詐欺列車
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詐欺列車(さぎれっしゃ)では、列車の名称が実態と乖離しているものを記載する。
一覧[編集]
運行中[編集]
- ニセコライナー
- 函館本線を走る快速列車。上り列車の運転区間は札幌駅→倶知安駅。倶知安駅がある倶知安町もニセコ地域の一部だが、名を冠したニセコ駅まで至らないため記載。
- オホーツク
- ロシアのオホーツク市に行けない。なおオホーツク市の最寄鉄道駅は樺太最北端のノグリキ駅で、駅から800km以上離れている。JR最寄駅である稚内駅にも行かないので、立派な詐欺である。
- 大雪
- 大雪山系の麓の層雲峡などを通らず、北寄りの石北峠、遠軽を通過するためかすりもしない。
- あかぎ、スーパーあかぎ
- 最盛期は前橋や桐生に普通に発着していたが、改正毎に赤城山から遠ざかり、現在は高崎までしか北上しないどころか[注 1]、鴻巣までしか北上しない詐欺列車も誕生した。
- ホリデー快速おくたま
- 2023年3月のダイヤ改正で、青梅 - 奥多摩間が臨時列車となった事から、「ホリデー快速口多摩」ともいうべき、半ば詐欺列車と化した。奥多摩まで行ったとしても、青梅で必ず乗り換えを要するのでやっぱり詐欺列車である。
- はやぶさ
- ブルートレインを知らない世代にとっては普通の新幹線の愛称だが、東京~九州間の長距離ブルトレを知る世代には「はつかり」など相応しい愛称があるのに…と思わせる列車。
- たにがわ
- 列車名の由来は谷川岳。しかし一部は高崎発着で、谷川岳の麓まで至らない。
- つるぎ
- 北陸新幹線の富山 - 金沢 - 敦賀間を走る。由来といわれる立山連峰の剱岳にはかすりもしない。なお、大阪 - 新潟間の夜行ブルトレ時代も夢の中だった
。だったら、新幹線は「加越(かえつ)」や「しろがね」を金沢開業時に、「ダイナスター」を敦賀延長時に引っ張り出せばよかったんじゃない?かと。ちなみに、徳島県つるぎ町とは無関係である。 - サンダーバード
- 北陸新幹線開業・延伸で金沢発着、敦賀発着と運行区間が徐々に短縮されていったが、名称の起源となったライチョウの日本での主な生息地は東寄りの焼岳から御嶽山にかけての地域で両白山地に殆ど生息せず、そうした生態を知る人には詐欺愛称となっている。
- くろしお
- 一部は、太平洋の潮流である黒潮のルートから外れている、和歌山以北のみの運行。
- きのさき
- 列車名の由来は城崎温泉。しかし一部は福知山や豊岡発着で、城崎まで至らない。
- こうのとり
- 列車名の由来は豊岡市がコウノトリ繁殖地であることから。しかし一部は福知山発着で、豊岡まで至らない。
- スーパーおき
- 列車名の由来は鉄道の無い隠岐諸島。
- うずしお
- 鳴門海峡の最寄り駅である鳴門駅にはかすりもしない。高徳線における鳴門海峡玄関駅である池谷駅すら、通過列車がある。車窓から渦潮を見るには、高松・徳島-神戸・大阪の高速バスに乗る手がある。
- しまんと
- 列車名の由来は四万十川。しかし大多数が高知発着で、四万十川流域まで至らない。
- むろと
- 列車名の由来は室戸岬。しかし現在は徳島県南の通勤特急化して、室戸岬へのバス連絡は配慮されない。
- きらめき
- 夏季の下り列車は星がきらめかない時間を運行する。
- きりふり、けごん
- 日光の霧降高原や華厳の滝が由来だが、そんな地と縁遠い新栃木発着や春日部発の列車が存在。
過去[編集]
- なは
- 本土のような鉄道の無い島の願いを込めた列車愛称だった。起点の新大阪駅から西鹿児島駅までしか行かず、那覇市との中間地点にすらたどり着かなかった。
- 天草
- 同上。定期急行。
- 佐渡
- 同上。定期急行。
- はるな
- 榛名山とは正反対の両毛線に直通した定期急行。
- 南八幡平
- 田沢湖線開通と共に、八幡平と大きくかけ離れた地に設定された定期急行。秋田新幹線「こまち」の始祖。
- 丹後
- 定期急行。一部列車に旧丹後国域に全くかすらない列車が存在した。
- だいせん
- 定期急行。一時期、大山の麓まで行かない鳥取折り返しの列車が存在。
- かいもん
- 末期の夜行急行は開聞岳の麓の指宿枕崎線に乗り入れなかった。
- 日南
- 末期の夜行急行は日南線に乗り入れず。
- あしがら
- 足柄山麓と縁遠い町田発着の通勤特急が存在した。ただ、愛称が停車駅別だったので、その点は今の小田急ロマンスカーに無い長所だった。
- きよさとかいじ
- 特急「かいじ」の延長版として当時人気だった清里駅に至る小海線の乗換駅の「小淵沢駅」まで運行し、
1991年の信楽高原鐵道事故の余波で清里に行かなかった列車。 - 信州かいじ
- こちらも特急かいじの延長版として2019年度に設定された、松本発着なのにかいじ号を名乗っていた列車。
- ただ、当時のあずさ号は塩山・山梨市・石和温泉の三駅を必ず通過していたので、区別する意義は表向きあった[注 2]ようだ。
関連項目[編集]
- 詐欺
- 詐欺駅 - 駅名での詐欺の例。
- 詐欺バス停 - バス停での詐欺の例。
- 詐欺路線 - 路線名での詐欺の例。
- 詐欺種別 - 種別名での詐欺の例。
- 遜色急行 - ロングシートを備えた普通停車用車両を使用の国鉄・JRの有料急行列車。
- 急いで行かない急行列車、特に急がない特急列車 - 特別停車が絶えず、鈍足のため文句を言われるパターン。
- 詐欺車両 - 車番や見た目での詐欺の例。
注[編集]
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