水上 (列車)
水上(みなかみ)とは、日本国有鉄道で運行の準急及び東日本旅客鉄道で運行の特急列車である。なお、本項目では『谷川(たにがわ)』、『ゆけむり』など上越線方面の優等列車も併せて解説する。
概要[編集]
1964年、上野 - 水上を結ぶ準急列車に「水上」の愛称が名付けられたのが起源である。この列車は僅か1年後の1965年に準急「奥利根」に統合されてしまったが、30年後の1997年に「新特急谷川」を改称する形で「新特急水上」が復活。2002年には特急となった。
しかし、水上温泉街の衰退や高速バスの台頭によって利用者数は減少の一途を辿り、2004年に1往復が臨時格下げ。2010年12月改正では平日の定期便が廃止され、2012年には土休日の運行も取りやめ・季節臨時列車となった。
現状[編集]
現在は主に年末年始の冬季に臨時運行されている。2017年以降は651系1000番台が使用されていたが、2023年度運行分は651系引退及び車両不足のためE653系が抜擢された。元勝田車同士のアツい世代交代と言えよう。
類似・関連列車[編集]
特急/新特急谷川[編集]
昭和57年11月15日日本国有鉄道ダイヤ改正で、既存の急行「ゆけむり」の一部を格上げする形で運行を開始。当初は下り1本が高崎以北で普通に種別変更していた。1985年(昭和60年)3月には新特急として種別を一本化した。
1997年(平成9年)、上越新幹線の『たにがわ』として愛称を譲り、「新特急水上」に変更された。
臨時特急新雪[編集]
1968年から1987年にかけて設定されていた上野 - 石打間のスキー臨時特急。金沢所属の485系、幕張の183系貫通形なども使用され、マニアの注目度が高い列車だった。
谷川岳もぐら・谷川岳ループ・谷川岳山開き[編集]
首都圏と土合駅を結ぶ登山客向けの列車。もともと快速列車だったが、2022年ごろより特急に格上げされた。使用車両は185系・485系・E257系5500番台。
臨時快速一村一山[編集]
「駅からハイキング」のタイアップ列車として上野〜土合間で運行されていた。2001年の設定当初は165系を使用していたが、2003年より183系に変更され、専用ヘッドマークも用意された。2015年7月ごろを最後に運転実績が無く、自然消滅した模様。
関連項目[編集]
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