | ||
- | 南松本駅◆ | 2.4 | 185.7 | 10.9 | 594.6 | | | ∥ | |||||||
- | 平田駅 | 2.1 | 183.6 | 8.8 | 609.0 | | | ∥ | |||||||
- | 村井駅◇ | 2.0 | 181,6 | 6.8 | 628.8 | | | ∥ | |||||||
- | 広丘駅 | 3.0 | 178.6 | 3.8 | 664.5 | | | ∥ | 塩尻市 | ||||||
- | 塩尻駅 | 3.8 | 174.8 | 0.0 | 715.8 | ● | 東日本旅客鉄道:■中央本線(新線)・(辰野線) | ∥ | ||||||
JR東海 | 中央線(木曽地区) | 東京 から 222.1 | ||||||||||||
- | 洗馬駅 | 4.2 | 170.6 | 226.3 | 762.5 | | | ∥ | |||||||
- | 日出塩駅 | 4.7 | 165.9 | 231.0 | 811.6 | | | ∥ | |||||||
- | 贄川駅 | 5.2 | 160.7 | 236.2 | 871.6 | | | ∨ | |||||||
- | 木曽平沢駅 | 5.2 | 155.5 | 241.4 | 914.9 | | | ◇ | |||||||
- | 奈良井駅 | 1.8 | 153.7 | 243.2 | 933.8 | | | ∧ | |||||||
- | 藪原駅 | 6.6 | 147.1 | 249.8 | 924.2 | | | ∥ | 木曽郡 | 木祖村 | |||||
- | 宮ノ越駅 | 5.7 | 141.4 | 255.5 | 859.6 | | | ∨ | 木曽町 | ||||||
- | 原野駅 | 2.8 | 138.6 | 258.3 | 837.3 | | | ∧ | |||||||
CF30 | 木曽福島駅 | 5.5 | 133.1 | 263.8 | 775.3 | ● | ∥ | |||||||
CF29 | 上松駅 | 7.3 | 125.8 | 271.1 | 708.6 | △ | ∥ | 上松町 | ||||||
- | 倉本駅 | 6.6 | 119.2 | 277.7 | 610.2 | | | ∨ | |||||||
- | 須原駅 | 4.8 | 114.4 | 282.5 | 562.9 | | | ◇ | 大桑村 | ||||||
- | 大桑駅 | 3.3 | 111.1 | 285.8 | 527.2 | | | ◇ | |||||||
- | 野尻駅 | 3.0 | 108.1 | 288.8 | 522.2 | | | ◇ | |||||||
- | 十二兼駅 | 3.7 | 104.4 | 292.5 | 474.4 | | | ∧ | 南木曽町 | ||||||
CF23 | 南木曽駅 | 5.5 | 98.9 | 298.0 | 408.4 | ▲ | ∥ | |||||||
- | 田立駅 | 6.3 | 92.6 | 304.3 | 350.2 | | | ∥ | |||||||
- | 坂下駅 | 2.8 | 89.8 | 307.1 | 326.6 | | | ∥ | 岐阜県 | 中津川市 | |||||
- | 落合川駅 | 6.1 | 83.7 | 313.2 | | | ∥ | ||||||||
CF19 | 中津川駅 | 3.8 | 79.9 | 317.0 | ● | 東海旅客鉄道:中央線・名古屋方面 | ∥ | |||||||
至名古屋・金山・高蔵寺方面(名古屋地区) |
- ▲: 名古屋行は朝と午後に、長野行は3-5時間間隔で、計4往復停車
- △: 朝・夜に一日1往復ずつ、計2往復停車
使用車両[編集]
松本車両センター所属のE127系100番台や、編成両数が比較的長い315系が定期旅客運用に入ることはない。
- 211系 - 長野車。1000・3000番台が3両単独で1往復のみの運用に入る。神領の5000番台は全廃まで南木曽以北の定期旅客運用に入らなかった。
- 313系1300番台 - 寒冷地向けのB500編成のみ。2両または2重連4両で運用に就く。2両運用の大半でワンマン運転を実施。4両運用は全線通しの1往復のみ。
- 383系 - 線内を通過する特急「しなの」用。
導入予定車両[編集]
- 385系 - 2029年より383系を置き換える予定。
過去の車両[編集]
飯田線向けの313系1700番台B150(→J170)編成は神領所属時代、本区間での定期運用を持たず、115系の代走で入る程度であった。1300番台B400(→L)編成も暖地向けかつ、神領時代はワンマン準備車であったため定期旅客運用に入ったことはない。
- 313系3000番台 - B300編成を名乗った。2012年までに飯田線119系玉突き淘汰のために大垣に転属。
- 165系 - 313系投入で淘汰された。
- 169系 - 末期は2往復設定されていたが、115系の玉突き転入でこちらも消えた。
- 115系 - 1989年に東海車は全滅したが、長野側からの乗り入れは後年まで続いた。
- 381系
観光スポット[編集]
- 寝覚の床 - 松町周辺は、花崗岩地帯となっている。その地形を木曽川の流れが削り、姿を現したのが寝覚の床。秋には紅葉が色づくため、中央西線の車両と絡めて撮影ができる。ホームページ
- 藪原駅 - 1910年に建てられた木造駅舎が現存。旅と鉄道社特集
- 奈良井宿/馬籠宿等宿場町 - 今でも泊まれる旅館が多数存在。歴史ある建物でごゆっくり。奈良井宿観光協会 馬籠宿観光協会
- 赤沢自然休養林 - かつて存在した森林鉄道が動態保存されている。
関連ページ[編集]
JR東海の鉄道路線 |