走行距離が普通じゃない普通列車
走行距離が普通じゃない普通列車では、とてつもなく長い距離を走る普通列車(全車指定席でない快速列車・各駅停車を含む)を紹介する。かつては、長距離を走る鈍行列車がたくさん走っており鉄道ファン(特に乗り鉄)のロマンをくすぐっていたが、現在ではほぼ過去の事例となりつつある。
国鉄/JR[編集]
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現在の事例[編集]
JR宗谷本線 旭川 - 稚内の全区間約260kmを、列車番号を2回変え、6時間かけて駆け抜ける。車両はキハ54とキハ40の併結2両だが、名寄以北はキハ54の単行となる。
JR中央本線・高尾駅から長野駅までの約245kmを4時間かけて走破する普通列車。この列車はもともと新宿発着の夜行普通列車(通称:山岳夜行)であったが、紆余曲折を経て2017年に現在の運行形態となった。車両は211系が使用されるがオールロングシートの車両が運用に入ることもあり、この際多くの旅人には修行となる。
2024年のダイヤ改正で大月始発に短縮された。
JR中央本線上諏訪駅から豊橋駅までの約210kmを約7時間かけて走破する普通列車。乗り潰しには適しているが、三河一宮以南で学校帰宅時間と重なることもあり、ただの移動には修行になる。
長距離を走る列車が多い新快速のなかでも、播州赤穂駅と敦賀駅を琵琶湖線経由で結ぶ列車は走行距離275kmを誇り、2023年時点で最も長い距離を走る普通列車である。なお、米原駅で前8両の連結・姫路駅で後4両の切り離しを行う。このため、車両自体はこの区間を完全に走破しない。
1日数本のみ、高松 - 松山間の約195kmを5時間かけて通し運転を行う。ただし、主要駅での停車時間はかなり長く取られている。
過去の事例[編集]
長距離普通列車として非常に有名な列車。東北本線の上野駅から一ノ関駅までの約440kmを結んでいた。当時全盛期を迎えていた東北特急の通過待ちや荷物扱いの関係で長時間停車が多く、客車列車で加減速性能が低かったために所要時間は10時間を変えていた。そんな123列車であるが、ゴオサントオにて東北本線上野口の普通列車が総電車化されたことで系統分離されてしまった。その後も白河地区の短距離列車として運行を続けたものの、やがて廃止された。
上野~青森を奥羽本線経由で結んでいた。所要時間は約22時間で、両列車とも宇都宮~福島間で夜行列車だった。ヨンサントオでは生き残ったものの、1972年改正で廃止となった。
- 国鉄北陸本線522・523列車
米原駅から北陸本線を全線走破し信越本線に入って長岡駅までを結んでいた列車。度重なる特急・急行退避と客車列車特有の鈍足により所要時間は約12時間であった。なお、この他にも大阪と新潟を結ぶ夜行普通列車が運行されていた。
滝川 - 釧路間を約8時間半かけて駆け抜け、2015年からは2427Dが担うことになったが、富良野 - 新得[注 1]間の被災後、廃線が決まった昨今復活は絶望的となった。
2015年の上野東京ライン開通によって誕生した新参。熱海 - 黒磯間を東京経由で約5時間かけて結ぶ、東日本最強の長距離列車であったが、2022年に宇都宮 - 黒磯間の全列車がワンマン化され、完全に系統分離となったので黒磯発着の上野東京ラインは廃止となった。
大手私鉄[編集]
名古屋鉄道[編集]
注[編集]
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