千葉駅
千葉駅 | |
---|---|
東口 | |
ちば Chiba | |
所在地 | 千葉市中央区新千葉一丁目 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細) 千葉都市モノレール(駅詳細) |
乗換 | 京成千葉駅(京成千葉線) |
千葉駅(ちばえき)は、千葉県千葉市中央区新千葉一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・千葉都市モノレールの駅である。京成電鉄の京成千葉駅と相互乗換駅である。
周辺は駅が密集しており、東日本旅客鉄道の東千葉駅、京成電鉄の千葉中央駅、新千葉駅、千葉都市モノレールの市役所前駅、栄町駅 (千葉県)、葭川公園駅は全て当駅から半径約1km圏内に位置している。
概要[編集]
千葉ステーションビルの駅ビル「ペリエ千葉(Perie)」、センシティ(百貨店「そごう千葉本館」、商業施設「オーロラモールジュンヌ」、オフィス「センシティタワー」)、複合施設「ウェストリオ(WESTRIO)」、千葉ショッピングセンターの商業施設「シーワン(C-One)」及びユアエルムの商業施設「ミーオ(Mio)」がある。京成電鉄「京成千葉駅」及び「千葉中央駅」はこれらの施設を通して隣接している。またシーワンは雨の日は濡れずに、夏の暑い日や冬の寒い日は外気を避けることができるので、千葉駅 - 千葉中央駅の抜け道にも利用可能である。千葉駅 - 千葉中央駅間は徒歩約10分程度である。
改札口は中央口と西口改札がある[1]。
JRの当駅以東・以南各方面へ行く運転系統は、基本的に路線別に番線が固定化されているため、案内サインやホームにある屋根の柱の色など、ところどころそれぞれのラインカラーで色分けされている箇所が見受けられる。
東京都心方面へ向かうJR総武本線は、快速線を走る総武快速線と、緩行線を走る中央・総武線各駅停車の2系統が発着し、総武快速線は横須賀線逗子方面へ、総武緩行線[注釈 1]は三鷹方面へ直通する。総武快速線は当駅から成田線(成田空港まで)、総武本線(佐倉以東は特急のみ)、外房線(上総一ノ宮以南は特急のみ)、内房線(君津まで)へ直通運転を実施している。
特徴[編集]
JR東日本[編集]
JR 千葉駅 | |
---|---|
ちば Chiba | |
所在地 | 千葉市中央区新千葉一丁目1-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | チハ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)・高架駅 |
ホーム | 5面10線 |
乗車人員 -統計年度- | 81,445人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1894年(明治27年)7月20日[3] |
乗入路線 6 路線 | |
所属路線 | ■総武本線(稲毛方■快速線) (■成田線直通含む) |
駅番号 | JO 28 |
キロ程 | 39.2km(東京起点) |
◄JO 27 稲毛 (3.3km) (0.9km) 東千葉 JO 29► | |
所属路線 | ■総武線(各駅停車) (正式には総武本線) |
駅番号 | JB 39 |
キロ程 | 39.2km(東京起点) |
◄JB 38 西千葉 (1.4km) | |
所属路線 | ■外房線 (■内房線直通含む) |
キロ程 | 0.0km(千葉起点) |
(1.4km) 本千葉► | |
備考 | 直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
当駅は、正式には総武本線と外房線のみの駅であるが、多数の路線系統の列車が乗り入れている。
- 総武本線は当駅を境に東京・船橋方面は複々線となっており、緩急分離運転を実施している。詳細は総武快速線、中央・総武緩行線の記事を参照されたい。
- 外房線経由で大網駅から東金線成東駅へ直通する列車と、総武本線・成田線経由で香取駅から鹿島線鹿島神宮駅へ直通する列車とがある。
- 成東駅へは大網経由でも八街経由でも行ける。大網経由では約1km短く3分程早いが、直通列車が少なく大網駅での乗り換えが必要なことが多いため、八街経由で向かう人が多い。
- 銚子駅へは成田線、総武本線共に20駅で同じだが、総武本線の方が約14kmも短く約20分早く到着する。
- 当駅を通過する営業列車は、特急成田エクスプレスのみである(朝夕の一部列車は停車)。通過する成田エクスプレスは運行本数が多いために、当駅を通る特急列車全体については、停車する本数よりも通過する本数の方が多い。なお、1991年3月の成田エクスプレス設定前は特急「さざなみ」、「わかしお」が当駅に停車しており、加えて成田線直通の特急「あやめ」が2015年まで、「すいごう」が2004年まで設定されていた。
- 東京地区の電車特定区間は当駅までで、青春18きっぷは日付が変わっても当駅着下り最終まで、当駅で降車できる。
千葉都市モノレール[編集]
千葉都市モノレール 千葉駅 | |
---|---|
(モノレールと)近すぎちゃってどうしよう | |
ちば Chiba | |
所在地 | 千葉市中央区新千葉一丁目1-1 |
駅番号 | CM 03 |
所属事業者 | 千葉都市モノレール |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- | 13,183人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1991年(平成3年)6月12日[新聞 1][新聞 2] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■1号線 |
キロ程 | 1.5km(千葉みなと起点) |
◄CM02 市役所前 (0.8km) (0.5km) 栄町 CM16► | |
所属路線 | ■2号線 |
キロ程 | 0.0km(千葉起点) |
◄*(市役所前) (-km) (1.1km) 千葉公園 CM04► | |
* 大半の列車が1号線千葉みなと駅まで乗り入れ | |
1号線と2号線の乗換駅であり有人駅である。モノレール同士の乗換駅としては日本国内ではこの千葉駅と大阪モノレールの万博記念公園駅のみである。
沿革[編集]
1894年(明治27年)7月20日に総武鉄道が市川駅・佐倉駅間で開業したとき、千葉駅ができた。当時は仮駅であり、場所も現在より東千葉駅よりであった。
1923年(大正12年)9月1日の関東大震災で駅舎は全壊した。
1963年(昭和38年)4月28日に駅舎が現在地に移転した。
2011年(平成23年)10月、千葉駅舎・駅ビルの改築・本体工事に着手した[4]。
2018年(平成30年)6月28日 、駅ビルが全面開業[5]し、JR東日本と千葉ステーションビルは駅ビル「ペリエ千葉」を開業した[6]。
駅別乗車人員で1日平均105,807人(2017年)で、JR東日本エリア内の35位である。千葉県内では船橋、西船橋に次ぐ第3位である。
旧千葉駅[編集]
旧千葉駅跡地(現千葉市民会館)(千葉市中央区要町1-1 1-1)付近には「ここに千葉駅ありき」 との石碑が立っている。千葉市民会館は1973年(昭和48年)4月に旧国鉄千葉駅の跡地に開館した。地上4階、地下1階からなる多目的ホールである。
国鉄千葉駅の移転理由は、両国方面と房総方面との直通列車のスイッチバック解消と京成電車との連絡(1967年に国鉄千葉駅前駅〔現・京成千葉駅〕が開業)を図るためであった。旧千葉駅付近の土地は在日朝鮮人系のヤクザが不法占拠していたため、駅拡張工事用地の確保が困難となり、1963年に約700m離れた現千葉駅へ移転した。
この移転で、一旦は房総一周列車の設定が容易になったが、1972年5月にスイッチバック解消のため大網駅が現在地に移転すると、誉田駅経由の房総一周で蘇我駅に戻る際、列車の向きが逆転するため[注釈 2]、再度房総一周列車の設定が困難となるデメリットが生じている。
次いで、約30年後の1991年3月16日、内房・外房特急は京葉線経由となり、スイッチバック解消の目的は事実上喪失。そして、1997年に東京湾アクアライン開通で内房特急の存在価値が徐々に失われて、このスイッチバック解消事業は完全に時代の仇花化した。(一方、旧の線形なら、成田空港から内外房への直通列車設定も容易でした…。)
脚注[編集]
- 注釈
- 出典
- ↑ 千葉駅構内図
- ↑ 2020年3月 ダイヤ改正について(6頁・中央線(快速)と中央・総武線(各駅停車)の早朝・夜間帯で輸送体系を変更します参照) JR東日本・2020年3月ダイヤ改正について(◇中央・総武各駅停車■早朝・深夜帯の運行体系を変更します。参照) JR東日本千葉支社
- ↑ 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、16-19頁。
- ↑ JR千葉駅駅舎・駅ビル建替え千葉市、2018年9月11日
- ↑ 千葉駅の新ビル「ペリエ千葉」、28日全面開業日本経済新聞、2018年6月26日
- ↑ ペリエ千葉/千葉市初出店55店を含む、全107店で新駅ビル開業流通ニュース、2017年09月04日
- 新聞
外部リンク[編集]
- 駅の情報(千葉駅):JR東日本
- 千葉都市モノレール 千葉駅
JB 中央・総武線各駅停車の駅一覧 |
総武本線(千葉 - 銚子)の駅一覧 |
成田線の駅一覧 |
外房線の駅一覧 |
内房線の駅一覧 |
CM 千葉都市モノレールの駅一覧 |