おしん

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おしん』は、NHKの朝の連続テレビ小説のドラマの事である。ヤオハンの女性経営者がモデルとされている[注 1]

概要[編集]

バブル景気の真っただ中に、時代錯誤と思えるような寒村出身の貧しい主人公、おしんが辛抱に辛抱を重ねてスーパーで成り上がるまでを描いた、橋田壽賀子脚本の立身出世ドラマである。
舞台地は山形県(主に少女期)、佐賀県(主に成年期)、三重県(主に老齢期)。
ヒロインは少女期を小林綾子、成年期を田中裕子、老齢期を乙羽信子が演じた。

老齢期ヒロインの乙羽が孫に昔語りをするかたちでストーリー展開した。

このドラマがきっかけで大根めしがブームになった。

なお、ドラマ内で泥棒の濡れ衣を着せられたおしんのとんでもないシーンがあり今の世なら大問題になってしまうがNHKの扱いはどうなのか知らない。

このドラマでヤクザの親分を演じたガッツ石松は演技に開眼したという。なお劇中ではガッツ石松の英語が聞けたはずである。
また、代表的なシーンとして回想番組で放送が多い、少女時代のおしんを奉公先へ船で連れて行く若者役は若き日の光石研である。

あらすじ[編集]

東北の寒村生まれのおしんは、家が子だくさんなので子守り奉公に出されるが、何故か続かず。母親が水商売で働くことになる。化粧して美しくなった母親(注・泉ピン子)に驚くおしん。その後、おしんは終戦後に反物を売るが地元のヤクザに目を付けられてしまう。しかし、おしんの度胸にほれ込んだ親分さんは、おしんをかばい商売を守るのであった。商売が軌道に乗った後、地元ではスーパーの5号店が地元商店街の反対を押し切って開店するが近所に本州大手の大型スーパーが進出するとの情報がリークされる。慌てふためく社長たちをしり目に会長のおしんは暢気に旅行に出ていた。(ちなみにスーパー5号店以降が冒頭のシーンである)

影響[編集]

ブーム[編集]

おしんの像が建てられたが。よりによってジャスコの前だったのでタモリが『笑っていいとも』の「おじさんは怒っているんだぞ」のコーナーでネタにしていた。そこでは「おしんのしんは辛抱のしん」をもじって「おしんのしんはシャープペンシルの芯のしん」と語って笑いを取っていた。

他にも、隆の里が「おしん横綱」と呼ばれたり、スーパーヤオコーの中興者が「小川のおしん」と呼ばれた。

ブーイング[編集]

おしんが佐賀出身の姑にいびられたため、佐賀県に対するパッシングが行われたりした。

関連項目[編集]

  • ぎゅーとら - おしんの晩年の舞台地、三重県伊勢志摩の大手スーパー。

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  1. 静岡県内の民宿「丸山」の経営者のモデル説もあり。