ミュージックてれびくん
ミュージックてれびくん(ミュージックてれびくん, 英: MUSIC TV KUN、Music Terebi Kun〈略称はMTK〉[1]。)は、NHK Eテレ(当時・教育テレビジョン)の子供向けバラエティ番組『天才てれびくん』で放送された音楽コーナーである。1998年(平成10年)4月6日から2014年(平成26年)3月26日まで『天才てれびくん』→『天才てれびくんワイド』→『天才てれびくんMAX』→『大!天才てれびくん』で放送。後のバンドブームやダンスブームを先取りし、牽引してきた[2]。2022年(令和4年)2月9日からは『天才てれびくんhello,』で放送[3][4]。
概要[編集]
ミュージック・ビデオをメインコンテンツとする音楽専門チャンネル「MTV」のオマージュであり、コーナー略称「MTK」や1998年度から2004年度にかけての洋楽カバーもMTVを意識したものである。
基本的にはてれび戦士による歌やダンスをパフォーマンスを行うミュージック・ビデオ企画であるが、中にはてれび戦士が司会者、コーナー出演者と組んだりすることもある[5]。また視聴者参加型企画として「MTK全国オーディション」が2009年度と2010年度に開催された[1][6][7]。
1998年度から2003年度まではMTKロゴの下部に日本語「ミュージックてれびくん」が極小表記されていたが、2005年度以降は省略されている(2004年度は新旧ロゴを併用)。通常、MVにMTKロゴが表示(白色で透過されたもの)されている。1998年度から2004年度までは右下(JUNGLE FUTUREは左下)に。ただし、2006年度から2008年度はカラーで透過されたものを左上(オレンジは右上)に表示している(勇気は時を超えるは非表示)。2005年度、2009年度・2010年度は非表示。2011年度から2013年度は白色で透過されたものを左上に表示している。
1998年(平成10年)度の「8cm」から始まり、2013年(平成25年)度まで、合計で2バージョン存在する曲(あこがれ 〜acoustic version〜/あこがれ〜 hip-hop version〜と風の自転車/風の自転車〜エレクトロニカver.〜)とボーカル新録の曲(誕生日のうた/誕生日のうた2006)を含め166曲に至る。内、21曲はエンディングMTK。
楽曲一覧[編集]
- 1990年代:1998年度 - 1999年度
- 2000年代:2000年度 - 2001年度 - 2002年度 - 2003年度 - 2004年度 - 2005年度 - 2006年度 - 2007年度 - 2008年度 - 2009年度
- 2010年代:2010年度 - 2011年度 - 2012年度 - 2013年度
- 2020年代:2021年度 - 2022年度 - 2023年度
TTK ROCKS[編集]
TTK ROCKS(ティーティーケーロックス)は、2001年度コーナー。歌の歌詞も公募から[8]。
TIMKY[編集]
TIMKY(ティムキー)は、コーナー内で生まれたバンドで、演奏はすべて自分たちで行っている[8]。バンド名はメンバー全員のイニシャルを並べたもの[8]。
- メンバー[8]
名前 | プロフィール | 担当 |
---|---|---|
熊木翔 (くまき しょう) |
ヴォーカル | |
山元竜一 (やまもと りゅういち) |
ギター | |
俵小百合 (たわら さゆり) |
ドラム | |
岩井七世 (いわい ななせ) |
キーボード | |
村上東奈 (むらかみ はるな) |
ベース | |
俵有希子 (たわら ゆきこ) |
コーラス | |
種ともこ (たね ともこ) |
コーラス |
- 曲目
- 空になりたい
脚注[編集]
- ↑ a b “あの杉浦太陽がデビューに涙したグループが遂に・・” (プレスリリース), エイベックス・マーケティング, (2009年11月4日), オリジナルの2016年8月22日時点によるアーカイブ。 2022年10月8日閲覧。
- ↑ “「大!天てれ展」~放送20周年記念感謝祭~”. イベント情報. NHKスタジオパーク. 2013年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月13日確認。
- ↑ “天てれMTKが復活!あっこゴリラが楽曲提供、木村昴はM(めっちゃ)T(ときめき)K(木村昴状態)に”. ナタリー (ナターシャ). (2022年2月3日) 2022年2月7日閲覧。
- ↑ “小室哲哉、天てれMTKに“こんな地球だったらいいな”の思い込めた新曲提供”. ナタリー (ナターシャ). (2022年10月6日) 2022年10月8日閲覧。
- ↑ 『Dream5』 - コトバンク
- ↑ “杉浦太陽が涙して喜んだローティーンダンスグループ、Dream5がデビュー”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2009年11月4日) 2022年10月8日閲覧。
- ↑ a b c d 企画,制作:NHKソフトウェア『ミュージックてれびくん ザ・ビデオIII』発行,販売:NHKソフトウェア、2003年