新線新宿駅
京王新線・都営新宿線 (新線)新宿駅 | |
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(しんせん)しんじゅく* (Keio New Line) Shinjuku | |
所在地 | 東京都新宿区西新宿一丁目18 |
所属事業者 | 京王電鉄(京王) 東京都交通局(都営地下鉄) |
電報略号 | 宿(東京都交通局、駅名略称) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- | 312,312**人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1978年(昭和53年)10月31日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■京王新線* |
駅番号 | KO01 |
キロ程 | 0.0km(新宿起点) |
(1.7km) 初台 KO02► | |
所属路線 | ●都営地下鉄新宿線** |
駅番号 | S-01 |
キロ程 | 0.0km(新宿起点) |
◄新宿三丁目 S 02 (0.8km) | |
乗換 | 新宿西口駅 西武新宿駅 |
備考 | 共同使用駅(京王電鉄の管轄駅) * 駅名標では「しんじゅく(Shinjuku)」と表記。 ** 両線で相互直通運転実施。乗降人員は都営新宿線の数値を表示している。 |
新線新宿駅(しんせんしんじゅくえき)は、京王電鉄京王新線・東京都交通局(都営地下鉄)新宿線の新宿駅の呼称である。
概要[編集]
あくまでも正式名は「新宿駅」であり、京王線新宿駅とは同一駅の扱いではあり、改札内で行き来することは可能であるが、国道20号(甲州街道)の真下にホームがあるため少々離れており、出札口、改札口などが別にあることなどから新線を冠して区別して呼ばれる。
京王電鉄と東京都交通局の共同使用駅で駅自体は京王電鉄が管轄しているため、駅の放送やホームドア、券売機、精算機、改札機の機器やサイン等が京王仕様であるが、構内の構造は概ね他の都営新宿線の駅と類似している。また、改札内に東京都交通局系の売店「メルシー」が、改札外に東京都交通局の定期券うりばがあり、当駅は両社局の折半所有となっている。
都営地下鉄側では単に「新宿駅」と案内されるが、東京都交通局直轄となる都営大江戸線の駅と区別して「新宿線新宿駅」と表記されることもある。
歴史[編集]
- 1978年(昭和53年)10月30日 - 京王新線の駅として開業。
- 1980年(昭和55年)3月16日 - 都営新宿線の新宿駅が開業し、京王新線との相互直通運転開始。
- 2005年(平成17年)10月25日 - 改札外コンコース(京王新線口 - 新都心口間)に京王電鉄の商業施設「フレンテ新宿」(現:京王モールアネックス)開業。
- 2006年(平成18年)7月 - 改札⇔大江戸線連絡階⇔ホームを結ぶエレベーターが整備された。
- 2018年(平成30年)11月18日 - 4番線にホームドアが設置され、供用開始[1]。
- 2019年(平成31年)2月23日 - 5番線のホームドアが供用開始。新宿線ではホームドア導入駅で発車メロディを使用しており、他社管理の当駅でも使用を開始したため、当駅が京王電鉄の駅で唯一発車メロディが流れる駅となった。
駅構造[編集]
甲州街道下にコンコースがあり、京王新線口から京王モールで京王線などの新宿駅西口・中央西口、エスカレータ・階段で東日本旅客鉄道(JR東日本)などの新宿駅南口に連絡している。
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、のりばの番号は改札内に連絡通路がある京王線新宿駅(1 - 3番線)・新線新宿駅(4・5番線)・都営地下鉄大江戸線新宿駅(6・7番線)と連番になっている。
都営地下鉄大江戸線新宿駅とは異なり、券売機が京王管轄のため、都営地下鉄の企画乗車券を購入することはできない(まるごときっぷと都営-メトロ一日券は購入可能)が、大江戸線単独の改札口で購入した企画乗車券を用いることは可能。また、当駅からPASMO・Suica等の各種ICカードで入場する場合、残額が都営地下鉄の初乗り運賃の178円未満であっても、京王線・京王新線の初乗り運賃である126円以上であれば入場が可能である。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
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4 | KO 京王新線 | 初台・幡ヶ谷・明大前・調布・橋本方面 | 一部列車は5番線 |
5 | S 都営新宿線 | 市ヶ谷・九段下・神保町・大島・本八幡方面 |
(出典:都営地下鉄:駅構内図)
- 都営新宿線の新宿駅始発・終着列車は、4番線到着後引き上げ線で折り返し、5番線に入線する。すなわち、京王新線からの直通と新宿駅始発列車は同一のりばからの発車となる。
- 京王新線の新線新宿駅始発・終着列車は、5番線で折り返し、引き上げ線には入らない。
- 京王線内で優等運転し、都営新宿線内を各駅に停車する列車[注釈 2]は、全て当駅を境に種別変更を行う。なお、2013年2月22日実施のダイヤ改定前は、笹塚方向から本八幡方面(実質笹塚から各駅停車の列車)と都営線内各駅停車・京王線内のみ急行に該当する調布方面行の列車が当駅で種別を変更していた。本八幡方向から笹塚方向に運転する京王線内区間急行・快速となる列車は始発の本八幡から京王線内の種別で案内されていた(都営線内では見かけ上は京王線内のみ急行の列車がそれらよりも下位種別であるかのように案内されていた)。
- 乗車位置表示は京王のタイプと都営のタイプを融合させたスタイルである。また誤乗防止のため、ホームドアの開閉部(扉部分)は4番線側が藍色、5番線側が黄緑色となっており、戸袋部にはそれぞれのラインカラーが引かれている。
京王線新宿駅との連絡通路[編集]
京王新線口脇の駅事務室横の下り階段と京王線新宿駅3番ホーム南端の下り階段の間に改札内連絡通路があり、階段を利用する形となる。
京王線新宿駅停車中の車両の車内アナウンスや車内案内表示装置では、京王新線にしか駅が設けられていない初台駅・幡ヶ谷駅を利用する際は新線新宿駅から発車する電車を利用するように案内される。
京王新線口[編集]
地下1階に改札口があり、エレベーター・エスカレータ・階段で地下5階のホームと連絡する。
地下4階には都営地下鉄大江戸線との乗り換え通路がある。
1990年代後半の一時期、旧地名の「角筈(つのはず)口」を名乗っていたが、定着せず現在の呼び名になった。
2006年には、都営地下鉄大江戸線の一部改札口閉鎖に伴い、「大江戸線新宿駅の改札口」として利用可能になった。ただし実際には、都営地下鉄新宿線と同一の乗車券類を使用していることから以前から利用できたが、公式には告知されていなかった。
地下1階の「京王新線口」改札から「新都心口」改札に向かって通路を進むと、ヤマダ電機LABI新宿西口館の出入口に地上へ通じるエレベーターがある (6:00~23:00)。
新都心口[編集]
地下1階に改札口があり、エスカレータ・階段で地下5階のホームと連絡する。
利用状況[編集]
都営地下鉄における2018年度の1日平均乗降人員は、312,312人である[2]。年度ごとの推移は新宿駅#利用状況を参照のこと。
駅周辺[編集]
地下通路等にて東京都庁舎を含む西新宿の高層ビル群、都営大江戸線都庁前駅、新宿西口駅、東京メトロ丸ノ内線・副都心線・都営新宿線の新宿三丁目駅などまで雨天時でも傘なしで移動が可能である。さらに、少し離れているが、新宿サブナードを経由することにより西武新宿駅へも地下通路だけでの移動が可能である。また、僅かな屋根のない区間を経由すれば丸ノ内線の西新宿駅へも移動できる他、新宿サザンテラスを経由して代々木駅方面へ踏切を渡らずに行くことも可能である。
その他[編集]
- 京王線内の各駅放送や表示、車内放送等においては、(京王線)新宿と新線新宿を明確に区別して案内している。ただし、列車が新線新宿駅に到着する際の車内放送では「新線新宿」ではなく単に「新宿」と案内される。新線新宿駅ホームの駅名標も「新宿」と表記されている。英語表記は新線新宿をそのままローマ字にした「Shinsen-shinjuku」が長らく用いられてきたが、新宿駅のサイン統一の流れの中で「Keio New Line Shinjuku」に統一された。また、方向幕などでは日本語で「新線新宿」と表記しつつ、英語では単に「Shinjuku」としているものもある。
- 現在は京王モールアネックスとなっている京王新線口と新都心口の間の通路には、1990年代前半には多数のホームレスが段ボールハウスを作って住み着いていた。1996年1月24日に東京都が新宿駅から都庁につながる地下通路で動く歩道の建設を理由にホームレスを強制排除した後、同地からの流入が起こったため、京王帝都電鉄(当時)は同年2月10日にこの通路にバリケードを築き、ホームレスを排除した[3]。現在でもこの通路には"新宿駅構内における秩序維持及び防火対策のため、以下の行為を行った場合は、駅構内の利用を制限させて頂く場合があります"(具体的には寝ころび、喫煙、飲酒、徘徊、ダンボールなど可燃物の持ち込みなど)と書かれた警告板が掲出されている。
隣の駅[編集]
- 京王電鉄
- 京王新線
- ■急行・■区間急行・■快速・■各駅停車
- (都営新宿線) - 新線新宿駅 (KO01) - 初台駅 (KO02)
- ■急行・■区間急行・■快速・■各駅停車
- 東京都交通局
- 都営新宿線
- 両路線は当駅を介して直通運転するが、両事業者の路線に跨って「急行」「各駅停車」として運転される列車を除いて、当駅に到着した際に直通先事業者の種別に変更する。そのため、京王線内で「区間急行」「快速」として運転される列車は、すべて都営線内では「各駅停車」または「急行」に変わる。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ “京王新線新宿駅 ホームドア開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2018年10月10日)
- ↑ 東京都交通局「各駅乗降人員一覧」
- ↑ 『ホームレス京王も「ノー」』朝日新聞1996年2月10日付夕刊
関連項目[編集]
- 日本の鉄道駅一覧
- 新線池袋駅 - 当駅と同様の事情で当時の有楽町線新線のホームに「新線」を冠していたが、副都心線の開通に合わせて丸ノ内線の構内と接続され、案内上の呼称も単に「池袋駅」とされた。ただし現在でも有楽町線と副都心線のホーム間の距離は長く、改札外乗り換え(丸ノ内線ホームからも)となっている。
- 京葉線 東京駅 - 同じ駅ながら他線と離れたのりばの典型であるが、特に駅呼称を区別していない。
- 東武伊勢崎線 押上駅 - 改札外連絡且つ連絡通路も廃止されているが、運賃計算上とうきょうスカイツリー駅と同一駅とみなしている。
- 東京メトロ千代田線(JR常磐線各駅停車)北千住駅 - 当駅と京王線新宿駅の関係と同様に運賃計算上における境界駅の1つであり、途中駅通過の常磐快速線と緩行線が中間改札なしでつながっているものの、緩行線のホームおよび改札はJRではなく東京地下鉄の管轄である。
- おおさか東線等 大阪駅 (うめきたエリア) - 同じ駅ながら他線と離れたのりばの典型であるが、駅呼称は括弧書きのみで区別している。
- 新宿
外部リンク[編集]
- 京王電鉄(京王線・京王新線)新宿駅
- 京王新線新宿駅 駅構内マップ
- 新宿駅 | 都営地下鉄 | 東京都交通局
- 街はぴ 新宿駅 - 京王沿線口コミ情報サイト
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