都電荒川線
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東京都交通局 SA 荒川線 | |
---|---|
基本情報 | |
通称 | 東京さくらトラム |
国 | 日本 |
所在地 | 東京都 |
種類 | 路面電車(軌道) |
路線網 | 都電 |
起点 | 三ノ輪橋停留場 |
終点 | 早稲田停留場 |
停留所数 | 30箇所 |
路線記号 | SA |
所有者 | 東京都交通局 |
運営者 | 東京都交通局 |
車両基地 | 荒川電車営業所 |
路線諸元 | |
路線距離 | 12.2 km |
軌間 | 1,372 mm |
線路数 | 複線 |
電化方式 | 直流600 V、架空電車線方式 |
最高速度 | 40 km/h[1] |
都電荒川線(とでんあらかわせん)は、東京都荒川区の三ノ輪橋停留場から、新宿区の早稲田停留場までの12.2kmを結ぶ、東京都交通局が運営する路面電車である。2017年4月から、東京さくらトラムという愛称が付けられた[2]。そこの君、ダサいとか言わない。路線記号はSA [3]。
概要[編集]
かつて40系統を誇った都電の中で、唯一生き残った路線である。当初はこの路線も廃止する予定であったが、沿線住民からの反対と専用軌道が多かった事で存続へと至った。
元々は王子電気軌道によって敷設されたのを1943年に都が買収し、27系統と32系統に分け運行していた。[4]それを1974年に統合し、都電荒川線となった。
上記でも分かる通り全区間のほとんどが専用軌道であり、2020年現在併用軌道区間は王子駅前 - 飛鳥山のみである。
停留場一覧[編集]
- 30停留場全てが東京都23区内に所在する。
- 町屋駅前・王子駅前・大塚駅前の各停留場の項目は便宜上、それぞれ町屋駅(京成電鉄・東京メトロ)・王子駅(JR・東京メトロ)・大塚駅(JR)に併記している。
- 駅番号は2017年11月下旬から順次導入。
駅番号 | 停留場名 | 駅間キロ | 累計キロ | 接続路線 | 停留場の周辺 | 所在地 |
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SA 01 | 三ノ輪橋 | - | 0.0 | 東京地下鉄:H 日比谷線(三ノ輪駅:H-20) | 浄閑寺 | 荒川区 |
SA 02 | 荒川一中前 (ジョイフル三ノ輪前) |
0.3 | 0.3 | |||
SA 03 | 荒川区役所前 | 0.3 | 0.6 | 荒川区役所、荒川区民会館(サンパール荒川) | ||
SA 04 | 荒川二丁目 (ゆいの森あらかわ前) |
0.4 | 1.0 | 荒川自然公園 | ||
SA 05 | 荒川七丁目 | 0.4 | 1.4 | 三河島水再生センター | ||
SA 06 | 町屋駅前 | 0.4 | 1.8 | 京成電鉄:KS 本線(町屋駅:KS 04) 東京地下鉄:C 千代田線(町屋駅:C-17) |
||
SA 07 | 町屋二丁目 | 0.4 | 2.2 | |||
SA 08 | 東尾久三丁目 | 0.3 | 2.5 | |||
SA 09 | 熊野前 (東京都立大学荒川キャンパス前) |
0.6 | 3.1 | 東京都交通局:NT 日暮里・舎人ライナー (NT 04) | 尾久の原公園、東京都立大学健康福祉学部 | |
SA 10 | 宮ノ前 | 0.4 | 3.5 | 尾久八幡神社 | ||
SA 11 | 小台 | 0.3 | 3.8 | |||
SA 12 | 荒川遊園地前 | 0.3 | 4.1 | あらかわ遊園 | ||
SA 13 | 荒川車庫前 | 0.5 | 4.6 | 都電荒川車庫 | ||
SA 14 | 梶原 | 0.4 | 5.0 | 北区 | ||
SA 15 | 栄町 | 0.5 | 5.5 | |||
SA 16 | 王子駅前 | 0.5 | 6.0 | 東日本旅客鉄道:JK 京浜東北線(王子駅:JK 36) 東京地下鉄:N 南北線(王子駅:N-16) |
北とぴあ、王子神社 | |
SA 17 | 飛鳥山 | 0.5 | 6.5 | 飛鳥山公園 | ||
SA 18 | 滝野川一丁目 | 0.4 | 6.9 | |||
SA 19 | 西ヶ原四丁目 | 0.4 | 7.3 | |||
SA 20 | 新庚申塚 | 0.4 | 7.7 | 都営地下鉄:I 三田線(西巣鴨駅:I-16) | 豊島区 | |
SA 21 | 庚申塚 | 0.2 | 7.9 | 高岩寺とげぬき地蔵、大正大学 | ||
SA 22 | 巣鴨新田 | 0.5 | 8.4 | 都立文京高校 | ||
SA 23 | 大塚駅前 | 0.5 | 8.9 | 東日本旅客鉄道:JY 山手線(大塚駅:JY 12) | ||
SA 24 | 向原 | 0.5 | 9.4 | 大塚台公園 | ||
SA 25 | 東池袋四丁目 (サンシャイン前) |
0.6 | 10.0 | 東京地下鉄:Y 有楽町線(東池袋駅:Y-10) | サンシャインシティ、IKE・SUNPARK | |
SA 26 | 都電雑司ヶ谷 | 0.2 | 10.2 | 雑司ヶ谷霊園、豊島区役所 | ||
SA 27 | 鬼子母神前 | 0.5 | 10.7 | 東京地下鉄:F 副都心線(雑司が谷駅:F-10) | 法明寺鬼子母神堂、並木ハウス | |
SA 28 | 学習院下 | 0.5 | 11.2 | 学習院大学、金乗院目白不動尊 | ||
SA 29 | 面影橋 | 0.5 | 11.7 | 甘泉園公園 | 新宿区 | |
SA 30 | 早稲田 | 0.5 | 12.2 | 早稲田大学、演劇博物館、都立新宿山吹高校 |
現行使用車両[編集]
以下の5形式が使われている。なお制御機器は全て一緒である。
- 7700形
- 7000形の足回りや電装品を8500形以降と同様のに更新した車両。2017年にデビュー。現在8両所属している。なお7000形はワンマン化時に車体を載せ替えているため、1956年製造当初からの部品はこの時点で一切なくなった。3種類のバリエーションがある。
- 8500形
- 1990年にデビュー。28年ぶりの新型車両。当初はこの車両で旧型形式を全部置き換えようとしたが、財政難などで5両で頓挫した。
- 9000形
- 2007年にデビュー。レトロ車両。現在2両所属。色もそれぞれ違う。
- 8800形
- 2009年にデビュー。現在10両所属。ローズレット・バイオレット・オレンジ・イエローの4種類がある。
- 8900形
- 2015年にデビュー。現在8両所属。オレンジ・ブルー・ローズレット・イエローの4種類がある。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ 杉崎行恭『山手線 ウグイス色の電車今昔50年』JTBパブリッシング、2013年 p.166
- ↑ “都電荒川線の愛称を決定しました!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東京都交通局, (2017年4月28日), オリジナルの2021年7月7日時点によるアーカイブ。 2021年7月7日閲覧。
- ↑ “東京さくらトラム(都電荒川線)及び日暮里・舎人ライナーに「駅ナンバリング」を導入いたします” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東京都交通局, (2017年11月16日), オリジナルの2019年1月19日時点によるアーカイブ。 2020年5月2日閲覧。
- ↑ ただし、27系統は王子を出た後、赤羽まで行っていた。この路線は1972年に廃止された。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 東京さくらトラム(都電荒川線) - 東京都交通局
- 都電荒川線の車輌(日本の鉄道写真館)