東武伊勢崎線

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東武鉄道
TSTI 伊勢崎線
基本情報
通称東武スカイツリーライン(浅草駅 - 東武動物公園駅間および押上駅 - 曳舟駅間)
日本国旗.png日本
所在地東京都埼玉県栃木県群馬県
起点浅草駅
終点伊勢崎駅
駅数55駅
路線記号TS(浅草駅 - 東武動物公園駅間および押上駅 - 曳舟駅間)
TI(和戸駅 - 伊勢崎駅間)
路線色オレンジと青(浅草駅 - 東武動物公園駅間および押上駅 - 曳舟駅間)
赤と黒(東武動物公園駅 - 伊勢崎駅間)
開業1899年8月27日
最終延伸1931年5月25日
所有者東武鉄道
運営者東武鉄道
車両基地南栗橋車両管区
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離114.5 km
軌間1,067 mm
線路数複々線(とうきょうスカイツリー・押上駅 - 曳舟駅間、北千住駅 - 北越谷駅間)
複線(浅草駅 - とうきょうスカイツリー駅間、曳舟駅 - 北千住駅間、北越谷駅 - 館林駅間)
単線(館林駅 - 伊勢崎駅間)
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置東武TSP式(東武形ATS
最高速度110 km/h[1]
(東武スカイツリーライン区間は105 km/h)

東武伊勢崎線(とうぶいせさきせん)は、東京都台東区浅草駅から群馬県伊勢崎市伊勢崎駅を結ぶ東武鉄道鉄道路線である。2012年3月17日より、浅草駅押上駅 - 東武動物公園駅間の愛称には「東武スカイツリーライン」(TOBU SKYTREE Line)という路線愛称名が付けられている[2][注釈 1]駅ナンバリングの路線記号は浅草駅 - 東武動物公園駅間および押上駅 - 曳舟駅間がTS和戸駅 - 伊勢崎駅間がTI

現在、東武伊勢崎線は特急「りょうもう」を除き、実質南北で列車系統が分離しており、こここの愛称みたいに案内上でも分離している。(伊勢崎線のナンバリングは和戸駅から)

北千住駅 - 北越谷駅間18.9kmは複々線となっている。これは民鉄最長の複々線で、民鉄で数少ない南北縦貫の複々線である。

概要[編集]

路線名は伊勢崎線であるが、群馬県内を除き、伊勢崎へのアクセス路線としての性格は少ない。久喜以南は東京の通勤路線となっていて、日光街道に沿うルートとなっている。
伊勢崎〜館林間は直通列車も多く、太田〜館林間で小泉線が距離的に短絡しているものの、特急は赤城〜太田〜足利市〜東京浅草のルートになるので、長距離輸送は伊勢崎・大泉よりは桐生・足利を重視している。

運行形態・列車種別[編集]

日中は普通、急行、特急の3種類のみ運転。

朝晩は区間準急、区間急行、準急も走り、有料着席列車THライナーも運行される。

普通(各駅停車)[編集]

駅や車両の放送では「各駅停車」なので各駅停車なのか普通なのか紛らわしい。こことか一部の路線を除いて各駅停車と普通はほぼ同じ意味だけど。

浅草駅 - 北千住駅の区間運転と北千住駅 - 埼玉県方面の東京メトロ日比谷線直通に二分される。

押上駅 - 曳舟駅で普通の設定はされてない。

日中の運転間隔は浅草-北千住、北千住-北春日部は約10分間隔、北春日部-東武動物公園は約15分間隔、久喜-館林は約20分間隔、館林-太田は約30分間隔、太田-伊勢崎は約60分間隔。館林-太田・伊勢崎の普通はワンマン運転。

浅草駅 - 北千住駅の普通[編集]

朝晩は区間準急区間急行が走るので本数が少なくなるが日中は10分に1本の運転。

2020年6月6日のダイヤ改正以前は昼間のこの区間の普通の半数は竹ノ塚駅まで運転していたが竹ノ塚の高架化工事関連で引き上げ線が使えないので北千住駅で折り返している。

早朝や夕方の上りは北春日部や南栗橋から回送され北千住から営業する。これは折り返し区間急行や区間準急の送り込み。

基本的に6両編成だが早朝や夕方の一部は8両編成。

2022年に10080型が運用離脱して以降、VVVF車による運用はない。

日比谷線直通の普通[編集]

終日に亘り運転。

日中は日比谷線中目黒駅 - 北春日部·東武動物公園駅間の運転が多いが、1日12本だけ南栗橋駅まで運転する。久喜発着設定はない。

朝晩は北越谷駅以北で、区間準急や準急が各駅停車の役割を担うので北越谷で折り返す電車が多い。さらに竹ノ塚の車庫に入庫するための竹ノ塚行きも運転される。

全ての電車が7両編成。早朝深夜に少しだけ北千住地上ホーム発着の電車がある。

東急東横線への定期列車の乗り入れは、東急側の日比谷線直通廃止まで遂に実施されなかった[注釈 2]

区間準急[編集]

1997年より運行開始。

浅草駅 - 南栗橋駅、館林駅間での運転。かつては太田駅始発もあったが消滅した。

6または8両での運行。

朝には北千住駅発着も僅かに設定。 平日、休日ともに朝ラッシュピークの上り列車は運転されない。1997年から2013年までは日中の運行があったが廃止されている。北春日部行き、南栗橋行きは主に送り込み。


車両は10000系または10030系の6両編成または8両編成。半蔵門線や日比谷線に直通する電車は存在しない。なお2003年から2006年までは半蔵門線に直通する列車の多くが区間準急だった(停車駅は現在の準急と同じ)。

2022年のダイヤ改正で夕方以降を中心に本数が大幅に増加し、北千住基準で17 - 20時台は平日は10分を除いたn0分発の1時間に5本(17時台のみ10分発も区間準急で10分間隔)、休日は20分間隔となった。 朝は区間急行主体だったり深夜は準急が多いためあまり設定されていない。

区間準急の停車駅[編集]

浅草駅 - 北千住駅間各駅 - 西新井駅 - 草加駅 - 新越谷駅 から南栗橋駅、館林駅間までの各駅。

準急[編集]

2006年より運行開始。

準急は午前と20時以降のみの運転。ほぼ全ての電車が東京メトロ半蔵門線東急田園都市線に直通する。

ただし早朝の清澄白河駅始発の準急東武動物公園行きと平日深夜の南栗橋発準急押上行きは田園都市線に直通しない。

全ての電車が10両編成。2021年改正での1日あたりの運転本数は平日下り19本、休日下り18本、平日上り25本、休日上り17本だったが、2022年に一部の急行を格下げする形で増発されて、上りは北千住11時台でも運転されたり、下りは北千住20時頃から運転されるようになった。

ダイヤ乱れが起きると昼間でも急行が準急になることがある。半蔵門線との直通運転を中止したときは北千住駅で運転を打ち切る。

このとき半蔵門線、田園都市線方面は大手町駅まで千代田線への振替輸送を利用。

浅草駅発着の運用や10000系列の運用は存在しない。 かつては現在の区間急行が準急だった。

区間準急と違い10両編成が乗り入れない館林駅へは乗り入れず伊勢崎線方面は久喜駅までの運転。

準急の停車駅[編集]

押上駅 - 曳舟駅 - 北千住駅 - 西新井駅 - 草加駅 - 新越谷駅から先の各駅

区間急行[編集]

2006年より運行開始。

区間急行は浅草 - 南栗橋、館林間で運転。 かつては新栃木駅発着や太田駅発着もあったが消滅した。

日中と休日夕方の設定はない。

半蔵門線直通の急行が準急になる時間は準急の補完となるため本数が多い。

地味に東武動物公園や久喜行きの区間急行は存在しない。(前者は2020年まであった)

車両は区間準急と同じ10000系または10030系の6両または8両編成。

先述の準急と各駅停車区間が異なるため下りは曳舟や鐘ヶ淵で準急に抜かれてせんげん台や北春日部抜き返す、上りはその逆で追い抜いた準急に曳舟で追いつかれるなど下位種別と追いかけっこすることがある。

2006年3月18日のダイヤ改正前は「準急」であり、東武伊勢崎線、日光線の主力種別だった。停車駅は今の区間急行と同じ。 さらに2003年3月19日のダイヤ改正前は「準急A」と「準急B」の2種類があり、「準急A」の停車駅は東武動物公園まで現在の区間急行と同じ、東武動物公園から先は久喜、加須、羽生、館林、足利市、太田と太田から先の各駅だった。(「準急B」は区間急行と同じだった。)

区間急行の停車駅[編集]

浅草駅 - 北千住駅の各駅 - 西新井駅 - 草加駅 - 新越谷駅 - 越谷駅 - せんげん台駅 - 春日部駅 - 東武動物公園と東武動物公園から南栗橋、館林までの各駅。

急行[編集]

2006年より運行開始。

早朝を除きほぼ1日中運転している種別。 南栗橋以北に直通していた快速区間快速の廃止で追加料金不要の最優等種別は急行となった。

全ての電車が10両編成で半蔵門線、東急田園都市線直通。

朝ラッシュを除き終日10分に1本の運転。

日中のパターンでは曳舟駅、草加駅、せんげん台駅で各駅停車と接続する。

基本的に久喜行きと南栗橋行きが交互に運転される。

帰宅ラッシュは6または8両の区間準急、区間急行ではなく急行久喜行きが最も混雑する行先。

2006年より前の種別名は「準急」。半蔵門線との直通開始前は北千住以南各駅停車であった。当時の急行は、今の特急の前身の一つで、有料列車であった。

急行の停車駅[編集]

押上駅 - 曳舟駅 - 北千住駅 - 草加駅 - 新越谷駅 - 越谷駅 - せんげん台駅 - 春日部駅 - 東武動物公園駅から久喜、南栗橋までの各駅

THライナー[編集]

詳細は「THライナー」を参照

2020年6月6日から運転開始したぼったくり空気輸送のライナー列車。

車両は70090系7両編成のクロスシート状態が使用される。 停車駅は列車単体の記事を参照。

特急列車[編集]

小田急と違い、東京メトロに乗り入れ可能な特急車両を東武鉄道は保有してないので浅草駅発着。

(リバティ)きぬ、(リバティ)けごん、リバティ会津、(リバティ)りょうもう、きりふり、アーバンパークライナーとたくさんの列車が走っている。

伊勢崎線へ向かう「りょうもう」は春日部駅通過、東武動物公園駅停車だが日光線へ向かう「けごん」や「リバティ会津」などは春日部駅停車、東武動物公園駅通過なので春日部駅、東武動物公園駅まで特急列車を利用する際は要注意。

特急料金は平日のほうが安い。

1999年2月より前はDRCきぬ、DRCけごんのみが「特急」で、1999年3月にそれまで「急行」だったりょうもうが「特急」となり、2006年まで、スペーシアきぬ、スペーシアけごん、りょうもうが「特急」で、日光線乗り入れ列車として、リバティ〇〇、きりふりに相当の「急行[注釈 3]」、料金不要の「快速」があった。2006年に急行が特急に統合され、2017年に新型車両投入をきっかけに快速が特急に再編され、料金不要の列車は南栗橋駅乗換が必須となった。

現行ダイヤ(2023年改正現在)[編集]

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日中パターン[編集]

  • 浅草~北千住の普通:毎時6本
  • 日比谷線からの(への)普通:毎時6本
    • 内 東武動物公園発着:4本 北春日部発着:2本
  • 半蔵門線からの(への)急行:毎時6本
    • 内 久喜発着:3本 南栗橋(日光線)発着:3本
  • 久喜~館林の普通:毎時3本
  • 館林~伊勢崎の普通:毎時1本
  • 館林~太田の普通:毎時1本
  • 特急りょうもう(浅草~太田.赤城(桐生線)):毎時1本

車両[編集]

地上車[編集]

日比谷線直通[編集]

過去の使用車両[編集]

半蔵門線直通[編集]

特急[編集]

かつて運行していた車両[編集]

駅一覧[編集]

  • 特急はそれぞれの列車記事を参照のこと。急行以下より記載する。
  • 普通列車は各駅に停車する(普通列車の設定のない押上駅を除く)。東京メトロ日比谷線直通列車はTHライナーを除き、北千住駅 - 東武動物公園駅 - 日光線南栗橋駅間で普通列車として運転。館林駅 - 伊勢崎駅間の普通列車ではワンマン運転が行われる。
  • ( ) 内の英数字は駅番号を表す。
  • #印は上下待避可能駅、#↓印は下りのみ待避可能駅、#↑印は上りのみ待避可能駅(詳細は後節参照)
  • ●:停車、◇:運転停車、|:通過、∥・空白:経由および運行せず

浅草駅・押上駅 - 東武動物公園駅間(東武スカイツリーライン)[編集]

駅番号 駅名 駅間
キロ
累計
キロ
区間準急 準急 区間急行 急行 THライナー 接続路線 所在地
直通運転区間 押上駅から Z 東京メトロ半蔵門線渋谷駅経由 DT 東急田園都市線中央林間駅まで
北千住駅から H 東京メトロ日比谷線中目黒駅まで(THライナーは恵比寿駅まで)
TS-01 浅草駅 - 0.0 半蔵門線直通 半蔵門線直通 日比谷線直通 東京地下鉄G 銀座線 (G-19)
都営地下鉄A 浅草線 (A-18)
東京都 台東区
TS-02 とうきょうスカイツリー駅[* 1] 1.1 1.1 墨田区
TS-03 押上〈スカイツリー前〉駅[* 1] - 東京地下鉄:Z 半蔵門線 (Z-14)(東武動物公園方面から直通運転:上記参照)
都営地下鉄:A 浅草線 (A-20)
京成電鉄KS 押上線 (KS 45)
TS-04 曳舟駅 #↑ 1.3 2.4 東武鉄道TS 亀戸線
TS-05 東向島駅 0.8 3.2
TS-06 鐘ヶ淵駅 # 1.0 4.2
TS-07 堀切駅 1.1 5.3 足立区
TS-08 牛田駅 0.7 6.0 京成電鉄:KS 本線京成関屋駅KS 06
TS-09 北千住駅 # 1.1 7.1 東京地下鉄:H 日比谷線 (H-22)(東武動物公園方面から直通運転:上記参照)・C 千代田線 (C-18)
東日本旅客鉄道JJ 常磐線快速上野東京ライン) (JJ 05)
首都圏新都市鉄道TX つくばエクスプレス (TX 05)
TS-10 小菅駅 1.1 8.2
TS-11 五反野駅 1.1 9.3
TS-12 梅島駅 1.2 10.5
TS-13 西新井駅 0.8 11.3 東武鉄道:TS 大師線
TS-14 竹ノ塚駅 2.1 13.4  
TS-15 谷塚駅 2.5 15.9 埼玉県 草加市
TS-16 草加駅 # 1.6 17.5
TS-17 獨協大学前〈草加松原〉駅 1.7 19.2
TS-18 新田駅 1.3 20.5
TS-19 蒲生駅 1.4 21.9 越谷市
TS-20 新越谷駅 1.0 22.9 東日本旅客鉄道:JM 武蔵野線南越谷駅:JM 22
TS-21 越谷駅 # 1.5 24.4
TS-22 北越谷駅 # 1.6 26.0
TS-23 大袋駅 2.5 28.5
TS-24 せんげん台駅 # 1.3 29.8
TS-25 武里駅 1.3 31.1 春日部市
TS-26 一ノ割駅 1.9 33.0
TS-27 春日部駅 #↓ 2.3 35.3 東武鉄道:TD 野田線(東武アーバンパークライン)(TD-10)
TS-28 北春日部駅 # 1.5 36.8
TS-29 姫宮駅 1.6 38.4 南埼玉郡
宮代町
TS-30 東武動物公園駅 #↓ 2.6 41.0 東武鉄道:TI 伊勢崎線(直通運転)・TN 日光線(浅草・北千住方面から南栗橋駅まで直通運転)
  1. a b とうきょうスカイツリー駅と押上駅は同じ駅としてみなされる。ただし改札内乗り換えはできない。

東武動物公園駅 - 伊勢崎駅間[編集]

  • この区間では、区間準急・区間急行は東武動物公園駅 - 館林駅間、準急・急行は東武動物公園駅 - 久喜駅間で運転され、いずれも各駅に停車。
  • 累計キロは浅草駅からのもの。
駅番号 駅名 駅間
キロ
累計
キロ
THライナー 接続路線 所在地
TS-30 東武動物公園駅 #↓ - 41.0 東武鉄道TS 伊勢崎線(東武スカイツリーライン)(直通運転)・TN 日光線 埼玉県 南埼玉郡
宮代町
TI-01 和戸駅 2.9 43.9
TI-02 久喜駅 # 3.8 47.7 東日本旅客鉄道宇都宮線上野東京ライン湘南新宿ライン 久喜市
TI-03 鷲宮駅 4.4 52.1
TI-04 花崎駅 2.7 54.8 加須市
TI-05 加須駅 # 3.7 58.5
TI-06 南羽生駅 4.6 63.1 羽生市
TI-07 羽生駅 # 3.1 66.2 秩父鉄道秩父本線
TI-08 川俣駅 4.3 70.5 群馬県 邑楽郡
明和町
TI-09 茂林寺前駅 1.9 72.4 館林市
TI-10 館林駅 # 2.2 74.6 東武鉄道:TI 佐野線TI 小泉線
TI-11 多々良駅 4.0 78.6
TI-12 県駅 3.2 81.8 栃木県
足利市
TI-13 福居駅 2.1 83.9
TI-14 東武和泉駅 1.2 85.1
TI-15 足利市駅 1.7 86.8
TI-16 野州山辺駅 1.7 88.5
TI-17 韮川駅 3.3 91.8 群馬県 太田市
TI-18 太田駅 # 2.9 94.7 東武鉄道:TI 桐生線TI 小泉線
TI-19 細谷駅 3.1 97.8
TI-20 木崎駅 3.4 101.2
TI-21 世良田駅 2.9 104.1
TI-22 境町駅 2.2 106.3 伊勢崎市
TI-23 剛志駅 3.7 110.0
TI-24 新伊勢崎駅 3.3 113.3
TI-25 伊勢崎駅 1.2 114.5 東日本旅客鉄道: 両毛線

待避可能な途中駅[編集]

特に記述の無い駅は両方向の列車の待避が可能である。

また、回送列車のみ使用する待避線が西新井駅(下りのみ)、春日部駅(両方向の待避が可能)、東武動物公園駅(下りのみ。両方向の待避が可能)、足利市駅(両方面に待避が可能)に存在する。かつては大袋駅(上下線)、鷲宮駅(中線)、川俣駅(上りのみ)にも待避線が存在したが、せんげん台駅、久喜駅、羽生駅に待避機能が集約されたため、現在は架線や線路が撤去され2面2線構造となっている。

留置線のある駅[編集]

特に記述の無い駅は伊勢崎方面のみに設置。

  • とうきょうスカイツリー駅(地平に設置。特急「スペーシア」・「りょうもう」等の車内整備・洗浄、通勤列車の閑散時の車両留置に使用)
  • 北千住駅(地平ホームは浅草・春日部両方向に、高架ホームは春日部方のみ留置線がある)
  • 竹ノ塚駅(北千住方に東京メトロ千住検車区竹ノ塚分室を併設。2016年現在、高架化工事の進捗により本数の削減と草加駅への移設が行われる)
  • 草加駅(同駅までの高架化完成時に暫定的に設置され越谷駅まで延長を機に廃止されたが、上記の通り再び設置。竹ノ塚駅 - 同駅間は回送)
  • 北越谷駅(日比谷線直通列車の折り返しが多い。一部の半蔵門線直通列車も折り返す)
  • 春日部駅(北千住方に設置。現在は野田線車両が留置され、伊勢崎線用としては原則使われない)
  • 北春日部駅(南栗橋車両管区春日部支所を併設。一部の日比谷線直通列車が折り返す)
  • 東武動物公園駅(南栗橋発着の一部列車を除き日比谷線直通列車は当駅が終着。一部の半蔵門線直通列車も折り返す)
  • 久喜駅(春日部・館林両方向に留置線がある。半蔵門線直通列車は当駅が終着である。かつて国鉄との貨物列車の受け渡しや新車の受け渡しを行った貨物ヤード跡に設置)
  • 館林駅(南栗橋車両管区館林出張所を併設。廃車前の車両留置等にも使われる。一部撤去作業が行われた)
  • 足利市駅
  • 太田駅(館林・伊勢崎両方向に留置線がある)

また、複々線化工事の進捗に合わせて暫定的に越谷駅に留置線が設置されていた。かつては新伊勢崎駅にも留置線が存在したが、高架化により廃止された。

廃駅[編集]

復活・営業再開した駅を除く。休止・廃止日は最終営業日の翌日。

  • 隅田公園駅(浅草駅 - 業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)間 1931年5月25日開業、1943年12月31日休止、1958年10月22日廃止認可)
  • 請地駅(業平橋駅 - 曳舟駅間 1931年6月1日開業、1947年3月1日廃止)
  • 中千住駅(牛田駅 - 北千住駅間 1924年10月1日開業、1953年信号所化、1962年3月23日廃止)
  • 草加荷扱所(草加駅 - 松原団地駅(現・獨協大学前駅)間 1931年3月13日開業、1973年4月10日廃止)
  • 競馬場前駅(随時営業、野州山辺駅 - 韮川駅間 1932年4月17日開業、1939年2月1日廃止)

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. 路線愛称設定以降は、愛称区間外(東武動物公園以北)のみを狭義の伊勢崎線として扱う場合がある。また、他社の乗換案内でも同日より使用されているが、一部の路線では従来通り「東武伊勢崎線」あるいは「東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)」と案内される場合がある。
  2. 東武車が東急の保安装置を備えないため東急線に入れず、3線に直通できるのが、営団(メトロ)車しかなく編成が限定されるのが最大の原因だった。ちなみに、半蔵門線のように、東急車に東武の保安装置を設置させて相互乗り入れを拡大させる動きは無かった。
  3. 1991年以前は快速急行

出典[編集]

  1. 『東武鉄道のひみつ』(PHP研究所
  2. “伊勢崎線 浅草・押上 ⇔ 東武動物公園間に路線愛称名を導入 「東武スカイツリーライン」誕生 ! 〜 あわせて駅ナンバリングを導入し、よりわかりやすくご案内します 〜” (PDF) (プレスリリース), 東武鉄道, (2012年2月9日), オリジナル2012年8月6日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20120806220158/https://www.tobu.co.jp/file/pdf/017af1e69f2ac63a8b2dea3d14de7a49/120209_1.pdf?date=20120313092459, "東京スカイツリータウンにつながる路線として 愛称名「東武スカイツリーライン」を導入します。" 

参考文献[編集]

  • 『私鉄電車ビジュアルガイド 東武鉄道』(編者・著者 東武鉄道研究会、出版・発行:中央書院 2003年) ISBN 4-88732-142-2
  • 『MY LINE 東京時刻表』各号(交通新聞社)
  • 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳 3号 関東1』新潮社、2008年、pp.27-28

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

東武鉄道の鉄道路線
営業路線
本線
TS 伊勢崎線東武スカイツリーライン浅草押上 - 東武動物公園 - 亀戸線 - 大師線
TI 伊勢崎線(東武動物公園 - 伊勢崎 - 佐野線 - 小泉線 - 桐生線
TN 日光線 - 宇都宮線 - 鬼怒川線
TD 野田線(東武アーバンパークライン)
東上線
TJ 東上本線 - 越生線
廃止路線
本線 矢板線 - 千住線 - 大利根砂利線 - 東武和泉砂利線 - 借宿線 - 柳原線 - 小倉川砂利線 - 大谷線 - 徳川河岸線 - 仙石河岸線 - 戸奈良線 - 大叶線 - 会沢線
東上線 啓志線 - 根古屋線
独立線区 熊谷線 - 伊香保軌道線 - 日光軌道線 - 日光鋼索鉄道線
未成路線
本線 西板線
東上線 高島平線
独立線区 渋川線