火野恭司

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火野恭司(ひの きょうじ)は、漫画『終末のハーレム』の男性キャラクター。副主人公的な役割で、多くの女性とセックスして妊娠させる。

プロフィール[編集]

声 - 高塚智人[1] / 未登場
年齢:?? / 身長:178cm[2]

人物[編集]

短髪の大半を明るく染めて色付き眼鏡をかけた容貌[3]に気さくな性格を持ち、2045年の現状をすぐに受け入れている[話 1]。寧々子のスケジュール管理下で自信満々に励むメイティングについては、最初期の美女たちや玲奈との初めてのセックスをそれぞれ経て得た自信[話 2][話 1]からさらなる美女たちとのグループセックスにも励む[話 3]ほか、玲奈を侍女に加えた以降はスケジュールを独断で前倒しして励むほど、旺盛になっている[話 4]。一方、後述のように優雅な子作りも含めた生活のすべてを保障される満ち足りた現状には飽きを覚え、刺激を欲しがるようになっている[話 4][話 2][話 5]

一変した世界にいち早く順応して芸能界の美女たちとすら子作りの日々を満喫し[話 1][注 1]、子供たちの誕生を楽しそうに待つ姿は、まだ踏み切れない怜人に男性としての複雑な思いを抱かせている[話 7]ほか、美女たちに欲望を素直に明かして巧みな性技と甘い言葉で求める姿は、寧々子や玲奈などが立場を超えた思いを寄せる[話 4][話 8][話 9]理由にもなっている[注 2]。一方、そういった立場ゆえの陽気な言動は、まひるには彼女の抱える怜人へのブラコンからも後述のように災いしてしまう[話 9]ほか、玲奈には献身的な奉仕やメイティングに励む彼女が受胎しないことへの寂しさを募らせてしまう[話 10][注 3]理由にもなっている。また、後述のメイティングの中止までに数多くの美女たちを求めては受胎させてきたことからも、呂には占いで「単純」と呆れられている[話 13]。ただ、平時から美女たちを侍らせて気軽に選ぶ姿[話 1]やグループセックスの際に全員を満足させることを誓う姿[話 5]こそ描かれていたものの彼女たちへの思いは真剣であり、受胎した者については家族まで面倒を見ようと意気込んでいたことが、後の怜人との通信や寧々子の台詞で明かされている[話 14]

怜人とは彼の立場を理解して明るくからかうなど、同性の友人として接している[話 1][話 2][話 7]。また、まひるのメイティング拒否を怜人に知らされて謝られた際には、彼女への一目惚れを理由として会食を懇願し、怜人を半ば拝み倒す形で了承させて喜びながら「お兄さん」と呼ぶ[話 15]、その後はまひるにあえなく振られて呆然となる[話 9][注 4]など、コミカルな一面も見せている。一方、酒については怜人と違って普通に飲める身体であり、自室の戸棚は何本もの瓶やグラスで飾られている[話 1]うえ、侍女たちに奉仕される際やメイティングに励む際にも傍らにそれらが散見される[話 3][話 5][話 9]

UW世界本部による日本支部への介入以降はまひるへの思いからクロエの指示に応じてメイティングを中止しており、待機(実質的には軟禁[話 6])中の自室にてイザナミによる電波ジャック放送を寧々子と共に驚きながら見つめていた[話 16]が、まもなく彼女の計らいで得たアングラネット経由の秘密回線を介し、台湾へ向かう船上の怜人と通信を行なっている[話 10]。玲奈が翔太と花蓮による一方的なメイティングの危機に遭ったことを救出に駆けつけた寧々子を介して知った際には激怒し、彼女を連れて日本支部の花蓮のもとへ抗議に訪れている[話 17]ほか、ゆかりの胎児が男児であることを寧々子から知らされた際には父となることを改めて自覚し、母子共々守ることを誓っている[話 18]。その後、UWによるロスアニアへのプロパガンダに並行してゆかりと共に寧々子に引率され[話 19]セーフハウスへ潜伏して彼女の思いを受け入れた[話 14]後、出奔した九州某県の洞窟にて怜人たちと合流し[話 20]、ゆかりの出産に立ち会って恭一の父となれたことに感涙する[話 21]が、抜け道から脱出した直後には先行していたクロエに左胸を狙撃され、倒れる[話 22][注 5]。朱音と絵理沙による応急処置が施されるも治療までは叶わず[注 6]、恭一とゆかりのことを怜人たちに託すと、自分のメイティング候補たちのことを心配しながら死亡する[話 23]。その最期はクロエたちによる暴挙の映像と合わせ、翔太と花蓮がクロエたちを日本から追放するための暴動の扇動に利用された[話 23]

「火野恭司の華麗なる一日」では、2040年時点はバンド活動が趣味のフリーターだったこと、2045年現在は寧々子の要請で種馬としての立場を受け入れたこと、そしてグループセックスもいとわない姿勢はかつてリカから贈られた言葉が根幹にあることが、それぞれ明かされている[話 2]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 玲奈との初めてのメイティングに励む際や怜人との初対面を果たす際に世界を称賛しているほか、彼に嬉々としてモデルの女性・マヤ・玲奈との実績を明かしたうえで立ち去る際には、大声で「俺は子作りに励むぜー!」とまで言い放っている[話 1]。また、第5話公開時点での宵野のTwitterでは、「おまけ」と称して美女たち2人を両脇に抱えながら札束風呂を満喫する恭司の姿が描かれている[3]。さらに、UW世界本部によるUW日本支部への介入でメイティングが中止された後でも、ロスアニアに滞在中の怜人との通信では初めてのメイティングについて悩む彼にその気持ち良さを力説し、苦笑されている[話 6]
  2. 現実世界の2019年4月18日にTwitterのハッシュタグ「#企業公式って普段なにしてるの」[4]に反応した本作の公式Twitterの担当者によれば、ナンバーズのこういった姿勢について怜人には「自分だったら絶対シテるな」、恭司には「くそーハーレム堪能しまくりやがって」、翔太には「陰キャだってこんななのに自分ときたら…」、善には「最近は私も神になりたい!」というコメントがそれぞれ発表されている[5]
  3. その直前には、クロエに改めてメイティングの中止やメイティング候補たちとの接触の禁止を通告されて立腹したことからも、傍に佇む寧々子には腹の目立ち始めた女性たちの生活維持に努力することを約束してきた彼女の手腕に感謝したのに対し、同じく佇む玲奈にはまだ受胎していない彼女の不安な心中をまったく思いやらず何の言葉もかけなかったうえ、腹の目立ち始めた女性たちの出産への期待を平然と口にしたことから、玲奈は寂しさを募らせた表情で自分の腹を見つめながら擦ることとなった[話 10]うえ、揺れる心を花蓮につけ入れられてしまうこととなった[話 11][話 12]
  4. まもなく、玲奈・ショートウェーブヘアの女性・ロングヘアの女性への一方的なソフトSM調の4Pを経て[話 9]なおまひるへの思いは残っており、台湾へ向かう船上の怜人との通信で彼女の名を挙げている[話 10]ほか、ロスアニアに滞在中の怜人との通信ではメイティングに参加しないまひるのことを欲しがったうえ、怜人との仲の良さを「禁断の愛」と称しながら茶化している[話 6]
  5. その際には怜人も同時に狙撃されているが、傍にいた翠が寸前で察知して彼を伏せさせたため、被弾せずに済んでいる[話 22]
  6. クロエによる狙撃で心臓近くの動脈が切られていたことに加え、九州某県の洞窟付近という立地上からも医療施設への緊急搬送が叶わなかったことによる[話 23]

出典[編集]

ウェブサイト[編集]


単行本[編集]

参照話数[編集]
  1. a b c d e f g 第1巻 2016, 第4話
  2. a b c d 第5巻 2018, 「火野恭司の華麗なる一日」
  3. a b 第2巻 2016, 第7話
  4. a b c 第2巻 2016, 第8話
  5. a b c 第4巻 2017, 第25話
  6. a b c 第10巻 2020, 第68話
  7. a b 第3巻 2017, 第21話
  8. 第4巻 2017, 第26話
  9. a b c d e 第5巻 2018, 第34話
  10. a b c d 第8巻 2019, 第52話
  11. 第9巻 2019, 第59話
  12. 第9巻 2019, 第60話
  13. 第10巻 2020, 第63話
  14. a b 第12巻 2020, 第80話
  15. 第5巻 2018, 第32話
  16. 第7巻 2018, 第47話
  17. 第9巻 2019, 第61話
  18. 第9巻 2019, 第62話
  19. 第12巻 2020, 第79話
  20. 第12巻 2020, 第82話
  21. 第12巻 2020, 第83話
  22. a b 第12巻 2020, 第84話
  23. a b c 第12巻 2020, 第85話

参考文献[編集]

  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第1巻』 集英社、2016年。ISBN 978-4-08-880819-2
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第2巻』 集英社、2016年。ISBN 978-4-08-880842-0
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第3巻』 集英社、2017年。ISBN 978-4-08-881087-4
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第4巻』 集英社、2017年。ISBN 978-4-08-881243-4
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第5巻』 集英社、2018年。ISBN 978-4-08-881438-4
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第6巻』 集英社、2018年。ISBN 978-4-08-881523-7
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第7巻』 集英社、2018年。ISBN 978-4-08-881634-0
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第8巻』 集英社、2019年。ISBN 978-4-08-881762-0
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第9巻』 集英社、2019年。ISBN 978-4-08-882044-6
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第10巻』 集英社、2020年。ISBN 978-4-08-882188-7
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第11巻』 集英社、2020年。ISBN 978-4-08-882304-1
  • LINK(原作)/宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 第12巻』 集英社、2020年。ISBN 978-4-08-882457-4