レモン
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レモンは、植物界種子植物門被子植物亜門双子葉植物界綱ミカン科ミカン属の常緑低木である。果実の色は、最初は緑色をしているが、熟すと明るい黄色になる。
概要[編集]
クエン酸、ビタミンCが豊富な酸味の強い果実である。大航海時代にはビタミンC(アスコルビン酸)の補給にライムジュースが船員の給食となっていたが、より含有量の多いレモンジュースとなった。
特徴[編集]
収穫期 | 11月・12月 |
利用部位 | 果実 |
利用法 | 料理、清涼飲料水、カクテル、レモンジュース。産地では浴用剤としても用いられる |
保存法 | 生 |
原産地 | インド北東部のヒマラヤ山地 |
生活型 | 常緑低木 |
開花期 | 5月・6月 |
樹高 | 3m~7m |
花 | 表は白く、裏は赤紫色の5弁花でさわやかな甘い香りを放つ。 |
葉 | 卵形で表面はつやがある。 |
果実 | ラグビーボール形で黄色く熟する。 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 弱い |
カクテル[編集]
失敗[編集]
- レモンは英語では「失敗」の比喩である。反語は「ピーチ」。類語として、トルコでは「ナーネ(ミント)喰っちまったぜ!」という。
- 安くて出物だと思った中古車が、故障が多くて修理費が高くついて「新車買っときゃよかった!」というのがレモンである。このように「状態のよいものは一般市場に出さずに内々で流通する」「結果として、よい品物が市場に出てこなくなる」ことを「市場のレモン化」といい、「非対称情報市場」として経済学の用語となっている。
- 「ファーストキスはレモンの味がする」。たいていのことは一回や二回や三回や四回くらいは失敗する。勝負はそれからだ。(『決してマネしないでください』)
- スロットマシンでレモンが三つ並ぶと不運の予兆とされる(リチャード・スターク『レモンは嘘をつかない』)