テロリズム

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

テロリズム(terrorism)は、「政治的な目的を達成するために暴力を利用すること」と定義されるが、そうすると「恐怖政治」ということになる。テロの実行犯を一般的にはテロリストと呼ぶが、そうなると「長いナイフの夜」や「水晶の夜」などがテロにあたることになり、国家や政党や政治団体の行動を指すことになり、2024年現在の日本人が「テロ」という言葉から想像するものとは異なる。

概要[編集]

「政治的な目的を達成するために、『政府要人の暗殺』『一般市民をターゲットにした殺人』『公共財の破壊』『拉致監禁』などを行う場合、「政治的な目的」がまず存在し、「自らの要求」を明らかにする声明を行なうのがいわゆるテロリズムであるということになる。ところが、日本でいういわゆる「テロリスト」は「政治・宗教・社会に対して猛烈な不満を持った個人」の場合が多く、「過激な政治思想を持つ集団や国家」ではないことが多い。テロを頻繁に起こす国家はテロ国家、テロリストへ有形無形の支援を行う国家をテロ支援国家(ただし「テロ支援国家」という表現を公式に使用しているのはアメリカ合衆国だけである)と呼ぶが、そうなると日本語区内でいういわゆる「テロ」行為にはどのような政治的意図があるのか?という疑問が生じる。
一般にテロリズムは非難される行為であり、本来テロの動機、実行犯の氏名、生い立ち、境遇を報道機関が広く報じる事はテロの成功を印象付けてテロリストを満足させ、模倣犯を生み出す事につながる。しかし多くの報道機関は「報道の自由」を振りかざしてこれらの内容を報じる。そうすると、報道機関はテロリストと共犯関係にあるとも解釈しうる。

いわゆるテロの語源は「震えあがらせる」「脅(おびや)かす」である。このとき、「恐怖に怯える」のであれば対象があるので防衛行動がとりうるのだが、「不安に怯える」場合は対象がないので対処のしようがない。「私を安心させろ」と言われても、どうしようもない。つまり、不安感を感じると「いまここ原理」がはたらいて人間をある行動に駆り立てるというのは分かりやすい説明だが、いかなる政治的な目的においてどういう行動に駆り立てたいのかという意図が、テロ行為から読取れない。安倍晋三元総理を殺すと国民がどういう行動に駆り立てられて、それで誰が得をするのかが不明である。
そうなると、いわゆるテロ行為は、世間が右往左往するところを見たいテロリストと民衆から信用されていない(全国規模の)マスコミが民衆を購買行動に走らせるという利益が一致した結果かもしれない。
とはいえこれも「いま」という目先のことしか考えていない行動なので、「そのうちにローカルなWebサイトが各地に林立したらどうするか」といった長期的な展望は持ち合わせていないようなので、Enpediaにとっては悪くない話なのかもしれないと思う。とはいえ被害が出るというのは勘弁していただきたいので、地域ローカルの安心報道サイトとかの成長を促すとかいった形で鎮静化してくれることを祈る。