引き上げ線

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引き上げ線(ひきあげせん)とは、鉄道の信号場操車場において列車・車両の方向転換・入換時に本線から車両を退かすための側線

概要[編集]

列車の終着駅で本線を塞がずに折り返しを行う、入換の際に引き上げるのに適した本線・側線が存在しない・スイッチバック駅/信号場で本線から構内に直接進入出来ない場合・増解結車両の待機場所としての使用などで引き上げ線が建設される。

引き上げ線として独立した線路を敷設する場合もあれば、駅に近接する車両基地への回送線に引き上げ線の機能を持たせる場合や車両基地そのものを引き上げ線として使う場合、分岐していた路線の廃線跡を引き上げ線に使うケースもある。

引き上げ線を建設する際は複線の上下線の間に敷設して上り線・下り線を塞ぐことなく進入出出来ること、列車が到着した方向のまま進入できる方角が望ましいとされる。単線区間では本線の隣に引き上げ線を敷く場合もある。

関連項目[編集]