甲州街道

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甲州街道(こうしゅうかいどう)は江戸時代の五街道の一つで、現在の国道20号下諏訪町以東の俗称。「甲州道中」ともいう。

概要[編集]

江戸日本橋を起点にして内藤新宿を経て甲府までを言う場合もあるが、さらに韮崎を経て下諏訪で中山道(現・国道143号および20号)に合流する道路を含めることが多い。

関所は小仏と鶴瀬に置かれた。

沿革[編集]

現在の甲州街道は、徳川家康関ケ原の戦いで勝利したことにより、慶長5年に起工し、慶長9年に完成した[1]。幅員五間半、一里塚を左右両側に配した。甲斐21万石の太守・浅野弾正長政がこの工事に貢献したという。甲州街道は元々、直轄地の甲斐と駿府を結ぶための道路として造成したため、徳川大御所体制下で非常に重視された。

甲州街道の里程[編集]

重要宿場の里程を示す[1]。里程は主として石井(1932)によるもの。

No 宿場 宿場間里程 現在の所在地
起点 日本橋 - 東京都中央区日本橋
1 内藤新宿 二里十二町 東京都新宿区新宿
2 高井戸宿 二里 東京都杉並区下(上)高井戸
3 布田宿 二里 東京都調布市布田
4 府中宿 二里 東京都府中市本町、宮町
5 日野宿 二里八町 東京都日野市日野本町
6 八王子宿(横山) 一里二十七町 東京都八王子市横山町
7 駒木野宿 一里二十七町 東京都八王子市裏高尾町
8 小仏宿 二十七町 東京都八王子市裏高尾町
9 小原宿 二里 神奈川県相模原市相模湖町小原
10 与瀬宿 十七町 神奈川県相模原市相模湖町与瀬本町
11 吉野宿 三十四町 神奈川県相模原市藤野町吉野
12 関野宿 二十六町 神奈川県相模原市藤野町小渕関野
13 上野原宿 三十四町 山梨県上野原市上野原本町
14 鶴川宿 十八町 山梨県上野原市鶴川
15 野田尻宿 一里五町 山梨県上野原市野田尻
16 犬目宿 二十一町 山梨県上野原市犬目
17 鳥沢宿 一里六町 山梨県大月市富浜町鳥沢
18 猿橋宿 三十一町 山梨県大月市猿橋町猿橋
19 駒橋宿 二十二町 山梨県大月市駒橋
20 大月宿 十六町 山梨県大月市大月
21 花咲宿 十町 山梨県大月市大月町花咲
22 初狩宿 一里八町 山梨県大月市初狩町下初狩
23 白野宿 二十八町 山梨県大月市笹子町白野
24 阿弥陀海道宿 二十六町 山梨県大月市阿弥陀海
25 黒野田宿 十町 山梨県大月市笹子町黒野田
26 駒飼宿 二里八町 山梨県甲州市大和町日影
27 鶴瀬宿 十八町 山梨県甲州市大和町鶴瀬
28 勝沼宿 一里三町 山梨県甲州市勝沼町勝沼
29 栗原宿 三十町 山梨県山梨市栗原
30 石和宿 一里二十一町 山梨県笛吹市石和町市部
31 甲府宿 一里十九町 山梨県甲府市中央、城東
32 韮崎宿 3里20町50間 山梨県韮崎市本町
33 台ケ原宿 4里 山梨県北杜市台ヶ原
34 教来石宿 1里14町 山梨県北杜市白州町教来石
35 蔦木宿 1里6町 長野県諏訪郡富士見町蔦木
36 金沢宿 3里4町25間 長野県茅野市金沢
37 上諏訪宿 3里14町 長野県諏訪市諏訪
38 下諏訪宿 1里11町 長野県諏訪郡下諏訪町

注・参考文献[編集]

  1. 1.0 1.1 石井正義(1932)『甲州街道の今昔』多摩郷土史研究会