ワルシャワ条約機構
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ワルシャワ条約機構(ワルシャワじょうやくきこう)とは、1955年にソ連と東欧諸国の社会主義国家がポーランドのワルシャワで結成した軍事同盟のことである。Warsaw Treaty Organizationの略称からWTOと言われていたが、現在は世界貿易機関との混同を避けるためWPO(Warsaw Pact Organization)の略称も用いられる。第2次世界大戦後の冷戦下で西側諸国による北大西洋条約機構(NATO)に対抗して作られた条約機構である。しかし1980年代後半から東欧諸国で民主化の改革が進んで共産党に変わる新政権が誕生し、さらにソ連が崩壊して東西冷戦も終結したことにより、軍事的な意味を成さなくなって1991年に解消された。
加盟国[編集]
- ソビエト連邦
- ブルガリア人民共和国
- ルーマニア社会主義共和国
- 東ドイツ(ドイツ民主共和国)
- ハンガリー人民共和国
- ポーランド人民共和国
- チェコスロバキア(チェコスロバキア社会主義共和国)
- アルバニア人民共和国(1968年脱退)
- モンゴル人民共和国(オブザーバー)
- 朝鮮民主主義人民共和国(オブザーバー)
関連項目[編集]
- 神聖同盟 - 同様にヨーロッパの自由主義運動に介入したロシア主導の同盟。
- ワルシャワ条約 - 1955年にワルシャワ条約機構を成立させた条約。1991年に失効。
- 経済相互援助会議
- 北大西洋条約機構
- 上海協力機構
- 欧州安全保障協力機構
- 集団安全保障条約機構