浅草駅
浅草駅 | |
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東武浅草駅駅舎(浅草エキミセ) | |
あさくさ Asakusa | |
所在地 | 東京都台東区 |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ・駅詳細) 東武鉄道(駅詳細) 東京都交通局(都営地下鉄・駅詳細) |
浅草駅(あさくさえき、英: Asakusa Sta.)とは、東京都台東区に所在する鉄道駅。
東武伊勢崎線(スカイツリーライン)・銀座線・都営浅草線が乗り入れており、乗換駅となっている。
概要[編集]
日本有数の観光地である浅草の玄関駅。浅草寺・雷門・花やしきなどをはじめとした観光地が多数存在する。一時衰退したが、2000年代以降に観光地として浅草が見直されたことや、東京スカイツリーの開業によってふたたび非日常としての賑わいを取り戻しており、国内外問わず多くの観光客が訪れる。
浅草は江戸時代から繁華街として繁栄してきた。関東大震災・第2次世界大戦以降も活気に満ち溢れていたが、戦後の高度経済成長期以降は娯楽の多様化や東京23区の中心が山手線沿線に移ったことや、東武伊勢崎線で、日比谷線・半蔵門線の直通列車の増大や、列車種別の再編等により実質的なターミナルが北千住駅に移ることとなり、一時、衰退の一途をたどった。
明治時代には演芸場や劇場が多数建設され浅草の中でもとりわけ賑わっている個所は「浅草六区」と呼ばれるが、当駅よりもつくばエクスプレスの浅草駅の方が近い。
東京メトロ[編集]
東京メトロ 浅草駅 | |
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メトロ浅草駅4番出口 | |
あさくさ Asakusa | |
◄G 18 田原町 (0.8km) | |
所在地 | 東京都台東区浅草一丁目1-3 |
駅番号 | G-19 |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | G銀座線 |
キロ程 | 0.0km(浅草起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)12月30日 |
相対式ホーム2面2線を有する地下駅。両ホームは区別なく使用されている。1・2番線ホームでアクセスできる改札口・出入口が分かれている。両ホームはホーム先端の階段で連絡している。
1番線ホームは都営浅草線との連絡改札が存在する。2番線ホーム側の改札口にはホーム階と地上を結ぶエレベーターが設置されている。銀座線の車両側面の案内や車内放送・一部駅の時刻表・接近放送にて当駅の到着ホームについてアナウンスされることがあるが、このことが理由となっている。
ホーム三ノ輪寄りには引き上げ線が3本あり、夜間停泊に使用されるほか、三社祭や隅田川花火大会といった大規模行事による多客が見込まれる場合には、2番線を降車ホーム、1番線を乗車ホームとして使用されることがある。
番線 | 路線 | 行先 |
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1・2 | G 銀座線 | 上野・日本橋・銀座・赤坂見附・渋谷方面 |
東武鉄道[編集]
東武 浅草駅 | |
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あさくさ Asakusa | |
(1.1km) とうきょうスカイツリー TS 02► | |
所在地 | 東京都台東区花川戸一丁目4-1 |
駅番号 | TS-01 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 | ■伊勢崎線 (東武スカイツリーライン) |
キロ程 | 0.0km(浅草起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 3面4線 |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)5月25日 |
備考 | 1945年、浅草雷門駅より改称 |
頭端式ホーム3面4線を有する高架駅。ホームは地上7階・地下1階の東武浅草駅ビルの中に位置している。昭和初期を代表するアール・デコ様式による大規模建築物の一つである。久野建築事務所が設計した建物であり、同様の建物は宇治山田駅にもみられる。
当駅は隅田川と並行して設置されているが、駅を出てすぐに直角に交差するため駅ホームの北端は大きくカーブしている。このため、駅を出て直後には15km/hの速度制限がかかっており、両渡り分岐器も隅田川の鉄橋上に設置されている。このことが当駅の一つの情緒ともなっている。
しかし、この駅の構造が当駅ひいては伊勢崎線系統全般に影響を及ぼしている。当駅に入線できる列車は原則として20メートル車6両編成までしか入線することができない。1番線ホームは8両分のホーム長が確保されており、朝夕ラッシュ時に8両編成が入線することがあるが、その場合北千住寄りの2両は電車とホームとの間が大きく開いて危険なため、ドアカットすることで対処しており、ホーム自体も立ち入り禁止となっている[1]。3・4番線ホームはドアカットが行われないものの、電車到着時には係員がわたし板をホームと電車のドアにかけて対応している。
このため、伊勢崎線系統の一般列車は浅草駅を発着する列車よりも地下鉄直通列車に力を入れており、特に20m車10両編成が入線可能な半蔵門線と2003年に直通運転開始以降はその流れが顕著に表れ、当駅~曳舟間が事実上支線化している。
足利市や日光市といった、北関東の観光地に向かう特急列車が発車する。また、東京ソラマチの西半分、ウエストヤードへ行くのにも便利。
のりば | 発着種別 |
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1・2 | 普通・区間準急・区間急行 |
3・4 | 特急 |
5 | スペーシアX |
都営地下鉄[編集]
東京都交通局 浅草駅 | |
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あさくさ Asakusa | |
◄A 17 蔵前 (0.7km) (0.9km) 本所吾妻橋 A 19► | |
所在地 | 東京都台東区駒形一丁目12-14 |
駅番号 | A-18 |
所属事業者 | 東京都交通局(都営地下鉄) |
所属路線 | A浅草線 |
キロ程 | 16.8km(西馬込起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1960年(昭和35年)12月4日 |
相対式ホーム2面2線を有する地下駅。東武線・銀座線とはやや離れたところに駅がある。
東京の都心部の日本橋へ最短距離でアクセスする浅草線が利用できる。東京ソラマチの東半分、イーストヤードへ行くのにも便利。また、京成電鉄浅草駅としての性格も持っており、千葉県の鎌ケ谷市や船橋市への優等列車が発車する。羽田空港、成田空港へも乗り換え不要。
番線 | 路線 | 行先 |
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1 | A 都営浅草線 | 西馬込・品川・羽田空港・横浜・横須賀方面 |
2 | 押上・青砥・佐倉・印旛日本医大・成田空港方面 |
方向別の行き方[編集]
()内は、発車する駅を表す。
- 横山町・日本橋方面(都営地下鉄)
- エアポート快特が、毎時1.5本発車する。
- 快特・特急・普通が、合わせて毎時10.5本発車する。これらは、品川まで各駅に停車する。
- 上野方面(東京メトロ)
- 銀座線の電車が毎時12本発車する。
- 大宮方面(東武鉄道)
- 特急「アーバンパークライナー」が、一日1本発車する。
- 日光方面(東武鉄道)
- 特急「きぬ」「けごん」が、合わせて毎時1-2本発車する。
- スカイツリー西側・足利方面(東武鉄道)
- 特急「りょうもう」が、毎時1本発車する。
- 普通列車が、毎時6本発車する。
- 野田方面(東武鉄道)
- 特急「アーバンパークライナー」が、一日1本発車する。
- スカイツリー東側・鎌ヶ谷方面(都営地下鉄)
- 鎌ヶ谷方面直通のエアポート快特が毎時1.5本、高砂止まりの特急が毎時1.5本発車する。
- 普通列車が、毎時6本発車する。
- 船橋方面(都営地下鉄)
- 快速が、毎時3本発車する。
隣の駅[編集]
- 東京メトロ銀座線
-
- 田原町駅 (G 18) - 浅草駅 (G 19)
- 東武スカイツリーライン
- 特急を含めた全列車
- 浅草駅 (TS 01) - とうきょうスカイツリー駅 (TS 02)
脚注[編集]
- ↑ 同様の理由で2番線の列車も6両編成の場合は北千住寄り2両をドアカットする。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
G 東京メトロ銀座線の駅一覧 |
A 都営地下鉄浅草線の駅一覧 |