日高振興局
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日高振興局(ひだかしんこうきょく)は、北海道の振興局の一つである。
概要[編集]
旧日高支庁。「広域で所管することが望ましい業務」について胆振総合振興局と共同管轄である。
地理[編集]
北海道南部。周辺の振興局は以下の通り。
北海道の太平洋側で、日高山脈の山麓を中心としたエリアである。振興局が存在するのは浦河町だが、最大市街は新ひだか町の静内地区で[注 1]、地元民はこれをワシントンとニューヨークに例えている[注 2]。もっとも、東隣の胆振管内も日高に近い苫小牧市が人口最多であり、そのため、行政面以外では苫小牧や札幌との関係が深い。
歴史[編集]
江戸時代以前は、西部にシュムクル族が、メナシクル族が主に住んでいた。静内の英雄シャクシャインは、メナシクル族の出身。
松前藩が、7個の場所と呼ばれる拠点を設けていた。明治以降、これら7場所の範囲をもって日高国が設置され、場所が郡に移行した。その後、日高国の範囲が後に日高支庁、日高振興局となっている。
市町村一覧[編集]
交通[編集]
鉄道[編集]
現在、鉄道は存在せず、日本最大級の鉄道空白地帯である。かつては日高本線があったが廃止され、特に襟裳岬は最寄の新吉野駅まで直線距離で99kmという、離島を除けば日本一最寄駅が遠い地点となった。
北端の日高町日高地区は町営バスが通じる石勝線占冠駅の方が便が良い。
航空[編集]
檜山、留萌両振興局とともに、域内に空港が存在しない。但し、幌泉郡は帯広空港に近く、管内太平洋岸も新千歳空港との直通高速バスが運行されている。
バス[編集]
1980年代後半から、札幌や新千歳空港との直通高速バスが充実しており、その煽りで日高本線の急行「えりも」が全廃となって、30年後の廃止の予兆のようになった。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- 注釈
- 参考文献