優駿牝馬
優駿牝馬 (オークス) | |
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開催国 | 日本 |
主催者 | 日本中央競馬会 |
競馬場 | 東京競馬場 |
創設 | 1938年11月23日 |
2020年の情報 | |
距離 | 芝2400m |
格付け | GI |
賞金 | 1着賞金1億1000万円 |
出走条件 | サラ系3歳牝馬(国際・指定) |
負担重量 | 定量(55kg) |
優駿牝馬(ゆうしゅんひんば)とは日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝2400メートルで施行する中央競馬の重賞(GI)競走である。
イギリスのオークスステークスを範としているため、日本国内ではこの競走の副称を「オークス」としている。日本中央競馬会は提供のテレビCMで「オークス」とのみ表記ならび呼称をし、英語表記をするときは「Yushun Himba(Japanese Oaks)」としている。
概要[編集]
1936年12月にそれまで各競馬倶楽部が主催していた日本国内の競馬を統括して唯一の主催団体として発足した日本競馬会が、東京競馬倶楽部が主催して1932年から始まった東京優駿大競走の成功を受けて、イギリスのクラシック競走に倣った4歳(現3歳)馬の競走体系の確立を目指して、1938年6月15日に理事会で五大特殊競走(五大クラシック競走)の創設を決定し、1000ギニーに相当するレースを中山に、2000ギニーに相当するレースを横浜に、セントレジャーに相当するレースを京都に、そしてオークスに相当するレースを阪神にそれぞれ設けることとなった。そしてその年の秋に、阪神にオークスに相当する阪神優駿牝馬競走が創設されて、第1回を鳴尾競馬場の土2700mで施行された。
これによって、東京優駿競走・横浜農林省賞典四歳呼馬・中山四歳牝馬特別・京都農林省賞典四歳呼馬と並び日本競馬会が五大クラシック競走とする中の1競走として始まった。
その後施行距離を芝2450m、芝2400mに変更し、1944年は太平洋戦争(戦時中)の影響により1945年は太平洋戦争及び終戦におけるアメリカ進駐軍の競馬場の占領により中止したが、1946年10月17日から日本競馬会が主催する競馬が再開されたのに伴い、その年から東京競馬場・芝2400mに移行し、名称を「優駿牝馬」に変更して戦後の競走がスタートした。1948年に日本競馬会の解散で国営競馬となり、1953年からは10月の秋季開催から現在の5月の春季開催に変更。1955年に国営競馬から現在の日本中央競馬会主催となり、1965年からはオークスの副称が付いて、途中6月末と7月上旬に順延開催したことがあるが、ほぼ東京優駿の前週に開催されている。なお戦後東京競馬場に移行してから、東京優駿と同じようにスタンド改修などで他の競馬場で代替開催になったことは一度もない。
1970年からはビクトリアカップ(1976年よりエリザベス女王杯にレース名称変更)の新設に伴い桜花賞とビクトリアカップ(エリザベス女王杯)と共に牝馬三冠競走を構成する事になるが、必ずしも牝馬三冠という表現を当初から使っていた訳でなく、これが定着したのは1986年にメジロラモーヌが三冠を達成した時からである。
1984年のグレード制施行により最も格の高いGIに格付けられ、1995年からは指定競走となり地方所属の競走馬も出走可能になった。1996年からはエリザベス女王杯が古馬の出走可能な競走になったことにより、同競走に代わって新設された秋華賞を含めて牝馬三冠競走を構成することになった。2003年からは外国産馬の活躍による出走資格の見直しの一環により外国産馬が2頭が出走可能になり、2006年からは5頭に拡大された。
開催時期に関しては原則として東京優駿(日本ダービー)の開催前週の日曜日となっている。1996年に高松宮杯(現・高松宮記念)がGIに昇格したことを受け、開催日を5月に繰り上げてから本競走を5月最終日曜(旧来の東京優駿の開催日)に繰り下げたことがあった。しかし高松宮記念は2000年に3月開催となったため元の開催日に戻り、現在に至っている。
中央競馬が誇る八大競走の1競走で桜花賞・秋華賞とで中央競馬の牝馬三冠競走を構成し、更にはエリザベス女王杯を含め牝馬四冠競走と呼ばれることもある。また桜花賞は「桜の女王決定戦」と呼ばれるのに対し、本競走は副称のオークスの直訳から「樫の女王決定戦」とも呼ばれている(なお由来となった英国の「オークス」は樫ではなく領地名を指す単語である)。
牝馬路線の競走形態上、施行距離となる芝2400mが出走馬にとって初めての場合が多く競馬中継では「2400mは未知の世界」と言われる。距離適性などの理由で桜花賞の優勝馬がこの競走で敗れることも少なくなく、一生に一度きりの距離となる出走馬もいる。また優勝後に更なる飛躍をとげた馬も少なからず存在する一方、一般的に牝馬にとって2400mは過酷ともいえる距離で、このレースの優勝馬が疲労残りでその後惨敗続きになってしまったとされるケースも多い。
桜花賞・皐月賞・優駿牝馬・東京優駿のいずれかの2つのクラシック競走とNHKマイルカップを含めて変則三冠競走と呼ぶ者が一部にいるが、NHKマイルカップから優駿牝馬へのコースは日程的に苦しく、桜花賞を含めたそのようなローテーションで走る牝馬は少ない。
現在の優勝レイは桃色地に金色文字となっている。
出走資格[編集]
- サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の牝馬の競走馬(外国産馬含む)及び地方所属の牝馬の競走馬(本競走への優先出走権を獲得した牝馬及びJRAのGI競走1着馬)及び外国調教馬の牝馬(外国産馬と合わせて9頭まで)、出走枠は18頭まで。未出走馬・未勝利馬は出走できない。
- 以下のトライアル競走に必要な着順に入った場合優先出走できる(最大8頭)。
- トライアル競走
競走名 | 格付 | 施行競馬場 | 施行距離 | 競走条件 | 優先出走権 |
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桜花賞 | GI | 日本・阪神競馬場 | 芝・外1600m | 国際競走 | 4着以内 |
フローラステークス | GII | 日本・東京競馬場 | 芝2000m | 国際競走 | 3着以内 |
スイートピーステークス | OP | 日本・東京競馬場 | 芝1800m | 指定競走 | 2着以内 |
優駿牝馬自体は未勝利馬(収得賞金が0の馬)に出走権がないものの、フローラステークス・スイートピーステークスは未出走馬および未勝利馬も出走できるため、これらの競走で収得賞金獲得圏内(フローラステークスは2着以内、スイートピーステークスは1着)に入ると優駿牝馬にも出走可能になる。
- 残りの枠(最低10頭)は通常の収得賞金の総計が多い順に出走できる(残る1枠が複数の同収得金額馬だった場合は抽選で出走馬が決まる)。
- 地方馬は、上記のトライアル競走3競走で優先出走権を得た馬、およびNHKマイルカップ2着以内馬、JRAの芝の3歳重賞優勝馬が出走できる。[1]
その他のステップレース[編集]
競走名 | 格付 | 施行競馬場 | 施行距離 | 競走条件 |
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忘れな草賞 | OP | 日本・阪神競馬場 | 芝2000m | 指定競走 |
負担重量[編集]
- 定量で55kgである。
- 第3~6回は57kgだった。
賞金[編集]
- グレード制が施行された第45回(1984年)以降
回(施行年) | 総額賞金 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 |
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第45回(1984年) | 1億600万円 | 5,600万円 | 2,200万円 | 1,400万円 | 840万円 | 560万円 |
第46回(1985年) | 1億1,050万円 | 5,800万円 | 2,300万円 | 1,500万円 | 870万円 | 580万円 |
第47回(1986年) | 1億1,400万円 | 6,000万円 | 2,300万円 | 900万円 | 600万円 | |
第48回(1987年) | 1億2,330万円 | 6,500万円 | 2,600万円 | 1,600万円 | 980万円 | 650万円 |
第49回(1988年) | 1億3,400万円 | 7,000万円 | 2,800万円 | 1,800万円 | 1,100万円 | 700万円 |
第50回(1989年) | 1億4,880万円 | 7,800万円 | 3,100万円 | 2,000万円 | 1,200万円 | 780万円 |
第51回(1990年) | 1億5,730万円 | 8,300万円 | 3,300万円 | 2,100万円 | 1,200万円 | 830万円 |
第52回(1991年) | 1億7,200万円 | 9,000万円 | 3,600万円 | 2,300万円 | 1,400万円 | 900万円 |
第53回(1992年) | 1億8,160万円 | 9,600万円 | 3,800万円 | 2,400万円 | 960万円 | |
第54回(1993年) | ||||||
第55回(1994年) | ||||||
第56回(1995年) | 1億8,470万円 | 9,700万円 | 3,900万円 | 2,400万円 | 1,500万円 | 970万円 |
第57回(1996年) | ||||||
第58回(1997年) | ||||||
第59回(1998年) | ||||||
第60回(1999年) | ||||||
第61回(2000年) | ||||||
第62回(2001年) | ||||||
第63回(2002年) | ||||||
第64回(2003年) | ||||||
第65回(2004年) | ||||||
第66回(2005年) | ||||||
第67回(2006年) | ||||||
第68回(2007年) | ||||||
第69回(2008年) | ||||||
第70回(2009年) | ||||||
第71回(2010年) | ||||||
第72回(2011年) | ||||||
第73回(2012年) | ||||||
第74回(2013年) |
歴史[編集]
日本中央競馬会設立以前(1938年 - 1953年)[編集]
- 1938年
- 鳴尾競馬場の4歳(現3歳)牝馬限定の定量の土2700mの重賞競走「阪神優駿牝馬」として創設。
- 優勝馬アステリモア。ここまで6戦3勝。生涯通算14戦3勝。父シアンモア。母アステリヤ。尾形景造調教師。保田隆芳騎手。日本ダービー(東京優駿)3着からオークス(阪神優駿牝馬)を制す。
- 同馬の馬主は後の競馬評論家大川慶次郎の父。
- 栄えある第1回オークスを勝った保田隆芳騎手だが、2勝目を挙げるのはそれから29年後のヤマピットになる。
- 2着クサブエ。3着ワルド。
- 1939年
- 優勝馬ホシホマレ。生涯通算62戦6勝。父レイモンド。母ユーターピー。大久保房松調教師。佐々木猛騎手。2着入線からの繰り上げ勝利であった。
- 1着に入ったのはヒサヨシで逃げ切りの大差勝ちであったが6日後に興奮剤使用により失格となった(ヒサヨシ事件)。この事件で同馬を大久保調教師から預かっていた武田文吾調教師が抗議して検査法そのものに疑義が生じ、後にカフェインに関する試験を行った結果、やがて1941年3月に検査は中止された。なおこのヒサヨシも繰り上げ優勝したホシホマレも大久保房松厩舎の管理馬であった。
- 1940年
- 優勝馬ルーネラ。ここまで7戦3勝。生涯通算12戦5勝。父ステーツマン。母ラウネラ。青池良佐調教師。近藤貞男騎手。桜花賞(中山4歳牝馬特別)2着、日本ダービー9着からオークスを制す。
- 2着イエハマ。3着ミスミナミ。
- 施行距離を芝2450mに変更。
- 1941年
- 優勝馬テツバンザイ。生涯通算36戦7勝。父トウルヌソル。母セレタ。稲葉幸夫調教師。騎乗も稲葉幸夫調教師。
- 稲葉幸夫調教師は第1回皐月賞馬ロックパークに騎乗していた。
- 2着はトヨミ。桜花賞馬ブランドソールは4着。
- 1942年
- 優勝馬ロックステーツ。生涯通算26戦6勝。父ステーツマン。母第弐カジョール。尾形景造調教師は2勝目。玉谷敬治騎手は初勝利。
- 2着はカツイワイ。桜花賞馬バンナーゴールは8着。
- 1943年
- 1944年 - 太平洋戦争の影響で中止。
- 1945年 - アメリカ進駐軍の競馬場占領により中止。
- 1946年
- 優勝馬ミツマサ。ここまで4戦4勝。生涯通算14戦8勝。父月友。母第参ソネラ。上村大治郎調教師。新屋幸吉騎手。
- 2着はトヨトシ。
- 開催を東京競馬場に変更。 名称を「優駿牝馬」に変更。
- 1947年
- 優勝馬トキツカゼ。ここまで10戦6勝。生涯通算30戦11勝。父プリメロ。母第五マンナ。大久保房松調教師は2勝目。佐藤嘉秋騎手。皐月賞1着、日本ダービー2着から秋のオークスを制す。
- 同馬は1999年オークス馬ウメノファイバーの5代母である。
- 3着にセフテス。前年のオークス馬ミツマサの妹。
- 1948年
- 1949年
- 優勝馬キングナイト。ここまで21戦10勝。生涯通算26戦12勝。父セフト。母ブラックモント。函館孫作調教師。高橋英夫騎手。同馬は26戦して出走した重賞はオークスとカブトヤマ記念のみであった。
- 函館孫作調教師は第1回日本ダービー馬ワカタカに騎乗していた。
- 1番人気カネユキは2着。
- 3着はシラオキ。皐月賞5着、日本ダービー2着。繁殖入りの後、二冠馬コダマ、皐月賞馬シンツバメを送り出す。
- 1950年
- 優勝馬コマミノル。ここまで9戦4勝。生涯通算25戦6勝。父セフト。母ペットレル。西塚十勝調教師。渡辺正人騎手。同馬は25戦して出走した重賞はオークスのみであった。
- 2着はツラヨシ。桜花賞馬トサミツルは6着。
- 1951年
- 優勝馬キヨフジ。ここまで37戦15勝。父クモハタ。母リーガユートピア。田中和一郎調教師。阿部正太郎騎手。桜花賞6着から秋のオークスを制す。公営大井競馬から中央へ移籍して後に公営に戻った。公営で21戦10勝、中央で18戦6勝、再び公営で45戦7勝。生涯通算84戦23勝。桜花賞が23戦目、オークスが37戦目。春の桜花賞から秋のオークスまで14戦を消化しての栄冠であった。オークスまでの出走回数は優勝馬で史上最多記録。おそらく全出走馬でも最多記録と思われる。
- 2着はミスメイヂ。1番人気フォードライトは4着。
- 1952年
- 優勝馬スウヰイスー。ここまで17戦11勝。中央通算35戦18勝。父セフト。母武兆。松山吉三郎調教師。八木沢勝美騎手。桜花賞1着、日本ダービー8着から秋のオークスを制す。史上初の桜花賞・オークスを制した二冠牝馬。後に菊花賞2着。安田賞(現安田記念)を連覇して天皇賞(秋)5着。この後公営入り。その後の公営での記録が一部不明確で、明らかなものでは公営16戦9勝。合計して生涯通算51戦27勝。ただ公営時27戦11勝と記録しているものもある。
- 桜花賞2着のレダは不出走。桜花賞3着のクインナルビーは4着。皐月賞と日本ダービーとも2着のタカハタはオークスも2着。
- この世代の各牝馬達の戦いである。1)桜花賞==スウヰイスー1着 レダ2着 クインナルビー3着。2)皐月賞==タカハタ2着。3)日本ダービー==タカハタ2着 クインナルビー3着 スウヰイスー8着 レダ10着。4)オークス==スウヰイスー1着 タカハタ2着 クインナルビー4着。5)菊花賞==スウヰイスー2着 クインナルビー3着 レダ4着。6)天皇賞(春)==レダ1着 クインナルビー2着。7)天皇賞(秋)==クインナルビー1着 タカハタ3着 スウヰイスー5着。これが史上有数の名牝達の戦いの軌跡である。翌年の天皇賞春秋を制覇していることがこの世代牝馬のレベルの高さを覗わせる。
- オークス4着クインナルビーは翌年天皇賞(秋)馬となり繁殖入り、牝馬スターナルビーを産み、その娘がセンジュウ、さらにその娘がネヴァーナルビー、そのネヴァーナルビーが芦毛のシルバーシャークと種付けして1974年に生まれた牝馬がホワイトナルビー。笠松で8戦4勝で繁殖入り。やがてダンシングキャップと種付けして生まれた芦毛の牡馬がオグリキャップである。同馬の5代母がこのクインナルビーである。
- 1953年
- 優勝馬ジツホマレ。ここまで18戦7勝。生涯通算53戦17勝。父ミナミホマレ。母第五バッカナムビューチー。杉村政春調教師。杉村一馬騎手。桜花賞2着からオークスを制す。
- 桜花賞馬カンセイは直前に取り消し。皐月賞6着、日本ダービー4着のチエリオは2着。
- 前年まで秋開催であったがこの年から春の日本ダービーの前週に開催を変更。
日本中央競馬会設立後から1960年代(1954年 - 1969年)[編集]
- 1954年
- 優勝馬ヤマイチ。ここまで9戦3勝。生涯通算30戦5勝。父トシシロ。母クリフジ。尾形藤吉調教師は4勝目。八木沢勝美騎手は2勝目。桜花賞勝ちからオークスを制す。史上2頭目の桜花賞・オークスを制した二冠牝馬。この後秋の菊花賞3着。翌年天皇賞(秋)9着。
- 父トシシロの母はクレオパトラトマス。母は変則三冠馬。戦前を代表する名牝2頭の血が流れている。
- この年は日本ダービーの前日土曜日に開催。オークスが日本ダービーと同じ週に開催されたのは、その後1967年にもあり、1953年以降この2年以外は全て日本ダービーの前週に開催されている。
- 1955年
- 優勝馬ヒロイチ。ここまで7戦3勝。生涯通算48戦7勝。父ヒロサクラ。母名月。矢倉玉男調教師。岩下密政騎手。桜花賞2着からオークスを制す。
- 2着はクモノミネ。桜花賞馬ヤシマベルは10着。
- 1956年
- 優勝馬フェアマンナ。ここまで12戦6勝。生涯通算29戦13勝。父マルゼア。母トキツウミ。大久保房松調教師は4勝目。佐藤嘉秋騎手は3勝目。桜花賞3着からオークスを制す。この後連闘で日本ダービー6着。年末の第1回中山グランプリ6着。
- 2着は桜花賞馬ミスリラ。3着は桜花賞2着のトサモアー。桜花賞とオークスの3着までは同じ3頭の争いであった。
- 1957年
- 優勝馬ミスオンワード。ここまで8戦8勝。生涯通算28戦14勝。父ハードソース。母ホールドタイト。武田文吾調教師、栗田勝騎手とも初勝利。桜花賞を勝ちオークスを無敗で制す。史上3頭目の桜花賞・オークスを制した二冠牝馬。この後連闘で日本ダービー17着。秋の菊花賞10着。翌年有馬記念7着。
- 2着ヨドサクラ、4年後のオークス馬チトセホープの姉。
- 3着セルローズ。翌年天皇賞(秋)を制す。前年のオークス馬フェアマンナの妹。
- 1958年
- 優勝馬ミスマルサ。ここまで6戦4勝。生涯通算18戦6勝。父タークスリライアンス。母朝島。古賀嘉蔵調教師は初勝利。八木沢勝美騎手は3勝目。桜花賞7着からオークスを制す。その後クイーンステークスを勝つ。
- 2着はエドヒメ。前年の2着ヨドサクラの妹。
- 3着は桜花賞馬ホウシュウクイン。
- 5着はガーネット。翌年秋に天皇賞(秋)と有馬記念を制す。
- 1959年
- 優勝馬オーカン。ここまで10戦6勝。生涯通算22戦7勝。父トシハヤ。母フクニシキ。伊藤勝吉調教師と清田十一騎手は初勝利。桜花賞2着からオークスを制す。後に菊花賞7着。第1回宝塚記念3着。
- 2着ハマユー。桜花賞馬キヨタケは4着。
- 1960年
- 優勝馬スターロッチ。ここまで9戦4勝。生涯通算25戦9勝。父ハロウェー。母コロナ。松山吉三郎調教師は2勝目。高松三太騎手。桜花賞3着からオークスを制す。後に有馬記念を4歳馬として初めて制覇。産駒にロッチテスコ。
- 2着はクインオンワード。桜花賞馬トキノキロクは9着。桜花賞2着チドリは12着。チドリは秋のクイーンステークスでスターロッチを破っている。
- 時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
- 1961年
- 優勝馬チトセホープ。ここまで10戦9勝。生涯通算18戦6勝。父ライジングフレーム。母エベレスト。伊藤勝吉調教師と伊藤修司騎手ともに初勝利。桜花賞2着からオークスを制す。この後連闘で日本ダービーに出走し3着。
- 2着はハツカリ。10着クリヒデは翌年天皇賞(秋)を制す。桜花賞馬スギヒロは16着。
- 1962年
- 優勝馬オーハヤブサ。ここまで9戦4勝。生涯通算27戦5勝。父ヒンドスタン。母オーマツカゼ。藤本冨良調教師と藤本勝彦騎手とも初勝利。桜花賞4着からオークスを制す。
- 2着はファラデイバ。桜花賞馬ケンホウは14着。
- 1963年
- 優勝馬アイテイオー。ここまで8戦3勝。生涯通算12戦4勝。父ハロウェー。母キタノヒカリ。久保田金造調教師と伊藤竹男騎手とも初勝利。桜花賞6着からオークスを制す。
- 2着パスポート。桜花賞2着で秋の菊花賞3着。翌年宝塚記念2着で勝ったのはヒカルポーラ。翌々年の宝塚記念3着で勝ったのはシンザン。
- 3着ミオソチス。同馬の姉は前年2着のファラデイバ。桜花賞馬ミスマサコは11着。
- 1964年
- 優勝馬カネケヤキ。ここまで11戦6勝。生涯通算16戦6勝。父カネリュー。母コンキュバイン。杉浦照調教師と野平祐二騎手とも初勝利。桜花賞に勝ちオークスも制す。史上4頭目の桜花賞・オークスを制した二冠牝馬。菊花賞5着。
- 桜花賞2着フラミンゴは7着。桜花賞3着ヤマニンルビーは2着。桜花賞4着オーヒメはオークスも4着。
- 1965年
- 優勝馬ベロナ。ここまで11戦5勝。生涯通算21戦7勝。父ソロナウェー。母ミスサカエ。田中和夫調教師と加賀武見騎手とも初勝利。桜花賞12着からオークスを制す。
- 2着はベストルーラー。桜花賞2着キクノスズランは4着。同馬は秋のクイーンステークスでベロナを破る。桜花賞4着エイトクラウンは16着。同馬は翌年宝塚記念を制す。
- 13着ホウウンはその後障害入りして、中山大障害を勝つ。
- 「オークス」の副称が付く。
- 1966年
- 優勝馬ヒロヨシ。ここまで7戦4勝。生涯通算13戦5勝。父ガーサント。母キヨ。久保田彦之調教師と古山良司騎手とも初勝利。桜花賞2着からオークスを制す。秋の菊花賞13着。
- 1番人気メジロボサツは2着、同馬は桜花賞も1番人気の3着。3着はハードイット。桜花賞馬ワカクモは7着。
- 1967年
- 優勝馬ヤマピット。ここまで8戦6勝。生涯通算22戦9勝。父ソロナウェー。母キューピット。浅見国一調教師は初勝利。保田隆芳騎手は2勝目。桜花賞12着からオークスを制す。秋の菊花賞15着。
- 厩務員ストライキで桜花賞が3週間順延となり、体調を崩したヤマピットは桜花賞で惨敗したが、わずか2週間後に体調を整えて逃げ切り勝ち。
- 保田隆芳騎手は第1回アステリモアに騎乗して勝って以来29年ぶりの勝利であった。
- 2着ミドリエース。3着は桜花賞2着のスイートフラッグ。4着イチコ。桜花賞馬シーエースは不出走。
- 1968年
- 1969年
- 優勝馬シャダイターキン。ここまで11戦4勝。生涯通算23戦5勝。父ガーサント。母ブラックターキン。尾形藤吉調教師が5勝目。森安重勝騎手は初勝利。4歳牝馬特別2着からオークスを制す。産駒にダイナアルテミス。曾孫に2009年オークス5着ディアジーナ。
- 桜花賞馬ヒデコトブキは不出走。桜花賞8着ライトバレーは2着。
- 桜花賞2着トウメイは3着。クラシックには手が届かなかったが翌々年秋に天皇賞・有馬記念を連勝し、戦後有数の名牝と言われた。産駒に1978年天皇賞(秋)馬テンメイ。
- 桜花賞3着セプターシローは4着。桜花賞5着マジョルカは5着。
1970年代[編集]
- 1970年
- 1971年
- 優勝馬カネヒムロ。ここまで12戦4勝。生涯通算23戦4勝。父パーソロン。母カネタチバナ。成宮明光調教師と岡部幸雄騎手とも初勝利。桜花賞15着からオークスを制す。秋のビクトリアカップ4着。
- 桜花賞馬ナスノカオリは10着。桜花賞4着サニーワールドが2着。桜花賞8着ミスアリシドンが4着。桜花賞5着タカラローズが8着。9着はフセノスズラン。
- 東京競馬場のスタンド増築工事により、6月6日に開催。
- 1972年
- 優勝馬タケフブキ。ここまで8戦3勝。生涯通算20戦3勝。父パーソロン。母ハヤフブキ。稲葉幸夫調教師は2勝目。嶋田功騎手は初勝利。4歳牝馬特別2着からオークスを制す。その後全く勝利を挙げることは無かった。
- 翌年の日本ダービー馬タケホープは半弟。姉弟でオークス・日本ダービーを制覇した。
- 1番人気タカイホーマは2着。後に秋のビクトリアカップで悲劇的な最期を遂げる。
- 桜花賞5着キョウエイグリーンは13着。しかし後にスプリンターズステークスと安田記念を制し、またオープンでタケフブキに3連勝するなど古馬になってから活躍した。
- 桜花賞馬アチーブスターは不出走。しかし秋のビクトリアカップを制す。
- 馬インフルエンザ流行による関東地区の競馬開催中止の影響で、7月2日に順延開催。
- 1973年
- 優勝馬ナスノチグサ。ここまで11戦6勝。生涯通算39戦8勝。父パーソロン。母ナスノホシ。稲葉幸夫調教師は3勝目。嶋田功騎手は2勝目。4歳牝馬特別2着からオークスを制す。その後ビクトリアカップ2着。
- 稲葉幸夫が調教師として嶋田功が騎手として3人目の連覇。
- 翌週の日本ダービーをタケホープが制して、両方に騎乗した嶋田功騎手は連続で制した初の騎手となった。
- 1番人気レデースポートは4歳牝馬特別を勝ってオークスは2着。秋も京都牝馬特別を勝ってビクトリアカップは9着。ビッグタイトルに縁はなかったが、繁殖入りして産駒テンモンが8年後にオークスを制す。
- 桜花賞馬ニットウチドリは3着。後に秋のビクトリアカップを制し、有馬記念2着。桜花賞2着キシュウローレルは不出走。
- 1974年
- 優勝馬トウコウエルザ。ここまで10戦3勝。生涯通算30戦5勝。父パーソロン。母ベニサイ。仲住達弥調教師は初勝利。嶋田功騎手は3勝目。初重賞勝ちがオークスであった。秋のビクトリアカップも制す。
- 嶋田功が騎手として史上初の3連覇。
- 桜花賞馬タカエノカオリは不出走。2着はスピードシンザン。
- 5着ミトモオーは秋のビクトリアカップを2着後、繁殖入りして1991年天皇賞(秋)馬のプレクラスニーを送り出す。
- 1番人気サクライワイは16着。しかし後にスプリンターズステークスを連覇し安田記念も制し短距離で活躍した。まだこの頃は後のGI競走としての格は無かったが、2年前のキョウエイグリーンと同じようにオークスで惨敗しても古馬になってから短距離で活躍する馬がいた。しかしまだ短距離路線が注目される時代では無かった。
- 1975年
- 優勝馬テスコガビー。ここまで9戦7勝。生涯通算10戦7勝。父テスコボーイ。母キタノリュー。仲住芳雄調教師と菅原泰夫騎手とも初勝利。史上5頭目の桜花賞・オークスを制した二冠牝馬。しかしこれが最後の栄冠であった。その後故障で1年後復帰するも惨敗。再起を期して調教中に心臓マヒで死去。
- 2着はソシアルトウショウ。翌年の皐月賞馬トウショウボーイは半弟。後に産駒で1981年オークス4着エイティトウショウ、トウショウペガサスを送り出す。
- 3着トウホーパール。4着エナージスター。14着カバリダナー。
- 秋のビクトリアカップを制するヒダロマンはまだ1勝馬で福島に出走していた。そのビクトリアカップで3着がカバリダナー、5着がトウホーパール、7着がエナージスター。
- このオークスの出走馬で古馬になってから活躍する馬は無かった。
- 1976年
- 優勝馬テイタニヤ。ここまで11戦7勝。生涯通算25戦7勝。父アローエクスプレス。母ダイニトモコ。稲葉幸夫調教師は4勝目。嶋田功騎手も4勝目。史上6頭目の桜花賞・オークスを制した二冠牝馬。秋のエリザベス女王杯4着。
- 2着ニッショウダイヤ、秋のエリザベス女王杯も2着。桜花賞2着クインリマンドは6着。
- 3着シービークイン。同馬はこの年1月31日の新馬戦5着でデビュー。この新馬戦は1着トウショウボーイが皐月賞を、4着グリーングラスが菊花賞を勝ち、当時話題になった新馬戦であった。そして、それから7年後トウショウボーイとシービークインとの間に生まれたミスターシービーが19年ぶりに三冠馬になってこの新馬戦は歴史に刻まれることとなった。
- この年からビクトリアカップが廃止されて、新しくエリザベス女王杯を創設。
- 1977年
- 優勝馬リニアクイン。ここまで6戦4勝。生涯通算12戦5勝。父ハードリドン。母エンタープライズ。松田由太郎調教師と松田幸春騎手とも初勝利。桜花賞3着からオークスを制す。秋のエリザベス女王杯2着。
- 2着アイノクレスピン。3着メイワロック。桜花賞2着のファインニッセイは7着。桜花賞馬インターグロリアは14着、同馬は秋のエリザベス女王杯を制して翌年有馬記念2着。
- ダイワテスコは20着。同馬は桜花賞で最外枠21番枠で感冒のため出走取消。このオークスでまた最外枠26番枠に入ってしまった。阪神4歳牝馬特別を勝ち、その時点で女王に一番近い馬とされたが悲運の馬であった。
- 1978年
- 優勝馬ファイブホープ。ここまで9戦3勝。生涯通算16戦3勝。父エイトラックス。母ジュティファ。山岡寿恵次調教師と横山富雄騎手とも初勝利。4歳牝馬特別3着からオークスを制す。秋のエリザベス女王杯8着。
- 2010年オークス馬サンテミリオンに騎乗していたのが横山典弘。オークスを騎手として史上唯一の親子制覇を成し遂げるはこれから32年後である。
- 桜花賞2着のサンエムジョオーがオークスも2着。4歳牝馬特別を勝ったヒロノスキーは3着。
- 桜花賞4着リードスワローは5着、秋のエリザベス女王杯を制す。桜花賞馬オヤマテスコは6着。
- 1979年
- 優勝馬アグネスレディー。ここまで9戦3勝。生涯通算18戦5勝。父リマンド。母イコマエイカン。長浜彦三郎調教師と河内洋騎手とも初勝利。桜花賞6着・4歳牝馬特別2着からオークスを制す。秋のエリザベス女王杯2着。産駒に1990年桜花賞馬アグネスフローラを送り出し、そのアグネスフローラから日本ダービー馬アグネスフライト、皐月賞馬アグネスタキオンが出ている。
- 2着ナカミサファイヤ、産駒で1987年オークス20着ナカミジュリアンを送り出す。
- 3着ホクセーミドリ、同馬の孫に1998年オークス12着アインブライドがいる。
- 桜花賞馬ホースメンテスコは21着。
1980年代[編集]
- 1980年
- 優勝馬ケイキロク。ここまで9戦3勝。生涯通算27戦4勝。父ラディガ。母ケイスパーコ。浅見国一調教師は初勝利。岡部幸雄騎手は2勝目。桜花賞7着・京都4歳特別3着からオークスを制す。秋のエリザベス女王杯10着。
- 2着リックサンブル。3着ミョウガミネ。
- 4着ジュウジアロー。翌年秋の第1回ジャパンカップに出走。産駒にトウショウアローを出す。
- 桜花賞馬ハギノトップレディは21着、秋のエリザベス女王杯を制す。産駒にダイイチルビーを送り出す。
- 桜花賞2着タマモコトブキは5着、秋のエリザベス女王杯3着。
- 3歳時に破竹の5連勝で最有力馬とされたラフオンテースは桜花賞4着、4歳牝馬特別8着でオークスを断念して休養。翌年夏に小倉で復活して以降4連勝して秋の第1回ジャパンカップに出走した。
- 1981年
- 優勝馬テンモン。ここまで9戦5勝。生涯通算9戦5勝。父リマンド。母レデースポート。稲葉幸夫調教師と嶋田功騎手とも5勝目。桜花賞2着からオークスを制す。その後1走もせずに引退。
- 稲葉幸夫は調教師として最多勝利数、また嶋田功は騎手として最多勝利数を記録した。
- 母レデースポートは1973年オークス2着。
- 2着ニシノチェリル。3着ダイナビクトリア、秋のエリザベス女王杯6着。
- 4着エイティトウショウ、秋のエリザベス女王杯4着。同馬の母は1975年オークス2着のソシアルトウショウ。その後産駒としてマザートウショウを送り出す。
- 8着アグネステスコ、秋のエリザベス女王杯を制す。
- 4歳牝馬特別を勝ったカバリエリエースは23着、同馬の母カバリダナーは1975年オークス14着。
- 桜花賞馬ブロケードは13着。秋のエリザベス女王杯も13着。その3か月後の1982年2月に行われたスプリンターズステークスを1着。
- 1982年
- 優勝馬シャダイアイバー。ここまで5戦3勝。生涯通算7戦3勝。父ノーザンテースト。母サワーオレンジ。二本柳俊夫調教師と加藤和宏騎手とも初勝利。初重賞でオークスを制す。その後休養して5歳時に勝てず引退。
- 桜花賞馬リーゼングロスは2着。妹にタケノベルベット。産駒にリーゼンシュラーク。
- 桜花賞2着メジロカーラは3着。秋のエリザベス女王杯5着。
- 6着はヤマノシラギク。秋のエリザベス女王杯も6着。このオークス出走馬で古馬で活躍した唯一の馬。7歳時にジャパンカップ・有馬記念に出走。両競走とも勝ったのはシンボリルドルフ。
- ビクトリアクラウンは故障で桜花賞・オークスを見送り、秋のエリザベス女王杯を制す。
- 1983年
- 優勝馬ダイナカール。ここまで7戦4勝。生涯通算18戦5勝。父ノーザンテースト。母シャダイフェザー。高橋英夫調教師は初勝利。岡部幸雄騎手は3勝目。桜花賞3着からオークスを制す。後に有馬記念4着。繁殖入り後に産駒エアグルーヴを送り出す。
- 高橋英夫は騎手と調教師の両方で制す。
- 2着タイアオバ。3着メジロハイネ。4着ジョーキジルクム。5着レインボーピット。この5着までの各着差がハナ、頭、ハナ、頭で史上最激戦のオークスと言われた。ただし古馬になってから活躍した馬は無い。
- 桜花賞2着ミホクイーンは19着。1番人気ダスゲニーは23着。同馬は報知杯4歳牝馬特別を勝って桜花賞10着。4歳牝馬特別を勝ってオークス23着。まさにトライアルホースであった。
- 桜花賞馬シャダイソフィアは日本ダービーに出走して17着。秋のエリザベス女王杯2着。
- その秋のエリザベス女王杯を制することになるロンググレイスはまだ未勝利馬でこのオークスの2週間後にやっと未勝利を脱している。
- 史上最多の28頭が出走。
- 1984年
- 優勝馬トウカイローマン。ここまで7戦3勝。生涯通算30戦5勝。父ブレイヴェストローマン。母トウカイミドリ。中村均調教師と岡冨俊一騎手とも初勝利。桜花賞4着からオークスを制す。秋のエリザベス女王杯4着。
- 同馬はこの3年後の秋に京都大賞典を勝つが、この時に騎乗していたのが新人の武豊。この年デビューして69勝を挙げて、これが彼の初の重賞制覇であった。
- 桜花賞馬ダイアナソロンは2着、エリザベス女王杯は3着。
- 桜花賞2着ロングレザーは7着、エリザベス女王杯も7着。
- そのエリザベス女王杯を制することになるキョウワサンダーはこのオークスの3週間前にデビュー13戦目でやっと未勝利を脱したばかりであった。
- グレード制施行によりGIに格付け。
- 1985年
- 優勝馬ノアノハコブネ。ここまで7戦3勝。生涯通算10戦3勝。父アローエクスプレス。母ユトリロ。田中良平調教師と音無秀孝騎手とも初勝利。前走400万下の平場を勝って21番人気でオークスを制す。しかし秋のエリザベス女王杯11着の後、阪神大賞典で骨折して死去。
- 2着ナカミアンゼリカ、秋のエリザベス女王杯3着。桜花賞3着ミスタテガミはオークスも3着。
- 桜花賞馬エルプスは15着、秋のエリザベス女王杯11着。
- 桜花賞2着ロイヤルコスマーは5着。桜花賞4着ユキノローズは9着。
- 後にエリザベス女王杯を制するリワードウイングはこの2週間前に2勝目を挙げたばかりであった。
- 史上最多の28頭が出走。
- 1986年
- 優勝馬メジロラモーヌ。ここまで9戦7勝。生涯通算12戦9勝。父モガミ。母メジロヒリュウ。奥平真治調教師は初勝利。河内洋騎手は2勝目。桜花賞に続きオークスも制す。また秋のエリザベス女王杯も制して史上初の三冠牝馬となる。後に有馬記念9着で引退。
- 桜花賞12着ユウミロクは2着、エリザベス女王杯10着。
- 3着ダイナアクトレス。同馬は後に古馬になってから活躍し、翌年ジャパンカップでルグロリューの3着。翌々年には安田記念でニッポーテイオーの2着、秋の天皇賞ではタマモクロス、オグリキャップに続いて3番人気で4着。GII競走で3勝、GIII競走で1勝。そして産駒ではステージチャンプやプライムステージを送り出した。
- 桜花賞6着ポットテスコレディは8着。エリザベス女王杯8着。
- 桜花賞2着マヤノジョオーは15着。エリザベス女王杯9着。
- 1987年
- 優勝馬マックスビューティ。ここまで9戦7勝。生涯通算19戦10勝。父ブレイヴェストローマン。母フジタカレディ。伊藤雄二調教師と田原成貴騎手とも初勝利。桜花賞に続きオークスも制す。しかし秋のエリザベス女王杯は2着。史上7頭目の桜花賞・オークスを制した二冠牝馬。
- 2着クリロータリー。桜花賞2着コーセイは4着。
- タレンティドガールは3着、秋のエリザベス女王杯を制してマックスビューティの三冠を阻止する。
- 5着トップコートはエリザベス女王杯3着。
- 1988年
- 優勝馬コスモドリーム。ここまで7戦3勝。生涯通算13戦4勝。父ブゼンダイオー。母スイートドリーム。松田博資調教師と熊沢重文騎手とも初勝利。初重賞でオークスを制す。この後高松宮杯3着。このレースを勝ったのはオグリキャップ。
- 桜花賞5着マルシゲアトラスは2着、秋のエリザベス女王杯8着。3着アインリーゼン。桜花賞3着フリートークは4着。
- 桜花賞馬アラホウトクは7着、エリザベス女王杯4着。桜花賞2着のシヨノロマンは5着、エリザベス女王杯も2着。
- 秋のエリザベス女王杯を制することになるミヤマポピーは新馬勝ちの後低迷していた。
- 1989年
- 優勝馬ライトカラー。ここまで12戦3勝。生涯通算12戦3勝。父ヤマニンスキー。母ユウライコー。清田十一調教師と田島良保騎手とも初勝利。桜花賞8着・4歳牝馬特別5着からオークスを制す。秋のエリザベス女王杯8着。
- 清田十一は調教師と騎手両方で制す。
- 桜花賞馬シャダイカグラは2着、エリザベス女王杯20着。
- 桜花賞7着ファンドリポポは4着、エリザベス女王杯12着。
- その後エリザベス女王杯を最低人気で制することになるサンドピアリスはまだ2勝馬であった。
1990年代[編集]
- 1990年
- 優勝馬エイシンサニー。ここまで14戦4勝。生涯通算20戦4勝。父ミルジョージ。母エイシンナツコ。坂口正則調教師と岸滋彦騎手とも初勝利。桜花賞4着からオークスを制す。秋のエリザベス女王杯7着。その後1勝も挙げられずに引退。
- 同馬は坂路調教馬で最終追い切りも坂路で行った最初のクラシック馬となった。桜花賞馬アグネスフローラも坂路調教馬だが、桜花賞の時は最終追い切りは普通にコースで行われている。
- またもう一つ注目されることは、直前輸送で初めてクラシックを勝った馬でもある。この2年前から栗東トレーニングセンターで追い切った後に小倉競馬場に直前輸送をする試みが始まっていたが、GI競走ではこの1年前の日本ダービーで1番人気ロングシンホニーが直前輸送を行っている。このエイシンサニーの成功で、水曜日に追い切り、木曜日に東京競馬場に輸送、土曜日に前日追いして日曜日のレースに出走するパターンが確立し、坂路追い切り・直前輸送の新しい形態が始まった。これは1990年代からの圧倒的な関西馬の躍進の原動力となった。
- そのアグネスフローラは2着。同馬の母はアグネスレディー。母娘2代のオークス制覇は3/4馬身差で実らなかった。
- 桜花賞2着ケリーバッグは3着。キョウエイタップは6着。秋のエリザベス女王杯を制す。
- 5着ダイイチルビーはその後安田記念とスプリンターズステークスを制す。同馬の母はハギノトップレディである。
- 1991年
- 優勝馬イソノルーブル。ここまで7戦6勝。生涯通算8戦6勝。父ラシアンルーブル。母キティテスコ。清水久雄調教師と松永幹夫騎手とも初勝利。桜花賞5着からオークスを制する。秋のエリザベス女王杯16着で引退。
- デビュー5連勝で桜花賞に臨んだが、発走寸前での落鉄でイレ込み、結局蹄鉄を外した状態でスタートせざるを得なくなり5着に終わったが、このオークスでは逃げ切り勝ちで雪辱を果たした。
- 桜花賞馬シスタートウショウは2着。3着ツインヴォイス。
- 桜花賞3着ノーザンドライバーは4着。
- 桜花賞4着スカーレットブーケは5着。この後エリザベス女王杯3着でGIタイトルには縁がなかったが、産駒で皐月賞馬ダイワメジャー、二冠牝馬ダイワスカーレットを送り出した。
- 秋のエリザベス女王杯を制すことになるリンデンリリーは1勝馬で故障のため夏まで休養。
- 古馬になってマイル戦線で活躍することとなるノースフライトはまだデビューしたばかりだった。
- 1992年
- 優勝馬アドラーブル。ここまで8戦3勝。生涯通算9戦3勝。父ノーザンテースト。母エコルシュ。小林稔調教師と村本善之騎手とも初勝利。桜花賞2着からオークスを制す。秋のエリザベス女王杯4着で引退。
- 桜花賞7着サンエイサンキューは2着。4歳牝馬特別を勝ったキョウワホウセキは3着。
- エルカーサリバーは5着。秋のエリザベス女王杯6着。
- 桜花賞馬ニシノフラワーは7着。エリザベス女王杯は3着。年末のスプリンターズステークスを制す。
- その後エリザベス女王杯を制することになるタケノベルベットは同日の阪神の野苺賞を勝ち2勝目を挙げている。
- 馬番連勝複式勝馬投票券の導入に伴い、出走可能頭数を現在の18頭に削減。
- 1993年
- 優勝馬ベガ。ここまで5戦4勝。生涯通算9戦4勝。父トニービン。母アンティックヴァリュー。松田博資調教師は2勝目。武豊騎手は初勝利。桜花賞に続きオークスも制す。しかし秋のエリザベス女王杯は3着。史上8頭目の桜花賞・オークスを制した二冠牝馬。その後有馬記念9着。宝塚記念13着で引退。繁殖入り後に日本ダービー馬アドマイヤベガやアドマイヤボス、アドマイヤドンを送り出す。2013年阪神ジュベナイルフィリーズ2着のハープスターは孫。
- 桜花賞2着ユキノビジンはオークスも2着。
- 桜花賞5着ホクトベガは6着、その後エリザベス女王杯を制す。古馬になってからダートで大活躍しドバイへ遠征したが、生まれ故郷に戻ることはなかった。
- 1994年
- 優勝馬チョウカイキャロル。ここまで5戦3勝。生涯通算12戦4勝。父ブライアンズタイム。母ウイットワタースランド。鶴留明雄調教師と小島貞博騎手は初勝利。忘れな草賞を勝ってオークスを制す。この後エリザベス女王杯2着。有馬記念8着。宝塚記念12着。
- 桜花賞13着ゴールデンジャックは2着。エリザベス女王杯は5着。
- 桜花賞8着アグネスパレードは3着。エリザベス女王杯は3着。同馬の母はアグネスシャレード。その母はアグネスレディー。
- 桜花賞馬オグリローマンは12着。エリザベス女王杯は15着。
- この世代の最強馬はヒシアマゾン。外国産馬のため出走できず、秋のエリザベス女王杯を制す。その後有馬記念に出走しこの年の三冠馬ナリタブライアンの2着。
- 1995年
- 優勝馬ダンスパートナー。ここまで5戦2勝。生涯通算25戦4勝。父サンデーサイレンス。母ダンシングキイ。白井寿昭調教師は初勝利。武豊騎手は2勝目。桜花賞2着からオークスを制す。秋は菊花賞に挑戦して5着。翌年古馬に開放されたエリザベス女王杯を制す。
- 同馬の母ダンシングキイから菊花賞馬ダンスインザダーク、桜花賞馬ダンスインザムードが出ている。
- 桜花賞5着ユウキビバーチェは2着、エリザベス女王杯5着。
- 桜花賞馬ワンダーパヒュームは3着、エリザベス女王杯16着。
- 桜花賞3着プライムステージは5着、エリザベス女王杯10着。同馬の母はダイナアクトレス。
- 桜花賞4着ライデンリーダーは13着。この年から地方所属のままで出走できるようになり、笠松でデビュー以来10連勝で話題となり、しかも中央初出走となった報知杯4歳牝馬特別を圧勝して11連勝。しかし地方所属馬初の栄冠までには至らなかった。このライデンリーダーの父ワカオライデンの母はオキワカ。その母は1966年桜花賞馬ワカクモである。
- 騎乗していたのは笠松所属の安藤勝己であった。後に騎手として中央に移籍した初の騎手となる。
- 指定交流競走となり、地方所属馬にも門戸が開放される。
- 1996年
- 優勝馬エアグルーヴ。ここまで6戦4勝。生涯通算19戦9勝。父トニービン。母ダイナカール。伊藤雄二調教師は2勝目。武豊騎手は3勝目。チューリップ賞を勝ってオークスを制す。後に秋華賞10着。翌年天皇賞(秋)を制す。
- 同馬の産駒からアドマイヤグルーヴ、フォゲッタブル、ルーラーシップを送り出している。
- 母ダイナカールは1983年オークス馬で史上2組目の母仔制覇。1組目は母クリフジとヤマイチ。
- 武豊が騎手として4人目の連覇。
- 桜花賞馬ファイトガリバーは2着。ロゼカラーは4着。産駒にローズバド、ローゼンクロイツが出ている。
- エリモシックは6着。後に秋華賞2着、翌年エリザベス女王杯を制す。
- 桜花賞1番人気で15着だったビワハイジはオークスではなく日本ダービーに出走し13着。ライバルのエアグルーヴとは競走馬としては負けたが、繁殖入り後にアドマイヤオーラ、ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴルを送り出している。
- この年から、秋のエリザベス女王杯が古馬に開放されて、その前に秋華賞が創設されて4歳(現3歳)牝馬の三冠競走に位置づけられた。
- 1997年
- 優勝馬メジロドーベル。ここまで8戦5勝。生涯通算21戦10勝。父メジロライアン。母メジロビューティー。大久保洋吉調教師と吉田豊騎手とも初勝利。桜花賞2着からオークスを制す。その後秋華賞も制し、オークス・秋華賞を制した二冠牝馬となる。さらに翌年からエリザベス女王杯を史上初の連覇。
- 2着ナナヨーウイングは秋華賞18着。3着ダイイチシガー。
- 桜花賞7着プロモーションは4着。同馬の産駒で2006年日本ダービー2着のアドマイヤメインが出ている。
- 桜花賞5着オレンジピールは5着、秋華賞4着。
- 桜花賞馬キョウエイマーチは11着。秋華賞2着。その後マイルチャンピオンシップに挑戦して2着。勝ったのはタイキシャトルであった。
- 1998年
- 優勝馬エリモエクセル。ここまで5戦3勝。生涯通算17戦6勝。父ロドリゴデトリアーノ。母エリモファンタジー。加藤敬二調教師と的場均騎手とも初勝利。忘れな草賞を勝ってオークスを制す。後に秋華賞7着。
- 桜花賞3着エアデジャヴーは2着。秋華賞は3着。産駒から秋華賞馬エアメサイアが出ている。
- 桜花賞馬ファレノプシスは3着。後に秋華賞を制し、桜花賞・秋華賞を制した二冠牝馬となる。古馬になりエリザベス女王杯を制す。2013年日本ダービー馬キズナは同馬の半弟。
- 桜花賞8着ラティールは4着、秋華賞7着。同馬の産駒でヒットザターゲットが出ている。
- 桜花賞2着ロンドンブリッジは10着。同馬の産駒ダイワエルシエーロで6年後オークスを制す。
- 12着はアインブライド、同馬の祖母は1979年オークス3着ホクセーミドリ。15着はエガオヲミセテ、同馬の祖母は1983年オークス馬ダイナカール。
- 優駿牝馬開催当日の全体の競走数が12に伴い、当競走のレース番号を第10競走から第11競走に変更。
- 1999年
- 優勝馬ウメノファイバー。ここまで9戦4勝。生涯通算16戦4勝。父サクラユタカオー。母ウメノローザ。相沢郁調教師と蛯名正義騎手とも初勝利。桜花賞6着からオークスを制す。後に秋華賞4着。
- 同馬の5代母はトキツカゼ。1947年の皐月賞・オークス馬である。
- 桜花賞3着トゥザヴィクトリーは2着。秋華賞14着。翌々年のドバイワールドカップ2着の後、エリザベス女王杯を制す。産駒からトゥザグローリー、トゥザワールドを送り出している。
- 桜花賞馬プリモディーネは3着。桜花賞12着スティンガーは4着。
- 桜花賞2着フサイチエアデールは5着。秋華賞5着でエリザベス女王杯を連続2着。同馬の産駒で2005年オークス12着ライラプスとフサイチリシャールが出ている。
- 秋の秋華賞を制することになるブゼンキャンドルはまだ条件馬であった。
2000年代[編集]
- 2000年
- 優勝馬シルクプリマドンナ。ここまで5戦3勝。生涯通算15戦3勝。父ブライアンズタイム。母バウンドトゥダンス。山内研二調教師と藤田伸二騎手とも初勝利。桜花賞3着からオークスを制す。後に秋華賞10着。
- 桜花賞馬チアズグレイスは2着、秋華賞4着。オリーブクラウンが3着。
- グランパドドゥは5着、秋華賞も5着。産駒にパドトロワを送り出す。同馬の母は1993年エリザベス女王杯で1番人気ながら9着だったスターバレリーナ。このスターバレリーナの娘ステレオタイプから生まれたのが2013年皐月賞馬ロゴタイプ。
- マニックサンデーは8着、秋華賞17着。菊花賞馬ザッツザプレンティは半弟。
- 秋の秋華賞を制することになるティコティコタックはこの年の3月にデビューし、同日の中京の未勝利戦に勝利した。
- 2001年
- 優勝馬レディパステル。ここまで7戦3勝。生涯通算21戦6勝。父トニービン。母ピンクタートル。田中清隆調教師とケント・デザーモ騎手とも初勝利。フローラステークス2着からオークスを制す。後に秋華賞3着。
- ローズバドが2着。秋華賞2着。エリザベス女王杯も2着。母は1996年オークス4着だったロゼカラー。後に産駒でローズキングダムが出ている。
- 桜花賞馬テイエムオーシャンは3着。後に秋華賞を制し、桜花賞・秋華賞を制した二冠牝馬となる。同馬の祖母も桜花賞馬エルプス。
- 桜花賞4着ハッピーパスは7着。産駒からコディーノが出ている。
- 桜花賞11着ネームヴァリューは10着。後に船橋に移籍し、帝王賞を制す。
- 桜花賞3着ダイワルージュは13着。母はスカーレットブーケ。弟妹にダイワメジャー、ダイワスカーレット。そして産駒でダイワファルコンを送り出す。
- ケント・デザーモが史上初となる外国人騎手によるクラシック競走制覇。
- 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳牝馬」から「3歳牝馬」に変更。
- 2002年
- 優勝馬スマイルトゥモロー。ここまで7戦4勝。生涯通算14戦4勝。父ホワイトマズル。母コクトビューティー。勢司和浩調教師は初勝利。吉田豊騎手は2勝目。桜花賞6着からオークスを制す。その後1勝も挙げられずに引退。
- 桜花賞7着チャペルコンサートは2着。妹にムードインディゴ。
- ユウキャラットが3着。 桜花賞3着シャイニンルビーは5着。母の弟がフジキセキ。
- 桜花賞2着ブルーリッジリバーは7着。12着タムロチェリー。
- 16着サクセスビューティ、産駒からサクセスブロッケンが出ている。
- 桜花賞馬アローキャリーは不出走。
- 秋の秋華賞を制することになるファインモーションは前年12月の新馬を勝った後、春シーズンは故障で休養していた。
- 2003年
- 優勝馬スティルインラブ。ここまで5戦4勝。生涯通算16戦5勝。父サンデーサイレンス。母ブラダマンテ。松元省一調教師と幸英明騎手とも初勝利。桜花賞に続きオークスも制す。また秋の秋華賞も制して史上2頭目の三冠牝馬となる。
- 桜花賞3着アドマイヤグルーヴはダイナカール、エアグルーヴに続く母仔3代オークス制覇がかかっていたが7着。そして秋華賞2着、その後エリザベス女王杯を連覇。
- 2着チューニー。3着シンコールビー。
- 桜花賞4着ヤマカツリリーは4着。同馬の母は1991年エリザベス女王杯馬リンデンリリー。
- 桜花賞6着オースミハルカは10着。産駒からオースミイチバンが出ている。同馬の3代母は1956年桜花賞2着・オークス3着トサモアー。
- 2歳時に4戦無敗だったピースオブワールドは13着。後に秋華賞4着。
- 外国産馬の出走枠が制限付きで最大2頭まで出走可能となる。
- 2004年
- 優勝馬ダイワエルシエーロ。ここまで5戦3勝。生涯通算13戦5勝。父サンデーサイレンス。母ロンドンブリッジ。松田国英調教師と福永祐一騎手とも初勝利。桜花賞7着からオークスを制す。
- 母ロンドンブリッジは1998年桜花賞2着、オークス10着。
- 桜花賞5着スイープトウショウは2着。後に秋華賞を制し、古馬になり宝塚記念を牝馬として39年ぶりに制す。3着ヤマニンアラバスタ。
- 桜花賞馬ダンスインザムードは4着。後にヴィクトリアマイルを制す。産駒からダンスファンタジアが出ている。
- 桜花賞3着ヤマニンシュクルは5着。秋華賞2着。
- 7着ウイングレットは秋華賞2着。
- 2005年
- 優勝馬シーザリオ。ここまで5戦4勝。生涯通算6戦5勝。父スペシャルウィーク。母キロフプリミエール。角居勝彦調教師は初勝利。福永祐一騎手は2勝目。桜花賞2着からオークスを制す。この後米国に遠征しアメリカンオークスを制す。
- 同馬の産駒から菊花賞馬エピファネイアが出ている。
- 福永祐一が騎手として5人目の連覇。
- 桜花賞4着エアメサイアは2着。後に秋華賞を制す。エリザベス女王杯5着。同馬の母は1998年オークス2着エアデジャヴー。
- 3着ディアデラノビア。桜花賞6着エイシンテンダーは4着、秋華賞7着。桜花賞13着ショウナンパントルは7着。
- 桜花賞12着ライラプスはオークスも12着。秋華賞5着。同馬の母はフサイチエアデール。
- 桜花賞馬ラインクラフトは距離適性を考慮し2週前のNHKマイルカップに出走し1着、オークスは不出走。
- 外国産馬の出走枠を最大4頭に拡大。
- 2006年
- 優勝馬カワカミプリンセス。ここまで4戦4勝。生涯通算17戦5勝。父キングヘイロー。母タカノセクレタリー。西浦勝一調教師と本田優騎手とも初勝利。スイートピーステークスを勝ってオークスを制す。その後秋華賞も制し、オークス・秋華賞を制した二冠牝馬となる。しかしその後エリザベス女王杯で1着入線ながら進路妨害で12着へ降着。以降全く勝つことなく引退。
- 桜花賞14着フサイチパンドラは2着。秋華賞3着の後、エリザベス女王杯を繰上げで1着。
- 桜花賞4着アサヒライジングは3着。秋華賞2着の後、エリザベス女王杯4着。
- 桜花賞2着アドマイヤキッスは4着。秋華賞4着の後、エリザベス女王杯5着。
- 桜花賞馬キストゥヘヴンは6着。秋華賞も6着の後、エリザベス女王杯10着。
- ブルーメンブラットは9着、後にマイルチャンピオンシップを制す。
- 阪神ジュベナイルフィリーズ優勝馬テイエムプリキュアは11着。後2009年日経新春杯まで勝ちが無かったが、同年エリザベス女王杯で逃げ粘りクィーンスプマンテの2着。
- このレースで右肩ハ行で競走中止したコイウタは後にヴィクトリアマイルを制す。
- 外国産馬の出走枠を最大5頭に拡大。
- 2007年
- 優勝馬ローブデコルテ。ここまで8戦3勝。生涯通算18戦3勝。父コジーン。母カラーオブゴールド。松元茂樹調教師は初勝利。福永祐一騎手は3勝目。桜花賞4着からオークスを制す。後に秋華賞10着。
- 1番人気ベッラレイアは2着。3着ラブカーナ。5着はNHKマイルカップ馬ピンクカメオ。2番人気ザレマは10着。
- 桜花賞馬ダイワスカーレットは感冒により出走回避。後に秋華賞を制し、桜花賞・秋華賞を制した二冠牝馬となる。古馬になり有馬記念を牝馬として37年ぶりに勝利する。
- 桜花賞2着ウオッカは日本ダービーに出走し1着、クリフジ以来64年ぶりに牝馬の日本ダービー制覇となった。
- ローブデコルテが史上初の外国産馬による5大クラシック競走制覇。
- 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIに変更。
- 外国産馬の出走枠を最大6頭に拡大。
- 2008年
- 優勝馬トールポピー。ここまで7戦3勝。生涯通算14戦3勝。父ジャングルポケット。母アドマイヤサンデー。角居勝彦調教師は2勝目。池添謙一騎手は初勝利。桜花賞8着からオークスを制す。後に秋華賞10着。
- 桜花賞2着エフティマイアは2着。秋華賞5着。エリザベス女王杯13着。
- 桜花賞馬レジネッタは3着。秋華賞8着。
- 桜花賞10着ブラックエンブレムは4着。後に秋華賞を制す。
- 桜花賞5着リトルアマポーラは7着。秋華賞6着。後にエリザベス女王杯を制す。
- ムードインディゴは10着。秋華賞2着。
- 外国産馬の出走枠を最大7頭に拡大。
- 2009年
- 優勝馬ブエナビスタ。ここまで6戦5勝。生涯通算23戦9勝。父スペシャルウィーク。母ビワハイジ。松田博資調教師は3勝目。安藤勝己騎手は初勝利。桜花賞に続きオークスも制す。しかし秋の秋華賞は3着。史上9頭目の桜花賞・オークスを制した二冠牝馬。その後ヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)、ジャパンカップを制す。
- 安藤勝己が地方競馬出身の騎手として史上初の優勝。また49歳と51日での勝利は自らが持つクラシックレースの最年長優勝騎手の記録を塗り替える。
- ブエナビスタは4歳でまず京都記念を勝って以降、12戦連続でGI競走に出走。1着3回、2着6回、後は4着、7着、8着。出走した全GI競走18戦6勝、2着7回、3着2回という成績を残している。
- 桜花賞2着レッドディザイアが2着。後に秋華賞を制す。ジャパンカップ3着。
- 桜花賞3着ジェルミナルが3着。秋華賞6着。エリザベス女王杯13着。
- 5着ディアジーナ。同馬の3代母は1969年オークス馬シャダイターキン。
2010年代[編集]
- 2010年
- 優勝馬アパパネ。ここまで7戦5勝。生涯通算19戦7勝。父キングカメハメハ。母ソルティビッド。国枝栄調教師は初勝利。蛯名正義騎手は2勝目。桜花賞に続きオークスも制す。また秋の秋華賞も制して史上3頭目の三冠牝馬となる。古馬になりヴィクトリアマイルを制す。
- 優勝馬サンテミリオン。ここまで5戦4勝。生涯通算18戦4勝。父ゼンノロブロイ。母モテック。古賀慎明調教師と横山典弘騎手とも初勝利。フローラステークスを勝ってオークスを制す。後に秋華賞18着。その後全く勝てずに引退。
- アパパネとサンテミリオンが中央競馬GI史上初の同着優勝[2]。
- アグネスワルツ3着。秋華賞9着。
- アニメイトバイオ4着。秋華賞2着。
- 桜花賞2着オウケンサクラは5着。秋華賞11着。母ランフォザドリームは1998年エリザベス女王杯2着。
- 桜花賞5着アプリコットフィズは6着。秋華賞3着。
- 横山典弘が、騎手として初の父子制覇(父:横山富雄は1978年・ファイブホープの勝利騎手)を達成。
- 国際競走に指定され、外国調教馬は外国産馬と合わせて最大9頭まで出走可能となる。
- それに伴い、重賞格付け表記をGIに戻す。
- 2011年
- 優勝馬エリンコート。ここまで9戦4勝。生涯通算18戦4勝。父デュランダル。母エリンバード。笹田和秀調教師と後藤浩輝騎手とも初勝利。忘れな草賞を勝ってオークスを制す。後に秋華賞10着。その後全く勝てず引退。
- 2着ピュアブリーゼ。秋華賞11着。
- 桜花賞2着ホエールキャプチャは3着。秋華賞3着。エリザベス女王杯4着の後にヴィクトリアマイルを制す。同馬の3代母は1987年エリザベス女王杯馬タレンティドガール。
- 桜花賞馬マルセリーナは4着。秋華賞7着。
- 14着グルヴェイグ。同馬の母は1996年オークス馬エアグルーヴ。
- 秋の秋華賞を制することになるアヴェンチュラは故障で休養していた。
- 吉田照哉が馬主として史上初の連覇。
- 2012年
- 優勝馬ジェンティルドンナ。ここまで6戦4勝。現役通算15戦9勝。父ディープインパクト。母ドナブリーニ。石坂正調教師と川田将雅騎手とも初勝利。桜花賞に続きオークスも制す。また秋の秋華賞も制して史上4頭目の三冠牝馬となる。さらにジャパンカップを連覇し、ドバイシーマクラシックを制す。
- 2着ヴィルシーナ、桜花賞から5走連続2着。後にヴィクトリアマイルを制す。3着アイスフォーリス。
- 桜花賞3着アイムユアーズは4着。秋華賞6着。同馬の3代母は1983年オークス馬ダイナカール。
- 1番人気ミッドサマーフェアは13着。
- 桜花賞6着ジョワドヴィーヴルは故障のため出走回避。2009年オークス馬ブエナビスタの妹。
- 2013年
- 優勝馬メイショウマンボ。ここまで7戦4勝。現役通算11戦6勝。父スズカマンボ。母メイショウモモカ。飯田明弘調教師と武幸四郎騎手とも初勝利。桜花賞10着からオークスを制す。その後秋華賞も制し、オークス・秋華賞を制した二冠牝馬となる。さらにエリザベス女王杯も制す。
- エバーブロッサムが2着、秋華賞11着。デニムアンドルビーが3着、秋華賞4着、エリザベス女王杯5着の後ジャパンカップ2着。
- 桜花賞馬アユサンは4着。桜花賞5着ローブティサージュは9着、秋華賞11着。
- 桜花賞4着クロフネサプライズは12着。桜花賞3着プリンセスジャックは11着。桜花賞2着レッドオーヴァルは17着。
歴代優勝馬[編集]
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 1938年11月23日 | アステリモア | 牝3 | 2:57 2/5 | 保田隆芳 | 尾形景造 | タイヘイ |
第2回 | 1939年10月 1日 | ホシホマレ[3] | 牝3 | 2:55 3/5 + 大差 |
佐々木猛 | 大久保房松 | ハクヨウ |
第3回 | 1940年10月 6日 | ルーネラ | 牝3 | 2:38 0/5 | 近藤貞男 | 青池良佐 | 天野弥三郎 |
第4回 | 1941年10月 5日 | テツバンザイ | 牝3 | 2:43 1/5 | 稲葉幸夫 | 鈴木甚四郎 | |
第5回 | 1942年10月11日 | ロツクステーツ | 牝3 | 2:39 0/5 | 玉谷敬治 | 尾形景造 | 吉田善助 |
第6回 | 1943年10月 3日 | クリフジ | 牝3 | 2:34 0/5 | 前田長吉 | 尾形景造 | 栗林友二 |
第7回 | 1946年11月24日 | ミツマサ | 牝3 | 2:46 2/5 | 新屋幸吉 | 上村大治郎 | 東浜一行 |
第8回 | 1947年10月19日 | トキツカゼ | 牝3 | 2:40 2/5 | 佐藤嘉秋 | 大久保房松 | 川口鷲太郎 |
第9回 | 1948年11月14日 | ヤシマヒメ | 牝3 | 2:32 0/5 | 佐藤嘉秋 | 大久保房松 | 小林庄平 |
第10回 | 1949年11月13日 | キングナイト | 牝3 | 2:38 0/5 | 高橋英夫 | 函館孫作 | 浜谷年雄 |
第11回 | 1950年11月19日 | コマミノル | 牝3 | 2:38 0/5 | 渡辺正人 | 西塚十勝 | 山内伝作 |
第12回 | 1951年11月18日 | キヨフジ | 牝3 | 2:33 4/5 | 阿部正太郎 | 田中和一郎 | 山口茂治 |
第13回 | 1952年10月 5日 | スウヰイスー | 牝3 | 2:31 2/5 | 八木沢勝美 | 松山吉三郎 | 高峰三枝子 |
第14回 | 1953年 5月17日 | ジツホマレ | 牝3 | 2:36 3/5 | 杉村一馬 | 杉村政春 | 中塚志つゑ |
第15回 | 1954年 5月22日 | ヤマイチ | 牝3 | 2:39 0/5 | 八木沢勝美 | 尾形藤吉 | 永田雅一 |
第16回 | 1955年 5月28日 | ヒロイチ | 牝3 | 2:32 4/5 | 岩下密政 | 矢倉玉男 | 吉田一太郎 |
第17回 | 1956年 5月27日 | フエアマンナ | 牝3 | 2:33 4/5 | 佐藤嘉秋 | 大久保房松 | 小林庄平 |
第18回 | 1957年 5月19日 | ミスオンワード | 牝3 | 2:32 0/5 | 栗田勝 | 武田文吾 | 樫山純三 |
第19回 | 1958年 5月18日 | ミスマルサ | 牝3 | 2:33 0/5 | 八木沢勝美 | 古賀嘉蔵 | 木村健次 |
第20回 | 1959年 5月17日 | オーカン | 牝3 | 2:33 4/5 | 清田十一 | 伊藤勝吉 | 吉田一太郎 |
第21回 | 1960年 5月22日 | スターロツチ | 牝3 | 2:33.4 | 高松三太 | 松山吉三郎 | 藤井金次郎 |
第22回 | 1961年 5月21日 | チトセホープ | 牝3 | 2:32.5 | 伊藤修司 | 伊藤勝吉 | 野間勘一郎 |
第23回 | 1962年 5月20日 | オーハヤブサ | 牝3 | 2:31.9 | 藤本勝彦 | 藤本冨良 | 笠木政彦 |
第24回 | 1963年 5月19日 | アイテイオー | 牝3 | 2:32.4 | 伊藤竹男 | 久保田金造 | 伊藤忠雄 |
第25回 | 1964年 5月24日 | カネケヤキ | 牝3 | 2:31.1 | 野平祐二 | 杉浦照 | 金指吉昭 |
第26回 | 1965年 5月23日 | ベロナ | 牝3 | 2:31.3 | 加賀武見 | 田中和夫 | 田中はな |
第27回 | 1966年 5月22日 | ヒロヨシ | 牝3 | 2:36.2 | 古山良司 | 久保田彦之 | 勝川玉子 |
第28回 | 1967年 5月13日 | ヤマピツト | 牝3 | 2:29.6 | 保田隆芳 | 浅見国一 | 小林信夫 |
第29回 | 1968年 6月30日 | ルピナス | 牝3 | 2:31.6 | 中野渡清一 | 茂木為二郎 | 藤田正明 |
第30回 | 1969年 5月18日 | シャダイターキン | 牝3 | 2:32.4 | 森安重勝 | 尾形藤吉 | 吉田善哉 |
第31回 | 1970年 5月17日 | ジュピック | 牝3 | 2:40.6 | 森安重勝 | 工藤嘉見 | 松井照夫 |
第32回 | 1971年 6月 6日 | カネヒムロ | 牝3 | 2:36.0 | 岡部幸雄 | 成宮明光 | 金指利明 |
第33回 | 1972年 7月 2日 | タケフブキ | 牝3 | 2:28.8 | 嶋田功 | 稲葉幸夫 | 近藤たけ |
第34回 | 1973年 5月20日 | ナスノチグサ | 牝3 | 2:28.9 | 嶋田功 | 稲葉幸夫 | 那須野牧場 |
第35回 | 1974年 5月19日 | トウコウエルザ | 牝3 | 2:29.1 | 嶋田功 | 仲住達弥 | 渡辺喜八郎 |
第36回 | 1975年 5月18日 | テスコガビー | 牝3 | 2:30.6 | 菅原泰夫 | 仲住芳雄 | 長島忠雄 |
第37回 | 1976年 5月23日 | テイタニヤ | 牝3 | 2:34.4 | 嶋田功 | 稲葉幸夫 | 原八衛 |
第38回 | 1977年 5月22日 | リニアクイン | 牝3 | 2:28.1 | 松田幸春 | 松田由太郎 | 桶谷辰造 |
第39回 | 1978年 5月21日 | ファイブホープ | 牝3 | 2:30.2 | 横山富雄 | 山岡寿恵次 | 榊原富夫 |
第40回 | 1979年 5月20日 | アグネスレディー | 牝3 | 2:29.6 | 河内洋 | 長浜彦三郎 | 渡辺孝男 |
第41回 | 1980年 5月18日 | ケイキロク | 牝3 | 2:32.3 | 岡部幸雄 | 浅見国一 | 内田敦子 |
第42回 | 1981年 5月24日 | テンモン | 牝3 | 2:29.5 | 嶋田功 | 稲葉幸夫 | 原八衛 |
第43回 | 1982年 5月23日 | シャダイアイバー | 牝3 | 2:28.6 | 加藤和宏 | 二本柳俊夫 | 吉田善哉 |
第44回 | 1983年 5月22日 | ダイナカール | 牝3 | 2:30.9 | 岡部幸雄 | 高橋英夫 | (有)社台レースホース |
第45回 | 1984年 5月20日 | トウカイローマン | 牝3 | 2:31.9 | 岡冨俊一 | 中村均 | 内村正則 |
第46回 | 1985年 5月19日 | ノアノハコブネ | 牝3 | 2:30.7 | 音無秀孝 | 田中良平 | 小田切有一 |
第47回 | 1986年 5月18日 | メジロラモーヌ | 牝3 | 2:29.6 | 河内洋 | 奥平真治 | (有)メジロ牧場 |
第48回 | 1987年 5月24日 | マックスビューティ | 牝3 | 2:30.9 | 田原成貴 | 伊藤雄二 | 田所祐 |
第49回 | 1988年 5月22日 | コスモドリーム | 牝3 | 2:28.3 | 熊沢重文 | 松田博資 | 田邉廣己 |
第50回 | 1989年 5月21日 | ライトカラー | 牝3 | 2:29.0 | 田島良保 | 清田十一 | 伊藤照三 |
第51回 | 1990年 5月20日 | エイシンサニー | 牝3 | 2:26.1 | 岸滋彦 | 坂口正則 | 平井豊光 |
第52回 | 1991年 5月19日 | イソノルーブル | 牝3 | 2:27.8 | 松永幹夫 | 清水久雄 | 磯野俊雄 |
第53回 | 1992年 5月24日 | アドラーブル | 牝3 | 2:28.9 | 村本善之 | 小林稔 | 根岸治男 |
第54回 | 1993年 5月23日 | ベガ | 牝3 | 2:27.3 | 武豊 | 松田博資 | 吉田和子 |
第55回 | 1994年 5月22日 | チョウカイキャロル | 牝3 | 2:27.5 | 小島貞博 | 鶴留明雄 | 新田嘉一 |
第56回 | 1995年 5月21日 | ダンスパートナー | 牝3 | 2:26.7 | 武豊 | 白井寿昭 | 吉田勝己 |
第57回 | 1996年 5月26日 | エアグルーヴ | 牝3 | 2:29.1 | 武豊 | 伊藤雄二 | 吉原毎文 |
第58回 | 1997年 5月25日 | メジロドーベル | 牝3 | 2:27.7 | 吉田豊 | 大久保洋吉 | メジロ商事(株) |
第59回 | 1998年 5月31日 | エリモエクセル | 牝3 | 2:28.1 | 的場均 | 加藤敬二 | 山本慎一 |
第60回 | 1999年 5月30日 | ウメノファイバー | 牝3 | 2:26.9 | 蛯名正義 | 相沢郁 | 梅崎敏則 |
第61回 | 2000年 5月21日 | シルクプリマドンナ | 牝3 | 2:30.2 | 藤田伸二 | 山内研二 | (有)シルク |
第62回 | 2001年 5月20日 | レディパステル | 牝3 | 2:26.3 | K.デザーモ | 田中清隆 | (株)ロードホースクラブ |
第63回 | 2002年 5月19日 | スマイルトゥモロー | 牝3 | 2:27.7 | 吉田豊 | 勢司和浩 | 飯田正剛 |
第64回 | 2003年 5月25日 | スティルインラブ | 牝3 | 2:27.5 | 幸英明 | 松元省一 | (有)ノースヒルズマネジメント |
第65回 | 2004年 5月23日 | ダイワエルシエーロ | 牝3 | 2:27.2 | 福永祐一 | 松田国英 | 大和商事(株) |
第66回 | 2005年 5月22日 | シーザリオ | 牝3 | 2:28.8 | 福永祐一 | 角居勝彦 | (有)キャロットファーム |
第67回 | 2006年 5月21日 | カワカミプリンセス | 牝3 | 2:26.2 | 本田優 | 西浦勝一 | 三石川上牧場 |
第68回 | 2007年 5月20日 | ローブデコルテ | 牝3 | 2:25.3 | 福永祐一 | 松元茂樹 | 前田幸治 |
第69回 | 2008年 5月25日 | トールポピー | 牝3 | 2:28.8 | 池添謙一 | 角居勝彦 | (有)キャロットファーム |
第70回 | 2009年 5月24日 | ブエナビスタ | 牝3 | 2:26.1 | 安藤勝己 | 松田博資 | (有)サンデーレーシング |
第71回 | 2010年 5月23日 | アパパネ | 牝3 | 2:29.9 (同着) |
蛯名正義 | 国枝栄 | (株)金子真人ホールディングス |
サンテミリオン | 横山典弘 | 古賀慎明 | 吉田照哉 | ||||
第72回 | 2011年 5月22日 | エリンコート | 牝3 | 2:25.7 | 後藤浩輝 | 笹田和秀 | 吉田照哉 |
第73回 | 2012年 5月20日 | ジェンティルドンナ | 牝3 | 2:23.6 | 川田将雅 | 石坂正 | (有)サンデーレーシング |
第74回 | 2013年 5月19日 | メイショウマンボ | 牝3 | 2:25.2 | 武幸四郎 | 飯田明弘 | 松本好雄 |
第75回 | 2014年5月25日 | ヌーヴォレコルト | 牝3 | 2:25.8 | 岩田康誠 | 斎藤誠 | 原禮子 |
第76回 | 2015年5月24日 | ミッキークイーン | 牝3 | 2:25.0 | 浜中俊 | 池江泰寿 | 野田みづき |
第77回 | 2016年5月22日 | シンハライト | 牝3 | 2:25.0 | 池添謙一 | 石坂正 | (有)キャロットファーム |
第78回 | 2017年5月21日 | ソウルスターリング | 牝3 | 2:24.1 | C.ルメール | 藤澤和雄 | (有) 社台レースホース |
第79回 | 2018年5月20日 | アーモンドアイ | 牝3 | 2:23.8 | C.ルメール | 国枝栄 | (有)シルクレーシング |
第80回 | 2019年5月19日 | ラヴズオンリーユー | 牝3 | 2:22.8 | M.デムーロ | 矢作芳人 | DMMドリームクラブ(株) |
第81回 | 2020年5月24日 | デアリングタクト | 牝3 | 2:24.4 | 松山弘平 | 杉山晴紀 | (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング |
第82回 | 2021年5月23日 | ユーバーレーベン | 牝3 | 2:24.5 | M.デムーロ | 手塚貴久 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
第83回 | 2022年5月22日 | スターズオンアース | 牝3 | 2:23.9 | C.ルメール | 高柳瑞樹 | (有)社台レースホース |
第84回 | 2023年5月21日 | リバティアイランド | 牝3 | 2:23.1 | 川田将雅 | 中内田充正 | (有)サンデーレーシング |
優駿牝馬の記録[編集]
- レースレコード - 2:23.6(第73回優勝馬ジェンティルドンナ)
- 2着との最大着差 - 大差(第8回優勝馬トキツカゼ)
- 勝馬投票券最高売上げ - 361億8934万5100円(第55回、優勝馬チョウカイキャロル)
- 当日の最高入場者数 - 174,446人(第55回)
- 最多優勝騎手 - 嶋田功 5勝(第33 - 35、37、42回)
- 最多連続優勝騎手 - 嶋田功 3連覇(第33 - 35回)
- 最多勝調教師 - 5勝 尾形藤吉(第1、5、6、15、30回) 稲葉幸夫(第4、33、34、37、42回)
母仔制覇[編集]
過去に2組の優駿牝馬母仔制覇の例がある。
組 | 母馬名 | 優勝回 | 子馬名 | 優勝回 |
---|---|---|---|---|
1組目 | クリフジ | 第6回 | ヤマイチ | 第15回 |
2組目 | ダイナカール | 第44回 | エアグルーヴ | 第57回 |
デビューから無敗制覇[編集]
過去に4頭がデビューから無敗で優駿牝馬を制覇している。
優勝回 | 馬名 | 無敗成績 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
1 | 第6回 | クリフジ | 5戦5勝 | 第12回東京優駿競走優勝 第6回京都農商省賞典四歳呼馬優勝 |
2 | 第7回 | ミツマサ | 4戦4勝 | |
3 | 第18回 | ミスオンワード | 8戦8勝 | |
4 | 第67回 | カワカミプリンセス | 4戦4勝 | 第11回秋華賞優勝 |
外国産馬による制覇[編集]
優勝回 | 馬名 | |
---|---|---|
1 | 第68回 | ローブデコルテ |
騎手の父子制覇[編集]
父 | 優勝回 | 子 | 優勝回 |
---|---|---|---|
横山富雄 | 第39回(ファイブホープ) | 横山典弘 | 第71回(サンテミリオン) |
本競走優勝馬による秋華賞・エリザベス女王杯の制覇[編集]
詳細は「二冠馬#中央競馬の牝馬二冠馬」を参照
地方競馬の「オークス」[編集]
地方競馬でもオークスを範した競走がある。地区内での中央競馬の優駿牝馬と同等の機能を持った競走に設定されている。以下は2006年現在施行されている競走のみ。
注釈[編集]
- ↑ JRA公式サイト「今週の注目レース」 - JRA公式サイト。2013年12月22日閲覧。
- ↑ 過去GI成績 第71回 優駿牝馬(オークス) - JRA公式サイト 2010年5月23日閲覧
- ↑ 第2回は1位入線のヒサヨシが競走後、薬物使用が判明して失格。2位入線のホシホマレが繰り上がりで優勝。そのため正確な勝時計が存在しない。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- JRA公式サイト「今週の注目レース」 より(2013年版)