私鉄

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私鉄(してつ)とは、民間企業が運営する鉄道のことである。

概要[編集]

都営など公営鉄道は民間企業ではないので私鉄ではないが、「民営鉄道」として扱われる。また、第三セクターについても、施設のみ保有の第3種鉄道事業者が増加しているため扱いが曖昧である。

対義語は官鉄で、1906年(明治39年)の鉄道国有法施行で、日本鉄道のように地域の交通を大きく独占する私鉄は消滅し、鉄道省などの監督官庁が官営鉄道を運営しつつ、私鉄の路線新設に大きな許認可権を持った。
日本国では1949年日本国有鉄道に移管し、さらに1987年4月1日国鉄分割民営化を行い、日本国政府が全株式所有する特殊法人(その後、旅客鉄道会社は本州3社と九州が株式上場して特殊法人から除外)となったため、JRと私鉄という分け方がされる。
JRも旧国鉄とはいえ民間企業なので厳密には私鉄であるが、様々な制約があり(国難の際には自衛隊に協力すること、政府の要請があれば郵便輸送を行うこと)、一般の私鉄とは扱われていない。

春闘などの労使交渉も、JRの労働組合は私鉄総連に加盟していない。

分類[編集]

大手私鉄地方民鉄中小民鉄に分けられる。