北大西洋条約機構
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北大西洋条約機構(きたたいせいようじょうやくきこう)とは、東西冷戦の時代にソ連の脅威に対抗するため、アメリカ・カナダ・西欧諸国の12か国で1949年4月4日に創設された軍事同盟のことである。略称はNATO。これに対抗する形で1955年5月にソ連など東側諸国が軍事同盟としてワルシャワ条約機構を創設している。
1989年11月に東西ドイツを分断し、東西冷戦の象徴的な存在と言われたベルリンの壁が崩壊し、12月に当時の米ソ首脳が東西冷戦の終結を宣言すると、東欧諸国から北大西洋条約機構に加盟する動きが相次ぎ、1999年にはチェコ、ハンガリー、ポーランドなどの旧東側諸国が加盟した。2001年9月にアメリカ同時多発テロが発生すると、10月には初めて集団的自衛権を発動した。2003年8月にはアフガニスタンの国際治安支援部隊の指揮権を引き継いだ。2009年3月、1966年に条約機構を脱退していたフランスが復帰した。
2019年2月に承認された北マケドニアが正式加盟した場合には30か国体制となる予定である。
集団防衛を定めたNATO条約第5条においては、加盟国が軍事攻撃を受けた場合には、全加盟国への攻撃とみなして武力行使を含む必要な行動を直ちにとると規定されている。ただし、これが発動されたのはアメリカ同時多発テロによるアフガニスタン戦争における武力行使だけである。
加盟国[編集]
NATO加盟国[編集]
アルバニア
ベルギー
ブルガリア
カナダ
チェコ
デンマーク
スペイン
エストニア
フランス
イギリス
ドイツ
ギリシャ
クロアチア
ハンガリー
アイスランド
イタリア
リトアニア
ルクセンブルク
ラトビア
マケドニア
モンテネグロ
オランダ
ノルウェー
ポーランド
ポルトガル
ルーマニア
スロバキア
スロベニア
トルコ
アメリカ合衆国
加盟行動計画[編集]
エンハンスト・オポチュニティ・パートナー[編集]
個別パートナーシップ行動計画[編集]
平和のためのパートナーシップ[編集]
アルメニア
オーストリア
アゼルバイジャン
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
ベラルーシ
スイス
ジョージア
アイルランド
カザフスタン
キルギス
モルドバ
マルタ
ロシア
セルビア
スウェーデン
タジキスタン
トルクメニスタン
ウクライナ
ウズベキスタン
地中海ダイアローグ[編集]
イスタンブール協力イニシアチブ[編集]
グローバルパートナー[編集]
関連項目[編集]
- 大西洋主義
- 北大西洋条約機構の旗
- NATOコードネーム
- NATOフォネティックコード
- NATO弾
- NATO陸軍士官の階級と徽章
- MNNA
- ワルシャワ条約機構
- フォークランド紛争
- リフォージャー演習
- 平和のためのパートナーシップ
- 欧州・大西洋パートナーシップ理事会
- 国際治安支援部隊
- アグスタ・スキャンダル
- 欧州連合
- 欧州安全保障協力機構
- 東南アジア条約機構
- 西欧同盟
- .nato
- ネイト
- オーディン