孝徳天皇
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孝徳天皇(こうとくてんのう 596年 推古4年 - 654年 白雉5年10月10日)は第36代天皇[1]。
概要[編集]
乙巳の変の後、皇極天皇が譲位し孝徳天皇が即位した。しかし実権は中大兄皇子が握っていた[1]。 和諡は天万豊日天皇(あまよろずとよひてんのう)[1]。在位は645年(孝徳天皇元年)6月14日から648年(白雉5年)10月10日[1]。日本書紀には軽王子(かるおうじ)もしくは、天万豊日天皇(あまよろずとよひてんのう)と記載されている[2]。
皇極天皇は当初中大兄皇子に皇位を譲るつもりであったが、中臣鎌足に助言された中大兄皇子が軽王子への譲位を申し出た。軽王子は中大兄皇子の叔父に当たる。軽王子は舒明天皇の長子である古人大兄王子が相応しいと辞退したが、古人大兄王子が出家したためやむなく即位した[2]。
孝徳天皇は中大兄皇子を皇太子とした[2]。実権を中大兄皇子に握られた孝徳天皇は、皇太子の独走止めることもできず、自分の無力さを怒り皇位を捨てて山崎離宮に隠棲しようとしたが、離宮の完成前に崩御した、享年58。古代では珍しく没年がはっきりしている人物。
参考・引用等[編集]
- 笠原秀彦 『歴代天皇総覧 皇位はどう継承されたか』1617、中央公論社〈中公新書〉、2013年5月10日、27th。ISBN 4-12-101617-3。
- 尾崎克之 栗原加奈夫 岡林秀明 常井宏平 『完全保存版 天皇125代』2128、宝島社〈別冊宝島〉、2014年2月23日、1st。ISBN 978-4-8002-2156-8。
脚注[編集]
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