急行 (列車種別)

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急行(きゅうこう)とは日本鉄道路線バスにおいて、主要駅にのみ停車する種別である。

概要[編集]

中長距離のJR以外の鉄道事業者(民鉄)には必ず存在する列車種別[注 1]で、大手私鉄を中心に乗車券のみで乗れる速達列車が大勢である。

国鉄では、1960年代前半まで、中央線 (急行線)、京阪神地区(通称:関西急電)、阪和線に乗車券のみで利用できる「急行電車(阪和線には特急電車も)」が存在したが、徐々に快速列車の名称に変更した。

JRグループは2016年4月以降、有料急行列車は臨時運行のみであるが、旅客営業規則には急行列車や急行券の制度が残っている。また、指定席券乗車整理券が急行券制度と連動することもあって、マルス (システム) 改訂の莫大な作業からして費用対効果が少なく、JRグループで私鉄の大勢に合わせることや乗車券のみで乗車可能な準急列車の設定は困難である。

派生種別[編集]

海外[編集]

リヒテンシュタインスイスといった国で運行されている。

関連項目[編集]

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  1. 山陽電気鉄道のように現在も設定休止中扱いの事業者、静岡鉄道遠州鉄道のように列車頻発のため廃止した事業者、近鉄志摩線のように過去に運行していた線区もある。
    かつては急行料金を徴収していた東武鉄道スカイツリーライン系、秩父鉄道でも乗車券だけで乗れる急行となった。