クロスシート地獄

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クロスシート地獄(くろすしーとじごく)は、クロスシートの鉄道車両に乗車することによって生じる乗客の不快感のこと。

概要[編集]

クロスシートは自動車やバスと同じく座席が進行方向あるいはその逆を向いているため、クルマ社会の激しい地区ではたいへん喜ばれやすいが、ドア付近に乗客が溜まりがちというデメリットも存在する。このため、ラッシュ時にはクロスシートは不向きとされるが、クロスシートが原因で混雑を悪化される事例も発生している。

正式な名前はないが、ロングシート地獄の対義語としてこの名前で扱う。

一例[編集]

東海道本線名古屋地区[編集]

もはや代表格。211系が大垣を去り静岡に消えて以降、他線に直通しない全列車(普通列車含む、特急は除く)が転換クロスシートまたはセミクロスシートとなっており、24年3月には一部の減車もあり、ラッシュ時の混雑悪化を招いている。このため、少なからず大垣への315系配備が必須であることは間違いないが、315系の4×2による新快速運用は朝夕や代走以外で極力避けられるものと思われる

近鉄名古屋線[編集]

こちらもかなり酷い。5200系が夕ラッシュ時の急行で運用されることも多く、その際は併結している後ろのロング2両の座席も埋まり座れなくなることがある。

京都線・神戸線の新快速・嵯峨野線[編集]

車端部含めすべてクロスシートの編成しか使用されず、朝夕、および夜間を中心に座れなかったりドア付近混雑が起きたりする。

梅小路京都西駅が開業してからは博物館目当ての客によって嵯峨野線の混雑も顕著となった。だから日根野から223系じゃなくて227系1000番台を持ってこいと…

福岡地区[編集]

クロスシートがさらなる地獄を招いた例。813系もすべて転換クロスシートで落成したが、輸送需要が逼迫し、更にはコロナ禍で追い打ちがかかったため、ロングシート化や6扉車で採用の収納座席装備ではなく、座席撤去というかつての3等車レベルの改造をなされ、地元民からも暴動が起きる批判を受けている。

もっとも、ロングシート化改造が813系にて始まったため、クロスシート地獄は終焉となる見込みである。

関連項目[編集]


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