快速もどきの普通列車
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このページでは、通過駅がありながら普通列車(各駅停車)として案内されている快速もどきの普通列車を記す。
概要[編集]
通過駅があれば、種別で区別するものだが、列車によっては、駅の時刻表で発車時刻の数字より小さい凡例で追わないと通過駅が分からない普通列車も存在する。本ページではそうした普通列車を紹介する。
なお、2駅以上通過の列車を対象とし、東京の東海道線、宇都宮線や高崎線のように列車系統名で区別されるものは除外する。
実例[編集]
JR[編集]
運行中[編集]
- 留萌本線 4921D列車
留萌本線は2023年2月現在、深川と留萌を結ぶ短い路線である。全列車が普通列車として運行されているが、他の北海道の路線と同様に一部の普通列車は途中駅を通過するものが存在する。その中でもひと際際立っているのが深川からの一番列車である4921D列車である。この列車は途中停車駅が石狩沼田・峠下・大和田のみの停車となっており、事実上の快速となっている。ちなみに、当該列車は2016年の留萌 - 増毛間廃止前は増毛駅まで運行しており、当時は大和田駅以遠では各駅に停車していた。2023年の石狩沼田 - 留萌間の廃止に伴いこの列車も廃止になるのかと思いきや、日経新聞の記事によれば深川発車時刻を15分ほど繰り下げたうえで途中無停車にて運行されており[1]、おそらく2026年の全線廃止になるまで運行されることと思われる。
- 羽越本線 遊佐 - 新屋間
- そもそも、各駅停車がない。すべての列車が区間内にある女鹿、折渡、桂根のいずれかまたは複数、あるいは全部を通過する。
- 磐越西線 会津若松 - 喜多方間
- 各駅停車は1日5往復のみ。他の列車は塩川駅のみに停車の普通列車である。
- JR飯田線
駅数が多いだけあって、以下の3区間に通過駅のある普通がある。せめて、区間快速の種別名を使用できないかと。
- 豊橋 - 小坂井間
- この区間の列車の半分は船町、下地の両駅を通過するが、色分けで識別されている。かつては「快速」と表記されたこともあったが、不評で普通列車の案内となった。
- 平岡 - 天竜峡間
- 上り朝1本、夜間1往復設定されている。
- 上市場 → 三河槙原間
- 上り朝1本設定。
過去[編集]
- むさしの号
- 2010年10月から2014年2月まで、普通列車ながら、中央線の国立、日野、豊田は通過していた。
- JR高山本線 下呂 - 高山間
- 当該区間の下り最終と上り初発の停車駅は最も停車駅の多い特急並みだが、なぜか普通列車として案内されていた。2023年3月改正で廃止。
民鉄[編集]
- 東急大井町線 緑各停
- 通過駅のある各停として著名。詳細は当該ページ参照。
- 南海本線 普通列車
- 普通列車の停車しない今宮戎、萩ノ茶屋に停車する「各駅停車」と区別すべく「普通列車」と表記されるパターン。南海本線における各駅停車は、高野線の線路容量確保目的で1970年11月23日付けで廃止となり、南海本線は普通、高野線は各駅停車に統一された。
海外[編集]
- フランス、パリ近郊
- 近郊列車に種別は設定されていないが、途中駅通過の列車はある。停車駅パターンと行先を合わせて、運転系統と一対一に対応する4文字のミッションコードがあり、方向幕に表示される。例えばRER B線の場合、EPIR、ERIF、KADO、PITOは区間快速相当、ILAV、SOIEは各駅停車。
番外[編集]
- 上野東京ライン・湘南新宿ライン・横須賀線・埼京線
- 何故「快速」にしないのか、東京以外の人、特に関西の人には理解できない。京浜東北線や山手線は線路別複々線で別の運転系統・路線だから、鶴見や大森を通過しているのではなくそもそも駅が無い、と東京の人は解釈している様だが、違和感がある。
- 一方、東京の実態に慣れると京阪神の内側線や環状運転だけでない大阪環状線に違和感がある。
脚注[編集]
関連項目[編集]
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