人工知能
人工知能(じんこうちのう、英:Artificial intelligence、AI。正しくは「人工智能」)とは「人工的に創られた知能」とされるが、コンピューターは、ことディジタルデータの蓄積とアクセス速度を含む処理速度においては人間の及ぶところではないため、「面倒臭いことはAIに任せる」というのが正しいアプローチである。
概要
記憶力と実行速度においては人間を遥かに凌ぐが、「視野」という点では人間に劣るため、「人工知能」とされる。AIは本来「人工智能」を目指したものであるが、現状では「人工知能」と表記せざるをえない。せめて「人工痴脳」くらいは目指してほしいと思う。「ChatGPT なんて、べつに大したことはやってないよ?」と開発者自身がボヤいていたりする。
自ら学習したり(深層学習)、判断を下したりする能力を持つコンピューターのプログラムのことである。膨大な情報・「ビッグデータ」を解析して法則性を見つけられるほか、周囲の映像を認識しながらロボットを動かすなどの特性を備えている。応用分野は自動運転やドローン、殺人ロボット兵器、医療、金融などに拡大している。
理論
- 鳥のアプローチ
- 「人間は智能を持っているのだから、まず人間の脳を研究してそこから先へ進もう」というアプローチ
- 飛行機のアプローチ
- 「プロペラだろうがエンジンだろうが、要するに飛べりゃいいんだろ?」というアプローチ
の二つがあるが、
- ブルート・フォース・アプローチ
- 「そもそも人間が何を要求してんのかが解んないので、パターン認識とかディープ・ラーニング(深層学習)とかいろいろデータをぶっこんで何が起きるか見てみねぇ?」
といった話がある。最後のひとつは「だったらコンピューターに眼とか耳とか手足とかつけて、そのへん(人間の生活圏)に放したらいいんじゃね?」という意見もあるが、人工知能を理解する智能を持ち合わせていない人間が多いので、人間にまず人工知能を理解するだけの智能を与える事が人工知能にとっての課題とされている。しかしそのような事ができる技術者が不足しているという現実もある[1][2]。あるいは技術的な話題を分かりやすく伝えるサイエンスコミュニケーター的な役割を持つ専門家も求められるが、お金がない[誰が?][何のための?]ので実現していない。プログラム教育などが役に立つのではないか?といった話はある。
ELIZAを基礎としたDOCTERなどは、「人工無能」(いわゆるチャットボット)として知られる。ただし、意味論的な処理は行なっていないので「智能」的ではない。日本語の場合、トーカナイズが難しく、形態素解析の段階でつまづいていたため、その先に進むことが困難であった。
そのため、「人工智脳」の前段階として人工痴脳を開発する動きがあり、「おばあちゃんの知恵袋」的な「婆ちゃんリアリティ」といったものも開発された[3]。
それなら
「技術者が不足しているなら、それを人工知能で補えばいいじゃない?」と言われそうだが、その人工知能を操れる技術者が不足しているので、その人工知能を操れる人工知能を作る必要があるが、その人工知能を操れる人工知能を作る技術者が不足しているので、人工知能を操れる人工知能を作れる人工知能を作る必要があるが、人工知能を操れる人工知能を作れる人工知能を作れる技術者が不足しているので、人工知能を操れる人工知能を作れる人工知能を作れる人工知能を作る必要があるが、技術者が不足しているので結局人工知能が必要な分作れないという現実もある。
なので人工知能になりすました人間が登場したりする。それなんてキズナアイ。
とはいえ、人間には「視野」というフィールドがあり、それは人工知能には欠けているものであるため、「人間を人工知能の端末として位置づける」という立場もある。つまり、大量のデータを人間に理解しやすいように提示し、人間がそれを判断する「智」の部分を担うという役割分担である。
このデータを集積して人間型ロボットに移植することで、ロボットを端末として利用しうる可能性があるが、現時点では期待にすぎない。
技術者は何処へ
「単純に育てて来なかったって事みたい[4]」とも言われているが、「使い潰してきた」だけの話である。
プログラマーみたいな貴重な人材をブラック企業で潰して来ているという歴史もありますし。
「下請けに課題を丸投げしていた一部の企業が騒いでいるだけ」という可能性もある[5]。
現時点では松原仁などがおり、コンピュータ将棋においては「予備知識なしでプロ棋士が勝負すると、パソコン一台を相手にしても負越ししかねない」ところまで発展している。将棋電王戦も参照のこと。
人工知能の欲するものは
コンピュータシステムには「欲求」はプログラムされていないので、あくまで人間の立場での発言であり、「人工知能に何を与えるか」についての意見であることに留意されたい。
- 「自分の体」を持たせたほうがよい。義体化はコンピュータと人間の間のインタフェースであり、入出力システムの一部として重要である。とはいえ「時計仕掛けのオレンジ」で欧米における評判が下がってしまい、日本の『攻殻機動隊』にハマッで聖地巡礼のために来日する奴も数多い。『ブレードランナー』のファンも多く、立食い饂飩に感動する奴もいる。「エイリアン」や「ブレードランナー」は、「スモークの円谷」との異名のある円谷監督の影響を強く受けているため、京浜急行の北品川駅で下車して八ツ山橋に巡礼するマニアがいたりする。最近は「シン・ゴジラ」の影響もあってJR蒲田駅東口商店街も聖地となっている。もちろん服部時計店も忘れてはならない。
- 幼児の発育のようなものと考えると、四肢を揃えるのと同じように聴覚や視覚に相当するマイクやカメラの接続は行なったほうがよい。とくにマイクは重要であり、音像定位などに関する理論の整備などは喫緊の課題である。そうなると、バイノーラル録音などが重要になってきて、ダミーヘッドなどがとりあえず入力機器として必要となる。これにカメラを内蔵し、出力用のスピーカーを備え、首の向きを変えるアクチュエータが加われば、かなり有効であろうと思うのだが、リビングルームの隅に生首が据えられている風景は、なかなかに想像が難しい。
人工知能の活用アイデア
人権侵害?
詳細は「人工知能における人権侵害」を参照
脚注
- ↑ “ハイスキル人材不足、日本は世界33カ国中「最悪」 技術進化に追いつけず”. ITmedia ビジネスオンライン (2018年11月7日). 2018年11月26日確認。
- ↑ “高スキル人材、日本が最も不足 スキルアップで遅れ”. 日本経済新聞 (2018年11月6日). 2018年11月26日確認。
- ↑ 「KERAと犬子の四次元ラヂオテクノスケ」で取りあげられた。
- ↑ “AI基盤の必要性”. 日本経済新聞 (2018年11月21日). 2018年11月26日確認。
- ↑ “「IT技術者が足りない」の嘘と真実”. 文系プログラマによるTIPSブログ (2014年6月30日). 2018年11月26日確認。
- ↑ ざんねんなモノ事典#その他. Chakuwiki. 2020年10月15日閲覧。
関連項目
- ELIZA
- 日本語を話す医者を求む
- Siri
- ファジィ制御
- 殺人ロボット兵器
- 私はロボットではありません
- 川柳
- 戦闘妖精・雪風
- TensorFlow
- AIレースカー
- AI人材
- 日本語処理
- 石川英輔 - 『大江戸神仙伝』の作者。『人造人間株式会社』『プロジェクト・ゼロ』などの作品がある。『人造人間株式会社』では、ハイブリッド・コンピュータを搭載したロボットが自己学習して智能的な行動を取りはじめるという筋書が用いられている。