調教師
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調教師(ちょうきょうし)とは、競馬の厩舎経営者で競走馬を管理する職業、或いはそれを生業とする人である。
概要[編集]
日本においては日本中央競馬会が開催する中央競馬と地方自治体が主催する地方競馬とがあるが、そのどちらにおいても調教師は免許制であり国家資格の取得を必要とする。中央競馬と地方競馬で免許は別々であり、互換性はない。
戦前までは調教師と騎手を兼任することが出来たが、1948年から騎手との兼任が完全に禁止された。地方競馬のばんえい競走は1977年まで騎手との兼任が認められていたが、こちらも現在は兼任不可となっている。
調教師免許の試験は難易度が非常に高く、馬に関する知識が豊富な騎手経験者や調教師/競走馬生産者の血縁者、畜産学部出身者が多い。騎手が肉体的な限界などを理由に引退して調教師へ転身するケースは珍しくないが、免許試験の試験勉強をするために騎乗数を絞る事も多い。
なお調教師として厩舎を運営するには免許だけでなく、馬を飼育するための馬房が必要である。馬房は競馬主催者から貸し出されるものを使用すればよく、調教師が自己資金で用意する必要はない。馬房は勝利数を増やすと追加で貸し出してくれる。厩舎経営の悪化によって借り受けている馬房を返納することも出来る。