負担重量

負担重量（ふたんじゅうりょう）とは、競馬において競走馬が背負う（負担する）重量である。この重さは騎手本人の体重に加えて、勝負服、鞍、プロテクターなどの重さを合計した値になる。

概要

俗に斤量とも呼ばれるが、これはかつて日本での重量を表すのに尺貫法の斤を使用していたことが由来である。一説には負担重量1kgで1馬身結果が変わると言われ、能力発揮の観点は勿論、公営ギャンブルである日本競馬の場合、公正競馬開催の観点から騎手は負担重量の厳守が厳命されており、中央競馬の競馬学校・地方競馬教養センター在籍中から厳格な体重管理が義務となる。負担重量を複数回オーバーした場合、騎乗停止の制裁が課される。

一般に、平地競走と比較して障害競走の方が負担重量が重く設定されている。これは高速で障害を飛越すると落馬のリスクが高まるからだと言われている。