終末のハーレムの登場人物の一覧
『終末のハーレム』の登場人物の一覧である。
登場人物[編集]
人物によっては、公式サイトや番外編2で年齢をはじめ詳細なプロフィールが明かされているため、それらの情報も含めている。また、名前に何かしらの由来がうかがえる者については、イザナギのようにサブタイトルや作中で示唆されている者をはじめ、示唆されていない者かについても推測の上、記載することとする。
なお、「人気投票」の結果についても記載は可。
主要な女性キャラクター[編集]
年齢は推定値。
よみ 名前 |
役割 | 身長 (cm) | スリーサイズ | カップサイズ | 声優 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
B | W | H | |||||
たちばなえりさ 橘絵理沙 |
幼馴染 | 165 | 82 | 57 | 82 | Dカップ | |
すおうみき 周防美来 |
専属担当官 | 165 | 90 | 60 | 89 | Gカップ | |
水原まひる |
妹 | 152 | 74 | 52 | 74 | Bカップ | |
りゅうぞうじあかね 龍造寺朱音 |
看護師 | 172 | 93 | 60 | 90 | Gカップ | |
山田翠 |
護衛 | 149 | ?? | ?? | ?? | Aカップ | |
石動寧々子 |
専属担当官 | 159 | 78 | 56 | 80 | Cカップ | |
神谷花蓮 |
専属担当官 | 161 | 80 | 55 | 81 | Dカップ | |
羽生柚希 |
教師 | 167 | 94 | 56 | 85 | Hカップ | |
東堂晶 |
女子高生 | 175 | 92 | 58 | 90 | Gカップ | |
柊春歌 |
女子高生 | 157 | 78 | 54 | 76 | Bカップ | |
一条奈都 |
女子高生 | 160 | 87 | 60 | 86 | Eカップ |
ナンバーズ[編集]
怜人グループ[編集]
水原怜人 ()- 声 - 山谷祥生[1] / ノンボイス
- 年齢:?? / 身長:172cm[2]
- 本作の主人公。国立先端医科大学の医学生。高木医師から「先端医科大の麒麟児」と呼ばれるほど優秀な学生だった。しかし、細胞硬化症(さいぼうこうかしょう)にかかったことで、病気が完治できるめどがたつまでコールドスリープすることになった。5年後の2045年に目覚めるが、そこではMKウイルスによって男たちの数が激減した時代となっていて混乱する。未来をはじめとする多くの女性から子作りをするように迫られるが、幼なじみである絵理沙に操を立てて拒んでいる。
周防美来 ()- 声 - 伊藤静[1] / 伊藤静[3]
- 年齢:?? / 身長:165cm / スリーサイズ:90(Gカップ)-60-89[4]
- 怜人の専属担当官。若くグラマラスな美女だが、感情表現に乏しく、怜人に対して欲情したり、好意を抱いている様子も見られない。怜人に全裸となって自分に子種を注ぐように迫るが、断られる。怜人の幼なじみである絵理沙と外見がよく似ている。
黒田マリア ()- 声 - 未登場 / 小林桂子[5]
- 新たな専属担当官の1人[話 1]。ちふゆの姉[話 2]。怜人に異性として意識され、セックス候補の一人となっている。
片桐麗亜 ()- 声 - 未登場 / 石原愛依梨[6]
- 新たな専属担当官の1人[話 1]。クール系。男嫌い。
龍造寺朱音 ()- 声 - 浅川悠[1] / 浅川悠[3]
- 年齢:?? / 身長:172cm / スリーサイズ:93(Gカップ)-60-90[7]
- 怜人の「ナース」。性的に大胆な巨乳の美女で、怜人の入浴中に全裸で迫り、酒を口移しで飲ませ、性行為に及ぼうとした。
山田翠 ()[注 1]- 声 - たみやすともえ[1] / 未登場
- 年齢:??[注 2] / 身長:149cm / スリーサイズ:??(Aカップ)[8]
- 怜人の「ボディガード」。怜人と添い寝する。幼い少女だが、強力な戦闘力を有する。
恭司グループ[編集]
火野恭司 ()- 声 - 高塚智人[1] / 未登場
- 年齢:?? / 身長:178cm[9]
- MKウイルスへの免疫を持っている可能性があるとして日本で発見された、最初の男性[話 4]。まもなく免疫が確認され、UW日本支部の首脳陣によって「ナンバー1」の通称が付けられた[話 4]。
- MKウイルスの免疫を持っていることが判明した最初の男。女性たちとのセックスを特に躊躇することなく楽しんでおり、すでに一人の女性を妊娠させた。女優の北山玲奈の大ファン。
石動寧々子 ()- 声 - ブリドカットセーラ恵美[1] / 未登場
- 年齢:?? / 身長:159cm / スリーサイズ:78(Cカップ)-56-80[10]
- 恭司の専属担当官[話 5]。赤毛のショートポニーヘアや縦長の赤い瞳孔[11]が特徴。ポニーテールの若い女性。北山玲奈たち多くの美女を火野にあてがっている。一方、自身も火野に好意を寄せているようで、玲奈たちと乱交する火野をモニター越しに見て自慰にふけっていた。
翔太グループ[編集]
土井翔太 ()- 声 - 米内佑希[1] / ノンボイス
- 年齢:18歳[注 3] / 身長:162cm[12]
- コールドスリープから目覚めた「ナンバー3」の男性[話 7]。現役の高校3年生だった。目覚めると、高校で美人教師や多くの美少女とセックスし、成長していく。やがて花蓮とともに日本を支配下に置く。
神谷花蓮 ()- 声 - 赤﨑千夏[1] / 未登場
- 年齢:?? / 身長:161cm / スリーサイズ:80(Dカップ)-55-81[13]
- 翔太の専属担当官[話 8]。外側に跳ねたロングヘアと金色の瞳孔[単 1]が特徴。常に笑顔を絶やさず明るい口調で話す陰謀家。
善グループ[編集]
ナンバーズの家族たち[編集]
怜人の家族たち[編集]
水原まひる ()- 声 - 田中あいみ[1] / 未登場
- 年齢:16歳[注 4] / 身長:152cm / スリーサイズ:74(Bカップ)-52-74[14]
- 怜人と龍の妹[話 11]。ツインテールの髪型や青い瞳孔、八重歯[15][16]が特徴。怜人の妹。怜人の親しい人の中で唯一コールドスリープから目覚めた後に会えた相手。怜人と血がつながっているかどうかは不明。怜人のことを異性として意識している節がある。
橘絵理沙 ()- 年齢:?? / 身長:165cm / スリーサイズ:82(Dカップ)-57-82[17]
- 怜人の幼馴染[話 11]。彼のことが好きだが、コールドスリープで生き別れとなり、再会したときには妊娠できない身体となっていた。
水原龍 ()- 声 - 北山恭祐[1] / 未登場
- 怜人とまひるの兄[話 11]。
恭司の家族たち[編集]
火野恭一 ()- ゆかりが出産した男児[話 12]。恭司の子供たちで最初に誕生した子であり、MKウイルスへの免疫を持っている[話 12]。また、恭司曰く「俺にそっくり」であり、彼とほぼ同色の頭髪を持つ[話 12]。
- メイティング施設へ収容された怜人が美来による説明を受けた時点で胎芽としての姿が描かれ[話 4]、ゆかりの胎内にて順調に成長した後、彼女が恭司と共に九州某県の洞窟へ出奔してまもなく出産される[話 12]。その後は恭司とゆかりの間にて眠っていた[話 13]が、抜け道から脱出した直後にはクロエによる狙撃で瀕死に陥った彼により、恭司の最初の男児であることにちなんで「恭一」と名づけられる[話 14]。恭司の死後はゆかりと共に怜人たちのもとへ託されており、絵理沙の台詞によれば彼女が麗亜や朱音と交代で面倒を見ているという[話 14]。
翔太の家族たち[編集]
- 土居マユ
- 翔太の妹[話 7]。父母が2040年時点で離婚済みだったこともあり、苗字は不明。2040年時点では特効薬の開発を待つ難病に罹患し、入院していた[話 7]。コールドスリープに入る前の翔太との通信で、彼がコールドスリープから目覚めた後には自分がマユよりも年下になることを茶化している[話 7]ため、翔太との年齢差は5歳以下である模様。
- 翔太とマユの父母
- 父母とも実際に登場しないが、父は仕事で自宅を留守がちにして家族を気にかけていなかったことや、母は別居を経てマユを引き取ると働き始めた一方で翔太の病状を心配していたことが、2040年時点での翔太とマユの通信からそれぞれ示唆されている[話 7]。また、父はコールドスリープに入る翔太の見送りにも来なかったため、彼は孤独なまま5年間の眠りに就くこととなった[話 7]。
- 2045年現在では父はコールドスリープ中、母はマユと共に渡米中であるうえに安否は不明であることが、翔太に現状を説明する花蓮の台詞で明かされている[話 6]。
善の家族たち[編集]
木根渕ミキ ()- 善の恋人を経て妻[話 15][話 9]。苗字は結婚後のものであり[話 16]、旧姓は不明。ウェーブのかかったショートヘア[話 15]が特徴。
- 2040年時点ですでに善とは彼の自宅にてセックスに耽るなど肉体関係にあったうえ、時代遅れの矛盾した仕事を続ける善に退職や自分との結婚、海外生活を勧めていたところ、受胎が発覚する[話 15]。善との結婚式での仲睦まじい姿は大半の出席者たちから祝福と羨望を受けるが、輝奈や恋子には善への執着を高じさせている[話 9]。
- 善が新都心第三病院にてコールドスリープに入る直前には、胎内の我が子と共に無事の帰還を待ち続けることを誓っている[話 9]。その後は胎内の我が子が育つに伴って善のもとへはたまにしか見舞えなくなっていたが、怜人のもとを日々見舞う絵理沙とは同様の境遇にあることから打ち解けており、腹の目立ち始めた姿で彼女と久々に会えた際には善のために誕生後の我が子の映像を多々記録しておくことを明かしたほか、ミキと同様にコールドスリープ中の家族(怜人)を持つ旨を説明しかけて恥じらう絵理沙の献身ぶりを見て、怜人のことを「幸せものね」と褒める[話 16]。
メイティング候補たち[編集]
怜人のメイティング候補たち[編集]
怜人のメイティング候補として、メイティング施設へ集められた女性たち。大部屋や大浴場にてマジックミラー越しに選ばれることを全裸で待つ者たち[話 11][話 5]など、その誰もが怜人の魅力に惹かれてUW日本支部の募集に応じた[話 5]こと、彼と子作りしても良いと考えている[話 5]こと、そして怜人にメイティングを開始させるためだけでも数百人の選りすぐりの美女たちが集められた[話 5]ことが、第1話 - 第3話でそれらの旨を彼に説明する美来の台詞[話 11][話 4][話 5]や、第2話で端末に表示されるナンバリング[話 4]によって明かされている[注 5]。
当初、怜人が絵理沙を捜し出すまで1か月間の猶予を求めたため、美来はその交換条件としてメイティングの機会を作ろうと女性を選んでは怜人の自室へ向かわせ、毎晩の彼との同衾やその最中に誘惑を行なわせるという手筈を取る[話 5]。しかし、朱音と翠が着任した後に怜人がMKウイルスの特効薬を作ると美来に宣言した[話 17]うえ、彼女も絵理沙への興味から彼の意志を酌んで協力した[話 8]ことから、手筈は朱音と翠が同衾する[話 18][話 19]だけの保留状態となったほか、美来が解任されて麗亜が怜人の行動をさらに制限するなど強要に等しい方針を取った[話 1]ことや、UW世界本部による日本支部への介入でメイティングが中止された[話 20]ことから、猶予は形骸化したことが示唆されている。
なお、第3話での怜人の妄想や第21話での麗亜の説明では、それぞれ複数の女性たちが仰向けの怜人に彼と同じく全裸で群がり、一方的なメイティングに励む光景がイメージとして描かれている[話 5][話 1]。
- 大部屋にてマジックミラー越しに披露された女性たち
- 第1話冒頭の扉ページで動揺する怜人に、美来が背後から密着しながらマジックミラー越しに披露して選択を迫った女性たち[話 11]。確認できるだけでも10人以上が大部屋に全裸で立ち並び、怜人とのメイティングを待ち望んでいる[話 11]。
- フルカラーで描かれた容貌や肌色からさまざまな人種とうかがえる面々のうち、最前列には股間に陰毛を描かれた者も並んでいるが、単行本第1巻では重なっていたタイトルロゴを大きく変更するなど、向かって左端の者の股間(連載時から陰毛が描かれていない)以外はまったく見えないように修正されている[単 3]。
- なお、連載時にこの女性たちが立ち並ぶ光景は、美来の台詞と相まって反響を呼んだ(詳細は#評価を参照)。その後、第1巻の発売当時に各書店へ配布された試し読み用小冊子[19]に連載版第1話が収録された際には、この扉ページは女性たちの首から下のほぼ全身が白く修正され、まったく見えないようにされている。一方、フランス語翻訳版では独自のタイトルロゴが見開きに渡らない程度の大きさで配置されているためもあり、陰毛は日本語版の連載時と同様に見えている[20]。また、英語翻訳版では独自のタイトルロゴが大きいものの日本語版のように女性たちの股間を完全に隠す配置にはなっておらず、陰毛は日本語版の連載時とほぼ同様に見えている[21]。
- 強制的に発情させられた女性たち4人
- 第9話で技術長官が怜人をUW日本支部にて別室に監禁し、彼に絵理沙への操を捨てさせてメイティングに没頭させようと差し向けた、アップヘア、セミロングヘア、金髪ロングヘア、ショートヘアの美女たち4人[話 21]。正体は技術長官の研究助手である[話 22]。技術長官曰く「元気になるお薬」で強制的に発情させられており[話 21]、椅子に拘束されて技術長官に同薬を注射されそうな怜人を荒い呼吸と共に見つめながら、彼とのセックスを求めて火照った全裸にチョーカーを着けただけの四つん這いの姿で迫る[話 22][注 6]。怜人のシャツを破いて乳首舐めで勃起させたズボンの前を開き、我先に結合しようとして技術長官に蹴り飛ばされても不満を述べず、鬼原たちの前でも技術長官に従って共に立ち去るなど、絶対服従の立場にある模様[話 22]。
- 技術長官曰く「特製」でもある前述の薬は4人の身体を確実に受胎する状態にもさせており、怜人を「肉バイブ」にさせる「仕上げ」と称して彼の身体にも注射されそうになっていたが、技術長官の暴挙を察知した美来たちが鬼原の許可を得て共に突入してきたことにより、未遂に終わる[話 22]。その後、アップヘアの研究助手は第26話にも登場しており、何者かと通信中の技術長官が片手間にたしなむダーツの標的として、発情した全裸で技術長官室の壁際に立たされている[話 23]。
- なお、アップヘアの研究助手の容貌は恭司に奉仕する水着姿の侍女たち2人のうち1人(マイクロビキニ姿の侍女)と酷似しているが、セミカラー版では瞳孔の色で判別できる(アップヘアの研究助手は紺、マイクロビキニ姿の侍女は紫)。
恭司のメイティング候補たち[編集]
恭司のメイティング候補として、メイティング施設へ集められた女性たち。早々に現状を受け入れた恭司の要望に応じ、よりセックスに抵抗を持たないさまざまな美女たちが、日々メイティングに励む[話 24]。怜人の候補たちに先駆けて集められた最初期の者たち[話 25]を経て、軌道に乗ると共に恭司の好みを把握した寧々子による手配で芸能界から転身した者も多く、怜人と恭司の初対面当日までは1日に1人ずつ(一昨日はモデルの女性、昨日はアイドルのマヤ、当日は女優の玲奈)がセックス[話 24]に、その後は一度に複数人がグループセックス[話 26][話 25][話 27][話 20]にそれぞれ励んでいるほか、風俗嬢のような過激な状況や扇情的な衣装すら受け入れた者は、混浴中の奉仕を経てのグループセックス[話 28]や、恭司の激情に身を任せる一方的なソフトSMプレイ[話 29]にも励んでいる。また、前述の経緯ゆえに特に選りすぐられた美女揃いであることから、初めてのメイティングを経て恭司の好みにより適合した玲奈たち数人は平時の奉仕も担当する侍女として寵愛され[話 25]、さらなるメイティングに励む姿が描かれている[話 27][話 29]。
女性たちの間にはグループセックスの愛撫や結合を巡ってのささいな競争こそ見られる[話 28][話 25][話 27]ものの、前述の転身した者たちなど前職を持つ社会人が多いことから、恭司の独断に応じる姿こそ見られる[話 28]ものの翔太の候補たちのような狂態に陥る姿はまったく見られないうえ、恭司の人柄や性技によって大きな対立には至らず共に励む姿が散見されるほか、怜人の世界宣言以降は平時でも彼や恭司の話題をメイティングについても含めて話し込むなど、グループセックスを通じて受胎を求める同志となったことが示唆される姿も見られる[話 29]。
寧々子の手際も相まってメイティング済みの者は第11話時点で100人近くにおよび、そのうち28人の受胎が確認された[話 8]後、第21話では恭司が胎児たちの空中投影映像を眺める姿を経て、手を腹に添えた全裸の女性たちの姿がイメージとして怜人のモノローグと共に描かれた[話 1]ほか、第26話では寧々子が恭司を送迎車で難民地区へ案内して新たな女性たちの確保に努める姿が描かれる[話 23]など、受胎する者は順調に増えつつあることが示唆されている。それに先駆け、第4話に相当するボイスドラマ版のepisode.2[1/2]では、玲奈を提案される直前の時点で寧々子の端末に登録されている面々のうち大半とメイティング済みであることを嬉々として述べる、恭司の台詞が追加されている[23]。
UW世界本部による日本支部への介入でメイティングが中止された後、第52話ではクロエが候補たちを受胎した者たちと受胎していない者たちに分け、食事も入浴も別々にして生活させていることや、寧々子が受胎した者たちの生活保持に努めることを恭司に告げているうえ、彼が腹の目立ち始めた者たちと個別に撮影した写真が描かれている[話 30]ことから、受胎した者たちは「研究所」に収容されていない模様[注 7]。一方、受胎していない者たちは花蓮とクロエの取引によってメイティングを再開した翔太へ提供され、大浴場にて美貌に磨きをかける姿は皆が恭司にこだわらず自分とのメイティングに励むことを翔太に確信させる[話 32]が、花蓮が玲奈の提供を目論んだことは寧々子を経て恭司の知るところとなり、彼を激怒させている[話 33][注 8]。また、第62話では最初期に受胎した者たちからあと2 - 3か月で男児が誕生することが判明したうえ、その旨は翔太のメイティング候補たちにも「噂」として伝わることとなる[話 34]。その後、第85話では恭司の死を知った寧々子に有志たちが率いられて共にアサルトライフルを手にし、クロエたちの追放に動いている[話 14]。
なお、初登場時は名が不明でその後も明かされていない者が多いが、死亡する際の恭司にはマヤ・玲奈・リカを含む15人の名が呟かれている[話 14]。
- くさかべゆかり
- 恭司がセックスでのメイティングに励み、最初に受胎させた女性[話 4]。名はゆかりで、苗字は不明だが、第79話のポープの台詞から「日下部」か「草壁」であることがうかがえる。中心分けのロングヘアが特徴。恭司の精子を用いた人工授精は胚形成に至らなかったが、彼とのセックスで受胎したことから、出産を待つ状態にある胎児は「人類の希望」と称賛されている[話 4]。この成功を受け、メイティングは必ずセックスで行なわれることとなった[話 4]。
- ゆかりの受胎が確認されるまで恭司が何人の女性とセックスに励んだのかは不明である(#恭司のために初めて用意された女性たちも参照)が、怜人が美来から初めて2045年の現状を説明された際にはすでにゆかりの受胎が確認されているうえ、彼女の羊水に浮かぶ胎芽状態の胎児が描かれている[話 4]ことから、恭司は怜人が目覚めるよりも7週間以上前の時点で励み始めたことが示唆されている[注 9]。
- その後、第21話で恭司が胎児の空中投影映像を眺めながら性別がまだ不明であることを怜人に明かしていることから、恭司が目覚めてからの経過時間はこの時点で18週間以下であることが示唆されている[注 10]。やがて、胎児の性別が男性であることやゆかりがあと2 - 3か月で出産することが寧々子から恭司への報告で明かされた[話 34]後、さらに腹が目立ってきた時期には恭司の自室にて彼に『ぐりとぐら』を読んでもらっており、それまで読者には不明だった名前や容姿が明かされているほか、護衛から時間切れを告げられて泣き出したところで恭司になだめられて見送られた後には、分娩日が近日中に決まることが寧々子の台詞で明かされている[話 31]。それを受けた恭司の台詞によれば、中学生当時に交際するも別れた少女に容貌こそ酷似しているが、性格や言動は彼女と違ってほとんど子供のようだという[話 31][注 11]。まもなく、UWによるロスアニアへのプロパガンダに並行して寧々子に引率され[話 35]、恭司と共にメイティング施設からセーフハウスを経て[話 36]出奔した九州某県の洞窟にて恭一を無事に出産する[話 12]が、脱出した直後にはクロエに狙撃された恭司の最期を看取って号泣し、恭一と共に怜人たちのもとへ託される[話 14]。
- 恭司をマッサージする侍女たち2人
- 第4話でマッサージ台にうつ伏せて『セイフクの涙』を鑑賞中の恭司に寄り添い、タオル姿の彼の裸身をマッサージするショートヘアとロングヘアの侍女たち2人[話 24]。本名は不明。2人ともベアトップマイクロミニワンピース[注 12]の衣装や球体のネックレスで着飾っており、前者は恭司の尻に跨って背中を、後者はマッサージ台の傍に立って左足をそれぞれ担当する[話 24]。
- ショートヘアの侍女は恭司が画面内の玲奈を「美人」と評した際に嫉妬して彼の背中をつねり、ロングヘアの侍女はその光景に苦笑する[話 24]。恭司が寧々子の端末を手に次のメイティングの相手を選ぶ際には、2人とも選ばれることを赤面しながら期待するも寧々子に玲奈を優先されて落胆した顔が描かれている[話 24]が、第11話では玲奈らメイティング済みの候補たち11人の顔写真に2人のものも並んでいる[話 8]ことから、同話までに選ばれていたことが示唆されている。また、第4話に相当するボイスドラマ版のepisode.2[1/2]では、マッサージの時点ですでに2人とも初めてのメイティングは経験済みであることや、2人のうち1人はその3日前にも選ばれて就寝前のメイティングに励んでいたことを明かす台詞が、恭司との会話に追加されている[23]。
- その後、第21話では恭司の子を受胎した全裸の女性たちが怜人のモノローグと共に描かれたコマに、両手を腹に添えながら微笑むロングヘアの侍女とうかがえる女性も並んでいる[話 1]。また、第52話では腹の目立ち始めた女性たちが恭司と個別に撮影した写真に、2人とうかがえる女性のものも並んでいる[話 30]。
北山玲奈 ()- 声 - 西明日香[1] / 未登場
- 若手女優。火野の指名を受けて、セーラー服姿で彼に性的奉仕を行った。その後も浴場にたびたび招かれ、彼の子種を注がれている。
- モデルの女性とアイドルのマヤ
- 第4話で恭司が寧々子と共に怜人との初対面を果たした際、その当日以前に選ばれてメイティングに励んだ実績を挙げられた女性たち2人[話 24]。
- モデルの女性はウェーブの入った前髪アップヘアを後方へまとめた髪型[話 24]が特徴。本名は不明。第4話ではメイティング中の光景こそ描かれていないものの一昨日に励んだ実績を挙げられたほか、素肌を晒して微笑むバストアップ姿がマヤや玲奈と並ぶ形で恭司に回想されている[話 24]。その後、第11話ではメイティング済みの女性たちの顔写真にモデルの女性とうかがえる女性のものも並んでいる[話 8]ほか、第52話では腹の目立ち始めた女性たちが恭司と個別に撮影した写真に、モデルの女性とうかがえる女性のものも並んでいる[話 30]。
- アイドルのマヤは童顔やツーサイドアップの髪型、フリル付きの衣装[話 24]が特徴。名は第4話で恭司が玲奈との初めてのメイティングに先駆けてマッサージ中に端末から女性を選ぶ際に明かされている[話 24]が、苗字は不明。メイティング中の光景こそ描かれていないものの昨日に励んだ実績を挙げられたほか、胸元のみの衣装から下乳や腹部を露出させて微笑む上半身の姿がモデルの女性や玲奈と並ぶ形で恭司に回想されている[話 24]。
- なお、連載時の恭司の台詞では一昨日がアイドル(のマヤ)、昨日がモデル(の女性)と紹介されていたが、回想コマでの配置と合致していなかったため、単行本第1巻では合致するように台詞が入れ替えられている[単 4]。
- 恭司の初めての4Pでメイティングに励む女性たち3人
- 第7話でUW日本支部の首脳陣が隠しカメラによる空中投影映像を監視する中、ヘッドボードが四角形の寝室に置かれたキングロングベッドにて全裸の恭司とのメイティングに励む、全裸の美女たち3人[話 26]。本名は不明。作中で確認できる限り、恭司の初めての4Pが描かれる相手でもあるが、その光景が第6話で動物研究所の絵理沙の研究室にて会話する怜人と美来の光景から続いて監視されている[話 17][話 26]ことに加え、後日の第8話で玲奈や水着姿の侍女たち2人が4Pの提案を予定外と認識している[話 28]ことから、彼女たち3人とは交流が無く独自に先駆けて日中の4Pに臨んだことが示唆されている。
- 左腕で抱かれる黒髪の女性が左手で尻を掴まれながら、太腿に跨るポニーアップの女性が右手で唇を弄ばれながら、右側に寄り添うショートヘアの女性が股間に顔を埋めながら、それぞれ監視されていることを気にする様子も無く夢中で励む姿は、単行本第1巻の巻末に収録された第2巻の予告で怜人と恭司の言動を思い思いに評価する首脳陣の姿や、彼女たちの思惑を示唆する説明文にボディ洗いで恭司に奉仕する玲奈と水着姿の侍女たち2人の姿を絡めながら、取り上げられている[単 5]。
- 第11話ではメイティング済みの女性たちの顔写真に1人も確認できないが、第52話では腹の目立ち始めた女性たちが恭司と個別に撮影した写真に、ポニーアップの女性とうかがえる女性のものも並んでいる[話 30]。
- 恭司に奉仕する水着姿の侍女たち2人
- 第8話で自室にてMKウイルスを研究していた怜人が休憩に入る少し前の17時過ぎ、自室の浴室の入浴用椅子にてくつろぐ恭司に寄り添いながら、彼とのメイティングに備えてチューブトップ姿の玲奈と共にボディ洗いで奉仕する、マイクロビキニ姿とスリングショット姿[注 13]の侍女たち2人[話 28]。前者は黒髪のアップヘアと後者を上回る巨乳[注 14]、後者は茶髪のロングヘア[話 28]がそれぞれ特徴。本名は不明。
- 第8話では恭司の右腕を担当する前者が別の刺激を欲しがる彼にディープキスで応えてみせたうえ、恭司の左腕を担当する後者もディープキスを望んだことから、調子に乗った彼がその場での4Pを提案し、予定を乱せば寧々子に叱られることを懸念しながら恥じらう玲奈をディープキスで蕩けさせ、4Pを了承させる[話 28]。2人も玲奈と同じく驚いて赤面していたものの、寧々子の見つめる監視カメラの画面では、恭司の正面から身を任せて嬌声を上げる玲奈に続こうと、左右から身を任せる[注 15]姿が描かれている[話 28][注 16]。
- その後、第11話ではメイティング済みの女性たちの顔写真に、前者のものも並んでいる[話 8]。また、第21話では恭司の子を受胎した全裸の女性たちが怜人のモノローグと共に描かれたコマに、左手を腹に添えた前者とうかがえる女性も並んでいる[話 1]。さらに、第52話では腹の目立ち始めた女性たちが恭司と個別に撮影した写真に、前者とうかがえる女性のものも並んでいる[話 30]。
- なお、前者が恭司とディープキスに耽るシーンは、連載時の第15話の本編終了後に掲載された単行本第2巻の広告でも取り上げられている[27]。
- 恭司のために初めて用意された女性たち
- 「火野恭司の華麗なる一日」で、恭司が寧々子との初対面を果たした当時、彼女による手配で恭司のために初めて用意された、全裸の美女たち[話 25]。寧々子がコールドスリープから目覚めた恭司をメイティング施設へ案内し、当時はまだ現状を受け入れられない心境にあった彼に「あなたのものです」と紹介した見開きページに確認できるだけでも12人、その他のページにも数人ずつといった数十人が、全裸や立場ゆえの恥じらいを見せながら(あるいは色目を使いながら)長い廊下の左右にそれぞれ立ち並び、恭司とのメイティングを待ち望んでいる[話 25]。
- 信じがたい光景に驚愕している恭司の傍に寧々子が跪き、「遠慮する必要はございません」と鼓舞しながら「地球を救うために」という大義名分や女性たち50億人の存在を印象付けてメイティングを要請したうえ、地球上で活動できる男性は恭司を含めて5人のみという重大な情報を明かしたことや、玲奈ら数十人の美女たちと日々メイティングに励む「種馬」としての生活を受け入れた恭司がモノローグと共に玲奈やウェーブヘアの侍女との同衾から目覚める時点で数か月が経過していることから、当初の数十人にはゆかりが含まれているうえ、さらなる大人数が寧々子によってすでに手配されており、本編第11話での成果につながったことが示唆されている[話 25]。
- なお、見開きページに立ち並ぶ12人のうち表情も明確に描かれた9人は、『週末のハーレム』でもステージの左右に分割される形で取り上げられている[28]。
- 11時の「趣味の時間」に恭司と3Pでのメイティングに励む女性たち2人
- 「[[火野恭司の華麗なる一日]」で、医務室にて10時の「健康診断」を終えた恭司が、11時の「趣味の時間」にヘッドボードが楕円形の寝室に置かれたダブルベッドにて3Pでのメイティングに励む、全裸の美女たち2人[話 25]。本名は不明。
- 2時間前まで玲奈やウェーブヘアの侍女が恭司と同衾していたそこでシーツを乱れさせながら、ウェーブのかかったリップラインボブの女性はバスローブ姿の彼の左側から身を任せて左手で左肩を抱かれながら露出している胸板へのキス、ストレートロングのポニーテールの女性は右側から身を任せて右手で腰を抱かれながらディープキスを行なうなど、それぞれ午前中から夢中で励む姿が描かれている[話 25]。しかし、「種馬」としての生活を数か月は経た現在の恭司にとって、もはやこの程度の内容は子作りというよりもいちゃつきでしかないことが時間名やモノローグから示唆されているほか、彼がその後に寧々子や玲奈と摂った12時の「昼食」では美女たちに囲まれた日々を「言う事なし」「少し飽きてきちゃったけど」と評し、玲奈に「贅沢な悩みですね」と微笑まれる一方で寧々子が一計を案じることにつながっている[話 25]。
- 後にセーフハウスにて寧々子が恭司に専属担当官として尽くしてきた苦労を述べた際には、3Pでのメイティングは彼が気分でローテーションを変えたためでもあることが、当時の回想と合わせて明かされている[話 36]。
- リカ
- 恭司のかつてのバイト仲間の美女[話 25]。「火野恭司の華麗なる一日」などで、メイティングに励む。
- ツインテールの少女
- 「火野恭司の華麗なる一日」で、健康維持のためのテニスに励む恭司の相手を経て混浴でディープキスやボディ洗いを担当した、金髪のツインテールかつ金眼の美少女[話 25]。寧々子・玲奈・リカを上回る巨乳を持つ[注 17]ことが、扉ページで彼女たちと並ぶ下着姿[話 25][単 9]のほか、本編第25話で玲奈やリカと並んで恭司に愛撫される姿[話 27]から確認できる。本名は不明。
- リカとの反発を経て共に恭司の寝室へ招かれた際には動揺し、彼女のことを「オバサン」と酷評するが、恭司に抱き寄せられて鎮静も兼ねたディープキスで蕩けさせられる姿は、彼がメイティングへの欲望を素直に明かしたこともあり、リカを欲情させて3Pを了承させる[話 25]。ベッドにてリカと共に乱れる姿[注 18]は恭司を激しく興奮させており、彼がメイティングへの意欲を取り戻すきっかけとなったことが、数日後の再会時に恭司が寧々子に明かす台詞から示唆されている[話 25]。
- その後は本編第25話に登場し、玲奈やリカと共に下着姿でバスローブ姿の恭司に奉仕していたところ、リカに対抗心を燃やして彼に抱きつきながら飲み物を口移しで与える[話 27]。そのままディープキスに移行して蕩ける姿は玲奈を欲情させて加わらせ、彼女に続いて恭司に身を任せたリカと共に4Pでのメイティングに励む[話 27][注 19]。第34話ではまひるとの会食で空回りする恭司の姿を眺めながら怜人の話題で玲奈やリカと話し込み、まだ受胎していないことを愚痴りながら恭司への幻滅や怜人への乗り換えを口にしてリカにたしなめられるほか、食事のおかわりに勤しむ美来を見て呆れる[話 29]。
- UW世界本部による日本支部への介入でメイティングが中止された後、第53話では玲奈やリカら他の候補たちと共に大浴場にて入浴中の姿を、翔太と花蓮からマジックミラー越しに眺められる[話 32]。
- 後にセーフハウスにて寧々子が恭司に専属担当官として尽くしてきた苦労を述べた際には、彼が受胎させた女性たち全員の家族まで面倒を見ようとしていたうえにリカと共に励んだ3Pでのメイティングが回想されていることから、自分の家族は存命中であることが示唆されている[話 36]。まもなく、恭司の死を知った後には、寧々子のもとでリカと共にアサルトライフルを手にした姿が描かれている[話 14]。
- 恭司とソフトSM調の4Pでメイティングに励んだ女性たち2人
- まひるとの会食で空回りする恭司の姿に幻滅したリカとツインテールの少女に代わる形で、それからまもなく彼の自室のベッドにて鎖付きの首輪を着けた玲奈を交えながらメイティングに励んだ、ボールギャグを着けたショートウェーブヘアの女性と目隠しを着けたロングヘアの女性[話 29]。本名は不明。
- 事後に佇む恭司の位置から見て、ショートウェーブヘアの女性が中央にうつ伏せ、ロングヘアの女性が左側に仰向け、そして鎖付きの首輪姿の玲奈が右側に仰向けでそれぞれ横たわっていることや、余韻に浸りながら行為の激しさを評する玲奈の台詞と合わせ、ソフトSM調の4Pを行なっていたことが示唆されている[話 29]。まもなく、浴室にてまひるへの思いを抱えたままシャワーを浴びていた恭司は後から入室してきた玲奈に抱きつかれ、心配する彼女を改めて抱き締める[話 29]。その後、ショートウェーブヘアの女性は第53話にも登場しており、玲奈・リカ・ツインテールの少女ら他の候補たちと共に大浴場にて入浴中の姿を、翔太と花蓮からマジックミラー越しに眺められる[話 32]。
- クロエに「気の毒」と評された女性たち3人
- UW世界本部によるUW日本支部への介入でメイティングが中止された後、マリアと麗亜を叱責したクロエが怜人との会話中に恭司を挙げる際に描かれた、4Pでのメイティングに励む美女たち3人[話 20]。第7話に登場した、恭司の初めての4Pでメイティングに励む美女たち3人とは別人。本名は不明。
- 1人は恭司の背後から、もう1人は左側からそれぞれ身を任せているほか、さらにもう1人は右側から身を任せて右乳房を愛撫されている[話 20]。3人とも全裸かつ嬉しそうな表情で励む姿は、これまで励み続けてきた候補たちも含めてクロエに「気の毒」と評されたうえ、同じく励んで候補たちを受胎させてきた恭司の姿は、「半強制的」と酷評されている[話 20]。そういった評価に怜人は「でも火野さんも望まない女性とはしてないんじゃ…」と反論しているが、クロエは答えず会話を打ち切り、その場を立ち去っている[話 20]。
翔太のメイティング候補たち[編集]
翔太のメイティング候補として、集められた女性たち。コールドスリープに入った時点で高校生だった翔太の環境を考慮し、彼の通っていた慶門市立西高等学校ごと用意された[話 8][話 38]。怜人の世界宣言以前に外界から隔離されたため、それ以降のことは何も知らないまま翔太を世界で唯一の男性であると思い込まされた[話 39]うえ、UW日本支部による生活保障を経て生じる人生序列を盾として彼の争奪を花蓮に煽られた際には、翔太の夫人たちとなって人生の優位に立つ将来像を意識するなど、2045年現在の日本は一夫多妻制を基盤とした極端な格差社会であると思い込まされている[話 40]。
柚希ら教職員たち以外は女子生徒たちが大半を占めており、普段は翔太の級友として授業を受けている[話 6]。
最初にメイティングを果たした柚希と同様、女子生徒たちは当初から翔太への興味が高かったためもあり、教室で花蓮がメイティングの詳細を明かした際には、驚愕する彼の目の前で女子生徒たちが起立し、欲情しながら制服を脱いでいくという事態に至る[話 38]。その後、翔太が花蓮のさまざまな手段によって現状に慣れていくに伴い、メイティングが叶う者は独占欲から彼を巡っての対立に花蓮の煽りも加わって恭司の候補たちに迫る勢いで増え続け[話 41]、彼女たちと同様のセックスに最適な環境(ベッドや浴室)でのグループセックスはおろか、授業時間の内外や校内の場所、果ては人目を気にせずセックスに励むという事態にまで至る[話 42]。学生生活よりもメイティングを優先し、翔太を共有する友人にしてライバル同士であることを自負するその様子は、校舎屋上での強要に恥辱の涙を流す汐音の姿を見て疑問に思う女子生徒たち[話 41]と合わせ、校内の狂態の象徴となっている[話 43]。そういった展開を経た第39話のサブタイトル「2045年の金瓶梅」は明代の小説『金瓶梅』にちなんでおり、男性への欲望にまみれた人生を経てその報いを受ける主要な女性たち3人(潘金蓮、李瓶児、龐春梅)に春歌・奈都・晶を例えたものとなっている[話 44]。
メイティング施設へ避難した後にはその立地ゆえに授業が中止されたため、クロエとの取引を経て再開されたメイティングは避難完了までの数日間の禁欲や成長促進器による翔太の変貌という理由も重なり、さらに存分な内容で行なわれている[話 45][話 30]。ただし、男児の誕生を拒絶するUW世界本部への対処から、候補たちにはホルモンバランスを調整して胎児の性別を女性に固定する薬品の注射という「処置」が翔太と花蓮による思惑のもとで行なわれているうえ、彼女曰く「アメリカの男女産み分けの最新の研究成果」も用いられている[話 30][注 20]。
なお、汐音は春歌・奈都・晶との4Pに励む翔太の姿を見せてから彼に再会させる[話 46][話 43]、エリカは翔太による復讐や彼への隷属を経験させてから改めて対面させる[話 40][話 47][話 42][話 48]など、それぞれ受胎させることは二の次として例外的に用意されている。また、受胎した者たちは「研究所」に収容されていることが当初は示唆されていた[話 41]が、世界本部による日本支部への介入後にはクロエたちを疑った花蓮によって一部の者は情報を改竄され、難民向けの病院へ改めて収容されている[話 49]。
羽生柚希 ()- 声 - 生天目仁美[1] / 未登場
- 年齢:?? / 身長:167cm / スリーサイズ:94(Hカップ)-56-85[注 21]
- 細いフレームの眼鏡と黒いロングヘア[話 50]の美人教師。2040年時点では22歳のういういしい新人教師であり、翔太を心配していた。2045年には27歳の美女としてセックスに慣れており、翔太とたびたびセックスして妊娠する。
柊春歌 ()- 年齢:?? / 身長:157cm / スリーサイズ:78(Bカップ)-54-76[注 22]
- ツインテールをまとめたシニヨン[話 6]が特徴の美少女。アニメオタクで中学時代はいじめられていた。翔太の同級生として、彼の子を孕むため、たびたびセックスする。
一条奈都 ()- 年齢:?? / 身長:160cm / スリーサイズ:87(Eカップ)-60-86[注 23]
- カチューシャを着けたセミロングヘア[話 6]}のお嬢様の美少女女子高生。翔太の子を産む候補としてセックスするが、独占欲が強い。
東堂晶 ()- 声 - 不明 / 三宅麻理恵[3]
- 年齢:?? / 身長:175cm / スリーサイズ:92(Gカップ)-58-90[注 24]
- 黒髪のポニーテール[話 51]が特徴の女子生徒。バレーボール部のエースで、高身長かつ巨乳のクール系美少女。翔太を意識しており、彼に胸を無理やり触られたあと、体育館で迫ってセックスにおよび、彼のハーレム要員となる。本作でもっとも人気が高いキャラ。
黒田・レイン・ちふゆ ()- 年齢:?? / 身長:147cm / スリーサイズ:??(Aカップ)[注 25]
- 丸顔にショートヘア[話 51]の女子生徒で、黒田マリアの妹[話 2]。自由奔放な幼児体型の少女。
柳律香 ()- 日焼けした肌に明るいウェーブヘア、派手なネイルチップや下着[話 52]が特徴の女子生徒。
- 花蓮のくじ引きを経て、奈都に続くメイティング候補として翔太へ差し向けられる[話 52]。軽薄な口調で翔太を動揺させたうえ、男子トイレに入った彼のもとへ踏み込んで押し倒し、平然と女子用制服を脱ぎながらメイティングを迫ったため、高松たち4人にいじめられた当時を思い出した翔太はたまらず逃げ出し、その光景は花蓮に天を仰がせる[話 52]。用務員室で春歌と結ばれた後の翔太が彼女を連れて自室へ戻った夜には、待ち伏せていた室内にて彼らの肉体関係を看破したうえ、平然と下着姿になって翔太にメイティングを迫ったことから、春歌との掴み合いの喧嘩に発展する[話 53]が、花蓮が回転率を上げようと翔太の世話に日替わりの当番制を導入したことから、教室で彼とのディープキスだけは叶う[話 46]。
- やがて、翔太との校内敷地一周の肝試しを花蓮に命じられた際には、幽霊の類を怖がるあまり野良猫の出現に腰を抜かして亡兄への思いを明かしたことがきっかけとなり、かつて高松とエリカが青姦に耽っていた茂みにて翔太と結ばれる[話 54][注 26]。その後は春歌とも打ち解けたうえ、翔太の当番を賭けた競泳に春歌・ちふゆ・小雪と共に参加する[話 55]が、それに際して彼と奈都が自分の話題で談笑していたことから焦り、後日には共同浴場にて翔太との4Pを終えてまもない春歌・奈都・晶のもとへ乱入して自分の思いを伝え、彼女たち3人と共に5Pでのメイティングに励む[話 42][注 27]。また、その後日には春歌・奈都・晶・葉句露・小雪・兎水と共にメイド服姿で翔太の自室を訪れ、8Pでのメイティングに励む[話 49][注 28]。
- 黒いロングヘアの女子生徒
- 黒いロングヘア[話 6]が特徴の女子生徒。本名は不明。
- 翔太の「転入」当初はクラスの右前の席に座っていた[話 6][話 38]が、花蓮が日替わりの当番制を導入した結果、第30話では彼の当番が叶って右隣の席に座っている[話 43]。柚希の「転任」を知らされて自暴自棄となっていた翔太からの突然のディープキスを受け入れた後、級友たちの可愛さに改めて気づいた彼から花蓮への提案を経て、当夜に翔太の自室へ招かれてメイティングに励む[話 43]。靴下以外をすべて脱ぎ捨てて正常位で結合しながら翔太の腰使いに喘ぐ姿は、それを淡々と見つめる彼に校内の狂態と同調した自分の変容を、自覚させている[話 43]。その後、第37話では女子更衣室にて翔太の制服を脱がせようとする面々の1人として、上半身裸の姿で彼に迫っている[話 54]。
- なお、翔太とのメイティングに至った汐音が民生長官に「6人目」と称されている[話 41]ことから、この女子生徒は柚希・奈都・春歌・晶に続く5人目としてナンバリングされている模様。また、連載時からメイティング中の男性の身体を含める構図で結合しながら腰使いをうかがえる姿や、女性がそれに合わせて嬌声を上げる姿が描かれたのは、この女子生徒が初めてである。その後、翔太のメイティングの際には同様の描写が散見されるようになっている。
星野汐音 ()- ポニーアップ[話 50]の美女。2040年時点では翔太の級友の女子高生で、女優の卵でもある美少女だった。翔太には無関心だった。
- 2045年現在では5年分成長した23歳の姿で、彼のクラスへの「転入」という形で翔太と再会する[話 43]。そして、彼にレイプ同然に犯されることになる。
葉句露 ()- セミロングヘアや眼鏡[話 38]が特徴の女子生徒。苗字は不明。他人の姓に「氏」をつけて呼ぶうえ、小難しい口調で喋る毒舌家であり、紙の書籍の人文科学を好む現実主義者でもある[話 54]。寮では小雪と同室[話 44]。
- 第19話で黒いロングヘアの女子生徒の左隣にて級友たちと同じく制服を脱ぐ姿が描かれた[話 38]後、第37話で小雪と共に水泳の授業を嫌って図書室へ潜み、スクール水着姿で読書に耽っていたところ、女子更衣室から逃げ出してきた翔太と出くわす[話 54]。
- 花蓮に翔太の争奪を煽られた後、夜の自室のベッドにてTシャツとパンティーだけの姿でくつろいでいたところ、彼を招き入れてきた小雪に動揺して激怒するも彼女の行為そのものは黙認したうえ、氷を口に含みながらのディープキスを目の当たりにしたことから、促されるまま自分も欲情して加わったうえで共にパンティー姿となり、翔太と3Pでのメイティングに励む[話 44][注 29]。その後日には、荒淫の限りを尽くすようになった翔太と図書室にてメイティングに励んだ[話 42]うえ、教室では春歌・奈都・晶・小雪と共に6Pでのメイティングに励む[話 42][注 30]。また、その後日には春歌・奈都・晶・律香・小雪・兎水と共にメイド服姿で翔太の自室を訪れ、8Pでのメイティングに励む[話 49][注 28]。
小雪 ()- ショートポニー[話 38]や柔軟性の高い身体[話 54]が特徴の女子生徒。苗字は不明。翔太のことを「翔やん」と呼ぶ新体操部部員で、葉句露と同じく紙の書籍の小説や芸術を好むが、そのために彼女からは「破滅主義者」と酷評されている[話 54]。寮では葉句露と同室[話 44]。
- 第19話で黒いロングヘアの女子生徒の背後にて級友たちと同じく制服を脱ぐ姿が描かれた[話 38]後、第37話で葉句露と共に水泳の授業を嫌って図書室へ潜み、スクール水着姿で読書に耽っていたところ、女子更衣室から逃げ出してきた翔太と出くわす[話 54]。
- 花蓮に翔太の争奪を煽られた後、彼の当番が叶った朝には授業の開始直前までディープキスに耽って級友たちの反感を買う一方、放課後には翔太にレオタード姿での部活を見学させ、彼を夜の自室へ招く[話 44]。キャミソールとホットパンツだけの姿で翔太を出迎えた後、氷を口に含みながらのディープキスを経て葉句露と共に欲情のままパンティー姿となり、彼と3Pでのメイティングに励む[話 44][注 29]。その後日には、荒淫の限りを尽くすようになった翔太と教室にて、春歌・奈都・晶・葉句露と共に6Pでのメイティングに励む[話 42][注 30]。また、その後日には春歌・奈都・晶・律香・葉句露・兎水と共にメイド服姿で翔太の自室を訪れ、8Pでのメイティングに励む[話 49][注 28]。
- なお、第19話で制服を脱いだ際には臍ピアスを着けている[話 38]が、その後の話では着けている様子は見られない。
杉山兎水 ()- ツインテールで幼児体形[話 47]の一年生の女子生徒。翔太に指名され、彼とたびたびセックスする。
桐原理子 ()- 養護教諭の美女。翔太の好みの女性で、のちに彼に求められるようになり、セックスに励む。
- エリカ
- ウェーブのかかったポニーテール[話 50]が特徴の美女。苗字は不明。
- 2040年時点では翔太をいじめる高松たち不良生徒の1人であり、女子用制服の蝶ネクタイを外して着崩すなど、服装の乱れを気にしない喫煙者でもあった[話 50]。いじめの際には、男子トイレにて笑みを浮かべながら喫煙中のタバコを高松に手渡す[話 50]、校舎屋上にて彼らに蹴りを入れられる翔太を喫煙中に眺めながら嘲笑する[話 43]など、残虐な性格を覗かせている。高松とは肉体関係にもあり、休学の挨拶を終えて帰宅の途に就いた翔太に高松との学内青姦を偶然目撃された際には、激怒した彼と共に翔太を蹴り倒して侮蔑している[話 7][注 31]。
- 2045年現在では難民地区にて薬物中毒となっており、律香と結ばれた後の翔太に依頼された花蓮によって彼のもとへ鎖付き首輪につながれた制服姿で連れて来られた後、結果的に自分の得となるメイティングではなく翔太の痣を舐めさせられるという復讐に遭い、恥辱の涙を流す[話 40]。その後も翔太の自室にて粗雑に扱われながら禁断症状に苦しむが、彼に懇願して侮蔑されては治療薬を与えられる[話 47]日々を経て美貌を着目されるようになり[話 42]、イザナミによる爆破テロの際にはかばわれている[話 48]。
- 翔太たちのメイティング施設への避難後も彼らに連行されており、花蓮による指示で待機していた一室にて翔太を出迎える。花蓮に薬物中毒から脱したことを明かされたうえで翔太と共に室内へ押し込まれた後、爆破テロの件を経て現在の彼に惹かれていることをうかがわせ、まだ服用中の治療薬をかつてのように口移しで飲ませて欲しい旨を懇願したことから、彼に口腔内へ薬ごと指を差し込まれる[話 33]。薬を飲み込んだ後もそのまま口腔内を弄ばれることに恍惚となる姿が翔太を嗜虐的に興奮させた結果、ベッドへ押し倒されて彼と初めてのメイティングに励む[話 33][注 32]。
- その後は翔太に改めて覚悟を示そうと、コールドスリープ中の高松を披露したうえでその場にて靴下だけのほぼ全裸となり、カプセルに上半身を預けて翔太とメイティングに励みながら、ひそかにカプセルの開放スイッチを押す[話 56][注 33]。それと平行して絶頂を迎えるが、余韻に浸る一方でカプセル内の高松と目が合ったことからも、花蓮による教唆のもとでの行動とはいえ殺人を犯した罪悪感に震えながら涙する[話 56]。
善のメイティング候補たち[編集]
イザナミのもとで善の子を受胎しようと、一方的なメイティングに励む「村」の女性たち。UW日本支部のもとで励むメイティング候補たちとは意味合いが異なるが、便宜上からここに記述する。
- 出芽輝奈
- #出芽輝奈を参照。
- 有手美鈴
- #有手美鈴を参照。
- 安保ころん
- #安保ころんを参照。
- 兵州手亜咲美
- #兵州手亜咲美を参照。
- 保世いと
- #保世いとを参照。
- 美鈴の部下たち2人
- コールドスリープから目覚めさせられてまもない善との初めてのメイティングを望む、センターパートミディアムヘアの女性とボブヘアの女性[話 57]。本名は不明。どちらも美鈴に敬語を用いて従っていることから、彼女の部下であることがうかがえる[話 58]。
- 第46話のラストの見開きページでは美鈴の右側にて同じく全裸で順番を待っており[話 57]、彼女の次に善との初めてのメイティングを果たしたことがうかがえるほか、第54話後編では美鈴に従って飲料水や夕食を持参して善のもとへ現れ、前者は飲料水、後者は夕食をそれぞれ口移しで与えると彼の衣服をまくり上げ、前者は左側、後者は右側にそれぞれ乳首舐めを行ない、美鈴と共に4Pでのメイティングに励む[話 58]。その後、センターパートミディアムヘアの女性は第57話前編で振魂の池にて身を清めて畔へ上がってきた輝奈ら参加者たちに切ったレモンを振る舞い[話 59]、第57話後編で「祭」の「聖心祓穢」に参加した[話 59]後、第58話でボブヘアの女性と共にイザナギに貪られる面々の円陣に並んで描かれている[話 60][注 34]。
- 輝奈に続いて励む女性たち
- 岬の木のもとで善との初めてのメイティングを果たした輝奈に続き、彼に結合しようと立ち並ぶ全裸の女性たち[話 57]。第46話のラストの見開きページに確認できるだけでも輝奈の右側に美鈴や彼女の部下たち2人を含む5人、それに先駆けての「契約」の時点でも参列者たち数十人が善の子を受胎しようと、自分の順番を待ち望んでいる[話 57]。また、その場には第33話で日本海側にいる友達から聞いた「村」のことを第15地区にて立ち話の話題に挙げた[話 61]後、出奔してきたとうかがえるオールバックの女性も参列しており[話 57]、第56話では善の自室にて自分の後に指フェラを善に強制してから正常位でメイティングに励むこととなる、ウェーブのかかった黒いリップラインボブの女性を含む女性たち3人に眺められながら、騎乗位でメイティングに励む[話 62]。また、第57話後編で「祭」の「聖心祓穢」に参加した[話 59]後は第58話でイザナギに貪られる面々の円陣に並んで描かれている[話 60][注 35]。その後、第84話では怜人たちを追いつめたクロエたちのもとへ他の面々と同じくアサルトライフルを構えながら現れ、クロエたちを包囲している[話 13]。
- 第54話前編で短髪の女子生徒の話を聞いたマリアの妄想では、四肢を拘束された善に彼と同じく全裸の女性たち4人が群がり、一方的なメイティングに励む光景がイメージとして描かれている[話 58]。
安保恋子 ()- 安保ところんの娘[話 15]。2040年時点では善に土下座されている安保ところんのもとへ制服姿で現れるが、自分よりも年上ではるかに高身長の善のことを名で呼び捨てにしてころんに叱られるなどまだ幼いうえ、取引先の営業マンである彼にQ'sのライブチケットをねだるなど、公私混同のわがままな言動で懐いている[話 15]。また、善とミキの結婚式に出席した際には、彼がコールドスリープから目覚める頃に自分は18歳になっていることを想像し、善のことを欲しがっている[話 9]。
- 2045年現在では「村」の一員となっており、医療班に所属しているものの男性復帰派には参加していないことが、第55話での輝奈との会話から示唆されている[話 63]。また、美鈴と彼女の部下たち2人による4Pでのメイティングに善が励まされた翌朝、彼のもとへ現れた際には18歳らしく成長して髪型もかつてのアップではなくストレートに変更していたため、善は恋子が髪をかき上げてみせるまでは(それに先駆けて参加した儀式の際も含め)彼女であることに気づけなかった[話 58]。言動については、ミキの消息不明に取り乱しながら詰め寄ってきた善を喉元にナイフを突きつけて制止する、「聖奴隷」である善の扱い方について輝奈に意見する、善のことを「私たちの所有物」と称して彼にキスする輝奈の姿を見て「今日は恋子の番なのにーッ!」と立腹する、その夜にころんと共に善を3Pでのメイティングに励ませた[注 36]うえで事後には平然と彼のことを「私たちの性欲はけ口おじさん」と称するなど、貞操観念が崩壊してさらに過激なものとなっている[話 63]。また、その後日にもころんの目の前で精力剤を自分の右足に垂らして善に舐めさせることを嬉々として行なっている[話 62]ほか、「祭」の際には「聖心祓穢」に参加している[話 59]うえ、イザナギに貪られる面々の円陣に並んで描かれている[話 60][注 37]。
UW日本支部の関係者たち[編集]
首脳陣[編集]
UW日本支部から日本を統制している女性たち5人[話 26]。人類救済や人権尊重など一般市民の支持を集める政策のもとで沈静を図っているが、実際にはUW世界本部に代わって世界の主導権を一気に握ろうという野心のもとで結託している[話 8]。
当初はナンバーズの存在を世界本部に明かしていなかったこと、世界本部との連携を絶って日本を事実上の鎖国状態にしたこと、そして後述の傲慢な本性にもとづく言動からも確認できるように、人類救済よりも選民思想を覗かせているうえ、コールドスリープ中の男性たちの復帰よりもメイティングによる次世代の確保を優先し、「メイティング計画」を進めている[話 8][注 38]。そういった野心や本性は、怜人にMKウイルスの作成やそれによる偽旗作戦を疑われる理由となっている[話 29]ほか、朱音や護衛たち、さらには麗亜や寧々子からも見限られる理由となっている[話 10][話 64][話 30]。
メイティングを拒否した怜人については世界宣言を行なわせた[話 8]後、研究中や食事中の姿に加えて彼へのインタビューなどで構成したドキュメント番組[注 39]を放送するなどプロパガンダ役として用いている[話 19]が、美来を解任した後も怜人をメイティングに励ませることを断念したわけではなく、彼の新たな専属担当官としてマリアと麗亜を手配している[話 1]。
前述の野心や本性、そしてMKウイルスの製造に関わっていたという実態はクロエによる内偵へつながり[話 65][話 66]、彼女やポープら世界本部による介入を受けた結果、内通者の首藤以外の首脳陣は処刑もしくは拘束された[話 64]。首脳陣の罪状は、読み上げられただけでも「MKウイルス製造と拡散による人道に対する罪」「UW世界本部からの命令無視」「報告義務違反」「日本市民に対する不当な搾取」と多岐におよび、ポープに「数え上げたらきりがなさそうね」と酷評されている[話 64]。一方、呂の占いによれば「鬼女ども」と酷評されており、三賢者の企みには気づいていたうえ、ナンバーズの存在を武器として独自路線を歩もうとしていたという[話 37]。また、絵理沙の回想によれば動物研究所当時の彼女にコールドスリープ中のナンバーズを披露し、彼らの持つMKウイルスへの免疫や女性たちとのセックスによる子作りの件、そして世界本部への疑惑の件を明かしたうえで協力を取りつけた[話 67]うえ、クロエの台詞によれば人権を無視したクローニングにすら着手し、絵理沙から美来を作成した[話 31]ことが明かされている。そのため、絵理沙には美来の作成途中の時点で失踪された[話 68]うえ、自分たちの情報がイザナミに露呈することにもつながっている。
鬼原 ()- 国務長官として外交を担当する小太りの老女[話 26]。名は不明。初登場時はMKウイルスの特効薬を作ると宣言した怜人のことを個人的に称賛する一方、ナンバーズをUW日本支部の管理下に置けなくなることを危惧する他の面々の意見を首脳陣の長としての立場から酌み[注 40]、翔太の解凍を決定する[話 26]。
- 技術長官による監禁から美来・朱音・翠による怜人の救出を許可した後、民生長官と共に技術長官の暴挙を責め[話 22]、怜人には世界宣言を依頼してメイティング施設外への外出やMKウイルスの研究施設の使用を許可する一方、民生長官から報告された恭司のメイティング成果を踏まえ、翔太を早々とメイティングに励ませようと手配する花蓮に期待する[話 8]。その後、教室にて翔太の目の前で女子生徒たちに制服を脱がせる成果まで至った花蓮を称賛して民生長官の申請を酌み、花蓮とは対照的に成果を上げていない美来の解任を決定する[話 38]。
- ポープの来日時には、夜中の空港で降り立った彼女を使者と思い込んで民生長官や首藤と共に出迎え、ポープの明かした正体やクロエの居場所を知って驚愕する[話 69]。その後の会談では、技術長官に慶門市中央区第三病院跡の地下施設での人体実験を指示していたことまで詰問してくるポープに観念して彼女の拘束を目論むが、護衛たちに首脳陣の私兵ではないという理由やUWそのものに仕えるという理由から造反されたうえ、ポープと首藤の内通を知ってさらに驚愕し、ポープの読み上げた罪状に絶句して民生長官や司法長官と共に拘束される[話 64]。
- 娘の朱音には彼女の亡弟の件でも嫌悪されているが、家庭や家族を顧みず弟の葬式を欠席してまでMKウイルスによる大混乱を収めようとした当時の采配については理解されており、それゆえにMKウイルスの製造については涙ながらに疑問視されている[話 20]。収監中、そのことも含めて朱音が話を聞こうと訪れた際にはイザナミの蜂起を悟っており、世界本部が日本支部以上に高度な情報網を持っていたことを明かしている[話 70]。後に絵理沙の回想によれば、地下施設へ案内されてきた彼女に一連の件を明かして協力を取りつける際には誠実な言動で振る舞っており、「人類のため」という大義名分を何度も挙げている[話 67]。
- 美来の調整中には両手首を拘束された姿で彼女のもとへ連行されており、クロエに美来のことを「野心の犠牲者」と指摘されてなお平然と大義名分を挙げるが、彼女の人権を無視したことを指摘されると「選択の問題」と称して動揺したうえ、美来の名前の由来を看破されてさらに動揺する[話 31]。
- 技術長官
- 科学技術研究・保全を担当するシャギーヘアの女性[話 26]。本名は不明。初登場時はメイティングを拒否する怜人のことを「インポ」「フニャチン」、美女たち3人と4Pでのメイティングに励む恭司のことを「脳みそチンポメガネ」と、MKウイルスの感染爆発当時に死亡した「あの人」への未練を覗かせながらそれぞれ酷評する[話 26]。また、後述の暴挙に出た際には怜人や全裸の研究助手たち4人に「存分にサカるがいいさ」と言い放つ[話 21]、会議中も常に軽口を叩きながら大股を広げてパンティーを露出させたまま座っている[話 8][話 10]など、口が悪く性格も過激である。怜人の世界宣言後に彼への面会希望が殺到し始めた際には、何者かと通信中にナンバーズを「匹」と数えており、改めて怜人をメイティングに励ませる策を講じるそぶりも見せながら全裸のアップヘアの助手をダーツの標的に用いる[話 23]など、前述の口調や性格はさらに過激となっている。
- 実験施設の使用許可を餌として怜人をUW日本支部の自室へ呼びつけた際には、護衛たち2人にスタンガンで気絶させた彼を鬼原に無断で別室へ監禁して椅子に拘束し、やがて気絶から目覚めた怜人を叱責したうえ、薬で強制的に発情させた研究助手たち4人の前に晒すという、暴挙に出る[話 21]。そのため、同胞にして上司の鬼原だけでなく同僚の民生長官・首藤・司法長官からも警戒されている[話 22]。
- 慶門市中央区第三病院跡の地下施設では、渡米したと記録されている研究者たちを鬼原による指示のもとでひそかに被験者としてMKウイルスの人体実験を行なっていたことを匂わせており、怜人・マリア・朱音・翠の口を封じようと銃撃を部下たち3人に命じた直後、クロエと彼女の部下たち2人による狙撃を受け、部下たち3人と共に死亡する[話 69]。
- 花蓮との通信中における民生長官の台詞によれば、以前はUW世界本部に所属していたことから、彼女たちには世界本部への内通者と思い込まれていた模様[話 55]。一方、呂の占いによれば前述の死亡の理由は、MKウイルスのワクチンを作成していたことを感づかれたためであるという[話 37]。
- 後にロスアニアにてマリアが怜人と2人きりの時間を過ごす際には、生前に媚薬も製造していたことがマリアの口から明かされており、その液体が封入された小瓶を持ち出していた彼女は怜人への求愛の際に服用している[話 71]。また、絵理沙の回想によれば地下施設の所長も務めており、民生長官に案内されてきた絵理沙に何度も下品な口調で怜人とのセックスによる子作りを説明してはそのたびに民生長官から注意されている一方、コールドスリープ中のナンバーズを1か所にまとめておくことには世界本部への対策からも異議を唱えており、分散させることを鬼原に提案している[話 67]。下卑た口調は美来の作成当時も変わらず、急成長していく彼女を眺めながら鼻で笑うほどだったうえ、美来を抱かない怜人の様子を見越している[話 68]。
- 民生長官
- 食糧計画・人民管理を担当するウェーブヘアの女性[話 26]。本名は不明。初登場時は怜人のことを酷評する技術長官に賛同し、自分も「全然人類のためにならない」と冷評する[話 26]が、怜人を監禁するという彼女の管轄外の行動に際しては激怒している[話 22]。
- 世界宣言後の怜人には龍の命を盾として、恭司たち4人の存在を口外しないよう釘を刺している[話 8]。また、その後の会議中にはUW世界本部からいきなり戦争を仕掛けられることはないと推測したほか、恭司の顔写真や玲奈らメイティング済みの候補たち11人の顔写真を空中投影映像に表示し、メイティング済みの候補たち100人近くのうち28人の受胎を確認したという成果を鬼原に報告している[話 8]。
- 当初、翔太のために慶門市立西高等学校を丸ごと用意させる花蓮の方針には疑問を持っていたが、その後は彼女の実績を踏まえ、結果さえ出せば口出しはしないという見解を述べている[話 39]。やがて、花蓮の成果を踏まえて美来の解任を鬼原に申請し[話 38]、首藤と共にマリアと麗亜を連れて怜人のもとへ現れ、専属担当官の交代を通告する[話 19][話 1]。汐音が翔太とのメイティングに至った後には、以前と変わらない怜人を「奴ら」こと世界本部へ引き渡すことを考えている[話 41]。また、後に恭司の子を受胎した女性たちが寧々子による生活維持のもとで無事に胎児を成長させつつある姿が判明している[話 30]ことから、「研究所」には翔太の子を受胎した女性たちだけを収容させている模様[話 41]。
- 世界本部の使者派遣の目的については怜人の引き渡しのみと推察していた[話 55]ことから、首藤からポープとの内通を明かされた際には真っ先に驚愕して首藤を罵倒するが、軽くあしらわれて鬼原や司法長官と共に拘束され[話 64]、役職は民生長官室ごと花蓮に引き継がれる[話 72][話 33]。その後、玲奈の件を知って激怒した恭司が民生長官室へ抗議に訪れた際には、彼を軽くあしらう花蓮による現状の説明と合わせ、うつむいた姿勢で着席させられている収監中の姿が描かれている[話 33]。また、絵理沙の回想によれば動物研究所から慶門市を訪れた当時の彼女に接触して慶門市中央区第三病院の地下施設へ案内したうえ、一連の件の説明を経てナンバーズに専属担当官をつけることを鬼原や技術長官に提案する一方、絵理沙の協力を取りつけた後は彼女に身体検査を命じており、婦人系の病気への罹患を告知されて愕然とする絵理沙に、怜人の身体は彼女だけのものではない旨を諭している[話 67]。美来の作成当時は急成長していく彼女に沈痛な面持ちを浮かべ、美来の健康維持のためにどんな設備も作ることを技術長官に述べている[話 68]。その後、美来と麗亜の回想によれば、「養成所」当時の彼女らを含む専属担当官たちには歴史上の偉人たちの多大な子作りを挙げ、それに倣わせようと専属担当官の使命を説いていた[話 73]ことが明かされている。
首藤 ()- 総務長官として広報・その他を担当するアップヘアの女性[話 26]。名は不明。右手の小指に指輪を着けている[話 26]。初登場時は美女たち3人と4Pでのメイティングに励む恭司のことを「猿みたい」と冷評したうえ、ナンバーズの存在をUW世界本部に気づかれることを危惧し、「メイティング計画」の進展を提案する[話 26]。
- 口調は前述の冷評も含めて軽薄であり、監禁から救出されたばかりの怜人の前で平然と、技術長官の非常識さが研究者ゆえであることを挙げて彼に批判されているが、世界宣言の際には毅然とした態度で広報を担当している[話 22]。また、会議中には世界本部の動向を気にしているほか、日本が世界中の女性たちにとって希望の国であることを誇っている[話 8]。民生長官と共に専属担当官の交代を怜人に通告した際には、前述の口調で美来とのメイティングを薦め、彼の怒りを買っている[話 1]。
- 時期は不明ながら裏ではポープと内通してUW日本支部の動向を報告していたため、護衛たちが鬼原・民生長官・司法長官を拘束する直前には本性を明かし、彼女たちに驚愕されている[話 64]。その後も、イザナミによる電波ジャック放送後には一般市民たちに落ち着いて行動するよう呼びかける[話 70]、怜人が高濃度のMKウイルスによる死の淵に絶たされた際にはロスアニアがMKウイルスの首謀者というプロパガンダをクロエによる指示で公表する[話 74]など、以前と同様に広報を担当している。
- なお、テレビドラマも担当していることから、『ボヴァリー夫人』のキャスティングの際には翔太や花蓮による口添えに応じて汐音との形式上の面接を行ない、翔太と汐音のメイティングを改めて実現させている[話 72]ほか、翔太による玲奈への一方的なメイティングも花蓮による依頼に応じる形で渋々許可している[話 33]。
- 司法長官
- 司法・警察を担当する老女[話 26]。本名は不明。首脳陣内では最も小柄であり、UW日本支部内ではほぼ常時、制服の上からショールを羽織っている[話 26][話 10][話 64]。
- 口調は鬼原たち4人と違ってほぼ無口で表情も乏しく、まれに口を開く際にも淡々とした口調である。初登場時は美女たち3人と4Pでのメイティングに励む恭司のことを酷評する技術長官に無言で答えるだけだった[話 26]が、第15地区にて難民と警備員による小競り合いが発生した際には鬼原に暴動化への対策を直訴するなど、物語開始以来初めて長々と話す姿が描かれている[話 10]。
- ポープとの会談では、彼女の拘束を鬼原に命じられて護衛たちを差し向けるも造反に遭い、鬼原や民生長官と共に拘束される[話 64]。
その他の職員たち[編集]
- 専属担当官
- UW日本支部の職員たちのうち、ナンバーズをメイティングに励ませることを最重要任務とされ、彼らの世話や管理(実質的には監視)を専属して担当する美女たち[話 4][話 5][話 8]。メイティングのスケジュールを設定し、それに合わせて候補たちを引率するほか、怜人の動物研究所の見学に際して安全管理を厳しく通達する(美来)[話 17]、翔太のメイティング用に慶門市立西高等学校を用意させる(花蓮)[話 8]、怜人の行動をさらに制限してメイティングの強要に等しい状況へ追い込む(麗亜)[話 1]など、一般職員よりも高い権限を与えられている[注 41]。怜人にとってはまだ赤の他人に等しい自分の美貌と色香で彼をメイティングに奮い立たせる(美来)[話 4][話 5]ことすら必要とされており、それゆえに成果を上げられなかった者は解任され、権限を失ってしまう[話 19]。また、寧々子が美来には友達口調で喋る[話 5]のに対して麗亜には丁寧口調で喋る[話 10]ことから、専属担当官間にも上下関係が存在していることがうかがえる。そのほか、美来と麗亜は同じ「養成所」を経て専属担当官となったことが、彼女が美来のもとを訪れて求愛する際の台詞から示唆された[話 61]後、「養成所」当時の回想で寧々子や花蓮も含めて明示されている[話 73]。
- 専属担当官の全人数は不明であるが、一般職員から立候補した者や別役職からの転属を志願した者など、「養成所」当時の時点で美来・麗亜・寧々子・花蓮を含めて少なくとも11人はいることが、当時の回想で確認できる[話 73]。
- 基本的には、担当する男性1人につき専属担当官1人が上層部によって相性を判断されたうえで配属されることが、「養成所」当時の回想における花蓮と民生長官の会話で明かされている[話 73]。個人情報については、ナンバーズにも明かしてはならないなど厳重に秘匿されていることが、美来や花蓮の台詞から示唆されている[話 26][話 6][注 42]。また、日常生活用の私室とは別にメイティングの監視専用として、隠しカメラによる映像を音声付きで表示するモニターをいくつも設置した個室を個別に与えられていることが、監視中の寧々子や花蓮の姿で明かされている[話 28][話 46]。各専属担当官の詳細については、#登場人物の各グループを参照。
- なお、「メイティング計画」については花蓮のみが知らされており[話 8]、美来・寧々子・マリア・麗亜は何も知らないまま、日本支部の掲げる表向きの崇高な政策に沿って勤務している。また、美来が全裸で怜人に迫りながら彼の子種を望む[話 4][話 5]、寧々子が恭司とチューブトップ姿の玲奈・マイクロビキニ姿の侍女・スリングショット姿の侍女の4Pを監視しながらオナニーに耽る[話 28]、民生長官が解任した美来を怜人グループに所属し続けることについては許可する[話 1]、花蓮が自分も翔太の望むままメイティングに応じてみせる旨を述べる[話 54]といった描写から、専属担当官もナンバーズの要望次第ではメイティングに参加できる模様[注 43]。実際、絵理沙の回想によれば専属担当官が一番に参加することは技術長官に想定されており、鬼原もそれを了承済みだったという[話 67]。また、美来と麗亜の回想によれば、民生長官からは前述の高い権限を与えられる代わりにナンバーズのあらゆる求めに応じることを命じられており、その中にはメイティングも含まれることが寧々子のイメージで描かれている[話 73]。
- 美来の上司
- 第2話で美来から怜人についての報告を受ける、UW日本支部の上層部に所属している女性[話 4]。本名は不明。画面内の目元はゴーグル状のもので隠されており、長いウェーブヘアや濃色のチョーカー、そしてボンデージ調の衣装が描かれている[話 4]。
- 怜人が難民地区にて送迎車内から飛び出したことや、メイティング施設で詳細な説明を受けてもまだメイティングを開始していないことを報告されて憤り、美来を叱責する[話 4]。その後、首脳陣の会議にも彼女たちと同じ衣装で出席しており、ナンバーズを日本支部の管理下に置けなくなることを「絶対にダメ」と強い口調で危惧する[話 26]。
- 新都心第三病院にて怜人を診察した女医
- メガネをかけた優秀そうな女性。コールドスリープから目覚めた怜人の診察中、頬を染めて欲情していた。が、怜人の主治医だった高木のことを尋ねられると、沈んだ様子で高木がいなくなった旨を告げた。
- 高木先生
- コールドスリープ前の怜人の主治医だった男性。恰幅の良い、温和そうな人物で、怜人のことを高く評価していた。2045年時点では、MKウィルスの影響ですでに病院には「いない」とされている。
- メイティング施設の関係者たち
- 施設外での移動に同伴する護衛[話 11]、施設内での食事を担当する料理人[話 24]、関係者たちの健康診断を担当するナース[話 25]など、さまざまな立場からナンバーズや専属担当官と接する女性たち。送迎車にて怜人の両隣を固める護衛たち2人はサングラス越しでも彼と視線を合わせられず赤面する[話 11]、大食堂にて料理人たちは料理を称賛する怜人に歓声を上げる[話 24]、医務室にてナースたちはパンツ姿の恭司に赤面しながら接する[話 25]など、それぞれナンバーズを異性として意識する姿も描かれている。
- なお、本編では朱音がたびたび怜人に迫ってはメイティングへの誘惑を行なっている[話 24][話 18][話 26][話 75]ほか、「火野恭司の華麗なる一日」ではリカが恭司との初めてのメイティングに励む以前にウェイトレスとして働いている[話 25]ことから、関係者たちもナンバーズの要望次第ではメイティングに参加できることが明かされている。
撫民官 ()- UW日本支部を代表して一般市民と交流し、なだめる職員[話 1]。麗亜の前役職であり、専属担当官への転属当初に民生長官によって役職名が述べられた[話 1]後、怜人たちが日本支部から出奔する際には難民ホームでの会話でも麗亜が役職名を述べている[話 45]。
- 美来と麗亜の回想によれば、前述の交流は実際には悲惨な状況にある難民たちを主な対象としたものであり、撫民官としての業務における一部に過ぎず、難民地区にて難民たちの暴動を防ぐための監視や管理に相当することが明かされている[話 73]。
- クローニングの関係者たち
- 絵理沙から美来をクローニングする際に関わった者たち[話 68]。調整中の美来の回想によれば、七三分けの女性・茶髪のストレートの女性・アンダーポニーの女性が(失踪した絵理沙に代わる形で)付き添っており、大量の食事や怜人の映像を与えながら教育していたが、いずれも目元は描かれておらず、わずかな会話の際にすら口元が見えるだけという人間味のない印象を美来に与えていたことが示唆されている[話 68]。
UW世界本部の関係者たち[編集]
- クロエ・マンスフィールド
- UW世界本部の使者にしてUW平和維持活動局局長を務める白人美女[話 64]。姫カットの金髪ロングヘアや、左乳房の上方に何かしらの紋章とうかがえるタトゥーを常に露出させた巨乳[話 65]が特徴。敬語の間違った日本語で喋る姿は美貌と相まって一旦は怜人の警戒を解かせている[話 65][話 66]が、普通に英語で喋る[注 44]内面には冷酷な本性を秘めており、補佐官のポープを恐れさせている[話 32]。
- 登場当初はアメリカから慶門市への留学生を装っており、温泉旅館の露天風呂のサウナ室に現れ、怜人との初対面を果たす[話 65]。浴衣を着たまま前述の言動で日本好きを自称して怜人を呆れさせたうえ、叫ばない代わりに浴衣を肌蹴させて裸体を見せつけ、負ければ自分とのメイティングに応じるよう匂わせ、サウナの我慢比べを挑む[話 65][話 66]。30分後、それは怜人の勝利に終わるが、彼の「ヤマトダマシイ」を称賛したうえで失神を装って翻弄し、浴衣を脱ぎ捨てて投げキッスと共に立ち去る[話 66]。後に正体を明かした際の台詞によれば、依然として留学生を装いながら、UW日本支部の内偵を進めていた模様[話 64]。
- 慶門市中央区第三病院跡の地下施設の調査については、怜人・マリア・朱音・翠に先行して進めており、技術長官と彼女の部下たち3人による怜人たちの窮地には部下たち2人と共に軍服姿で現れて彼らを救出し、自分の正体を明かす[話 69]。その後、共に脱出するヘリコプターの機内にて日本支部の実態や世界宣言によるテロの加速、そして絵理沙の現状を怜人に伝える[話 64]。
- メイティングについては、日本支部による怜人への命令を挙げて「非人道的」と酷評したうえ、それに屈せず協力しなかった彼に感心している[話 20]。また、マムにナンバーズの現状を報告する際には恭司からまひるへの思いを察し、それが叶わないことへの薄笑いを浮かべているほか、自分たちによる理想郷の完成が近いことへの喜びに打ち震えている[話 20]。
- 日本支部を管理下に置いた後には総督を兼務していることが、クロエの不在中に玲奈の件を知って激怒してきた恭司を軽くあしらう花蓮の台詞で明かされている[話 33]。一方、呂とは独自に内通しており、前述の不在中には怜人たちに先駆けて占いの館を訪れ、彼女に怜人たちへの助言などの行動を指示していたことが、彼らの立ち去った後に呂との会話で明かされている[話 37][注 45]。その後は日本支部へ戻っており、収監中の美来に怜人たちの動向を挑発的に伝えているが、彼への思いから毅然とした態度を変えない美来には静かな怒りの視線も送っている[話 77]。怜人たちがロスアニアに滞在している時期には、彼らの動向をオリガに探らせながら吉報に期待している[話 76]ほか、調整中の美来のもとへ鬼原を連行して美来の出自を看破してみせている[話 31]。その後、怜人が高濃度のMKウイルスによる死の淵に陥った際にはMKウイルスの首謀者をロスアニアと断じるプロパガンダを首藤に公表させ[話 74]、彼らがワクチンの開発に成功した際には対処済みとしての余裕を見せる[話 35]が、花蓮から報告された恭司とゆかりの出奔には立ち去った花蓮のことを「ジャップ」と侮蔑するなど差別意識を剥き出しにしながら激怒し、ロスアニアを3日後にミサイルで消滅させてからナンバーズを全員抹殺することを、並べた人形にアサルトライフルを乱射しながら決意する[話 36]。怜人と美来が絵理沙を交えての3Pで結ばれた夜更けには、小隊を搭乗させたティルトローターとうかがえる形状の軍用輸送機を操縦して九州某県へ向かい[話 12]、洞窟から脱出した直後の怜人たちを自身曰く「悲しい事故」に見せかけて抹殺しようと追いつめる[注 46]が、翔太や花蓮と結託したイザナミに包囲される[話 13]。追撃されて負傷しながら逃走には成功したものの、怜人たちを追いつめて恭司を射殺した映像を花蓮によって公表されたことにより、ポープら部下たちと共に日本からの撤退を余儀なくされる[話 14]。しかし、その後は世界本部へ帰還したわけではなく、海上のニミッツ級航空母艦とうかがえる形状の航空母艦内にて日本神話の絵画[注 47]を撃ち続けながら、「男性絶滅計画」はまだ終わっていないことや、ワクチンに仕掛けがしてあることを述べる[話 14]。
- ポープ
- クロエの補佐官を務める黒人美女[話 69]。名は不明。ウェーブのかかったポニーテール、視線を隠すサングラス、厚い唇、そして鬼原よりも頭1つほど大柄な体格[話 69]が特徴。後述の会談の際に本性を現した鬼原のことを「馬脚を現す」と評するだけでなく彼女たちの罪状すら読み上げてみせるなど、クロエと違って流暢な日本語で喋る[話 69][話 64]。鬼原の苗字やUW日本支部の内情については、後述の理由からすでに把握している[話 69][話 64]。
- 日本支部の首脳陣には来日の期日だけが事前に通達され、クロエ共々容姿や姓名は伏せられていたため、夜中の空港で降り立った際には使者と思い込んだ首脳陣に驚愕される[話 69]。その後の会談では本性を現した鬼原に対し、首藤による内通を明かしたうえで鬼原・民生長官・司法長官を護衛たちに拘束させる[話 64]。
- 怜人が美来に自分とのメイティングを懇願された際には彼のもとへ現れ、イザナミから守る名目でアメリカへの連行を目論むも朱音と翠に反撃された結果、部下たちをすべて気絶させられて美来を人質に取るが、自分も麗亜にスタンガンで気絶させられる[話 78]。その後、怜人たちの足取りすら掴めなくなった一連の失態をクロエから責められる際には全裸で磔にされており、全裸の彼女に鞭で打たれて涙ながらに挽回を懇願する[話 32]。また、怜人たちがロスアニアに滞在している時期には、MKウイルスの結晶の入手をオリガに急がせなければ「転勤」させられる可能性をクロエに挙げられており、冷酷な視線を向けてきた彼女に焦りながら頭を下げる[話 76]ほか、オリガからの報告で怜人たちのワクチン開発成功を知って驚愕する[話 36]。やがて、クロエが日本からの撤退を余儀なくされた際にも今までと変わらず従い、日本神話の絵画を撃ち続ける彼女に畏怖しながら三賢者への申し開きについて尋ねる[話 14]。
- マム
- クロエがUW日本支部にメイティングを中止させたことを怜人に説明した後、日本支部の別室にて全裸となってナンバーズの現状を報告した上司の老女[話 20]。本名は不明。別画面にて首脳陣とうかがえる若い女性と同様、顔は鷲鼻や眼鏡、ショートヘアだけが確認でき、それら以外は画面の反射によって隠されている[話 20][話 70]。
- メイティングの中止を納得しているわけではないが受け入れた恭司のことを、事前に得ていた彼のプロファイル情報から不思議に思う[話 20]。また、図らずも以前から自分たちの野望に沿う形で動いている怜人については、慎重に見るようクロエに命じている[話 20]。
- 通信の際にはクロエが必ず全裸となって何も手にせず直立不動の姿勢で応じるなど、彼女ら部下たちにその身体で絶対服従の意思を示させる姿も描かれている[話 20][話 70][注 48]。
- なお、英語圏における「マム」は個人名ではなく、「母」を意味する口語やマダムの縮約形であるほか、上司の女性への敬称でもある。そのため、ポープが畏怖する際[話 32]や小隊が準備完了を答える際[話 12]には、クロエのことを「マム」と呼んでいる[注 49]。
三賢者 ()- クロエとの会談で花蓮が呼称を挙げて面会を要求した、UW世界本部の統治者たち3人[話 78]。本名は不明。年齢も出身地もバラバラで、共通点は類まれなる知性と男嫌いだけという[話 78]。また、呂の占いでは顔が影で見えなくされており、老女・淑女・少女と説明されている[話 37]。
- 第79話のクロエの台詞では、「マザーたち」とも称されている[話 35]。
- クロエの率いる小隊
- ナンバーズの全員抹殺を決意したクロエの率いる小隊[話 12]。九州某県の洞窟へ向かう軍用輸送機内に確認できるだけでもサングラスをかけた10人がアサルトライフルで武装し、クロエによる命令に従っている[話 12]。
- 到着後には半数が正面から扉を蹴破って突入するが、抜け道から脱出されて無人となった屋内を見て舌打ちする[話 13]。残り半数が怜人たちの行動を読んだクロエと共に抜け道の出口の先へ先行して彼らを包囲した後、上空から軍用輸送機が本性を現したクロエによる命令で機銃掃射姿勢に入るが、その直後にイザナミによる砲撃で撃墜される[話 13]。先行したクロエたちの言動は花蓮にビデオカメラで撮影されており、彼女を撃とうとするもすでに自分たちを上回る人数で包囲していたイザナミから多数の銃口を向けられ[話 13]、追撃されて敗走する[話 14]。
- なお、残り半数のうち1人は、かつて動物研究所にて怜人をクマに襲撃させたことや、慶門市中央病院にて谷口を昏睡に陥らせたことが、絵理沙による追及にクロエが答える際に明かされている[話 13]。
イザナミの関係者たち[編集]
男性復帰派[編集]
谷口はイザナミに身を置いていることが明示されているわけではないが、便宜上からここに記述する。
- 橘絵理沙
- #橘絵理沙を参照。
谷口 ()- 日本で初めてMKウイルスの犠牲者となった老人の妻[話 75]。名は不明。慶門市中央病院に入院している[話 75]。かつてテクノロジー嫌いかつ医者嫌いでGPSを着けずライフログを取っていなかった夫の遺体を、日本政府によって勝手に病理解剖で切り刻まれたことから、その後継組織でもあるUW日本支部への協力を拒んでおり、生前の夫のより詳細な情報を得ようと以前から見舞いに訪れているマリアにも厳しく接する[話 75]。絵理沙に一途な怜人のことも猛烈に批判し、健康診断を理由として本性を暴こうと女医やナースたちに彼を誘惑させるが、身体こそ動揺して診断結果の数値が揺らいだものの絵理沙への一途さは揺らがなかった怜人の言葉に、彼と同様に一途さを揺るがさなかった亡夫の言葉を思い出す[話 65]。
- 絵理沙とは独自の通信回線を介して連絡を取るなど親しい関係にあり[話 75]、美来を指名しての面談ではまず絵理沙の名を挙げて反応を見ている[話 66]。また、後に絵理沙の回想によれば彼女が動物研究所に所属していた当時からの知人であり、慶門市を訪れた絵理沙との通信ではゼロ号患者だった可能性が高い亡夫の遺体を切り刻まれたことへの辛さと悲しみを訴え、慰められている[話 67]。
- 怜人から絵理沙への思いを、美来から怜人への思いをそれぞれ聞き出し[話 65][話 66]、亡夫の情報を翌日に話すと誓った後、各々の言葉から似た者同士であることへの感慨に耽る[話 66]。その夜、何者か(後にクロエの率いる小隊の1人であることが判明[話 13])によって点滴に毒物を混入されたことから昏睡に陥る[話 66]が、その直前には生前の夫と並んで撮った写真立てを怜人に渡すよう、ナースに託している[話 27]。
- 過労による高熱に苦しむ絵理沙の回想では、疑心暗鬼に陥った当時の彼女からMKウイルスの作成法の論文データを託される姿が描かれている[話 31]。
- 短髪の女子生徒
- 毛先が立ち気味の短髪[話 8]が特徴の女性。本名は不明。正体は絵理沙の同志であり、彼女に内通していたことが明かされる第41話[話 47]以前にも第14話で慶門市立西高等学校の教室内に待機する女子生徒たちの1人として姿が確認できる[話 6]ほか、さらにそれ以前の第11話では世界宣言を見届けた絵理沙と共に難民に扮し、その場から立ち去る同志としての姿が描かれる[話 8]など、UW日本支部による監視や警備を自在に回避して同校の内外を往来する隠密行動により、男性復帰派の1人として彼女を補佐している。
- 翔太が兎水とのメイティングを終えた翌朝、登校した彼からディープキスを経てメイティングに誘われるも「生理中」という理由を挙げて恥じらいながら断ったため、花蓮に不思議がられる[話 47]。その夜、寮の敷地内の林にて絵理沙と連絡を取る際には、ディープキスを気にしてペットボトルの水で口を何度もゆすいでいたため、彼女から嫌な役回りへの謝罪や心配を受けたほか、今週中に計画を実行することを告げられる[話 47]。爆破テロの際には翔太の確保に動くも失敗し、彼と花蓮の結託を確認して任務の失敗を絵理沙に伝える[話 48]。慶門市から脱出した後は「村」へ戻って絵理沙と合流するが、彼女と同じく善との「契約」を結ぶ列には加わらず、「聖痕」も輝奈たちとは違って左腕に刻んでいることを明かしている[話 57]。
- 電波ジャック放送の場には絵理沙と並んで現れ、「聖痕」も彼女と同じく披露している[話 20]。その後は麗亜と接触しており[話 45]、貨客船で怜人・朱音・翠・まひると共に向かった台湾の九份にて彼を絵理沙と再会させ[話 32]、共に香港へ向かう。香港では怜人・マリア・翠・絵理沙とは別行動を取っており、MKウイルスの特効薬の開発に必要なものの入手を朱音やまひると共に担当した[話 79]後、占いの館での合流を経てヨーロッパへ向かう[話 37]。ロスアニアへ到着した後は朱音やまひるのもとからも離れて別行動をとっており、山中の木造小屋から戻った怜人との会食にも参加していない[話 3]。自分専用の研究棟にてMKウイルスの研究に勤しむ絵理沙の不審な行動が冰冰を通じて怜人に伝わった後には、孤独に抱え込む絵理沙の様子を見かね、心配する怜人をロスアニアからひそかに連れ出し、ヘリコプターで研究棟へ案内する[話 16]。翌日には冰冰を連れて研究棟を訪れ、絵理沙の高熱を持病とは無関係の過労によるものと診察して怜人を冰冰に託し[話 31]、絵理沙が回復した後には特効薬の開発実験に臨んだ彼のもとへ共に駆けつけ、UW世界本部によるロスアニアへのプロパガンダを伝える一方、実験の成功を見届けて怜人や絵理沙と共に日本への帰路に就く[話 74][注 50]。
イザナギ派[編集]
出芽輝奈 ()- イザナミのもと、「村」の統率者の1人として農耕班を率いる女性[話 63]。また、絵理沙の台詞によれば、イザナギ派を率いているという[話 58]。アップヘアに鋭い目つき[話 15]、豊満な身体[話 57]が特徴。2040年時点では善と佐藤を叱責する年下の課長であり、善を安保の担当に戻して新しい薬の契約を取るよう命じたうえ、佐藤の処分を上層部に相談して善に自分への貢献を命じるなど、彼には特に厳しく接していた[話 15]。そういった執着は、善とミキの結婚式に出席した際や彼がコールドスリープに入る直前にも描かれており、特に後者の際には単独でひそかに見送ろうと新都心第三病院を訪れ、自分のことを尊敬しているという善に「おやすみのキス」を行ない、目覚めたら迎えに訪れる旨を告げて立ち去っている[話 9]。やがて、MKウイルスが発生した後には、鬼原たちのもとから失踪した当時の絵理沙に接触しており、イザナミへ誘う姿が彼女の回想で描かれている[話 31]。
- 2045年現在ではかつてとほぼ同じ美貌を保っており、「村」へ善をカプセルごと拉致したうえで目覚めさせて彼の額に「聖痕」を刻み、同志たちの目の前で露出させた自分の胸元にも刻まれている「聖痕」へのキスや、自分たちの「聖奴隷」となることを命じる[話 9]。善に自分をはじめ「契約」に参列する一同の両乳首と「聖痕」へのキスを行なわせた後、日没時には彼を岬の木のもとに仰向けで拘束したうえで全裸となって善の股間を露出させ、満月のもとで現在の自分が排卵期に入っていることを明かして騎乗位で結合し、メイティングを強行する[話 57][注 51]。
- その後、美鈴・いと・ころんと共に囲炉裏を囲みながら、精力剤のレシピを絵理沙に作成させておいたことをいとやころんに明かし、善の「聖奴隷」としての完成と「祭」の開催に一同で期待の祝杯を挙げる[話 62]。また、「祭」の「聖心祓穢」に参加した[話 59]後はイザナギに貪られる1人となり、自分たちを貪る彼の姿を亜咲美と共に眺めながら歓喜して乱交に再び加わる[話 60][注 52]。
- 九州某県の洞窟から脱出した直後の怜人たちがクロエたちに追いつめられた際には、晶による伝言を介して結託した翔太や花蓮のもとへイザナギと共に皆を率いて現れ[話 13]、いとたちにクロエたちを追撃させる一方でナンバー5の苗字に「金」が含まれることを述べ、花蓮から聞き出した東京の混乱ぶりに満足すると、皆で「村」へ帰還していく[話 14]。
有手美鈴 ()- イザナミのもと、「村」の統率者の1人として狩猟・採集を担当する有手班を率いる女性[話 63]。七三分けのロングヘア[話 57]が特徴。善との「契約」の際に平然と輝奈を急かす[話 57]など、強気な性格かつ男言葉で周囲と接する。
- 「契約」の際には輝奈の次に乳房を露出させ、彼女と同様に邪まな笑みを浮かべながら自分も「契約」を結ぶ[話 57]。輝奈の次に善との初めてのメイティングを果たしたことが示唆された[話 57]後、部下たち2人を伴って善のもとへ現れた際には彼女たちに善への飲食を行なわせ、自分は彼に「ご褒美」のディープキスを経てフェラチオを行ない、騎乗位で結合して部下たち2人と共に4Pでのメイティングに励む[話 58][注 53]。
- その後、輝奈・いと・ころんと共に囲炉裏を囲みながら、絵理沙の薬学の手腕については認めている[話 62]。また、「祭」の「聖心祓穢」に参加した[話 59]後はイザナギに貪られる1人となるが、その直前には彼に乳首を強く吸われただけで絶頂に達したうえ、改めて円陣に加わる姿が描かれている[話 60][注 54]。
安保ころん ()- 安保の妻[話 15]。カールのかかったロングヘアや、善と同年代で若く豊満な美貌[話 15]が特徴。安保に土下座していた善のもとへ現れ、人前でも夫のキスに応じるほど夫婦仲が良いほか、久々に訪れた善を穏やかに迎える[話 15]、彼とミキの結婚式に出席した際に輝奈の酌を受けながら善のコールドスリープによる欠員を心配する、肘を突きながら善のコールドスリープの期間を輝奈に質問する恋子を叱る[話 9]など、人当たりも良い。また、善からお詫びとして贈呈された2028年のシャトー・マルゴーのことを「飲み頃のいいビンテージ」と喜びながら高く評していることから、ワイン好きである模様[話 15]。実際、後述の精力剤を調合する際には、ビンテージに例えながら善に紹介している[話 62]。
- 2045年現在では「村」の一員となっており、コールドスリープ中の夫のもとから戻ってきたところを善に「村」を案内中の恋子のもとへ現れ、彼と再会する[話 63]。かつてと変わらない美貌に露出度の高い「村」の衣装で恋子と同じく善に欲情しており、その夜は森の中にて木のもとに彼を拘束したうえ、恋子と共に全裸となって3Pでのメイティングに励む[話 63][注 36]。自分に先駆けて善と騎乗位で結合したがる恋子の目の前で「ご無沙汰だったからね」と称して顔面騎乗を平然と行なうなど、貞操観念は彼女と同じく崩壊しているうえ、事後にも嬉々として善に「祭」の詳細を説明している[話 63]。また、その後日にも性的に開花してきた善の股間をまさぐったうえで精力剤を調合して服用させ、それによって彼が常時興奮状態に置かれた後には自身を見せつけたうえで「お預け」を強制している[話 62]。
- その後、輝奈・美鈴・いとと共に囲炉裏を囲んだ際には、元ナースとしての立場を活かして絵理沙に代わる形で恋子ら医療班を率いており[注 55]、精力剤をいとにも飲ませたうえで善の「性奴隷」としての完成と「祭」の開催に、一同で期待の祝杯を挙げている[話 62]。また、「祭」の際にはイザナギに貪られる面々の円陣に並んで描かれている[話 60][注 56]。
兵州手亜咲美 ()- イザナミのもと、「村」の統率者の1人として建設を担当する建設班を率いる女性[話 62]。眼鏡をかけ、シャギーの入ったショートヘアと、それによって普段は隠されている左頬の「聖痕」[話 62]が特徴。
- 恋子から善に存在を明かされた際には「村」を離れていた[話 63]が、常時興奮状態に置かれた善のもとへ現れた際には儚げに彼のことを哀れみながら抱き締めたうえで「聖痕」にキスさせ、「教祖様」(イザナギ)が訪れるまで我慢するよう告げて立ち去る[話 62]。
- その後、振魂の池にて身を清めながら「祭」の果てに「我らの待ち人」が降臨することをいとに告げ、その当人であるイザナギをいとに紹介して彼への信仰を見せる[話 59]。美鈴を貪るイザナギに焚き火の傍で待ち受ける参加者たちを紹介した後は自分も円陣に加わって彼に貪られる1人となり、イザナギの姿に歓喜したうえでもう一度輝奈と共に貪られる[注 57]が、「祭」を終えてなお貪欲な言動には「恐ろしい怪物を生み出してしまったのかも知れない」という動揺も見せている[話 60]。
保世いと ()- イザナミのもと、「村」の統率者の1人として漁業を担当する漁業班を率いる女性[話 62]。褐色の肌に前髪の左右を伸ばしたショートヘア[話 62]が特徴。美鈴と同様に強気な性格かつ男言葉で周囲と接する[話 62]ほか、「祭」の当日にはかつてとある男性と一晩に2回の肉体関係にあったことを、平然と明かしている[話 59]。
- 恋子から善に存在を明かされた際には亜咲美と同じく「村」を離れていた[話 63]が、後に戻った際には輝奈・美鈴・ころんと共に囲炉裏を囲みながら、骨付き肉を齧る一方でころんに飲まされた精力剤の味を酷評したうえ、不在中の絵理沙のことを「小娘」と罵倒する[話 62]。「祭」では参加者たちの列の最初に並んでおり、精力剤を飲み干して点火された蝋燭を手にし、善の胸板へ溶けた蝋を垂らして「聖心祓穢」の口火を切った[話 59]後、円陣に加わってイザナギに貪られる1人となり、先に貪られた輝奈や亜咲美に眺められながら後背位で激しく突かれる姿が描かれている[話 60][注 58]。やがて、九州某県の洞窟から脱出するもクロエたちに追いつめられた怜人たちのもとへ輝奈たちと共に現れた際には、アサルトライフルを構えながら立ち並ぶ彼女たちとは違って唯一RPG-7とうかがえる形状のロケットランチャーを構えていることから、それに先駆けてクロエの指揮する軍用輸送機を対空砲撃で撃墜したことが示唆されている[話 13]うえ、その後に構えたままクロエたちを追撃する姿も描かれている[話 14]。
- 前述の言動に加えて善への旺盛な性欲を隠さない大胆な言動[話 62][話 59]や、イザナギのことを亜咲美の憧れの女性と思い込んでいたゆえの驚愕[話 59][話 60]から、イザナミの詳細については知らないことや、信仰心については輝奈や亜咲美ほど高くないことが示唆されている。
- イザナギ
- 第56話で「教祖様」[話 62]、第57話前編で「我らの待ち人」[話 59]と亜咲美にそれぞれ称されて存在が明かされた後、第57話後編で振魂の池にて「祭」の参加者たちからの「聖心祓穢」に遭った善の身体に降臨した、イザナミの主[話 59]。イザナギの降臨により、善の身体にはそれまで普通に生えていた頭髪が異様に逆立つ、見開いた眼がほぼ白目で表現されるなどの豹変が起こっている[話 59][話 60]。
- 降臨する際、参加者たちによって水中にうつ伏せで沈められた善の反応が一旦は消失したことから、いとには溺死を心配されるが、その直後に彼女を突き飛ばして立ち上がると、美鈴を押し倒して衣服を引き裂いたうえで彼女の乳首にむしゃぶりつくなど、参加者たちを貪り始める[話 60]。その様子から輝奈に「性の永久機関」と絶賛された性欲は尽きることを知らず、参加者たち全員を彼女たちの膝が立たなくなるまで満足させるが、なおもまだ女性たちを貪ろうとして亜咲美を動揺させたうえ、主だった女性たちを伴っての国内行脚への旅立ちすら口にする[話 60]。しかし、その時点で善の身体が限界を迎えて昏倒したため、降臨は一旦終了する[話 60]。
- 怜人たちが九州某県の洞窟から脱出するもクロエたちに追いつめられた際には、翔太や花蓮と結託した輝奈たちと共に現れる[話 13]。4人揃ったナンバーズの苗字における最初の漢字1文字を述べ、恭司の最期を蝋燭の火に例えながら予見すると、輝奈たちと共に「村」へ帰還していく[話 14]。
香港の反UW勢力の関係者たち[編集]
冰冰 ()- 香港の繁華街にて武装集団との睨み合いになった怜人・マリア・翠・絵理沙のもとへ現れた、チャイナドレス姿の美女[話 33]。苗字は不明[注 59]。身長こそハイヒールを履いてなお怜人の顔を見上げるほど低いが、シニヨンの髪型、ノースリーブで裾の切れ上がった短いチャイナドレス、自分で抱えながら乳首を舐められるほどの巨乳が特徴[話 34]。また、後述の誘惑の際に放たれる全身の甘い香りは、本人の台詞によれば小さい頃から桃ばかり食べて育ったため、その果汁の味がする汗によるものだという[話 34]。
- 後述の怜人や絵理沙を試す際には流暢な日本語で喋る一方で悪戯好きな一面も覗かせており[話 34]、特に後者には全裸の全身を調べ上げるついでに乳首を吸って驚かせることすら行なっている[話 56]。
- 怜人たちと武装集団の間へバスを突入させるという妨害を経て路地裏から現れ、怜人たちに自分との逃走を促す[話 33]。逃走中、二手に分かれようという絵理沙の提案に乗じて怜人を隠れ家に連れ込むと、自分の名を明かしたうえでメイティングに誘うが、それを彼が形だけの誘惑かつ試験と看破したうえ、提案が自分を敵か味方か見極めるためのものだった旨を怜人やそこに現れたマリアたちから明かされたことにより、彼のことを性欲だけの馬鹿ではないと認める[話 34]。怜人たちを呂のもとへ案内して紹介した後は彼女からMKウイルスの結晶を託され、怜人たちに監視役として同行する[話 37]。ヨーロッパへ向かうジェット機内では絵理沙の覚悟を試し[注 60]、アナスタシアのことを明かす[話 56]。
- ロスアニアでは怜人と半分夫婦である旨を言い張るアナスタシアの抑え役も務める一方、怜人からは無自覚のうちに異性として意識され始めており、童貞を捨てる必要があることをラギーニから断言された彼の意識下ではその相手の1人として挙げられている[話 77]。また、怜人との合コンでは酒が回ってくるにつれ、王様ゲームで意気込むも要点を忘れて朱音からツッコミを受けたりポッキーゲームで彼女と激しく張り合ったりするなど、コミカルな様子も見せるようになっている[話 81]。しかし、UWからスパイが送り込まれたことを怜人に知らせた後には、MKウイルスの結晶も貴方も誰にも渡さないという決意を新たに覗かせており、料理の腕だけでなく人柄も称賛してくれた彼に求愛する一方で絵理沙の不穏な行動(注射)を明かす[話 81][話 76]。また、短髪の女子生徒と共に絵理沙専用の研究棟を訪れた際には、ロスアニアでは特効薬の開発実験準備が整ったことを怜人に告げたうえ、占いの館にて呂が告げた助言を思い出させて選択を迫り、高熱に苦しむ絵理沙のもとから怜人をロスアニアへ連れ帰っている[話 31][注 61]。怜人が高濃度のMKウイルスによる死の淵に陥った際には、彼の惨死する姿を見たくないという思いから、MKウイルスの結晶の残りを持って香港への単独帰還に走ろうとするが、アナスタシアによる制止や絵理沙の復帰もあって思い留まり、皆と共に怜人の生還を涙ながらに見届ける[話 74]。その後、世界各地へのワクチン手配に際して中国を担当し[話 36]、大陸の党幹部との面会に臨む一方、呂に疑念を持つ[話 49]。
- ロスアニアにて怜人へ料理を振る舞った後の会話によれば、母を幼少時に、父を5年前にそれぞれ失ったうえ、呂が多忙だったこともあり、5年前から自立して料理や格闘の腕を磨いてきた模様[話 76]。
呂 ()- 隠れ家にて怜人のことを認めた冰冰が、彼だけでなくマリア・翠・絵理沙にも存在を明かした
女老板 ()[話 34][注 62]。名は不明[注 63]。冰冰の祖母でもある。冰冰の台詞によれば、香港だけでなく中華全土に影響力を持つという[話 34]。 - 冰冰に案内されてきた怜人・マリア・翠・絵理沙に先駆けて自分のもとを訪れていた朱音・まひる・短髪の女子生徒には占い師として接しており、冰冰による紹介の後は彼らがヨーロッパへ向かおうとしていることをはじめ、UW世界本部やUW日本支部のこと、ナンバーズやイザナミのことをそれぞれ言い当てた[話 37][注 64]うえで怜人たちへ助言と共にMKウイルスの結晶を託し、冰冰を監視役として同行させる[話 37]。しかし、それらの行動は裏で内通していたクロエによる指示だったことが、怜人たちが立ち去った後に室内の奥から現れた彼女との会話で明かされている[話 37]。
ロスアニアの関係者たち[編集]
- アナスタシア
- ロスアニアの王女[話 56]。巻き上げたもみあげ以外は尻まで届く長髪や身を包むドレス[話 56]が特徴の美少女。16歳[話 82]。苗字は不明。知り合った後の怜人たちからは、「アナ姫」とも称される[話 77][話 71]。
- ヨーロッパへ向かうジェット機内にて冰冰から「自分よりもっと手強い」、絵理沙から「変人だって噂」とそれぞれ評された人柄の通り、宮殿では怜人・翠・絵理沙・冰冰に大公として挨拶した直後に怜人との婚礼の儀を宣言するという、彼らを驚愕させる行動に出る[話 56][注 65]。婚礼の儀でも、婚姻可能な自分の年齢や高貴を理由として怜人にキスを迫る、2045年現在の世界における男性の不在を理由として怜人の出自を我慢するなどの行動で彼をたじろがせるが、怜人が状況を打破しようと勢いで「日本では婚姻より先に床入りを済ませる風習がある」などと言葉巧みに誘導したことにより、婚姻の儀を回避されて彼の自室へ誘導される[話 82]。そこでもベッドに全裸で横たわったうえでワインを口にし、その残りを身体に垂らして飲ませることを提案するという行動に出たところ、不安に震える様子を怜人に諭されて自国の内情を吐露し、コールドスリープ中の父や兄をはじめ生き残りの男性たちを救うためにも、怜人に特別研究施設の使用許可を与える[話 82]。
- 怜人・マリア・絵理沙を特別研究施設へ案内する際には、婚礼の儀を半分済ませたことを理由として彼には正式な結婚後に日本のキングに即位すれば良い旨や、朱音と冰冰も含む周囲の女性たちを側室に迎えれば良い旨を天真爛漫に言い放ったため、同行していたオリガを「寛大さ」で感涙させた一方、怜人たちを呆れさせている[話 83]。また、宮殿内の一室にてスリップ姿で朱音の次に怜人への求愛の順番を待っていた際には、同席して彼と朱音の動向に思いを馳せていたベビードール姿のまひるから怜人と何をしたいかという質問に対し、「殿方とずっとしたかった」という「グォウクォン」こと合コンを希望したため、彼女を驚かせている[話 84]。「ろすあにあ」にて合コンを堪能してほろ酔いとなった後には、トイレから戻ってきた怜人を室外にて出迎えて2人きりで抜け出し、庭園のキャリッジにて彼に求愛する[話 81]。
- MKウイルスの特効薬の開発実験に際しては、高濃度のMKウイルスによる死の淵に陥った怜人の生還を皆と共に号泣しながら見届ける一方、UW世界本部によるロスアニアへのプロパガンダを根拠のないものと断じ、激怒する[話 74]。また、精製されたワクチンの最初の被験者として迷わず父を挙げたうえ、そのことによる高過ぎるリスクを絵理沙から説明された際には、プロパガンダに直面した王女としての覚悟や国民たちへの思いから改めて父を挙げたため、怜人や絵理沙に感動される[話 35]。その後、ワクチンを投与された父を解凍して無事の復帰に感涙する[話 35]と、世界各地へのワクチン手配に際してヨーロッパを担当し[話 36]、各国の首長との面会に臨む[話 49]。
- 前述の大胆な行動からも怜人には無自覚のうちに異性として意識され始めており、童貞を捨てる必要があることをラギーニから断言された彼の意識下ではその相手の1人として挙げられている[話 77]。
- オリガ
- アナスタシアの側近の1人[話 56]。三つ編みのお下げ髪[話 56]が特徴。苗字は不明。
- 当初は宮殿を訪れた怜人・翠・絵理沙・冰冰に挨拶するアナスタシアの後方にて、他の側近たち2人と共に控えている[話 56]。その後、怜人・マリア・絵理沙を特別研究施設へ案内するアナスタシアに同行して彼女の「寛大さ」に感涙する[話 83]ほか、山中の木造小屋を後にした怜人をマリアや翠と共に乗せた自動車を運転して宮殿へ送る[話 77]。また、怜人との合コンの際には朱音と同様に男装して参加し、ロスアニアでは16歳から飲酒できることをまひるに明かした後、王様ゲームで怜人の肩を揉んだりアナスタシアの指を舐めたりすることとなり、特に後者では夢中になるあまり彼女を身震いさせている[話 81]。さらに、アナスタシアが怜人と2人きりで合コンを抜け出して庭園を訪れた際には、キャリッジ内にて抱き合う彼女たちを車外から無言で見守っている[話 81]。
- 時期は不明ながら裏ではクロエと内通しており、スパイとして怜人たちの動向を彼女に報告していたため、MKウイルスのワクチンの開発成功やそれによるロスアニア大公の復帰は、いち早くクロエたちに知られることとなった[話 35]。
- ラギーニ・シン
- インドからロスアニアに出向している博士[話 83]。中心分けのロングヘアや褐色の肌、額に着けたビンディーや切れ長の吊り目、そして左頬から首筋にかけて残る傷跡[話 83]が特徴の美女。左利き[注 66]。
- マリアやアナスタシアの台詞によれば、薬学・ウイルス学・免疫学などあらゆる分野の生命科学の権威にして臨床分野でも数多くの実績を持つが、特別研究施設にてMKウイルスの特効薬を開発できなかったことに絶望し、1年前から山中にて隠遁生活を送っている[話 83]。アナスタシアにも懸念されるほど気難しいことから、怜人が単独で隠遁先の木造小屋を訪れた際には、裏庭にて全裸で日課の瞑想や火渡りを行ないながら出迎えたため、彼を驚愕させている[話 83]。
- 木造小屋では簡素な衣服で質素に暮らしており、特別研究施設への復帰を依頼されるも拒否してナンを怜人に振る舞いながら、質素な生活の良さやMKウイルスによる男性の死滅を経て生じた科学者ゆえの神への信心を明かすと、絵理沙たちの考案したMKウイルスの特効薬の製造法を看破してみせたうえ、それによって惨死する覚悟や童貞を捨てる覚悟を怜人に問う[話 83]。
- 怜人のことは気に入っており、食事中に思わせぶりな表情で自分の衣服の裾をまくり上げ、「そっち(童貞を捨てること)なら協力してやってもいい」とからかってみせるが、先述の絶望がコールドスリープから目覚めさせて試薬を投与した被験者の即死によることもあり[注 67]、復帰については「目の前で男が死んでいくのはもう見たくない」と改めて拒否する[話 77]。しかし、開発実験最終日には実験に臨む直前の怜人のもとへ駆けつけ、彼を心配する沈んだ空気を一変させたほか、怜人の顔を注視して「男の顔になったねえ」と評するなど童貞を捨てたことを看破してみせたうえ、復帰する自分のことを「“超”天才科学者」と誇る[話 68]。高濃度のMKウイルスによって怜人が死の淵に陥った際には想定以上の反応に失敗を覚悟するが、彼の生還を見届けて涙する[話 74][注 68]。また、数日後にはワクチンの精製に没頭するあまりやつれた顔となるも成功し、アナスタシアの許可を得て投与したロスアニア大公の復帰を見届けて怜人と絵理沙に感謝する[話 35]と、世界各地へのワクチン手配に際してインドを担当し[話 36]、教母との面会に臨む[話 49]。
- ロスアニア大公
- MKウイルスによる脅威から逃れ、コールドスリープに入っていた大公。本名は不明。口髭[注 69]が特徴の初老の男性。
- 王女としての覚悟を決めたアナスタシアによって最初のワクチンの被験者として挙げられた後、投与から解凍を経てラギーニによるチェックでもバイタルサインに問題はなく出血も見られないことが確認され、無事に復帰する[話 35]。しかし、怜人たちが世界各地へのワクチン手配に動いた時点では、年齢からもまだ無理は利かず静養している姿が、アナスタシアの台詞と合わせて描かれている[話 36]。
その他の人々[編集]
前田 ()- 国立先端医科大学にて怜人や絵理沙の先輩に当たる男性[話 11]。名は不明。アンダーリムの眼鏡[話 16]が特徴。
- 優しく教授たちによる評判が良かったうえ、絵理沙に思いを寄せており、彼女が怜人による一途な思いの告白や細胞硬化症への罹患の報告を受ける直前の時点ですでに絵理沙に告白するも返事を保留されていたことが、怜人の台詞から示唆されている[話 11]。怜人がコールドスリープに入った以降の2040年終盤には、学会への登壇を経て成田からの帰路中に校内の絵理沙のもとを訪れるが、敷地内での散策中もゼリー飲料を飲みながら医学に打ち込んでいた彼女からは尊敬の念こそ抱かれているものの怜人への一途な思いは変わらないことを明かされたため、より強く思いを伝えようと掴みかかって襟元を肌蹴させてしまったところで我に返る[話 16]。実は絵理沙のもとを訪れる前からすでにMKウイルスに感染しており、訪れた際に軽い咳から急変しての重い咳や吐血を経て昏倒したため、まだ真相を知らないまま驚愕した絵理沙に救急車を呼ばれるも3日後[注 70]には死亡したことが、2045年に彼女が自分専用の研究棟にて怜人に説明する際の回想で明かされている[話 16]。
- 難民ホームの面々
- 難民ホームにて暮らす人々[話 28]。たびたび訪れてくれるまひるのことを女児たちは姉のように慕い、小太りの老女や酒飲みの
伊藤 ()ら大人たちは家族のように受け入れている[話 28]。 - 老女はまひると気さくに会話して「おばさん」と慕われるなど特に優しく見守っており[話 28][話 22]、後述の出奔時にそれまで怜人の妹であることを黙っていた件についても、事情を汲んで受け入れている[話 45]。また、麗亜とは彼女の撫民官当時から親しく、怜人たちがUW日本支部から出奔する際には麗亜の依頼を快諾し、メイティング施設からまひるを連れ出すことを皆で手伝ったほか、出奔してきてまひると合流した怜人たちを夜まで難民ホームに潜伏させている[話 45]。
- 伊藤は親しい男性をMKウイルスによって失ったことから酒浸りとなっており、年上である老女による叱咤にも耳を貸さずグラスを投げつけるほどだった[話 28]が、怜人の世界宣言の際には老女ら他の面々と共に驚愕している[話 22]ほか、その後に彼らが出奔してきた際には直面した怜人の身体を好色そうに撫で回し、老女に叱られている[話 45]。
高松 ()- 2040年時点で翔太をいじめていた不良生徒たち4人の頭領[話 50]。名は不明。脱色した頭髪[話 50]が特徴。
- 当初は翔太以上にQ'sに詳しかった別の男子生徒をいじめていたが、ふと翔太が制止に入ったことからそれ以降は矛先を彼に変えて取り囲み、男子トイレにて制服のズボンを脱がせて剥き出しになった太腿に火の点いたタバコを押しつける[話 50]、校舎屋上にて脇腹にサッカーのキックに例えた蹴りを入れて嘲笑する[話 43]など、さらに凄惨ないじめを行なう。エリカとは肉体関係にもあり、休学の挨拶を終えて帰宅の途に就いた翔太に学内青姦を偶然目撃された際には、彼に激怒して蹴り倒したうえで唾棄している[話 7]。そのため、エリカ共々翔太には深く恨まれており[話 7]、彼が後々までトラウマに苦しむこととなった[話 51][話 52][話 43][話 40][話 47][話 48][話 33]。
- 2045年現在では薬物中毒中のエリカが翔太を敵視していた[話 40]ことからも、当初の彼にはMKウイルスによって死亡したものと思われていた[話 47]が、復帰したエリカが急成長後の翔太と初めてのメイティングに励んだ後日には、コールドスリープ中のカプセルごとメイティング施設へ収容されていたことが判明する[話 56]。コールドスリープに入る前にも喫煙しながら感染爆発が1か月以内に終わるものと楽観視しており、エリカには浮気しないよう言い残して「待っててあげる」と誓われていたが、それを破ってカプセルの傍にて翔太とさらなるメイティングに励む彼女がひそかにコールドスリープを解除した結果、絶頂を迎えた直後のエリカとまだ朦朧とする意識の中でカプセル越しに目が合った後、MKウイルスに蝕まれて死亡する[話 56][注 71]。
桐原ちなみ ()- Q'sのメンバーの1人である女性声優[話 50]。2040年時点では高松たち4人に翔太がオナニーを強要される際のネタとして空中投影映像に音声付き動画が映っており、彼にとっては憧れの存在だったことが、回想やモノローグから示唆されている[話 50]。
- 2045年現在でも初期メンバーの1人にして最も歌唱力が高く、努力家にして好感度が高いことが翔太との会話で嬉々として盛り上がる春歌の台詞で説明されている[話 39]ことから、同じ芸能界関係者でも恭司のメイティング候補への転身が明白となっているモデルの女性・マヤ・玲奈といった面々とは違い、Q'sの現役として他のメンバーたちと共に活動中であることが示唆されている[話 52]。
- 麗亜の後輩
- 第32話の冒頭、難民ホームの一室にて同性愛に走ったボーイッシュな女性に強姦されかけていたところを、麗亜にスタンガンで救われた女性[話 10]。本名は不明。麗亜のことを専属担当官への着任前から慕う後輩[39]のレズビアンであり、救ってくれた直後の彼女にキスして男性への嫌悪感を覗かせるが、配給に参加する怜人への狙撃を阻止する依頼を受ける[話 10]。
- 配給当日は麗亜を慕う同志たちと共に第15地区を張り込んでおり、狙撃が実行される寸前には単独で狙撃犯のもとへ踏み込み、携帯していた拳銃で射殺する[話 29]。狙撃犯の顔をスキャンするもUWのデータベースには登録されておらず、その旨を麗亜に伝える通信から、間に合えば生け捕りにして首謀者の姓名を吐かせる予定だったことが示唆されている[話 29]。
- 麗亜が怜人たちをメイティング施設から出奔させる際には彼女の依頼で貨客船を手配しており、難民ホームにてその完了を伝えている[話 45]。その後、恭司・寧々子・ゆかりがメイティング施設から出奔する際にも麗亜の依頼でセーフハウスを手配しており、現地にて彼らを出迎えている[話 36]。また、怜人たちが九州某県の洞窟にて恭司たちと合流する際には同県の難民地区に潜伏しており、クロエたちによる襲撃をいち早く察知して洞窟を先に訪れ、怜人たちを抜け道からの脱出へ導いている[話 13]。
安保 ()- 2040年時点でのアポロン病院の院長[話 15]。名は不明。初老の禿げ上がった頭頂部や下腹の出た肥満体形、善の目の前でも若妻のころんの身体をまさぐる様子から、当時の輝奈には「エロ院長」と陰口を叩かれている[話 15]。また、善とミキの結婚式の壇上にて祝辞を述べる際には平然と彼らの婚前交渉を挙げて出席者たちを笑わせるなど、遠慮がない[話 9]。
- 善の後任者の佐藤に自分の病院や処方薬の古さを酷評されたため、その当てつけに自宅へ善を呼びつけて取引先の変更を仮定し、焦った彼に頭を下げ続けられたうえで土下座されている[話 15]。また、善にQ'sのライブチケットをVVIP席で手配するよう釘を刺すなど、娘の恋子のことは甘やかしている[話 15]。
- 2045年現在ではアポロン病院にてころんによる管理下のコールドスリープ中であることが、善に「村」を案内するに際して現状を説明する恋子の台詞で明かされている[話 63]。しかし、「村」の一員となって久しい現在の恋子やころんにとっては、まだ一応は家族であるものの実際にはもはやどうでも良い存在として見放されていることが、前述の台詞や善と3Pでのメイティングに励む彼女たちの言動から示唆されている[話 63]。
- 武装集団(仮)
- マリア・翠・絵理沙と共に観光客を装いながら香港の繁華街をMKウイルスの情報収集に歩いていた怜人のもとへ現れ、同行を命じた女性たち5人[話 79]。人民服の下半身をミニスカートにした制服を着用してサイハイブーツを履いており、背中にはアサルトライフル、手にはスタンガンでそれぞれ武装している[話 79][話 33]。
- 5人のうち3人は射撃体勢で威圧するが、非常の事態を想定済みだった絵理沙が怜人たちにもあらかじめスタンガンで武装させていたことから、互いに射撃体勢で睨み合う状態となったところ、冰冰による妨害に遭う[話 33]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 名前は長らく苗字が不明だったこともあり、ルビが「スイ」とカタカナで表記されているが、本記事では本作の公式サイトでの表記に従い、ひらがなで表記している[8]。
- ↑ 幼いことを示唆する要素が散見されるが、ロスアニアに滞在中の怜人が恭司と通信した時点でも年齢は不明であり、彼による問いに怜人は首を傾げている[話 3]。
- ↑ 本編第14話で翔太が2045年現在での自分の年齢が2040年時点での18歳なのか、コールドスリープに要した5年間を足した23歳なのかを自問するモノローグによる[話 6]。
- ↑ 本編第32話で恭司とのメイティングを拒否するまひるにしがみつかれた怜人が、寧々子にまひるの年齢を理由として挙げる際に明かされている[話 10]。
- ↑ 連載時は売春を生業にしていた者は1人もいないことや、怜人とセックスしても良いことも美来の台詞で挙げられていたが、単行本第1巻では前者が削除され、後者が「セックス」から「子作り」へ変更されている[単 2]。その発売に際し、集英社が『J+』公式サイト内に開設した電子書籍版の特集ページでは、後者の変更前の台詞が宣伝文句の1つとして用いられている[18]。
- ↑ コミックナタリーに掲載された宵野へのインタビューによれば、このチョーカー姿は彼女のリクエストによるものだそうである[22]。その後、このチョーカーは怜人が見た淫夢で彼に迫る全裸の美来と朱音も着けている[話 19]。
- ↑ 後述するように、第75話ではゆかりが恭司のもとを腹の目立った姿で訪れている[話 31]。
- ↑ この時点での恭司は、玲奈以外の候補たちも大浴場でのマジックミラー越しの披露を経て翔太へ提供されたことについては知らないため、花蓮のもとへ抗議に訪れた際には彼女の提供を翔太が快く受け入れていたことを見抜けず、花蓮に「俺についてる他の子にも絶対手を出すなよ!」と釘を刺すだけに終わっている[話 33]。
- ↑ 通常、卵子の受精から受胎の確認まで約2週間前後は要するためである。また、厳密には7週6日以前の状態を「胎芽」、8週目以降の状態を「胎児」と呼ぶ。詳細は妊娠#受胎や妊娠#妊娠の経過を参照。
- ↑ 胎児の性別を超音波検査で判定できるのは、一般的に18週以降とされているためである[24]。
- ↑ 恭司への呼称も玲奈ら大半のメイティング候補たちとは異なり、「きょうちゃん」という愛称を平然と用いている[話 31]。
- ↑ 胸元・肩・背中・四肢を露出した形状に基づく呼称。なお、「ベアトップ」はチューブトップと同義の場合もあるが厳密には異なり、前述の露出に加えてボトムスと一体になっている衣装を指す和製英語である[25][26]。
- ↑ 水着の着方はチューブトップ姿の玲奈やマイクロビキニ姿の侍女と異なり、ボディ洗いの時点ですでにトップス部分を乳房の間に挟み込んで乳首を露出させているため、水着としての意味はほぼ消失している[話 28]。なお、連載時は恭司がマイクロビキニ姿の侍女からボディ洗いの気持ち良さを尋ねられて「最高に気持ちいい」と答える際、彼の左肩の傍ではスリングショット姿の侍女が欲情を含む笑顔を浮かべていたが、ページ端ギリギリに描かれていたことから単行本第2巻では裁ち落としに遭い、電子書籍版でも書籍版でも見えなくなっている[単 6]。
- ↑ 第8話の冒頭で恭司へのボディ洗い中に美貌を自称しながら気持ち良さを尋ねる際[話 28]に確認できるほか、単行本第2巻で加筆された部分ではスリングショット姿の侍女と共に彼の背中へ乳房を押しつけて乳首を露出させながら愛撫を懇願する際[単 7]に確認できる。
- ↑ ただし、監視カメラの画面だけはマイクロビキニ姿の侍女とスリングショット姿の侍女の位置が入れ替わっている(恭司から見て、直前まで右にいたはずの前者が左に、左にいたはずの後者が右にそれぞれ描かれている)うえ、4Pを了承したばかりの玲奈もすでに彼の両肩に手を回して対面座位で身を任せており[話 28]、単行本第2巻への収録時にも修正されていないため、それまでのページや後述の加筆ページとは相違が生じている。
- ↑ 単行本第2巻では恭司に身を任せた後の過程が加筆されており、欲情したマイクロビキニ姿の侍女とスリングショット姿の侍女が彼の背中から身体を密着させて自分たちへの愛撫を懇願するうえ、後者は玲奈への愛撫を順番と称して止めない恭司の股間へ左手を這わせ入れ、彼が本心では一刻も早く自分たち3人との結合を望んでいることを看破し、耳元で妖しくささやいてみせる。最後は、玲奈と後者を左右に並べて共に横たわった前者が自分から股間も露出させてM字開脚で結合を懇願し、恭司がそれに応える姿が描かれている[単 8]。
- ↑ なお、第53話では大浴場での入浴中に自分をさらに上回る巨乳を持つ美女と談笑している姿も描かれている[話 32]。
- ↑ 単行本第5巻では3Pで乱れる過程が加筆されており、ツインテールの少女を右腕で抱えた恭司に左腕で抱えられながら乳首を吸われたリカが、ツインテールの少女と反発し合いながらもベッドに彼女を組み敷く姿勢で仲良く股間を重ね合わせ、恭司と結合して絶頂を迎える姿が描かれている[単 10]。その後、この過程は呂が占いで怜人たちに恭司のことを説明する際にも掲載されている[話 37]。
- ↑ ただし、この4Pについては他のメイティングと違って結合した時点までは描かれていない(玲奈・リカ・ツインテールの少女はパンティー姿のまま、バスローブをまったく肌蹴させない恭司による乳房への愛撫で1回目の絶頂を迎えている)うえ、1回目の絶頂を迎えた後にはさらに恭司を求めようと悶えるリカの脚部が描かれており[話 27]、その後日には怜人・恭司・まひるの会食中に玲奈たち3人がこの4Pを経てもまだ受胎していないことを含めて話し込む姿が描かれている[話 29]ことから、この4Pの際に結合したのは恭司がメイティングに飽きを覚えながら励むも描かれなかった2回目以降であることが示唆されている[話 27]。
- ↑ それでも胎児の性別が男児となった場合には、花蓮が責任を持って胎児に何らかの「処置」を行なうことも、「研究成果」に続いて彼女の台詞から示唆されている[話 30]。
- ↑ 年齢については、本作の公式サイトにリニューアル前は「27歳」と表記されていた[29]が、リニューアル後は「??」への修正を経て年齢欄そのものが抹消されている[30]。なお、2040年時点での22歳で高校教諭に就くことは、現実世界の日本では早生まれの者が全課程を現役で終了しない限りはありえない。詳細は教員免許・高等学校教員・教職課程を参照。
- ↑ 年齢については、本作の公式サイトにリニューアル前は「18歳」と表記されていた[31]が、リニューアル後は「??」への修正を経て年齢欄そのものが抹消されている[32]。
- ↑ 年齢については、本作の公式サイトにリニューアル前は「17歳」と表記されていた[33]が、リニューアル後は「??」への修正を経て年齢欄そのものが抹消されている[34]。
- ↑ 年齢については、本作の公式サイトにリニューアル前は「17歳」と表記されていた[35]が、リニューアル後は「??」への修正を経て年齢欄そのものが抹消されている[36]。
- ↑ 後述するように飛び級であることからも、他の面々と違って年齢やスリーサイズは連載時から隠されており、連載時の番外編2のパンティー姿でも唯一、最初から胸部はブロックノイズで隠されていたが、単行本第3巻では胸部の無修正版が収録されている[単 11]。また、年齢については、本作の公式サイトにリニューアル前は「??」と表記されていた[37]が、リニューアル後は年齢欄そのものが抹消されている[38]。
- ↑ 単行本第6巻では結ばれる際の過程が加筆されており、臍キスや愛撫を経てかつてのエリカと同様に茂みの樹木に掴まりながら背面立位で結合し、絶頂を迎える姿が描かれている[単 12]。
- ↑ 単行本第7巻では5Pでのメイティングに励む際の過程が加筆されており、浴槽内にて律香が春歌・奈都・晶に見守られながら共に立ち上がった翔太に愛撫された果てに対面立位で結合して突き上げられ、彼に抱きついて嬌声を上げる姿を春歌や奈都に「可愛い」と評されながら絶頂を迎える姿が描かれている[単 13]。
- ↑ a b c 単行本第12巻ではその後の過程が加筆されており、ベッドにて半裸になった春歌たち7人と全裸になった翔太がキスや愛撫を交わした後、奈都が1番目、葉句露が2番目の順で結合していく姿が描かれている[単 16]。
- ↑ a b 単行本第6巻では3Pでのメイティングに励む過程が加筆されており、傍らの葉句露と正常位で結合していく翔太を小雪がアナル舐めでより興奮させた後、絶頂を迎えた葉句露の左側にて小雪も正常位で彼と結合し、さらなる結合に喘ぐ葉句露と共に励む姿が描かれている[単 14]。
- ↑ a b 単行本第7巻では6Pでのメイティングに励む際の過程が加筆されており、春歌・奈都・晶・葉句露・小雪が翔太に背面立位で次々と結合されては激しく突かれ、絶頂を迎えていく姿が描かれている[単 15]。
- ↑ 単行本第2巻では青姦シーンが加筆されており、茂みの樹木に掴まりながら背面立位で悦ぶエリカの姿が描かれている[単 17]。
- ↑ 翔太に制服を引き剥がされてたまらず消灯を懇願するも拒否され、恥じらいながら応じて身を任せる従順さすら見せるが、それに先駆けて室内へ押し込まれる直前の彼には、エリカならメイティングしても柚希には落胆されない旨が、花蓮から耳打ちされている[話 33]。単行本第9巻では翔太に押し倒された後の過程が加筆されており、乳首へのキスによる興奮を経て焦らされたうえ、首を絞められながらの正常位で絶頂を迎える姿が描かれている[単 18]。
- ↑ 翔太は高松の目の前でエリカを突く背面立位に興奮していたため、彼女の行動が故意であったことには気づいておらず、その後に花蓮が偽った誤作動という説明も「皮肉なもんだ」と受け入れている[話 56]。
- ↑ 単行本第9巻では貪られる過程が加筆されており、ショートヘアの女性とオールバックの女性を重ねて後背位で突くイザナギの姿に興奮して結合の順番を待つ他の面々の中、寄せ合った互いの身を愛撫する姿が描かれている[単 19]。
- ↑ 単行本第9巻では貪られる過程が加筆されており、ショートヘアの女性を背にしての後背位で共に突かれる姿が描かれている[単 20]。
- ↑ a b 単行本第8巻では善を3Pでのメイティングに励ませる過程が加筆されており、顔面騎乗でのクンニリングスに歓喜するころんが騎乗位や正常位での破瓜の痛みに涙する恋子を優しく慰めたうえで共に身体を重ねながら改めて彼を結合させ、3P中の姿を安保に見られた際を想像してさらに歓喜する姿が描かれている[単 21]。
- ↑ 単行本第9巻では貪られる過程が加筆されており、ショートヘアの女性とオールバックの女性を重ねて後背位で突くイザナギに右腕で抱え上げられた姿や、ころんに膝枕された仰向けのイザナギのもとへ他の面々と共に群がる姿が描かれている[単 22]。
- ↑ 第32話では、国務長官室での会議中に技術長官が民生長官の人民管理能力の低さを挙げて彼女をからかったうえ、「立場を笠にきて自分の好きなことやってんのはアンタも同じだろ」と挑発し、慶門市中央区第三病院跡の地下施設の件や民生長官の「研究所」の件を示唆する姿も描かれている[話 10]。
- ↑ 出演させられた怜人はこの番組の需要を疑問視していたが、美来の台詞によれば国内視聴率は94%だという[話 19]。
- ↑ 単行本第2巻では会議中の台詞が一部変更されており、他の面々の意見を酌む際にUW世界本部よりも先手を打つことを思案している[単 23]。
- ↑ そのほか、実行される光景こそ描かれていないもののナンバーズに相当の罰を与える権限も与えられていることが、玲奈の自室にて眠っている彼女を見守るも寧々子に退室を促された際の恭司の台詞から示唆されている[話 34]。
- ↑ ただし、美来の個人情報については絵理沙のクローンであることからも、後に立ち聞きで知った花蓮を除いて鬼原たち以外には厳重に秘匿されていたため、怜人を心配した恭司による依頼で寧々子が上層部に掛け合った際にも情報はまったく得られなかったことが、彼女の台詞で明かされている[話 31]。また、麗亜は「養成所」当時から親しく接していたにもかかわらずまったく美来の個人情報を得ていなかった[話 73]が、恭司・寧々子・ゆかりの出奔に協力するまでには得ていたことが、セーフハウスでの台詞から示唆されている[話 36]。
- ↑ それゆえ、専属担当官もメイティングに備えてナンバーズやメイティング候補たちと同様に裸身のバストアップ写真を撮影されていることが、怜人の世界宣言を見届けた首脳陣の会議中に映る美来や寧々子の写真で確認できる[話 8]。
- ↑ 三賢者と通信する際[話 20][話 70]、全裸のポープを鞭打つ際[話 32]、オリガの吉報に期待する際[話 76]、軍用輸送機内の小隊に準備完了を訪ねる際など、UW世界本部の関係者同士による会話中にはフキダシが横書きになっていることから、英語で喋っていることが示唆されている。
- ↑ 会話の際には、自分のチャイナドレス姿を見て笑う呂に悠然と
「我超愛中國文化」 ()と告げるなど、日本語と違って中国語には堪能であることも明かされている[話 37]。 - ↑ 単行本第12巻では軍用輸送機に機銃掃射を命じる直前の台詞が一部変更されており、怜人への名残惜しさを覗かせている[単 24]。
- ↑ 作中では言及されていないが、小林永濯の『天之瓊矛を以て滄海を探るの図』(詳細は小林の記事を参照)であることが、絵柄から確認できる[話 14]。
- ↑ この方針は首脳陣だけでなくクロエも取っており、ポープを鞭打ってから数か月後に国務長官室へ炬燵を持ち込んだ際にも、全裸で入ってハンバーガーを飲み物と共に食べながら全裸の彼女による報告を受けている[話 76]。
- ↑ 小隊が準備完了を答える際には「YES MOM!」と英字で表記されており[話 12]、単行本第12巻への収録時にも修正されていない[単 25]が、「MOM」は「母」を意味する口語に用いる表記であることから、この場合はマダムの縮約形に準じた「MA'AM」の表記を用いる方が適切である。
- ↑ ジェット機での移動時には往路も復路も客席にいないことから、ヘリコプターだけでなく旅客機の操縦すら行なえることが示唆されている[話 49]。また、九州某県の洞窟へ向かう車中や到着後に姿が確認できないことから、帰国後には再び別行動をとっていることが示唆されている[話 80]。
- ↑ 単行本第7巻ではメイティングを強行する際の過程が加筆されており、抵抗できない善への言葉責めや彼の乳首への甘噛みを経て腰を使い、仰け反りながら絶頂を迎える姿が描かれている[単 26]。
- ↑ 単行本第9巻では再び加わった後の過程が加筆されており、右側に立つ女性の乳首を吸いながら左側から別の女性に抱きつかれるイザナギに後背位で突かれる姿、ショートヘアの女性とオールバックの女性を重ねて後背位で突くイザナギの彼方にて座り込みながら余韻に浸る姿、ころんに膝枕された仰向けのイザナギのもとへ他の面々と共に群がる姿が描かれている[単 27]。
- ↑ 単行本第8巻ではメイティングに励む過程が加筆されており、善に紐付きの首輪を装着して彼の首を締め上げた美鈴が、騎乗位に耽りながら膣内射精を命じる姿が描かれている[単 28]。
- ↑ 単行本第9巻では円陣に加わった後の過程が加筆されており、ショートヘアの女性とオールバックの女性を重ねて後背位で突くイザナギの姿に興奮して結合の順番を待つ他の面々と共にその光景を見つめながら立ったままオナニーに耽る姿や、ころんに膝枕された仰向けのイザナギのもとへ他の面々と共に群がる姿が描かれている[単 29]。
- ↑ 医療班を率いていることについては、連載時は囲炉裏を囲んだ際の台詞から示唆されるだけだったが、単行本第8巻では夫のもとから戻ってきた際の姓名紹介に「医療班」が追加されたことにより、明示されている[単 30]。
- ↑ 単行本第9巻では貪られる過程が加筆されており、ショートヘアの女性とオールバックの女性を重ねて後背位で突くイザナギの姿に興奮して結合の順番を待つ他の面々と共にその光景を見つめながら座り込んでオナニーに耽る姿や、参加者たちに群がられた仰向けのイザナギを膝枕しながら自分の乳房越しに見つめる姿が描かれている[単 29]。
- ↑ 単行本第9巻では貪られる過程が加筆されており、正常位で突いてくるイザナギを歓喜の表情で「教祖様」と呼びながら崇める姿、ショートヘアの女性とオールバックの女性を重ねて後背位で突くイザナギの彼方にて座り込みながら余韻に浸る姿、ころんに膝枕された仰向けのイザナギのもとへ他の面々と共に群がる姿が描かれている[単 27]。
- ↑ 単行本第9巻では激しく突かれた後の過程が加筆されており、イザナギに正常位で突かれる亜咲美の左側でさらに喘ぐ姿や、ころんに膝枕された仰向けのイザナギのもとへ他の面々と共に群がる姿が描かれている[単 31]。
- ↑ ロスアニアに滞在中の怜人が恭司との通信中に説明する際や第72話のサブタイトルでは、漢字こそまだ不明であるものの苗字込みで「ルー・ビンビン」と称されている[話 76]。
- ↑ 絵理沙に全裸となることを命じた際には、室外へ立ち去ろうとする怜人を引き止めたうえで彼の苗字を「スウェン」と発音している[話 56]が、香港の公用語のうち中国語では「シェイウェン」、英語では「スウォン」の方がカナ書きの面からも近い。なお、単行本第9巻ではそれに先駆け、隠れ家にて怜人に迫った際の台詞に彼の名を「リンレン」と発音するルビが追加されている[単 32]が、これはカナ書きの面では合っている。
- ↑ それに際して短髪の女子生徒が絵理沙の看病に残っているうえ、彼女の回復後には共に怜人のもとへ駆けつけていることから、冰冰が絵理沙たちのヘリコプターとは別のヘリコプターを操縦していたことが示唆されている[話 31]。
- ↑ 「女老板」は日本でいうところの女主に相当する。zh:老板も参照。
- ↑ 怜人たちとの初対面の際には
「呂大人」 ()と冰冰に紹介されている[話 37]が、「大人」は日本でいうところの敬称に相当し、名ではない。zh:大人 (消歧義)も参照。 - ↑ ただし、言い当てたことには占いゆえにまだ不明確な要素も含まれているため、怜人は技術長官が射殺された理由について驚愕したマリアのことを、「真実はまだわからない」と気遣っている[話 37]。
- ↑ その旨が描かれた連載時の第64話後編最終ページの柱コメントでも、
「入国早々王位戴冠!?」 ()と称されている。 - ↑ 第66話でナンを怜人に振る舞う際に串やタンドゥールを始終左手で扱っている[話 83]ほか、第67話でも怜人と共にカレーを食べる際にナンを左手で扱っている[話 77]。
- ↑ それゆえ、後にアナスタシアが初めてのワクチンの被験者としてロスアニア大公を挙げた際には、申しわけなさそうに異議を唱えようとする絵理沙がラギーニを見やり、「私に気を遣う必要はないよ」と労われる姿が描かれている[話 35]。
- ↑ 連載時の台詞は怜人がMKウイルスに打ち勝ったと分析する内容だったが、単行本第12巻では彼の生への想いがMKウイルスに打ち勝ったと分析する内容に修正されている[単 33]。
- ↑ 幼少期に大公から叱られたアナスタシアがキャリッジに隠れた際には、まだ若く口髭を蓄えていなかった当時の大公が彼女を探しに訪れては見つけて抱き締める姿が、アナスタシアの回想で描かれている[話 81]。
- ↑ 連載時には「5日後」と表記されていたが、第1話での美来による怜人への説明と合致しないため、単行本第11巻への収録時に修正されている[単 34]。
- ↑ 殺人を犯した罪悪感に震えながら涙するエリカに、花蓮は高松が自分の死にすら気づかないまますぐに死亡する旨を説明しているが、その後のカプセル内では高松が愕然とした表情で鼻や口から出血しながら惨死に至る姿が描かれている[話 56]。
出典[編集]
ウェブサイト[編集]
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- ↑ “周防 美来 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
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- ↑ ishihara_airiの2019年5月17日のツイート、2019年5月19日確認。
- ↑ “龍造寺 朱音 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ a b “山田 翠 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “火野 恭司 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “石動 寧々子 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ kotaro_shonoの2016年6月29日のツイート、2017年4月21日確認。
- ↑ “土井 翔太 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “神谷 花蓮 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “水原 まひる - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “終末のハーレム【2】- 少年ジャンプ+”. 集英社、2017年12月24日確認。
- ↑ kotaro_shonoの2016年6月13日のツイート、2017年4月21日確認。
- ↑ “橘 絵理沙 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “終末のハーレム1巻配信記念 デジタル版1巻購入者限定描き下ろしスペシャル画像”. 集英社、2020年3月22日確認。
- ↑ ohmiya_sanseidoの2017年6月2日のツイート、2019年3月31日確認。
- ↑ “WORLD'S END HAREM 01 (PREVIEW)”. デルクール、2020年7月12日確認。
- ↑ “World's End Harem Vol. 1 (Free Preview)”. BOOK☆WALKER、2019年11月24日確認。
- ↑ “「終末のハーレム」特集 宵野コタローインタビュー (1/3)”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年12月28日) 2019年2月24日閲覧。
- ↑ a b “『聴くジャン!』第4弾『終末のハーレム』コミックス3巻 購入者限定!!”. 集英社、2019年3月4日確認。
- ↑ “妊娠時のエコー検査は正確?検査の種類と目的・内容は?”. イクシル (ソーシャルソリューションズ). (2018年12月16日). オリジナルの2019年4月10日時点によるアーカイブ。 2020年1月26日閲覧。
- ↑ “ベアトップ bare top”. カーリン、2019年9月8日確認。
- ↑ “区別したい!「チューブトップ」と「ベアトップ」の違い スッキリ”. WIDEPINE、2019年9月8日確認。
- ↑ “[15話終末のハーレム - 少年ジャンプ+]”. 集英社、2019年9月5日確認。
- ↑ kotaro_shonoの2018年3月16日のツイート、2018年3月18日確認。
- ↑ “羽生 柚希 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2019年8月4日確認。
- ↑ “羽生 柚希 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “柊 春歌 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2019年8月4日確認。
- ↑ “柊 春歌 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “一条 奈都 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2019年8月4日確認。
- ↑ “一条 奈都 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “東堂 晶 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2019年8月4日確認。
- ↑ “東堂 晶 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “黒田・レイン・ちふゆ - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “黒田・レイン・ちふゆ - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2020年8月9日確認。
- ↑ “名シーンダイジェスト 第32回 - 終末のハーレム 公式サイト”. 集英社、2019年8月4日確認。
単行本[編集]
- ↑ 第3巻 2017, p. カバー表紙
- ↑ 第1巻 2016, p. 92
- ↑ 第1巻 2016, pp. 2-3
- ↑ 第1巻 2016, p. 125
- ↑ 第1巻 2016, p. 178
- ↑ 第2巻 2016, p. 30
- ↑ 第2巻 2016, p. 35
- ↑ 第2巻 2016, pp. 34-37
- ↑ 第5巻 2018, p. 1
- ↑ 第5巻 2018, pp. 172-175
- ↑ 第3巻 2017, p. 3
- ↑ 第6巻 2018, pp. 68-71
- ↑ 第7巻 2018, pp. 19-20
- ↑ 第6巻 2018, pp. 118-121
- ↑ 第7巻 2018, pp. 29-32
- ↑ 第12巻 2020, pp. 96-101
- ↑ 第2巻 2016, pp. 140-141
- ↑ 第9巻 2019, pp. 148-151
- ↑ 第9巻 2019, p. 74
- ↑ 第9巻 2019, pp. 74-75
- ↑ 第8巻 2019, pp. 171-174
- ↑ 第9巻 2019, p. 75,76
- ↑ 第2巻 2016, p. 11
- ↑ 第12巻 2020, p. 176
- ↑ 第12巻 2020, p. 157
- ↑ 第7巻 2018, pp. 129-132
- ↑ a b 第9巻 2019, p. 73,75,76
- ↑ 第8巻 2019, pp. 146-147
- ↑ a b 第9巻 2019, p. 74,76
- ↑ 第8巻 2019, p. 164
- ↑ 第9巻 2019, p. 73,76
- ↑ 第9巻 2019, p. 157
- ↑ 第12巻 2020, p. 30
- ↑ 第11巻 2020, p. 97
参照話数[編集]
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n 第3巻 2017, 第21話
- ↑ a b 第8巻 2019, 第49話
- ↑ a b 第10巻 2020, 第68話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o 第1巻 2016, 第2話
- ↑ a b c d e f g h i j k l 第1巻 2016, 第3話
- ↑ a b c d e f g h i 第2巻 2016, 第14話
- ↑ a b c d e f g h i 第2巻 2016, 第13話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 第2巻 2016, 第11話
- ↑ a b c d e f g h i 第7巻 2018, 第45話
- ↑ a b c d e f g h i 第5巻 2018, 第32話
- ↑ a b c d e f g h i j k 第1巻 2016, 第1話
- ↑ a b c d e f g h i j 第12巻 2020, 第83話
- ↑ a b c d e f g h i j k l 第12巻 2020, 第84話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n 第12巻 2020, 第85話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o 第7巻 2018, 第44話
- ↑ a b c d e f 第11巻 2020, 第73話
- ↑ a b c 第1巻 2016, 第6話
- ↑ a b 第1巻 2016, 第5話
- ↑ a b c d e f 第3巻 2017, 第20話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o p 第7巻 2018, 第47話
- ↑ a b c d 第2巻 2016, 第9話
- ↑ a b c d e f g h i j 第2巻 2016, 第10話
- ↑ a b c 第4巻 2017, 第26話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o 第1巻 2016, 第4話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 第5巻 2018, 「火野恭司の華麗なる一日」
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 第2巻 2016, 第7話
- ↑ a b c d e f g h i 第4巻 2017, 第25話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o p q 第2巻 2016, 第8話
- ↑ a b c d e f g h i j k 第5巻 2018, 第34話
- ↑ a b c d e f g h i j 第8巻 2019, 第52話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m 第11巻 2020, 第75話
- ↑ a b c d e f g h i 第8巻 2019, 第53話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n 第9巻 2019, 第61話
- ↑ a b c d e f g h i 第9巻 2019, 第62話
- ↑ a b c d e f g h i 第12巻 2020, 第79話
- ↑ a b c d e f g h i j k 第12巻 2020, 第80話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m 第10巻 2020, 第63話
- ↑ a b c d e f g h i j 第3巻 2017, 第19話
- ↑ a b c 第3巻 2017, 第16話
- ↑ a b c d e 第6巻 2018, 第38話
- ↑ a b c d e f 第5巻 2018, 第31話
- ↑ a b c d e f g 第7巻 2018, 第42話
- ↑ a b c d e f g h i 第5巻 2018, 第30話
- ↑ a b c d e f 第6巻 2018, 第39話
- ↑ a b c d e f g 第8巻 2019, 第51話
- ↑ a b c 第5巻 2018, 第29話
- ↑ a b c d e f g h 第6巻 2018, 第41話
- ↑ a b c d 第7巻 2018, 第43話
- ↑ a b c d e f g h 第12巻 2020, 第81話
- ↑ a b c d e f g h i j 第2巻 2016, 第12話
- ↑ a b c 第3巻 2017, 第15話
- ↑ a b c d e 第4巻 2017, 第27話
- ↑ 第4巻 2017, 第28話
- ↑ a b c d e f g h 第6巻 2018, 第37話
- ↑ a b c 第6巻 2018, 第40話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o 第10巻 2020, 第64話
- ↑ a b c d e f g h i j k l 第7巻 2018, 第46話
- ↑ a b c d e f 第8巻 2019, 第54話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n 第9巻 2019, 第57話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m 第9巻 2019, 第58話
- ↑ a b 第5巻 2018, 第33話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o p 第9巻 2019, 第56話
- ↑ a b c d e f g h i j k 第8巻 2019, 第55話
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n 第6巻 2018, 第36話
- ↑ a b c d e f g 第4巻 2017, 第23話
- ↑ a b c d e f g h 第4巻 2017, 第24話
- ↑ a b c d e f 第11巻 2020, 第74話
- ↑ a b c d e f 第11巻 2020, 第76話
- ↑ a b c d e f g h 第6巻 2018, 第35話
- ↑ a b c d e 第7巻 2018, 第48話
- ↑ a b 第10巻 2020, 第69話
- ↑ a b 第9巻 2019, 第59話
- ↑ a b c d e f g 第11巻 2020, 第77話
- ↑ a b c d e f 第12巻 2020, 第78話
- ↑ a b c d e 第4巻 2017, 第22話
- ↑ a b c d e f g 第11巻 2020, 第72話
- ↑ a b c d e f g 第10巻 2020, 第67話
- ↑ a b c 第8巻 2019, 第50話
- ↑ a b c 第9巻 2019, 第60話
- ↑ 第12巻 2020, 第82話
- ↑ a b c d e f 第11巻 2020, 第71話
- ↑ a b c 第10巻 2020, 第65話
- ↑ a b c d e f g h 第10巻 2020, 第66話
- ↑ 第11巻 2020, 第70話
参考文献[編集]
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第1巻』 集英社、2016年。ISBN 978-4-08-880819-2。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第2巻』 集英社、2016年。ISBN 978-4-08-880842-0。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第3巻』 集英社、2017年。ISBN 978-4-08-881087-4。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第4巻』 集英社、2017年。ISBN 978-4-08-881243-4。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第5巻』 集英社、2018年。ISBN 978-4-08-881438-4。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第6巻』 集英社、2018年。ISBN 978-4-08-881523-7。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第7巻』 集英社、2018年。ISBN 978-4-08-881634-0。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第8巻』 集英社、2019年。ISBN 978-4-08-881762-0。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第9巻』 集英社、2019年。ISBN 978-4-08-882044-6。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第10巻』 集英社、2020年。ISBN 978-4-08-882188-7。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第11巻』 集英社、2020年。ISBN 978-4-08-882304-1。
- LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第12巻』 集英社、2020年。ISBN 978-4-08-882457-4。