アサルトライフル

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代表的なアサルトライフル

アサルトライフルとは自動装填式の小銃の内、フルオート射撃が容易に行えるもののことである。

日本語に訳すと「突撃銃」になる。

アメリカM-1ライフルは、自動装填式の小銃だが、セミオート射撃しかできないのでアサルトライフルには該当しない。

M-14は、フルオート射撃が可能な機構を有しているものの、使用する7.62×51弾が強力過ぎてフルオート射撃に適していないためアサルトライフルとは呼ばれない。

自衛隊の64式小銃は、7.62×51弾が強力過ぎてアサルトライフルの弾薬として不適切であるという問題を解決するために、装薬を減らした弱装弾を使用する。

特徴[編集]

連射性能は優れているが、スイス製のSIG SG550などの例外を除けば精密射撃には不向きなものが殆どである。旧式なボルトアクション方式のライフルの方が命中精度は遥かに高い。

現代は、遠方を攻撃する場合、300メートル以内ならグレネードランチャーを、それ以上の距離ならばミサイルを使う時代になっている。歩兵が小銃しか持たなかった時代と違い、現在では射撃精度の高さが小銃にはあまり求められないのである。また、何百メートルも先の目標に銃弾を命中させることができるのは極一部の射撃の名人だけであり、全ての兵士が精度の高いライフルを必要としているわけではないのである。

フルオート射撃の用途[編集]

銃座に据え付けられた機関銃と違い、アサルトライフルでフルオート射撃を行うと反動によって銃の向きが変わってしまうため命中率が極度に低下する。おまけにフルオートで撃てば銃弾はすぐに無くなってしまう。このため、アサルトライフルは通常はセミオートで使われる。アサルトライフルをフルオートで撃ちまくるのは、映画の中だけなのである。

戦場でアサルトライフルをフルオートで使うのは、敵を殺すつもりのない者が、敵に威嚇射撃を行う場合くらいである。

銃乱射事件でAR-15等をフルオートに近い状態にまで改造して使うのは、トリガーハッピーか、かなりの怨恨かもしれない。

サブマシンガンとの違い[編集]

サブマシンガンは拳銃弾を使用するが、アサルトライフルは小銃弾を使用する。

その他[編集]

  • 北大西洋条約機構(NATO)は小銃を全自動化したものと考え、ワルシャワ条約機構ではサブマシンガンを強化したものと考える。このため西側のアサルトライフルはスナイパーライフルのように全長が長く、東側のアサルトライフルはサブマシンガンのように全長が短い。
  • 軍隊が連射性に優れた命中精度の低い銃を使うと軍事産業は儲かることになる。アサルトライフルが普及した真相はお察しください

歴史[編集]

第二次世界大戦中にナチス•ドイツで初めて作られたと考えられているが、ロシア革命前の帝政ロシアでも全自動射撃のできるフェドロフライフルが作られており、起源に関しては意見が別れる。

第二次世界大戦直後には、ソ連カラシニコフ突撃銃が開発され、遅れてアメリカでAR-15が開発された。

現在、先進国では独自に開発したアサルトライフルを、親米の途上国はM-16を、反米の途上国はカラシニコフ系のアサルトライフルを使う場合が多い。

Ak-47の7.62×39弾は、装薬はやや少なめだが、それでも反動は強く、フルオート射撃中の制御が難しい。M-14の7.62×51弾は強力過ぎてフルオート射撃などできたものではない。M-16の5.56×45弾や、AK-74の5.45×39弾は小さすぎて弾道が不安定である。しかも、口径を小さくしても、フルオート射撃で命中率が極度に低下するという問題は解決していない。

今頃になって「百年以上も前にフェドロフライフルが採用した6.5ミリくらいがアサルトライフルの口径として最適であった」と言われるようになっているのである。

補足[編集]

AK-47とM-14は口径は同じだが、薬室の形状が違うため銃弾に互換性はない。

7.62×51:口径が7.62㎜、薬莢の全長が51㎜という意味。

日本語では何と訳すか[編集]

単に「自動小銃」と訳すとアサルトライフルなのかセミオートライフルなのか不明である。突撃銃と訳すのが語学的には正しい。

参考動画[編集]

  • M4のフルオート。
YouTube 動画リンク

関連項目[編集]