東武日光線
東武鉄道 TN 日光線 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 埼玉県、群馬県、栃木県 |
起点 | 東武動物公園駅 |
終点 | 東武日光駅 |
駅数 | 26駅 |
路線記号 | TN |
路線色 | オレンジ |
開業 | 1929年4月1日 |
最終延伸 | 1929年10月1日 |
所有者 | 東武鉄道 |
運営者 | 東武鉄道 |
路線諸元 | |
路線距離 | 94.5 km |
軌間 | 1,067 mm |
線路数 | 複線 |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | 東武形ATS |
最高速度 | 120 km/h |
東武日光線(とうぶにっこうせん)は、埼玉県宮代町の東武動物公園駅と栃木県日光市の東武日光駅を結ぶ東武鉄道の鉄道路線である。
概要[編集]
インバウンド利用も少なくない関東随一の観光路線。
構想段階では、佐野線葛生駅からの延伸と比較されたが、栗橋、栃木、鹿沼といった街地を通過することで、現在ルートに敷設された。
運行形態・列車種別[編集]
全線運行および浅草直通は特急リバティ会津.きぬ.けごん、特急けごん.きぬのみで客に特急料金を払わせようとする東武鉄道の『特急誘導策』の気持ちが見え見えの運行形態の路線で(詳細は以下参照)、栗橋以北ではJR宇都宮線直通の特急も運行されている。
運賃のみで乗れる列車は全て南栗橋(時間帯では新栃木も含む)で系統分断がされている。
日中は南栗橋以南では普通.急行.特急の3種類のみ運転。南栗橋以北で普通.特急の2種類のみ運転。
朝晩は南栗橋以南で区間急行.区間準急.準急が運転され、南栗橋以北で急行.普通を運転。
なお南栗橋以南でのみ運転される種別は省略する。
普通[編集]
普通は日中は南栗橋以南で30分に一本の間隔で運転される、これは昼間の東武スカイツリーラインの各駅停車は大半が東武動物公園止まりであるためである。なお、日比谷線直通の普通は2022年(令和4年)のダイヤ改正で日中は廃止となり、夕方の20分に1本運転している南栗橋行きも区間準急が増え、大幅に減る可能性が高い。
南栗橋以北では、日中は普通は南栗橋 - 東武宇都宮間が30分に一本、新栃木 - 東武日光間は1時間に一本の運転間隔である。 南栗橋 - 東武宇都宮の系統はワンマン運転を行っており、2022年(令和4年)3月には、南栗橋 - 東武日光の系統もワンマン化された。
2022年の完全ワンワン化に伴い運行形態が変更された、具体的な変更点として昼間は南栗橋駅基準で東武日光行きと東武宇都宮行きが毎時1本ずつに変更され、東武日光行きは新栃木で東武宇都宮行きに接続するダイヤに変更された。
また1日下り2本、上り1本だけだが南栗橋〜新藤原間の鬼怒川線直通列車も運転されている。東武線内完結の普通列車としては最長の所要時間で2時間10分程の所要時間がある。
急行[編集]
現在は下りのみの設定で、後述する快速が廃止された時のダイヤ改正で新設された種別(南栗橋以南で運転される急行とは別系統)である。
新設当初は下りのみの運転で4本設けられ、2020年(令和2年)6月6日ダイヤ改正にて、下り1本が急行より格下げ、上り1本が急行に格上げとなった。
停車駅は 南栗橋 栗橋 板倉東洋大前 新大平下 栃木 新栃木 新鹿沼 下今市 東武日光
これは後述する快速の停車駅に南栗橋と栗橋を追加したものである。
2022年(令和4年)3月のダイヤ改悪にて、下り1本が普通列車化され、上り一本は普通列車化され消滅。
また同時に急行がワンマンとなり車両も産業廃棄物20400系統になった模様。
特急 [編集]
以下の特急が運転されている。
- 東武線内運行
- 2023年ダイヤ改正より南栗橋にも一部停車になった
- リバティ会津
- 野岩鉄道直通列車
- JR大宮直通特急
- スペーシア きぬがわ 日光 きぬがわ
- (不定期運転) スペーシア八王子日光 きぬ号 スペーシア日光号
過去の運行種別[編集]
(浅草発着)快速[編集]
- リバティけごん、リバティきぬの事実上の前身。東京浅草と日光・鬼怒川・会津田島を結ぶ列車で、特急停車駅級の主要都市+α程度にしか停車しない一方で、特急料金を必要としない優等列車であった。停車駅は浅草、北千住、春日部、東武動物公園、板倉東洋大前、新大平下、栃木、新栃木、新鹿沼、下今市、東武日光。その後、2006年以降、大部分が東武動物公園以北各駅停車の区間快速に置き換えられた。2017年のリバティけごん・きぬ運転開始に伴い、日中の便は事実上置き換えられる形となり休止。朝、夕方の便が南栗橋以北で急行という形で運行する様になった。
区間快速[編集]
- 2006年のダイヤ改正で登場。それまで運転されていた快速の大半を置き換えた。停車駅は浅草、北千住、春日部、東武動物公園と、東武動物公園からの日光線内は各駅に停まるという列車だった。2013年のダイヤ改正で快速区間が延長され、板倉東洋大前、新大平下に停まり、新大平下から各駅に停まるという変更がされたが本数が半減した。なお、このとき上り浅草行きの快速は全て区間快速になった。2017年のダイヤ改正で快速とともに廃止になった。
区間急行(南栗橋発着)[編集]
- 2017年のダイヤ改正で登場。従来の区間快速を南栗橋分断の上、設定された。停車駅は南栗橋、栗橋、板倉東洋大前、新大平下と、新大平下から東武日光までの各駅。従来の区間快速の停車駅+南栗橋、栗橋と考えてよい。上り列車を中心に設定されていたが、2022年のダイヤ改正で消滅した。なお2017年以前に浅草発着の区間急行が新栃木まで乗り入れていたが、これとは関係ない。
AIZUマウントエクスプレス[編集]
- 当該記事参照。2022年3月、日光線での運行を終了。
過去の快速急行→有料急行→特急[編集]
- だいや → きりふり(晩年は土日祝日運転、2022年運行終了)
- しもつけ(東武宇都宮直通。2020年運行終了)
- おじか → ゆのさと(鬼怒川線直通。2017年運行終了)
- 南会津(野岩・会津鉄道直通。2005年運行終了)
駅一覧[編集]
- 東武動物公園 - 南栗橋間の急行・区間急行・準急・区間準急は各駅に停車する(表中では省略)。北千住方面からの急行・区間急行・準急・区間準急は東武動物公園 - 南栗橋間のみ、東武日光方面の急行・区間急行は南栗橋 - 東武日光間のみ運転。
- 特急列車については、本表の他、「けごん」・「リバティけごん」・「リバティ会津」・「きぬ」・「リバティきぬ」、「きりふり」、「日光」・「きぬがわ」・「スペーシアきぬがわ」も参照。
- かつては快速「AIZUマウントエクスプレス」も運行していた。詳細は列車記事を参照。
- :停車、x:一部停車(詳細は注釈参照)、|:通過、↑:通過(矢印の方向のみ運転)
- 線路 … 全線複線
- 特急列車を除いて、南栗橋駅を境界駅とした系統分離が行われている。
駅番号 | 駅名 | 駅間キロ | 累計キロ | 特急 | 急行 | 特急連絡 | 接続路線 | 所在地 | ||
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東武動物 公園から |
浅草 から | |||||||||
直通運転区間 | TS 伊勢崎線(東武スカイツリーライン)北千住駅経由 ○区間急行・区間準急…浅草駅まで ○急行・準急… 押上駅・Z 東京メトロ半蔵門線経由 DT 東急田園都市線中央林間駅まで ○普通… H 東京メトロ日比谷線中目黒駅まで | |||||||||
TS-30 | 東武動物公園駅 | - | 0.0 | 41.0 | a | 東武鉄道:TS TI 伊勢崎線(東武スカイツリーライン)(直通運転:上記参照) | 埼玉県 | 南埼玉郡 宮代町 | ||
TN-01 | 杉戸高野台駅 | 3.2 | 3.2 | 44.2 | b | 北葛飾郡 杉戸町 | ||||
TN-02 | 幸手駅 | 2.6 | 5.8 | 46.8 | | | 幸手市 | ||||
TN-03 | 南栗橋駅 | 4.6 | 10.4 | 51.4 | e | 久喜市 | ||||
TN-04 | 栗橋駅 | 3.5 | 13.9 | 54.9 | | | 東日本旅客鉄道:■東北本線(宇都宮線)・■湘南新宿ライン(栃木方面から一部の特急のみ新宿駅まで直通運転)・■上野東京ライン | ||||
TN-05 | 新古河駅 | 6.7 | 20.6 | 61.6 | | | | | 加須市 | |||
TN-06 | 柳生駅 | 3.0 | 23.6 | 64.6 | | | | | ||||
TN-07 | 板倉東洋大前駅 | 2.0 | 25.6 | 66.6 | c | 群馬県 邑楽郡 板倉町 | ||||
TN-08 | 藤岡駅 | 3.9 | 29.5 | 70.5 | | | | | 栃木県 | 栃木市 | ||
TN-09 | 静和駅 | 7.8 | 37.3 | 78.3 | | | | | ||||
TN-10 | 新大平下駅 | 2.8 | 40.1 | 81.1 | | | |||||
TN-11 | 栃木駅 | 4.8 | 44.9 | 85.9 | 東日本旅客鉄道:■両毛線 | |||||
TN-12 | 新栃木駅 | 3.0 | 47.9 | 88.9 | d | 東武鉄道:TN 宇都宮線(南栗橋駅・栃木駅方面から東武宇都宮駅まで直通あり) | ||||
TN-13 | 合戦場駅 | 2.1 | 50.0 | 91.0 | | | | | ||||
TN-14 | 家中駅 | 2.4 | 52.4 | 93.4 | | | | | ||||
TN-15 | 東武金崎駅 | 4.2 | 56.6 | 97.6 | | | | | ||||
TN-16 | 楡木駅 | 4.6 | 61.2 | 102.2 | | | | | 鹿沼市 | |||
TN-17 | 樅山駅 | 3.0 | 64.2 | 105.2 | | | | | ||||
TN-18 | 新鹿沼駅 | 2.6 | 66.8 | 107.8 | ||||||
TN-19 | 北鹿沼駅 | 3.0 | 69.8 | 110.8 | | | | | ||||
TN-20 | 板荷駅 | 5.1 | 74.9 | 115.9 | | | | | ||||
TN-21 | 下小代駅 | 3.6 | 78.5 | 119.5 | | | | | 日光市 | |||
TN-22 | 明神駅 | 2.8 | 81.3 | 122.3 | | | | | ||||
TN-23 | 下今市駅 | 6.1 | 87.4 | 128.4 | 東武鉄道:TN 鬼怒川線(南栗橋駅・新栃木駅方面、東武日光駅方面の双方向から直通あり) | |||||
鬼怒川線方面直通運転区間 | ○新藤原駅・野岩鉄道会津鬼怒川線経由会津鉄道会津線会津田島駅まで(快速「AIZUマウントエクスプレス」はJR只見線会津若松駅まで) | |||||||||
TN-24 | 上今市駅 | 1.0 | 88.4 | 129.4 | | | | | ↑ | 栃木県 日光市 | ||
TN-25 | 東武日光駅 | 6.1 | 94.5 | 135.5 |
- a - りょうもう号が停車。日光線の特急は全て通過。
- b - 夕方以降の北行に限り停車。
- c - 朝の北行1本のみ停車。
- d - 早朝の南行始発1本と、深夜の北行終着1本のみ停車。
- e - 朝の南行3本と夜の北行6本のみ停車。
待避可能な途中駅[編集]
特に記載の無い駅は両方向の列車の待避が可能である。
かつては、幸手駅(上下共用)、藤岡駅、板荷駅(通過線のみ)、下小代駅(上下共用)に待避線が設けられていたが、幸手駅は杉戸高野台駅および南栗橋駅へ、藤岡駅は板倉東洋大前駅へ待避機能が集約され、板荷駅はホーム延長、下小代駅は使用頻度の減少により撤去された。
留置線のある駅[編集]
- 東武動物公園駅(伊勢崎線用)
- 南栗橋駅(南栗橋車両管区を併設。一般列車の全列車が当駅始発・終着である)
- 栃木駅(春日部方に留置線がある。日光線・宇都宮線列車の新栃木方面への折り返しに使われる)
- 新栃木駅(南栗橋車両管区新栃木出張所を併設。南栗橋工場出場車の試運転の折り返しにも使われる)
- 下今市駅
廃駅[編集]
- 新古河荷扱所((旧)新古河駅)
- 栗橋 - 新古河間 1929年(昭和4年)4月1日、旅客駅「新古河駅」として開業。1935年(昭和10年)7月21日、新「新古河」駅開業により荷扱所化、1969年(昭和44年)5月1日信号所化、1981年(昭和56年)9月15日廃止。
- 東武野口駅
- 上今市 - 東武日光間 1945年(昭和20年)8月8日開業、同月廃止。
過去の接続路線[編集]
- 東武日光駅:東武日光軌道線
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 東武日光線
- 東武鉄道沿線情報 -北関東エリア- 【公式】(@Tobu_Kitakanto) - X(旧:Twitter)
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