旅人が避けたい鉄道車両の一覧

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旅人が避けたい鉄道車両の一覧では、18きっぱーを始めとする多くの旅行者に避けられている鉄道車両を紹介する。

JR東日本701系電車[編集]

1990年代初頭、東北本線奥羽本線ではED75EF81が牽引する50系の列車が走り回っていた。このような客車列車は静かで揺れも少なく旅情がある[要出典]ことから、鉄道ファンからの人気が根強かった。しかしその一方で、客車列車は2ドアだったことから乗降に手間がかかり、ラッシュ時には遅延の原因となっており、牽引力重視の日本の機関車の特性から加減速力が低かったり、折り返しに機回しが必要な運用上の欠点もあった[注 1]

JR東日本はこうした状況を打破すべく首都圏へ投入が進んでいた走ルンですを地方幹線使用にして客車を置き換えることにした。その結果誕生したのが701系である。1993年より運用を開始した701系であるが、地方幹線にも関わらずオールロングシートであったため鉄道ファンのみならず、高年齢層を中心とした地元住民からも批判が殺到。後年、仙石線の205系で採用したクロス転換可能な2WAYシートの採用も無かった。
1996年に田沢湖線用に701系を投入する段でJRも流石に反省したのか、5000番台ではセミクロスシートを採用した他、後継のE721系では基本的にセミクロスシートとなった[注 2]

JR東日本E131系電車 (600番台)[編集]

風光明媚な場所を走る日光線では朝夕の混雑が甚だしいせいなのか、165系を置き換えた107系以降は歴代全車がオールロングシートとなっている。特にE131系600番台では205系からの減車による大改悪がなされており、旅人が乗る余地はほぼないように思われる。

国鉄211系電車(0・1000番台を除く)[編集]

211系は、近郊路線の体質改善を目的に国鉄末期からJR初期にかけて製造された車両。当時、製造が進んでいいた205系のステンレスや界磁添加励磁制御を採用した。初期に製造された0・1000番台はセミクロスシートであったが、その後製造された2000・3000番台以降は混雑緩和を名目にロングシートとなった。
中でも東海道線静岡地区は、150km近くの運用もふつうにある近郊路線にも関わらずオールロングシート・トイレ無しの同形式が大量に存在することから「18きっぷの難所」として知られている[注 3]

JR東海キハ25形気動車(1000・1500番台)[編集]

快速みえのキハ75の全4連化の際に導入された0番台と、JR東海のキハ40の置き換えを目的に導入された1000・1500番台があるが、後者のグループは313系2000番台ベースのオールロングシートとなっており、これらが多気 - 新宮間や美濃太田 - 高山間などの長距離運用に就くため、明らかな特急やフリーきっぷを持たない客の幹線バス[注 4]誘導と揶揄されている。

近鉄5820系電車近鉄9020系電車(大阪線向け)[編集]

通称「尻痛21」。奈良線に多く配置される、座面の固い新車「シリーズ21」だが、大阪線にも6連2本、2連1本が配置される。いずれも稀に青山峠越えの運用に入るが、9020系よりは座面の柔らかい2610系や転換クロスシートの5200系側に乗ったほうが良い。5820系は要我慢である。

このため、新車が来ないことで定評の名古屋線はある意味救いと言えよう。

JR西日本キハ120形気動車[編集]

通学通勤オフ時の地域輸送の実情を反映して、車体長16mだったり、オールロングシートまたはセミクロスとなった。後年、山陰地域で県費補助でJR西日本キハ126系気動車が投入されると、後述の芸備地区や関西本線非電化区間で、かなりの輸送力改悪が目立つ結果となった。トイレがついてからは幾分マシになったが、この車両のせいで、旅を楽しむ情緒が奪われ、芸備線の営業係数5桁や関西線亀山 - 加茂間の輸送密度3桁を招いたとしか思えない。

JR四国キハ32形気動車[編集]

列車本数のほとんどない予土線の主力であるにも関わらず、オールロングシートな上にトイレがついていない。唯一の救いは江川崎と吉野生での停車時間が長いことくらいである。

JR四国7000系電車JR四国7200系電車[編集]

セミクロスシートであるのはまだ良いが、5時間以上の長距離運用があるにも関わらずトイレがない。更には駅トイレの撤去も進んでいるため、18きっぱーにとってはもはや救いようがない。

JR九州813系電車[編集]

813系は1994年にデビューした長崎本線鹿児島本線日豊本線の普通列車を中心に運用される交流電車。ロングシートやクロスシートといったも領域ではなく、座席そのものを撤去してしまった車両。JR九州は混雑緩和と経費削減を理由に2021年より813系の座席撤去を開始。1両あたり最大4割の座席が撤去された。
首都圏の6扉通勤車にあった収納型座席を設けず、座席の単純減少となったため、混雑対策を要しない時間帯でも立ち客が多くなるわけで、鉄道ファンはもちろんのこと一般利用者からも批判が殺到した。

JR九州YC1系気動車[編集]

2018年に登場したハイブリッド気動車だが、車内設備は散々であり、ドア間の一角をバリアフリートイレとした結果その反対側に座席がなく、キハ67と比較しても輸送サービスは改悪されており、一部からはYCの「優しくて力持ち」をもじって「優しくない力持ち」と批判されている。

JR東日本E4系電車[編集]

東北新幹線にかつて走っていた二階建て列車。6列シートのため窮屈であり、旅人に嫌われていた。

注釈[編集]

  1. 一方、鉄道工学者の曽根悟は、国鉄以来の動力分散固執や機回し不要なプッシュプル運転への消極姿勢に疑問符を呈し、経年の新しい50系などの客車や電気機関車の淘汰による安易な電車置き換えを批判していた。
  2. なお、椅子はより固くなった。
  3. 2022年に313系8000番台が転属したことで少しは改善した。また、同区に関しては2025年度内までに211系自体が消え、全編成がトイレ付きとなる。
  4. 松阪 - 熊野市間はクロスシートの三重交通の長距離バス、下呂 - 高山間は濃飛乗合の路線バスが運行されている。
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